西穂丸山(西穂山荘テン泊)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 381m
- 下り
- 382m
コースタイム
天候 | 3/18 曇り(現地移動・前泊) 3/19 雪 3/20 快晴(朝方やや強風) |
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過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
平湯温泉〜新穂高ロープウェイ 路線バス890円×往復 新穂高ロープウェイ 往復2,900円+荷物券往復600円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高ロープウェイ〜西穂山荘の 最後の500mはけっこうな急登(下りがやや怖い感じ) トレースは明瞭、アイゼンもよく効く 西穂山荘〜丸山は最初ちょっとだけ急だが 稜線に出ればなだらかで絶景を堪能できる |
その他周辺情報 | テント泊1,000円(トイレ代含む) トイレは洋式・和式あり/紙あり(ゴミ箱へ) 小は前側、大は後ろ側に ロープウェイは混雑時は臨時便を運行 通常9時からだが19日は8時半から運行してくれました 前泊する宿を平湯の温泉施設仮眠室(2千円弱)にするか ロープウェイ駅目の前のホテル穂高(2万円超)にするか 迷いましたが…ホテル穂高へ…(-_-;) 朝はラクでした ロープウェイ往復券付きプラン(23,000円位)でしたが、 引換券なので結局窓口に並ぶ必要がある(よくある落とし穴) わかっちゃいたけど |
写真
装備
備考 | ドライレイヤー、メリノウール、防寒アンダーシャツ、ミズノ緑シャツ、レインウェア、モンベル防寒タイツ、中綿入りトレッキングパンツ、レインパンツ、スパッツ、手袋、毛糸の帽子が行動着。19日は雪が降ってたけど気温は高いのか、暖かかった。夜はさらにダウンパンツ、象足、中綿入りハードシェルでもわりと冷えた。 |
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感想
( ̄∀ ̄)
あなたは覚えているでしょうか。(←知らねーよ!)
ちょうど一年前の春分の日三連休、
初めての雪山テン泊を志すも、
アイゼンを忘れて撃沈した私のことを…
というわけで、雪山テン泊も4回目となった今回、
初めての冬の北アルプス(先週上高地に行ったケド)
西穂山荘でのテン泊と、丸山登頂を目指して
新穂高温泉にやってきました。
平湯の温泉施設で前泊することも考えましたが、
ザックがデカいので色々面倒だと思い、
宿代10倍超のホテル穂高に泊まることにしました。
まぁたまには普通の宿に泊まるのもいいかなと。
連休初日は渋滞の中、高速バスでのんびり平湯へ。
平湯からは路線バスにあわてて乗り継ぎ、ロープウェイへ。
ホテル穂高はロープウェイ駅の目の前です。
部屋はキレイで料理も美味しく、
夜中に温泉に入ったら誰もいなかったので独り占め。
露天風呂も楽しめて堪能したけれど、
やっぱり2万円の価値があるのかどうかは疑問。
テント泊の方がよほど楽しいなと思いました。
※決してホテル穂高が悪いというわけではありませぬ。
さて翌朝。
晴れの予報のはずですが、窓の外は「こな〜ゆきぃ〜ねぇ♪」
でも風はなく、連休だけあってロープウェイも長蛇の列。
30分早く運行を開始してくれました。
山頂駅の雪の回廊は真っ白!
しかし登山者は多く、トレースも問題なし。
降雪のわりに気温は低くないようで、快適です。
躊躇なく歩き始めました。
ここは4年ほど前の夏に独標まで登った事があります。
山荘までは特に傾斜もきつくなく、問題ないはず。
序盤は小さなアップダウンを繰り返しながら、距離を稼ぎます。
晴れそで晴れない白い空、周囲の木々の雪化粧を観察し、
のんびりスノーシュー気分で(アイゼンですが)楽しんでいると、
突如、急登に…!
Σ(; ̄Д ̄)
そ、そうだった…! ここは、穂高、北アルプス。
なめたらアカン。なめてたなおぬし。
登るのもしんどいが、下るのは怖いのではないか。
大丈夫だろうか? 私、生きて帰れるだろうか?
