南駒ヶ岳・越百山から周回

2009年06月07日(日) [日帰り]

• GPS: 10:55
• 距離: 17.9km
• 登り: 2,078m
• 下り: 2,069m

コースタイム

4:20今朝沢橋-5:05福栃橋-5:30下の水場(1.3L/min)-5:40下のコル-6:35上のコル-7:05上の水場-8:00越百小屋-8:55越百山-10:20仙涯嶺-11:50南駒ケ岳-15:00越百山分岐-(MTB)-15:15今朝沢橋

天候

晴　後　曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

・今朝沢橋手前の越百山登山口下の駐車場あり、その先の林道にはゲート
・福栃橋の越百山登山口にMTBをデポして、南駒ヶ岳からの下山時に回収

コース状況／危険箇所等

・上部に残雪残る、仙涯嶺〜南駒ヶ岳は岩場の急勾配の難所(状況によりアイゼンがないと通過困難な場合がある)

写真

6/7 6:47

上のコル付近からの御嶽山

6/7 7:05

上の水場の豊富な冷たい流水で生き返る

6/7 7:17

栃尾山の西面は急勾配の針葉樹林帯、ミツバオウレンが咲いていた

6/7 7:49

トラバース部の展望地からの乗鞍岳と穂高岳、手前は蕎麦粒岳

6/7 8:02

小さな越百小屋、1992年に避難小屋の隣に2階建ての小屋が建てられた

6/7 8:03

越百小屋からの南駒ヶ岳

6/7 8:58

越百山山頂からの安平路山、既にガスが湧き始めた

6/7 9:02

越百山からの南越百山の北面、残雪が残る

6/7 10:07

越百山から望む南駒ヶ岳と仙涯嶺、越百山頂上に到着する頃には伊那側からガズが湧き始め、南アルプスや伊那谷は一部しか見えなくなっていまった

6/7 10:16

北側からのハイマツに覆われた越百山

6/7 11:00

仙涯嶺からの南駒への難所、先行するパーティーが見えた、雪面の急登とトラバース部があった

6/7 11:53

南駒ヶ岳から望む空木岳と赤椰岳

6/7 12:05

南駒ヶ岳山頂の小さな祠

6/7 12:35

西側稜線からの空木岳と南駒ヶ岳からの下り

6/7 13:38

途中のイワウチワの群落

6/7 14:30

南駒ヶ岳登山口下部にもホンシャクナゲが咲いていた

6/7 15:01

林道を歩くと、越百山分岐に到着、MTBを回収し、ブレーキをかけながら一気に林道を下り駐車場へ

撮影機器：

EOS Kiss デジタル X CANON

感想

アルプス岳

　木曽側からの越百山の登山口の駐車場で外に出ると虫(蚊?)の攻撃にあい、じっとしていることができずにMTBを押してスタート。すぐ先の橋にゲートがあり、MTBを担いで通過。ほどんど平地がないため、漕げる箇所は一部のみだった。越百山の分岐のベンチの場所にMTBをデポして、越百山に向かう。すぐ先にある砂防堰堤の下で冷たい沢水に汲み替えた。トラバース気味に登って行くと下の水場に到達。パイプから細い水が出ていた。時計とペットボトルで流量を測定した。500mlが満杯になる秒数から、流量は1.3(L/min)だった。急斜面を上って行くと、シャクナゲ尾根に、ホンシャクナゲが咲いていた。その先には、コイワカガミ、スズラン、ミツバオウレンなどが咲いていた。
　途中の樹間からは残雪が残る御嶽山が見えた。北側に分岐して少し下ると、上の水場では冷たい沢水が豊富に流れていた。この水場は涸れないように思えた。その先は背の高い針葉樹林の急勾配が続き、栃尾山の北側を巻くと展望地があり、御嶽山、乗鞍岳、槍ヶ岳、穂高岳、南駒ヶ岳などが見渡せた。その先少し下ると鞍部付近に小さな越百小屋が現れた。周辺には残雪があり、雪道となり山頂へ向かった。山頂には新しい木製の標識が設置されていた。富士山や南アルプスの展望を期待していたが、早くも東の伊那側から雲が湧き出して、多くの視界が遮られてしまった。
　ハイマツと花崗岩稜線を下り急な岩場を上ると仙涯嶺の頂上付近に達した。標識が無く、山頂は分かりにくい。その先の岩場を大きく下り、再び急勾配を上り南駒ヶ岳へ向かった。先行する登山者がいて苦労しながら進んでいた。急こう配の雪面にステップができていた。途中で追い越して南駒ヶ岳山頂に到着。手前にあるピークは偽のピークだった。山頂には小さな祠をあり、一瞬ガスの切れ間から空木岳が見えた。その奥の木曽駒ヶ岳は雲に隠れていた。
　その先は岩場の尾根をペイントマークを頼り延々と下りが続いた。要所には標識が整備されていた。株でイワウチワの大群落があった。林道の手前でもホンシャクナゲが咲いていた。鉄製の階段を下ると林道の降り、30分程下ると、朝MTBをデポした地点に到着。その先は、MTBでブレーキをかけながら一気に下った。南駒ヶ岳から下る途中では誰とも会うことはなかった。