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Yamareco

記録ID: 1082890
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

2017-03-11〜12 天狗尾根・ツルネ東稜(赤岳東面)

2017年03月11日(土) 〜 2017年03月12日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
30:51
距離
21.2km
登り
2,088m
下り
2,079m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:30
休憩
0:00
合計
9:30
7:19
570
スタート地点
16:49
宿泊地
2日目
山行
8:04
休憩
0:00
合計
8:04
6:06
484
宿泊地
14:10
ゴール地点
7:21 美し森無料駐車場
7:51 天女山方面・たかね荘方面分岐
9:04 出合小屋
9:24 本谷・赤岳沢分岐
14:09 天狗尾根 大天狗
15:39 真教寺尾根分岐
15:41 竜頭峰
15:44 赤岳
15:52 文三郎尾根分岐
16:44 行者小屋
9:48 キレット小屋
10:33 ツルネ
12:15 ツルネ東稜取付き点
天候 晴天。
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美し森駐車場。
コース状況/
危険箇所等
・出会い小屋まではアイゼン不要。(雪はあったけど、踏まれていて、斜度もない)
・天狗尾根は、かんじき不要。この日はトレースもありました。
・ツルネ東稜は、かんじきがあった方が良かったかも。たまに腿の付け根まで踏み抜き、脚が抜けなくなりました。トレースは下の方はありました。
出会い小屋。
2017年03月11日 09:10撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 9:10
出会い小屋。
天狗尾根下部。
2017年03月11日 10:15撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 10:15
天狗尾根下部。
左から、権現岳、旭岳、ツルネ。
2017年03月11日 10:16撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 10:16
左から、権現岳、旭岳、ツルネ。
樹林の登りが長すぎて飽きた。
やっと岩場。
2017年03月11日 11:43撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 11:43
樹林の登りが長すぎて飽きた。
やっと岩場。
権現岳、旭岳、ツルネ。
ツルネから左に降りてきている尾根が、ツルネ東稜。
明日は、あれで帰ります。
2017年03月11日 11:43撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 11:43
権現岳、旭岳、ツルネ。
ツルネから左に降りてきている尾根が、ツルネ東稜。
明日は、あれで帰ります。
素手でダンプカーと戦えって言われてるような気がした…(/´△`\)
まあ、全部巻いたけど…。
2017年03月11日 13:18撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 13:18
素手でダンプカーと戦えって言われてるような気がした…(/´△`\)
まあ、全部巻いたけど…。
巻きます。
ザイルワークが酷すぎて、気力と時間がない…。
2017年03月11日 13:41撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 13:41
巻きます。
ザイルワークが酷すぎて、気力と時間がない…。
稜線まで来て、阿弥陀岳と中岳が見えました。
2017年03月11日 15:12撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 15:12
稜線まで来て、阿弥陀岳と中岳が見えました。
竜頭峰。
竜頭峰から文三郎道までのトラバースが地獄の恐ろしさでした。
2017年03月11日 15:12撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 15:12
竜頭峰。
竜頭峰から文三郎道までのトラバースが地獄の恐ろしさでした。
文三郎道の途中から、赤岳南峰リッジへ続く踏み跡がありました。
先週の、nukaboshiさんichigoさんのがまだ残ってたのかな?
2017年03月11日 15:53撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 15:53
文三郎道の途中から、赤岳南峰リッジへ続く踏み跡がありました。
先週の、nukaboshiさんichigoさんのがまだ残ってたのかな?
今日は初めて行者小屋で泊まります。
2017年03月11日 17:42撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 17:42
今日は初めて行者小屋で泊まります。
水場からは、赤岳も綺麗に見えます。
景色は、赤岳鉱泉よりも、こっちの方がいいです。
2017年03月11日 17:42撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/11 17:42
水場からは、赤岳も綺麗に見えます。
景色は、赤岳鉱泉よりも、こっちの方がいいです。
翌朝。
さあ、帰ります。
2017年03月12日 08:13撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/12 8:13
翌朝。
さあ、帰ります。
富士山も。
2017年03月12日 08:13撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/12 8:13
富士山も。
初めて、赤岳から南側に来ました。
一般道とは思えない荒々しさでしたが、ここまで来れば、ひと安心。
2017年03月12日 09:04撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/12 9:04
初めて、赤岳から南側に来ました。
一般道とは思えない荒々しさでしたが、ここまで来れば、ひと安心。
権現岳、旭岳、その下の、なだらかな小ピークがツルネ。
ツルネから左へ延びている尾根がツルネ東稜。けっこう急斜度に見えます…。
さらに手前の丸っこいピークは、名前がないみたい。
2017年03月12日 09:04撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/12 9:04
権現岳、旭岳、その下の、なだらかな小ピークがツルネ。
ツルネから左へ延びている尾根がツルネ東稜。けっこう急斜度に見えます…。
さらに手前の丸っこいピークは、名前がないみたい。
阿弥陀岳 南稜が一望でした。
飛行機雲が突っ込んでいるコブがP1。
その右のコブがP2。
その右のデカイのがP3。
さらにP4。
そして、阿弥陀岳 山頂。
2017年03月12日 09:04撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/12 9:04
阿弥陀岳 南稜が一望でした。
飛行機雲が突っ込んでいるコブがP1。
その右のコブがP2。
その右のデカイのがP3。
さらにP4。
そして、阿弥陀岳 山頂。
昨日登った、天狗尾根を振り返って。
2017年03月12日 09:41撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/12 9:41
昨日登った、天狗尾根を振り返って。
ツルネに到着。
2017年03月12日 10:29撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/12 10:29
ツルネに到着。
天狗尾根。
とんがってんなー。
2017年03月12日 10:29撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/12 10:29
天狗尾根。
とんがってんなー。
ツルネ東稜の末端の対岸の岩壁のツララ。
この辺りの岩壁には、そこらじゅうにツララがありました。
無事、下山です。
2017年03月12日 12:02撮影 by  SH-08E, SHARP
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3/12 12:02
ツルネ東稜の末端の対岸の岩壁のツララ。
この辺りの岩壁には、そこらじゅうにツララがありました。
無事、下山です。

