立山(室堂→別山→雄山→室堂 周遊)

2017年05月03日(水) 〜 2017年05月04日(木)

• GPS: 32:00
• 距離: 9.8km
• 登り: 1,003m
• 下り: 993m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:04
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:04

8:53 室堂
9:05 9:05 みくりが池温泉
9:35 9:35 雷鳥沢キャンプ場
10:13 10:13 新室堂乗越
11:57 剱御前小舎

2日目

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:31
• 合計: 4:51

6:57 剱御前小舎
7:38 7:38 別山南峰
8:34 8:34 真砂岳
9:29 9:29 富士ノ折立
9:45 9:45 大汝休憩所
10:14 10:45 雄山
11:08 11:08 一の越山荘
11:48 室堂

天候

1日目：薄曇り　2日目：快晴

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

アルペンルートは外国人観光客も増えた事もあり激混み！　ところで外国人は込合うGWを外す事は無いのだろか？

コース状況／危険箇所等

「富士ノ折立」への登りは思ったよりも急傾斜、特に下りは注意を要する。　次に「雄山神社」のへの登りは気温が上がり雪が緩むと終盤でアイゼン、ピッケルが利かず、直登よりも岩場を巻いた方が良いかも…　ともかく状況判断が重要かと…

その他周辺情報

アルペンルートの列に並ぶのが必死でのんびり食事もできなかった。　行動食は列に並ぶのにも必要！？。

写真

5/3 5:38

05:20にGW真っ盛りの立山駅に到着するも、アルペンルートのチケット購入の為の長蛇の列に70分並び、07:10のケーブルのチケットをゲット！　以前はチケット購入整理券の配布があり、長時間並ぶ事は無かったのだが…

5/3 7:08

ようやく、ケーブルカーに乗車する事ができた。

5/3 8:53

立山駅に到着してから3時間半(通常は1時間半程度)、室堂を出発する。

5/3 8:58

ターミナルを出てすぐ左手に見える「大日岳」、今日は「剱御前小舎」に宿泊なので、まずはこちらの方向へ進む。

5/3 9:01

「剱御前」の肩から恥ずかし気に顔を出す、「剱岳」。

5/3 9:04

雪に埋もれる「ミクリガ池」越しの「雄山」と「浄土山」。

5/3 9:05

地獄谷と大日岳。

5/3 9:12

5/3 9:15

親御さん！　その子のザック、あまりに大きすぎでは…!?

