硫黄岳 東天狗岳（みどり池入口から 根石岳山荘泊）

2017年04月30日(日) 〜 2017年05月01日(月)

• GPS: 11:23
• 距離: 17.7km
• 登り: 1,574m
• 下り: 1,574m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:43
• 休憩: 1:01
• 合計: 7:44

距離 11.2km 登り 1,428m 下り 454m

8:42 ミドリ池入口
9:21 こまどり沢 水場
9:58 しらびそ小屋
10:07 10:08 中山峠・本沢温泉分岐
10:52 本沢温泉方面分岐(みどり池方面分岐)
11:05 11:24 本沢温泉
11:41 11:42 本沢温泉野天風呂
12:23 12:24 夏沢峠
12:28 12:38 ヒュッテ夏沢
13:41 14:05 硫黄岳
14:34 硫黄岳
15:17 ヒュッテ夏沢
15:29 15:34 山びこ荘
15:39 夏沢峠
16:17 箕冠山
16:26 根石山荘

2日目

• 山行: 3:13
• 休憩: 0:24
• 合計: 3:37

距離 6.5km 登り 151m 下り 1,128m

7:09 根石山荘
7:15 7:16 根石岳
7:27 白砂新道入口
7:48 7:49 東天狗岳
7:51 7:55 天狗の鼻
8:36 8:50 中山峠
9:28 9:29 中山峠・本沢温泉分岐
9:34 9:36 ミドリ池
9:48 9:49 しらびそ小屋
10:13 こまどり沢 水場
10:46 ミドリ池入口

天候

1日目：晴れ　風：稜線上は強風
2日目：曇り後小雪から小雨（午後は一時本降り？）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き：中央道から小海町前泊、車でみどり池入口駐車場へ
帰り：車で小海町へ

道は舗装路で特に問題なし。
朝　8時20分頃で空きスペースは数台位でした。
帰りは私含めて3台のみ。

トイレはしらびそ小屋までありません。
以降、本沢温泉、夏沢峠、各山小屋にあります。

コース状況／危険箇所等

特に迷う所や危険な個所はありませんでした。
気温等によりますので、ご参考。当日の予想気温は硫黄岳山頂
でも0℃以上です。
ピッケルは持参しましたが、出番はありませんでした。

雪はしらびそ小屋手前からあり、凍結している所もあるので滑
り止めは必要。

本沢温泉〜夏沢峠：積雪あり、腐った残雪ですが、踏み跡は締
まっていますので、外さなければ踏抜く事はありません。
軽アイゼンでも大丈夫かと思いました。
私は、本沢温泉でアイゼンに切り替えました。

