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記録ID: 1116908
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積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

木曽駒ヶ岳 〜 白く穏やかな春の日、GW残雪ハイク

2017年04月28日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.6km
登り
534m
下り
540m

コースタイム

日帰り
山行
3:05
休憩
0:30
合計
3:35
8:30
50
9:20
9:20
25
9:45
9:50
20
10:10
10:30
20
10:50
10:50
15
11:05
11:05
15
11:20
11:25
10
11:35
11:35
30
12:05
千畳敷駅
ルートは手書き
天候 快晴(風も穏やか)
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台駐車場(¥600)
バス&ロープウェイ(往復¥3900)
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特にない。
(当日の雪の状況)2日前に降雪があったようで雪崩を心配していたが、雪はしっかり締まっていた。乗越浄土直前の急斜面はステップ上になっており、登りやすかった。
ロープウェイに向かうバスの始発よりも早く着きそうなので、ひとつ手前の松川インターで降りて下道を行きます。途中、中央アルプスの眺望が良かったので愛車と一枚。空木岳、南駒ヶ岳あたりかな。
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ロープウェイに向かうバスの始発よりも早く着きそうなので、ひとつ手前の松川インターで降りて下道を行きます。途中、中央アルプスの眺望が良かったので愛車と一枚。空木岳、南駒ヶ岳あたりかな。
駒ヶ根に入ると水仙がたくさん。水の張った田んぼに映る宝剣岳と千畳敷カール。
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駒ヶ根に入ると水仙がたくさん。水の張った田んぼに映る宝剣岳と千畳敷カール。
菅の台からこの時期の始発は7:15。GW突入前日のこの日は、20名ぐらいを乗せて出発。
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菅の台からこの時期の始発は7:15。GW突入前日のこの日は、20名ぐらいを乗せて出発。
ロープウェイはいいポジションじゃなかったので写真なし…。ということで、いきなり、標高2600mの千畳敷カールです。雄大、そして真っ白な世界が目に飛び込んできます。
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ロープウェイはいいポジションじゃなかったので写真なし…。ということで、いきなり、標高2600mの千畳敷カールです。雄大、そして真っ白な世界が目に飛び込んできます。
ホテル前泊の人たちでしょうか。早くも乗越浄土直前の登山者が見えます。しかし、とんでもない急斜面です。
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ホテル前泊の人たちでしょうか。早くも乗越浄土直前の登山者が見えます。しかし、とんでもない急斜面です。
準備を整えてスタート。ルートは雪崩の危険を避けるため、まずはカールの底部に下ります。
準備を整えてスタート。ルートは雪崩の危険を避けるため、まずはカールの底部に下ります。
2日前の低気圧通過で、あたらに雪が積もったようで、岩稜にうっすら雪が被っています。天気は快晴で、最高の雪山日和です。ここに立てただけでも、幸せな気分です。
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2日前の低気圧通過で、あたらに雪が積もったようで、岩稜にうっすら雪が被っています。天気は快晴で、最高の雪山日和です。ここに立てただけでも、幸せな気分です。
宝剣岳をアップで。痺れるような格好の良さ。
2017年04月28日 08:36撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 8:36
宝剣岳をアップで。痺れるような格好の良さ。
ホテルからサギダルの頭方面に向かっていく団体さん。山スキーかな?
ホテルからサギダルの頭方面に向かっていく団体さん。山スキーかな?
乗越浄土に向かって、徐々に斜度が増していきます。
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乗越浄土に向かって、徐々に斜度が増していきます。
振り返れば、伊那谷を挟んだ反対側には、南アルプスの峰々が連なっています。
振り返れば、伊那谷を挟んだ反対側には、南アルプスの峰々が連なっています。
だいぶ高度を上げてきました。現地では「オットセイ」に見えたけど、写真ではあんまり?
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だいぶ高度を上げてきました。現地では「オットセイ」に見えたけど、写真ではあんまり?
乗越浄土の直前は、かなりえげつない登り…。容赦なく腿上げ運動を虐げられます。前を行く歩荷さんもきつそうです。
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乗越浄土の直前は、かなりえげつない登り…。容赦なく腿上げ運動を虐げられます。前を行く歩荷さんもきつそうです。
千畳敷のホテルがかなり下になりました。それほど登山者は多くありませんが、列が見えます。
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千畳敷のホテルがかなり下になりました。それほど登山者は多くありませんが、列が見えます。