(↑大げさ)
しかし、なんだかんだと登り続けて、
2時間もしないうちに山荘へ到着(当たり前)。
さっそくテントを張りますが、
眺めのいい場所が空きそうだったので、待ちます。
「明日はテント11時ぐらいには撤収してくださいね」
と山荘の人に言われたけど、みんな、もう昼近いのに、
テントは撤収しても荷物とか置きっぱだったりして、
それでは意味ないのでは…?
まぁそんなで、初めて人のテント跡にテントを張った私。
平らだったのでほとんど掘らず、スノーフライのスカートに雪をかぶせた。
眺めがいい場所とはいっても、あいにくの天気で真っ白。
しかもだんだん風が出て来て、ちょっと不安になってきました。
雪は小さく降り続けています。
ちょっと晴れ間が見えたりもしたけど、すぐに真っ白。
今日は丸山まで行くのはやめました。
めんど…いえ、目の前の登りが急傾斜で、ちょっと怖くて…。
へたすると明日も、登らないかも…?
お昼は山荘で食べようと思っていた西穂らーめんも、
混雑で席がないのであきらめ、土産用のを買って自分で作りました。
具もないし、麺のゆで汁でそのまま食べるので食感が悪い。
けど、お腹空いてたので美味しく頂きました。
その後しるこも食べました(毎度ノルマ)。
私のテントの近くは空いていて、今日は静かな夜になるな〜と思いながら
ウトウト昼寝しました。
すると…
中国人らしきパーティがご到着、とたんにうるさ…いえ、賑やかに。
〔※追記 韓国人だったかも。まぁ何人でもいいンだけど)
テント設営が終わると音楽までかけ始めてビックリ!
(; ̄Д ̄)び、びーじーえむぅ?
絶え間なくしゃべり続けている彼らに、なぜ音楽まで必要…?
まぁそんなに大きな音ではなかったですが、とはいえ、
彼らのMusicとおしゃべりは、夜12時近くまで続いたのでした…。
早々にあきらめた私は、iPhoneで音楽を聴く事に。
(;o;)今日こそは静かな夜が過ごせると思ったのにぃ。
ちなみに本日はすでに滑落事故が2件発生しています。
ヘリも何度も飛び回り、夕方には山荘の支配人が、
「滑落事故について目撃された方は情報提供をお願いします。
また、明日の天気予報は快晴ですが、朝方は強風です。
稜線は風速25m、台風並みの風です!」
と、テン場の人に安全登山を心掛けるよう忠告してくれました。
(; ̄Д ̄)
ふ、ふうそく25m? たいふうなみ? ってどれくらい?
テン場は大丈夫なの?
幸いなことに、思ったほど強風にはなりませんでした。
去年の海の日連休の白馬岳では、ペグが抜けるほどの風でしたが、
それに比べれば全然、安眠できましたし、
テントを撤収する頃にはほとんどやんでいて助かりました(^ー^)
さて、そんな感じで、6時過ぎに外を見ると、マジ快晴!
飛び起きて、寝袋をたたみ(重労働)、
一晩中ガマンしていたトイレに行き(スッキリ!)、
ごはんの前にアイゼン付けて、丸山に行って来ます!
しかし、ちょっと登り始めると、やはり傾斜がきつくて怖い。
下れなかったらどうしよう? もうここでいいのではないか?
焼岳も見える、笠ヶ岳も見える、もう十分では?
と思いつつ、せめてあそこまで…と何とか登り、
稜線に出ました。
絶景です…
強風もなんのその、怖さも寒さもすっかりなくなり、
丸山までのんびり歩きます。
そうです。これが見たかったのです。
山頂には行けなくても、北アルプスの絶景が見たい。
いやぁ、見れましたよ。
今私は、穂高の稜線に立っている!(まだちがう?)