夏沢峠〜硫黄岳：樹林帯は積雪あり。同じく緩んだ雪です。樹
林帯を抜け暫くすると雪は殆どなく。滑り止めは不要でした。

夏沢峠〜根石岳山荘：積雪あり。同じく緩んだ雪ですが、踏み
跡を辿れば問題なし。

根石岳山荘〜東天狗岳：積雪は殆どなし。

東天狗岳〜中山峠：途中から雪があったりなかったりの状態が
続きます。私はチェーンスパイクで対応しました。

中山峠〜しらびそ小屋：同じく緩んだ雪ですが、最初急斜面の
下りがありますので、私はアイゼンに切り替えました。

計画書はみどり池入口のポストに入れました。

写真

4/30 8:43

みどり池入口から。6時半にはここにいる筈だったんですが。

4/30 9:24

雪が出て来たので、チェーンスパイクを着けます。

4/30 9:32

少し凍結気味の所も。

4/30 9:54

しらびそ小屋が見えてきました。

4/30 9:58

みどり池と天狗岳。池は氷が融けつつあります。青空で綺麗。

4/30 10:16

雪融け水がいい感じで流れています。

4/30 11:03

本沢温泉到着。除雪してあります。外のトイレをお借りしました。（チップ制\100）

4/30 11:26

アイゼンに履き替えて、又、雪道へ。

4/30 11:28

綺麗な青空と硫黄岳方面。

4/30 11:39

登山道から、本沢温泉の露天風呂。1度入ってみたい。

4/30 12:08

踏み跡さえ外さなければ大丈夫です。

4/30 12:12

ここも同じく。上下斜面共、雪崩の形跡なし。

4/30 12:27

夏沢峠に到着。小屋の方が、5/3営業に向けて準備にいらしていました。

4/30 12:28

少し休んで、硫黄岳を眺めます。樹林帯では音しかしませんでしたが、風が強くなります。

4/30 13:02

樹林帯を過ぎてすぐに雪はありませんでした。

4/30 13:19

こんな感じです。

4/30 13:32

昨日、少し雪が降った筈なんですが。

4/30 13:37

山頂到着。誰もいません。かなりの強風ですが、写真では表せません。

4/30 13:38

いつもの爆裂火口壁。

4/30 13:48

赤岳から阿弥陀岳。久し振りに綺麗に見えた。

4/30 13:49

横岳への稜線。2時間早ければ行ってみたのに。

4/30 13:49

奥秩父は、霞んでうっすらと。

4/30 13:49

風が強かったので、ここを風よけにして簡単な昼食。

4/30 14:05

丁度、人がいらっしゃったので、お願いしました。

4/30 14:08

時間があるので、いつもは行かないこの先に行ってみます。

4/30 14:17

ここまでです。

4/30 14:18

反対からの爆裂火口壁。

4/30 14:20

天狗岳と奥に蓼科山も見えています。

4/30 14:26

こんな所に祠があるんだ。勿論お参り。

4/30 14:28

横岳から阿弥陀岳まで。権現岳は頭だけ。

4/30 14:38

さて戻ります。結構、長くいました。

4/30 14:54

天狗岳と、下に夏沢峠も見えています。

4/30 14:57

少し下りた所から峰の松目。

4/30 15:04

雪道になったので、又、アイゼン装着。今日の雪だと軽アイゼンでも大丈夫か。

4/30 15:38

夏沢峠を過ぎて樹林帯へ。

4/30 16:10

薄く南アルプス（北岳、甲斐駒、千丈）が見えますが、この時間では。

4/30 16:16

箕冠山。

4/30 16:20

根石岳、天狗岳。下には、今日宿泊する根石岳山荘。全く雪がありません。少し到着が遅くなったので、夏沢峠から電話しておきました。

4/30 16:26

根石岳山荘。かなりの強風です。それでも昨年11月に来た時よりは気温が高いだけまし。

4/30 17:35

自家製野菜のサラダにハンバーグやポテト、漬物など。缶ビール2本＋酒1合も。

4/30 18:34

夕陽を撮り遅れ、ほんのちょっとだけ。

4/30 18:51

新館の中。暖かくて気持ち良いです。

5/1 5:32

翌朝、予想通り、悪天候の予感。それでも朝日を見に行きます。今日も風が強い。

5/1 5:33

少しだけ日が当たった西天狗岳。

5/1 7:10

さて、朝食を済ませ、根石岳に向かいます。こちら方面には私だけ。

5/1 7:16

根石岳山頂。

5/1 7:19

東西天狗岳。

5/1 7:19

東天狗岳への稜線。

5/1 7:22

雪があってもこの程度。滑り止めなしでも大丈なレベル。

5/1 7:27