装備

個人装備
タイツ ズボン グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター バラクラバ 毛帽子 アイゼン ピッケル 行動食 飲料 水筒(保温性) コンロ コッヘル 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 タブレット端末 予備バッテリー ロープ 8.5mm50m 登攀具 タオル ヘルメット ゴーグル サングラス ナイフ マッチ ローソク ライター 保険証コピー ツェルト

感想

・天狗尾根は、基本的に全て岩峰は巻いたので、岩登りパートは殆どありませんでした。
それでも、初めて赤岳主稜に登った時よりも怖く感じた。
赤岳主稜のような高度感はありませんが、岩壁のトラバースや、不安定な腐れ雪の急斜面の登りがあって、難しいというよりも、怖い。怖かった。
ザイルワークの不備もあって、それに関しては、自分の実力の無さを思い知らされました。

2日目は、ソロで石尊稜…とか思っていたけど、完全に心折られて中止しました。
結局、2日目はどこも登らず、意気消沈しての下山となりました。
昨年、硫黄岳から赤岳の縦走敗退した時以来の…いや、それ以上に落ち込んでしまいそう。

・竜頭峰からは、文三郎道へのトラバースを選択しました。
天狗尾根と同じか、それ以上の恐怖でした。
翌日も、トラバースして戻ったわけですが、二度と行きたくないです。
何故あれがルートとして認識されているのか、意味が分かりません…。

・ツルネ東稜は、しっかりトレースがあるものだと思っていたら、ほぼノートレースの軽いラッセルでした。
尾根がかなり細い箇所もいくつかあり、慎重に歩を進めました。
地形図・コンパス・高度計を総動員しての尾根の下りの地図読みは楽しかったです。
(高度計は最近まで持っていなかったので、今までは地形図と実際の地図とを見比べて現在地を認識するしかなかったので、ひたすら長い尾根とかでは現在地の特定がなかなか難しい部分もあったのですが、高度計(安いアナログのやつだけど。)を手に入れた事で、より正確に現在地を認識出来るようになりました。)

※次回に気を付けようと思う事。
・ソロでザイルを延ばしながら登る際、ザイルが木とかに絡まると、不安定な雪の急斜面で登る事も降りる事も出来ずにセミになってしまう。(ええ…、今回そういう事がありましたとも…。しかも、スタート地点の木に絡まってた…。)
◎登り出す前ザイルの周りの状況をよく確認しておく事が必要かな。

・ザイルが絡まないようにと、木と木の間の雪の急斜面に垂らして登ると、次の支点まで左上したりする場合に、ザイルの重さプラス、木の抵抗が掛かってしまい、辛い思いをしてしまう。(ええ…、今回そういう事がありましたとも…。なんで木の間になんか垂らしたんだ…。)
◎次に登る方向をよく考え、確認した上で、ザイルの置場所を決める必要があるかな。