しかし今日は12時にはロープウェイに乗らなきゃいけないので、
あまりゆっくりはしていられませぬ。
景色を堪能したらテン場まで戻ります。
下りもほぼ怖がらずにクリア、テントで朝食のうどんを食べまーす。
(※ちなみに昨日の夕食はカレーうどん)
眺めのいい場所に張ったことに、満足した瞬間でした。
そしてテント撤収。
ペグは夜も降り続けた雪で埋まり、
これならちょっとやそっとの風じゃ抜けないよねと満足。
快晴のおかげで結露も乾き、苦もなく撤収完了。
寒い季節のテント設営は力が要りますが、だいぶコツをつかんできた。
にしほくんに別れを告げ、ロープウェイまで下ります。
昨日は見えなかった景色を堪能しながら、不安な急坂を慎重に下ります。
人が来たら先に行ってもらって、焦らずゆっくり。
この程度ならアイゼンなしの人もいます。さすがです。
自分の未熟さを苦々しく思いつつも、なんとか危険?地帯を通過。
チラ見えする西穂や笠を撮影しながら、小さなアップダウンが数度。
ふと振り返ると、山荘がはるか上に見えました(←ちょっと大げさ)
えぇっ? あんなに上から下りて来たの?
昨日景色が見えなくて良かったよ、登る前に見てたらウンザリするよ…。
急坂も納得です。
ほどなくロープウェイ駅に到着。
雪の回廊を少し歩いてから、アイゼンを外しました。
ここでつい、お腹空いたからってアップルパイと紅茶を注文。
よく考えたら、さっさとロープウェイで下りないと、
1時間後のバスに乗れないのでは…?
と心配になりつつ、アップルパイを美味しく頂きました。
その後は展望台に上り、昨日は見えなかった景色を堪能。
…なんか、ここだけでも十分ジャンてぐらいの絶景…。
ですが、もちろん、登った方が楽しいです。
見える角度も全然違いますしね(^ー^)♪
そしてロープウェイに乗車。
下のロープウェイは混雑のため臨時便を出してくれたので、
バスに間に合いました。
バスは多少行列になってましたが、2台出してくれたし、
運転手の後ろの席2列は荷物置き場になっていたので、
私のデカザックも迷惑かけずに置くことが出来ました。
そんで平湯からは予約した高速バスで帰ります。
一時間ほど待つので、バスターミナルで飛騨牛串や飛騨牛まんを食べ、
東京は暑いだろうから防寒のアンダーシャツやタイツ、
レインパンツ等を全て脱いでおきました。
実際、新宿から家に帰るまでの暑かったこと!
家に入ったらまずクーラーつけたのは私です。
(^∀^)
というわけで、今回の山行も大成功に終わりました!
一日目は雪が降って、なごりの雪を楽しめたし、
二日目は快晴で景色を堪能出来たし、
すごく満足度の高いテン泊山行となりました!
(夜うるさかったのを除けば…)
滑落した方も無事、自力下山したそうです。
すごいね、ほんとに良かった!
救助の方もご苦労さまでした!
imonee様
おはようございます!
昨日、東京も久々の雨降りでしたが、高いお山ではきっと雪がいっぱい降ったことと思いますので、imonee様の大好物!?の『雪山テン泊』も、もう暫くエンジョイできそうですね!
ということで自宅より”テント”が大好きな(←勝手に決めつけるな!って叱られそう…)imonee様に提案があります。
今や”IT”時代、imonee様も職場では”IT”を駆使してお仕事に励んでいらっしゃることと思います。(「猿にもわかる○○シリーズ」の教則本を全く相手にされなかっただけの相当な実力の持ち主でいらっしゃいますし…!?)
で、今日にでも職場の上長に「あたし、これからは会社には来ません!これからはMy LOVE Yellow テント」で仕事させてください!」ってご提案されてみてはいかがでしょう?「在宅勤務」が一般化しつつある今、「在テン勤務」だって可能なはずです!そしたら毎日毎日…昨日も今日も明日もテントライフを満喫できますよ!でも、よ〜く考えてみると、通常の装備に加えて、パソコン、プリンター、A4用紙ン百枚、替インク、太陽光発電機等々、相当な荷物になってしまい、雪山の上まで運び込むのは大変かも…。インクも凍ってしまいそうだし…、やはり無理ですかね!?)
(^^)aochanman777さんこんにちは。
まぁプリンタはなくても大丈夫かな
ノートパソコンだけで何とかなりそうです。
太陽光発電だと天気悪い日は不安定?
気持ちのメリハリをつけるためにも、
山麓に事務所をかまえて毎日通勤し、
夕方にテントに帰るのが良さそうです。
暗くなってから登るのは危ないので、
イヤでもノー残業になるし
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