白砂新道の入口。積雪期は通行禁止です。さすがに足跡はありませんでした。

5/1 7:34

岩場が始まりますが、雪が全くないので問題なく。

5/1 7:41

この橋も突風にさえ気をつければ問題なく。

5/1 7:44

東天狗岳山頂。誰もいません。

5/1 7:46

西天狗岳。先ほど、お一人登っていました。西尾根を下りたようです。小雪が舞っているので、今日はパスします。

5/1 7:47

振返って硫黄岳、赤岳方面を見ると雲がかかっています。

5/1 7:48

早々に中山峠に向かいます。

5/1 7:59

雪が出て来たので、チェーンスパイクを着けます。この後、3人パーティーの方とすれ違いました。私と逆ルートとの事。

5/1 8:07

スリバチ池方面との分岐。真直ぐ行きます。

5/1 8:07

蓼科山もうっすらしか見えません。

5/1 8:13

雪が出てきたり

5/1 8:23

岩道になったり、歩きにくい。

5/1 8:28

振返って、最後の天狗岳。

5/1 8:33

ここを下って樹林帯に入ると中山峠はすぐです。

5/1 8:36

中山峠到着。ここでアイゼンに履き替え、暑くなるので服を1枚脱ぎます。

5/1 8:52

急坂ですが、アイゼンとストックで全く問題なく、結局ピッケルの出番はありませんでした。

5/1 8:56

後はテープと踏み跡頼り。ワカンは万が一、ここで道に迷う非常時用に持参しましたが、見通しが良い為、こちらも出番なし。

5/1 9:30

本沢温泉との分岐に到着。

5/1 9:48

みどり池ですが、昨日と変わって天狗岳は雲の中。早めに下りて正解。

5/1 9:59

みどり池でアイゼンを外しましたが、ちょっと慎重に歩かないと駄目な所も。

5/1 10:45

駐車場到着。早く下りたので、小雨程度で済みました。感謝！　ところが、この後、悲劇が待っているとは。

撮影機器：

TG-2 OLYMPUS IMAGING CORP.

Canon PowerShot G5 X Canon

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 靴 ザック 輪カンジキ アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ゴーグル

感想

nino33

当初、赤岳に登る予定でしたが、小屋の方に尋ねたら、鎖もま
だ埋まっているので、危険度が高いとの事。丁度電話した時間
には雪が降って来たとの情報も。
元々、15m/sec以上の強風予報で、翌日 5/1の天気は下り坂とい
う事もあり、硫黄岳に切り替えました。

珍しく、朝、大幅に寝坊。2時間強遅れの出発になり、駐車場の
心配をしましたが、空いてて良かったです。

樹林帯は、昨年より残雪が多いとの事ですが、山頂付近は全く
なく、少し拍子抜け。
でも、風は予報通りの強風でしたので、安全面では良かったで
しょう。

初日は1日中快晴でしたので、時間通りに出ていれば、もう少し
澄んだ景色だったかなと、ちょっと悔いが。
でも、時間通りだと、多分、横岳まで足を延ばしたと思うので、
これは、神様が私の実力を懸念してくれたんでしょう。

日曜日でしたが、夏沢峠から硫黄岳でお会いしたのは、数人の
みの静かな山でした。強風の為でしょうか。

根石岳山荘は2回目ですが、宿泊は私含めて7人。単独は私のみ。
前日に小屋開けしたばかりで、水が出なかったのは予想外でし
たが、ゆったりして、暖かく、食事やスタッフの方も良かった
と思います。

風の通り道になっているので、一晩中、風の音が凄かったです。

翌日は、早めに天気が悪化するとの事で、西天狗岳には寄らず
に下りて正解。11時前には下山したので、殆ど雨にも会いませ
んでした。

昼過ぎに、大きな雷音が上の方から聞こえたので、上に残って
いた方は恐かったでしょう。

登山自体は良かったんですが、下山して車に荷物を入れようと
した時に、誤ってバックドアに右手の親指を挟んでしまいまし
た。しかも、何らかの保護機能が作動したらしく、開けようと
しても警報音がなって、開きません。

サイドドアが開いているせいかと、足で何とか閉めたら、開い
てくれましたが、その間、圧力で痛みが増す中での悪戦苦闘。
正直、やばかったです。近くの病院を探して診てもらったら、
6針縫うはめに。それでも横に切れ込んだので治りは早いとの
事。

そのまま開かずに指が押され続けていたらとぞっとします。
単独行の恐さをこんな所で味わうとは。

山の神様以外にもお祈りしておかないと。反省。