乗越浄土へ登り切ると、目の前には中岳。
2017年04月28日 09:19撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:19
乗越浄土へ登り切ると、目の前には中岳。
雪をまとった岩稜の向こうには南アルプス。この画角だと仙丈ヶ岳から北岳、間ノ岳、塩見岳ぐらいまでかな。富士山も見えますが、わかりますか?
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雪をまとった岩稜の向こうには南アルプス。この画角だと仙丈ヶ岳から北岳、間ノ岳、塩見岳ぐらいまでかな。富士山も見えますが、わかりますか?
緩やかな曲線を描く中央アルプスの稜線。
2017年04月28日 09:22撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:22
緩やかな曲線を描く中央アルプスの稜線。
大きな岩稜の向こうに見える白い頂は三沢岳。ピラミダルな山容に惹かれます。
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大きな岩稜の向こうに見える白い頂は三沢岳。ピラミダルな山容に惹かれます。
宝剣岳の全容。薄っすらトレースは残っているようですが、新雪でほとんど消えかかっています。端から挑戦する気はありませんが…
2017年04月28日 09:28撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:28
宝剣岳の全容。薄っすらトレースは残っているようですが、新雪でほとんど消えかかっています。端から挑戦する気はありませんが…
稜線に出ると、さすがに風が出てきました。エビの尻尾も。
2017年04月28日 09:27撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 9:27
稜線に出ると、さすがに風が出てきました。エビの尻尾も。
中岳へはそれほど労せず登れます。
2017年04月28日 09:31撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:31
中岳へはそれほど労せず登れます。
ひと登りして中岳のピークまで来ると、木曽駒の山頂と御嶽山が目の前に広がります。
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ひと登りして中岳のピークまで来ると、木曽駒の山頂と御嶽山が目の前に広がります。
美しい独立峰の御嶽山。噴煙はもうほとんど見えません。
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美しい独立峰の御嶽山。噴煙はもうほとんど見えません。
来た道を振り返ると、なかなかの絶景。宝剣岳と背後に続く空木岳、南駒ヶ岳。三沢岳への稜線も秀逸です。
来た道を振り返ると、なかなかの絶景。宝剣岳と背後に続く空木岳、南駒ヶ岳。三沢岳への稜線も秀逸です。
伊那前岳の稜線と南アルプス連峰。
伊那前岳の稜線と南アルプス連峰。
八ヶ岳は雪が少な目ですね。
八ヶ岳は雪が少な目ですね。
宝剣岳は改めて見るとすごい迫力。岩の要塞みたいな感じです。
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宝剣岳は改めて見るとすごい迫力。岩の要塞みたいな感じです。
三沢岳がなんだかとっても気になります。いつかは歩いてみたくなりました。
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三沢岳がなんだかとっても気になります。いつかは歩いてみたくなりました。
さて、木曽駒ヶ岳の山頂を目指して、一旦、中岳から下ります。
2017年04月28日 09:51撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:51
さて、木曽駒ヶ岳の山頂を目指して、一旦、中岳から下ります。
雷に打たれたような大きく割れた岩が見えたけど、あっちが中岳の山頂だったようです。帰りに寄ることに。
2017年04月28日 09:53撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:53
雷に打たれたような大きく割れた岩が見えたけど、あっちが中岳の山頂だったようです。帰りに寄ることに。
緩やかだけど、同時にどっしりした山頂。なんだか風格を感じます。
2017年04月28日 09:58撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:58
緩やかだけど、同時にどっしりした山頂。なんだか風格を感じます。
穏やかに見えたけど、最後はしっかり急斜面を登らされました。
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穏やかに見えたけど、最後はしっかり急斜面を登らされました。
そして木曽駒ヶ岳・山頂に到着。千畳敷からわずか1時間40分だけど、濃密な時間でした。
2017年04月28日 10:13撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 10:13
そして木曽駒ヶ岳・山頂に到着。千畳敷からわずか1時間40分だけど、濃密な時間でした。
木曽駒ヶ岳神社の鳥居とお社は凍てついていました。
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木曽駒ヶ岳神社の鳥居とお社は凍てついていました。
山頂からは北アルプスの眺望も。カップルさんの立っている場所の向こうは切れ落ちていそうで、見ていて少し怖い。
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山頂からは北アルプスの眺望も。カップルさんの立っている場所の向こうは切れ落ちていそうで、見ていて少し怖い。
乗鞍岳と槍穂連峰の眺め。