5/3 9:19

「リンドウ池」近くで初「ライチョウ」さん(♀)をお見かけする。

5/3 9:25

「雷鳥荘」から「雷鳥沢キャンプ場」へ下る。

5/3 9:36

テン場の先からは小屋の建つ「別山乗越」までは標高差500mを登らなければならない。

5/3 9:53

テン場を後にする。ほぼ全ての登山者は「雷鳥坂」を直登するが、傾斜が緩く尾根通しで見晴らしの良い「新室堂乗越」経由で小屋を目指す。

5/3 10:07

上から、「雷鳥荘」、「雷鳥ヒュッテ」、「ロッジ立山」。

5/3 10:11

「天狗平山荘」の奥に加賀の「白山」。

5/3 10:17

多くの登山者が「雷鳥坂」を登る。

5/3 10:18

「新室堂乗越」から右に折れて、「別山乗越」を目指す。　写真に写る登山者は、逆方向の「大日岳」方面へ向かう。

5/3 10:18

「大日岳」へつづく稜線。

5/3 10:26

立山方面へ目をやると、珍しい「彩雲」が現われていた。

5/3 10:33

「奥大日岳」に発達した、巨大な雪庇。

5/3 11:04

「雷鳥坂」から登って来た登山者と合流する。

5/3 11:18

うっすら富山湾と能登半島が見える。

5/3 11:43

自らが歩んだ稜線を振り返る。　やはり、誰も登って来ない。

5/3 11:45

ようやく小屋が目前に迫る。

5/3 12:16

「剱御前小舎」にチェックイン！

5/3 12:23

お昼ごはんを頂く。

5/3 12:41

昼食後、小屋から「剱岳」を眺める。

5/3 14:11

小屋で休憩後に散策に出掛けるとすぐに「ライチョウ」(♂)を発見！

5/3 14:13

5/3 14:16

「大日岳」をバックに！

5/3 14:25

「雷鳥沢キャンプ場」を俯瞰する。

5/3 14:42

「剱御前」から眺める「剱岳」。

5/3 14:46

同じく、「大日岳」。

5/3 14:59

剱御前から戻るとまだライチョウさんが居た。

5/3 15:00

ここからはライチョウさんの写真集。

5/3 15:02

鳴いてます。

5/3 15:04

凛々しいです。

5/3 15:08

視線、ありがとうございます！

5/3 15:12

これも、感慨深げで良いです！

5/3 15:56

数年前から立ち入り禁止の「地獄谷」。

5/3 16:56

小屋での夕食。　本日は2回戦だそうです。

5/3 17:57

夕食後は夕暮れの景色を求めて…

5/3 18:02

こちらも同じ目的のご同輩。

5/3 18:18

陽が傾いてきた。

5/3 18:23

米処の富山県、水をはった圃場が夕日を反射する。

5/3 18:28

手前で反射する圃場が富山平野、呉羽丘陵を挟んで奥が地元の砺波平野。

5/3 18:34

小屋も夕暮れを迎える。

5/3 18:36

やんわり立山も夕日に染まる。

5/3 18:37

5/3 18:38

剱御前でも夕景を楽しむ輩が。

5/3 18:41

近くでライチョウさんも夕暮れを迎える。

5/3 18:43

今日は終日薄曇りだったので、なんだかんだで、最後の最後でじかに太陽を拝む。

5/3 18:45

夕日が日本海に没し始めた。

5/3 18:45

お天道様、明日も宜しくお願いします…

5/3 19:04

陽が沈み、街に灯が灯る。

5/4 3:17

翌日、未明の星空を撮影する。

レタッチ版(22.05)

5/4 3:21

立山と銀河。

レタッチ版(22.05)