・ザイルを引き上げる際、途中の岩に挟まってしまってザイルが引き上げられなくなる場合がある。(ええ…、今回そういう事がありましたとも…。登って降りて登り返したばかりなのに、仕方なく、もう一回降りて登りました。他のパーティー居なくて良かった…。)
◎最初に登って支点を作ったあと、ザイルを引き上げた方がいいかな。
その時点で引っ掛かってしまっても、どうせ一度は降りるので、その時に対処できる。

まあ、失敗は成功のもとって言うから…。

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コメント

ロープの流れ
そやのんさん、おはようございます(^.^)

けっこう無茶なことやってる風に見えて、実は慎重に考えてるんだなぁ〜って思っちゃいました(失礼w)
え?キミには言われたくない?失礼しやした😁

ロープって、流れ方を考慮しないと危ないですよね〜
僕も、ロープのせいで逆に死ぬほど怖い思いをしたこともありますので、なんか読んでて共感してしまいました(^_^;)

「いま落ちたらどんな格好になる?」「このままロープを伸ばしたらどうなる?」って、常に先を想像するように注意してますが、疲れてくるとそれも散漫になるのですが…

こちらは、先日病み上がりでラッセル祭りしてきました!咳をしすぎてくるしかったけど、新潟の山は、まだまだ冬の様子でしたよ〜
また、ご一緒させてくださいね♪
2017/3/13 7:20
bicycleさん(*^^*)
下山してから反省は出来るけど、現場で落ち着いて考えたり、対応するのって、なかなかねー…(^^;
先の事を想像しながら…、難しいですね。

ラッセル、お疲れ様でした(*^^*)
2017/3/13 17:55
結構ロープ使ったんだね
灌木帯のロープワークは厄介でしょ。
先日の南峰リッジでは、のっぺらした雪面にあるエビのしっぽにロープが引っかかってクライムダウンしました。ならフリーのが良かったのに・・・という程度の斜面ですからね。ロープ出す方がリスクになるってこともソロの場合は考慮すべきかもしれません。
アイスの方がロープ引っかからなくていいかもね
2017/3/13 11:14
nukaboshiさん(*^^*)
今までは、ソロの時はいつもフリーで行っちゃえって感じで、ザイルワークから逃げてばかりいたので、そのつけが今回まとめて降りかかってきてしまいました。
阿弥陀岳南稜・北稜や赤岳主稜のソロの時は、日帰りの軽装で、ザイルも持たずに登っていたのですが、今回はちょっと荷物が重かったのもあって、フリーで行ける気がしませんでした。
そういう時の為に、ちゃんとザイル使えるようになっておかないとダメですね。
人気ないルートみたいだし、また練習しに行ってみてもいいかなーと思います(*^^*)
2017/3/13 18:26
おつかれさま♪
八ヶ岳に疎い私は知らないルート🎶
そっか、怖かったんですね。

ロープの失敗??もあったようで、
色々と得るものがあったと思います(*´˘`*)
きっと同じミスは今後はしないですもんね(´▽`*)
そういう意味できっと良い山行だったんじゃないかなぁ♪

征矢野さんの向上心にはホント感心させられます。尊敬〜
2017/3/15 20:45
FEELさん(*^^*)
東面は、僕もあんまり歩いてないんですけど、無雪期に歩いた真教寺尾根や県界尾根も結構険しいルートでした。
下の方はただの樹林帯なんですけど、上の方が急な岩場なんですよねー。
地獄谷はアイスの人が何パーティーも入っていました。
沢登りルートもありますので、FEELさんも夏に行かれてみてはどうでしょうか?(*^^*)

自分でやってみて、失敗して学ぶ事って多いですよね。
そういう意味では、楽しかったです。怖かったけど(^-^;
ちょっとづつ、覚えていきたいと思います。
2017/3/15 22:26
お疲れ様でした。
ちょっと心配だったので無事で何よりです。
積雪期はトラバースルート危ないですよ
2017/3/16 21:45
jaian37さん(*^^*)
だねっ!!(^^;
ヤバイわ、あのトラバースは。
無雪期でも怖そうなルートだもんね。
2度とあそこは通らない!!

石尊稜は、フリーなら行けるかもしれないけど、登攀具とザイル持って登るのはソロだと大変そうだよね。
天狗尾根を挟んだお陰で踏みとどまれたよ…。
御心配お掛けしました(^-^;
2017/3/18 22:20
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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