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乗鞍岳と槍穂連峰の眺め。
乗鞍岳もまだ真っ白です。
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乗鞍岳もまだ真っ白です。
槍・穂高の重厚な峰々。その左側には笠ヶ岳や黒部五郎岳など。
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槍・穂高の重厚な峰々。その左側には笠ヶ岳や黒部五郎岳など。
もちろん御嶽山も。
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もちろん御嶽山も。
西駒山荘方面への稜線も気持ちよさそう。背後には八ヶ岳。
西駒山荘方面への稜線も気持ちよさそう。背後には八ヶ岳。
伊那前岳と背後の南アルプス。
伊那前岳と背後の南アルプス。
南アルプスから頭を出す富士山をアップで。
南アルプスから頭を出す富士山をアップで。
中央アルプスの全容。ちょっと侮っていたかも。
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中央アルプスの全容。ちょっと侮っていたかも。
空木岳と南駒ヶ岳。いつか縦走してみたいです。
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空木岳と南駒ヶ岳。いつか縦走してみたいです。
そして、やっぱり宝剣岳の存在感。今日は誰も登っていないようです。
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そして、やっぱり宝剣岳の存在感。今日は誰も登っていないようです。
景色を存分に楽しんで下山します。
景色を存分に楽しんで下山します。
中岳への登り返し。
中岳への登り返し。
行きは素通りしてしまった中岳の山頂。小さな祠がありました。
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行きは素通りしてしまった中岳の山頂。小さな祠がありました。
まだ時間も早いので、乗越浄土から伊那前岳の方へ歩いてみます。
まだ時間も早いので、乗越浄土から伊那前岳の方へ歩いてみます。
始めはトラバース気味に。怖さはないけど慎重に。
始めはトラバース気味に。怖さはないけど慎重に。
この稜線は踏み抜くことはないけど、かなり雪深いです。向こう側は雪庇になっているので、近づきすぎない方が良いでしょう。
2017年04月28日 11:14撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 11:14
この稜線は踏み抜くことはないけど、かなり雪深いです。向こう側は雪庇になっているので、近づきすぎない方が良いでしょう。
こちら側から見る宝剣岳は切れ落ちていて、また違った迫力です。
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こちら側から見る宝剣岳は切れ落ちていて、また違った迫力です。
もう少し広角で。ちなみに、崖に向かってトレースがありますが、山スキーヤーがここからドロップしたようです。
もう少し広角で。ちなみに、崖に向かってトレースがありますが、山スキーヤーがここからドロップしたようです。
千畳敷カールへはこんな感じで落ち込んでいます。ここを滑り下りるなんて、すごいですね。
2017年04月28日 11:26撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 11:26
千畳敷カールへはこんな感じで落ち込んでいます。ここを滑り下りるなんて、すごいですね。
伊那前岳九合目ピークとされる場所から先は、雪庇の稜線が続いています。今日はここまで。
伊那前岳九合目ピークとされる場所から先は、雪庇の稜線が続いています。今日はここまで。
乗越浄土まで戻って千畳敷へ下ります。
2017年04月28日 11:36撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 11:36
乗越浄土まで戻って千畳敷へ下ります。
転んだらただでは済まなさそうなので、最新の注意で下ります。
転んだらただでは済まなさそうなので、最新の注意で下ります。
斜度が緩くなったら尻セードで一気に。でも、暖かさで雪が緩くなっており、勢いはイマイチ。(写真はイメージです)
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斜度が緩くなったら尻セードで一気に。でも、暖かさで雪が緩くなっており、勢いはイマイチ。(写真はイメージです)
最後は少しだけ登り返してゴール。カールにはTバーリフトが掛けられ、春スキーを楽しむ人がいます。
2017年04月28日 12:00撮影 by  E-510 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 12:00
最後は少しだけ登り返してゴール。カールにはTバーリフトが掛けられ、春スキーを楽しむ人がいます。
最後に千畳敷カールと宝剣岳を見上げて。短いながらも、充実の雪山登山でした。
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最後に千畳敷カールと宝剣岳を見上げて。短いながらも、充実の雪山登山でした。
撮影機器:

感想

GW突入前日に代休を使って木曽駒ヶ岳へ。2日前に通過した低気圧によって新雪が積もったようで、快晴の青空と合わせて見事な白銀世界。心配していた雪の状況は良好で快適登山。
雄大な千畳敷カールの急斜面を登り、中岳のアップダウンを越えて、どっしりとした木曽駒の山頂へ。北アルプス、御嶽山、南アルプス、八ヶ岳、そして中央アルプスと360°の眺望。そして圧倒的な存在感の宝剣岳。
穏やかな春の日、でも風景はまだ完全に雪山。充実の雪山ハイクを楽しむことができました。

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