5/4 5:01

お次は夜明けの剱岳。

5/4 5:01

欲を言えば染まりが今一つ…

5/4 5:05

5/4 5:06

山々の撮影中に突然ライチョウさんがけたたましく足元に着陸！　かなり、びっくりさせられた。

5/4 5:12

「大日三山」にも陽が射す。

5/4 5:14

陽に染まる「薬師岳」、左奥に「黒部五郎岳」。

5/4 5:18

そろそろ、朝のハイライトも終わりのようだ。

5/4 6:00

小屋に戻って朝食を頂く。

5/4 6:20

「室堂」にも朝が訪れた様子。

5/4 7:01

お世話になった小屋を出発し、主峰の雄山を目指す。

5/4 7:10

今日はとても天気が良い。

5/4 7:14

徐々に「剱岳」が遠くなる。

5/4 7:24

「別山」近くで「剱岳」を狙うカメラマン。

5/4 7:25

私も便乗する。

5/4 7:43

これから歩む、稜線。

5/4 7:44

黒部峡谷を挟んでの「後立山」。

5/4 7:44

中央奥の尖がりは飛騨の「笠ヶ岳」。

5/4 7:49

中央に雄山神社の社が確認できる。

5/4 7:55

左奥に加賀の霊峰「白山」。

5/4 8:02

5/4 8:07

右側の高い山は「五竜岳」。

5/4 8:07

「鹿島槍ヶ岳」から「爺ヶ岳」。

5/4 8:35

正面は「富士ノ折立」。

5/4 8:38

今日は風も無く絶好の春山日和。

5/4 8:48

とは言うものの、最後の登り返しが立ちはだかる。

5/4 9:07

「富士ノ折立」への後半はかなりの急傾斜。　ここで、ストックからピッケルに装備変更。

5/4 9:10

難所を無事に突破！

5/4 9:26

「富士ノ折立」に到着。

5/4 9:30

ここから雄山までは、平坦なルートがつづく。

5/4 9:36

5/4 9:37

左手中央にこれまた霊峰「富士山」が淡く見える。　これで日本三霊山を一目で拝めた。

5/4 9:49

「立山連峰」、そして富山県の最高峰でもある「大汝山」に登頂する。

5/4 9:50

振り返ると再び「剱岳」が見える。

5/4 9:56

5/4 10:01

そろそろ、「雄山神社」の社が近くなって来た。

5/4 10:09

多くの登山者が社の右側を通過するが、小屋のオーナーのアドバイスでは社の左側の積雪部を行くように言われた。　これを実行してみたところ、社の直下の傾斜がハンパ無く、緩み始めた雪も手伝ってかなりヤバかった。

5/4 10:14

社に這い上がると何故か労いの声をかけられた。

5/4 10:18

鳥居が雪に埋もれる。　とても座り心地が良さそうだが、誰も座る者は居ない。　もちろん私も天罰を避けるために他で休む事にする。

5/4 10:29

北アルプス南部の山並み。

5/4 10:29

後立山、「唐松岳」から「爺ヶ岳」。

5/4 10:33

「笠ヶ岳」方向。

5/4 10:33

「鹿島槍ヶ岳」の奥に「戸隠山」。

5/4 10:34

北ア南部の盟主、「槍ヶ岳」と「穂高岳」。

5/4 10:45

「雄山」を後にする。

5/4 10:48

「一ノ越」へ向かう。

5/4 10:59

「龍王岳」と「一ノ越山荘」。

5/4 11:08

「一ノ越」に到着、立山稜線の縦走もこれで終わり。

5/4 11:13

不思議な雪の造形。

5/4 11:32

「雄山」を振り返る。

5/4 11:42

立山三山の一つ、「浄土山」。　登頂した事は無い。

5/4 11:45

無事に「室堂ターミナル」に到着する。

5/4 11:48

あまりの雑踏に驚く。

5/4 12:51

バスに乗車するまで50分ほど並び、

5/4 14:34

美女平駅では30分ほど待ち、ようやく立山駅に戻ってきた。

5/4 14:38

この日は立山、剱岳山域だけでも登山者4名が死傷してしまった。　天候に恵まれてもやはり積雪期の登山は危険である。　無事に戻る事ができて何よりだった。

撮影機器：

EOS 6D CANON

感想

muku-muku

予ねてより雪を纏った「剱岳」を間近で一目見たいと思い、「剱御前小舎」泊での立山周遊を計画した。　山行当日はGW後半戦のスタートと好天が重なり、「立山アルペンルート」は大変な混雑だった。　暫く、地元立山に行ってなかったが、その間にアルペンルートのルールも変わったようで、いつも経済的に助かっていたJAF割引の廃止や立山駅での整理券の廃止でチケット購入に際し長時間列に並ぶ必要が生じていた。　これは高齢の方にはかなりの体力的負担を強いるようで、なにか改善できないものかと思った。　やはりGWなどのハイシーズンを避ける事ができるなら避けた方が良い様だ。　因みに、立山駅から室堂までは通常期よりも1時間半多くかかってしまった。　そして、今回宿泊した「剱御前小舎」は一応予は約制の様だが、さすがに夏のハイシーズンよりも空いている様子だった。　そして何よりもこの小屋に宿泊するメリットは立山の主稜線にあって春のシーズンに営業しており、朝夕の剱岳や周辺の山々の情景をゆっくり鑑賞で来るほかに、春の縄張り争いに忙しい「ライチョウ」さんに数多く出会えることと知った。　そして、天候に恵まれれば満天の星空も眺める事ができるとても通過するだけではもったいない山荘だった。