2017-03-11〜12 天狗尾根・ツルネ東稜(赤岳東面)


- GPS
- 30:51
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,088m
- 下り
- 2,079m
コースタイム
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:30
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:04
7:51 天女山方面・たかね荘方面分岐
9:04 出合小屋
9:24 本谷・赤岳沢分岐
14:09 天狗尾根 大天狗
15:39 真教寺尾根分岐
15:41 竜頭峰
15:44 赤岳
15:52 文三郎尾根分岐
16:44 行者小屋
9:48 キレット小屋
10:33 ツルネ
12:15 ツルネ東稜取付き点
天候 | 晴天。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・出会い小屋まではアイゼン不要。(雪はあったけど、踏まれていて、斜度もない) ・天狗尾根は、かんじき不要。この日はトレースもありました。 ・ツルネ東稜は、かんじきがあった方が良かったかも。たまに腿の付け根まで踏み抜き、脚が抜けなくなりました。トレースは下の方はありました。 |
写真
装備
個人装備 |
タイツ
ズボン
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒(保温性)
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
タブレット端末
予備バッテリー
ロープ 8.5mm50m
登攀具
タオル
ヘルメット
ゴーグル
サングラス
ナイフ
マッチ
ローソク
ライター
保険証コピー
ツェルト
|
---|
感想
・天狗尾根は、基本的に全て岩峰は巻いたので、岩登りパートは殆どありませんでした。
それでも、初めて赤岳主稜に登った時よりも怖く感じた。
赤岳主稜のような高度感はありませんが、岩壁のトラバースや、不安定な腐れ雪の急斜面の登りがあって、難しいというよりも、怖い。怖かった。
ザイルワークの不備もあって、それに関しては、自分の実力の無さを思い知らされました。
2日目は、ソロで石尊稜…とか思っていたけど、完全に心折られて中止しました。
結局、2日目はどこも登らず、意気消沈しての下山となりました。
昨年、硫黄岳から赤岳の縦走敗退した時以来の…いや、それ以上に落ち込んでしまいそう。
・竜頭峰からは、文三郎道へのトラバースを選択しました。
天狗尾根と同じか、それ以上の恐怖でした。
翌日も、トラバースして戻ったわけですが、二度と行きたくないです。
何故あれがルートとして認識されているのか、意味が分かりません…。
・ツルネ東稜は、しっかりトレースがあるものだと思っていたら、ほぼノートレースの軽いラッセルでした。
尾根がかなり細い箇所もいくつかあり、慎重に歩を進めました。
地形図・コンパス・高度計を総動員しての尾根の下りの地図読みは楽しかったです。
(高度計は最近まで持っていなかったので、今までは地形図と実際の地図とを見比べて現在地を認識するしかなかったので、ひたすら長い尾根とかでは現在地の特定がなかなか難しい部分もあったのですが、高度計(安いアナログのやつだけど。)を手に入れた事で、より正確に現在地を認識出来るようになりました。)
※次回に気を付けようと思う事。
・ソロでザイルを延ばしながら登る際、ザイルが木とかに絡まると、不安定な雪の急斜面で登る事も降りる事も出来ずにセミになってしまう。(ええ…、今回そういう事がありましたとも…。しかも、スタート地点の木に絡まってた…。)
◎登り出す前ザイルの周りの状況をよく確認しておく事が必要かな。
・ザイルが絡まないようにと、木と木の間の雪の急斜面に垂らして登ると、次の支点まで左上したりする場合に、ザイルの重さプラス、木の抵抗が掛かってしまい、辛い思いをしてしまう。(ええ…、今回そういう事がありましたとも…。なんで木の間になんか垂らしたんだ…。)
◎次に登る方向をよく考え、確認した上で、ザイルの置場所を決める必要があるかな。
・ザイルを引き上げる際、途中の岩に挟まってしまってザイルが引き上げられなくなる場合がある。(ええ…、今回そういう事がありましたとも…。登って降りて登り返したばかりなのに、仕方なく、もう一回降りて登りました。他のパーティー居なくて良かった…。)
◎最初に登って支点を作ったあと、ザイルを引き上げた方がいいかな。
その時点で引っ掛かってしまっても、どうせ一度は降りるので、その時に対処できる。
まあ、失敗は成功のもとって言うから…。
そやのんさん、おはようございます(^.^)
けっこう無茶なことやってる風に見えて、実は慎重に考えてるんだなぁ〜って思っちゃいました(失礼w)
え?キミには言われたくない?失礼しやした😁
ロープって、流れ方を考慮しないと危ないですよね〜
僕も、ロープのせいで逆に死ぬほど怖い思いをしたこともありますので、なんか読んでて共感してしまいました(^_^;)
「いま落ちたらどんな格好になる?」「このままロープを伸ばしたらどうなる?」って、常に先を想像するように注意してますが、疲れてくるとそれも散漫になるのですが…
こちらは、先日病み上がりでラッセル祭りしてきました!咳をしすぎてくるしかったけど、新潟の山は、まだまだ冬の様子でしたよ〜
また、ご一緒させてくださいね♪
下山してから反省は出来るけど、現場で落ち着いて考えたり、対応するのって、なかなかねー…(^^;
先の事を想像しながら…、難しいですね。
ラッセル、お疲れ様でした(*^^*)
灌木帯のロープワークは厄介でしょ。
先日の南峰リッジでは、のっぺらした雪面にあるエビのしっぽにロープが引っかかってクライムダウンしました。ならフリーのが良かったのに・・・という程度の斜面ですからね。ロープ出す方がリスクになるってこともソロの場合は考慮すべきかもしれません。
アイスの方がロープ引っかからなくていいかもね
今までは、ソロの時はいつもフリーで行っちゃえって感じで、ザイルワークから逃げてばかりいたので、そのつけが今回まとめて降りかかってきてしまいました。
阿弥陀岳南稜・北稜や赤岳主稜のソロの時は、日帰りの軽装で、ザイルも持たずに登っていたのですが、今回はちょっと荷物が重かったのもあって、フリーで行ける気がしませんでした。
そういう時の為に、ちゃんとザイル使えるようになっておかないとダメですね。
人気ないルートみたいだし、また練習しに行ってみてもいいかなーと思います(*^^*)
八ヶ岳に疎い私は知らないルート🎶
そっか、怖かったんですね。
ロープの失敗??もあったようで、
色々と得るものがあったと思います(*´˘`*)
きっと同じミスは今後はしないですもんね(´▽`*)
そういう意味できっと良い山行だったんじゃないかなぁ♪
征矢野さんの向上心にはホント感心させられます。尊敬〜
東面は、僕もあんまり歩いてないんですけど、無雪期に歩いた真教寺尾根や県界尾根も結構険しいルートでした。
下の方はただの樹林帯なんですけど、上の方が急な岩場なんですよねー。
地獄谷はアイスの人が何パーティーも入っていました。
沢登りルートもありますので、FEELさんも夏に行かれてみてはどうでしょうか?(*^^*)
自分でやってみて、失敗して学ぶ事って多いですよね。
そういう意味では、楽しかったです。怖かったけど(^-^;
ちょっとづつ、覚えていきたいと思います。
ちょっと心配だったので無事で何よりです。
積雪期はトラバースルート危ないですよ
だねっ!!(^^;
ヤバイわ、あのトラバースは。
無雪期でも怖そうなルートだもんね。
2度とあそこは通らない!!
石尊稜は、フリーなら行けるかもしれないけど、登攀具とザイル持って登るのはソロだと大変そうだよね。
天狗尾根を挟んだお陰で踏みとどまれたよ…。
御心配お掛けしました(^-^;
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