オプタテシケ山からトムラウシ山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 2,657m
- 下り
- 2,530m
コースタイム
シイ十勝川支流トノカリウシュベツ川林道取水口付近(11:15)→オプタテシケ山南東尾根Co1080樹林限界C1(14:30)
5/4:
C1発(6:00)→オプタテシケ山北東コル(7:20)→オプタテシケ山(9:50〜10:20)→南東斜面滑降→コル戻り(11:00)→コスマヌプリ(13:00)→ツリガネ山(15:00)→ツリガネ山北東Co1520(15:30)C2
5/5:
C2発(6:00)→黄金ヶ原(7:00)→トムラウシ山(9:20〜45)→トムラウシ温泉下山(13:30〜14:00)
天候 | 5/3 快晴 5/4 快晴 オプタテシケ山5℃ 5/5 はれ 朝3℃ トムラウシ山7℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
1日目はシイ十勝川支流トノカリウシュベツ川沿いからオプタテシケ南東の山麓へ。まだ雪の残る林道にスキーを滑らせる。午後になると気温がぐんぐんと上昇し、次第に足取りが重たくなる。なんとか南東尾根Co1080の樹林限界まで顔を出す。高気圧の縁にいるためか吹きおろしの風が強い。風除けに雪面を深く掘り込み、中にツェルトを張った。GWの十勝は久しくご無沙汰だ。樹林帯の焚火に寛げば、ついついアルコールの過剰摂取に至ってしまう。夜半に風止む。
2日目はオプタテの北東側大斜面を滑る。雪質は重たいザラメというか腐れ雪に近く、4月後半のまとまった雪がストップ雪となって邪魔をする。が、これだけ広い斜面を独り占めにできるのは嬉しい。コスマヌプリ〜ツリガネ山の稜線は知床の稜線を思い出させる。こぶやポコをひたすらねぐり、トラバースを繰り返しながらトムラウシを目指す。ツリガネ山を越えたところの美瑛川源頭に凹地状の微地形があり、うまい具合に周辺からの風除けとなっていた。この時期しか泊まれないオアシスのようなところだ。先行したパーティも泊まった痕跡があった。今宵焚火はできないが、夕陽に映える・1675岩峰と黄金ヶ原稜線の眺めを楽しんだ。
3日目はトムラウシを越え、カムイサンケナイ川の源頭斜面を滑る。三川台はショートカット。ユウトムラウシ川の源頭部を横切り、シイアイゼン軋ませながら黄金ヶ原稜線のCo1770地点へ這い上がる。トムラウシ山の溶岩ドームは南沼側からツボ足で往復。十勝と大雪の稜線が1本線で繋がった。下りは溶岩ドーム基部からスキーでカムイサンケナイ源頭斜面へと滑り込む。頂上台地の雪はかろうじて繋がっていた。急斜面の腐れ雪に足腰の筋肉が悲鳴を上げる。カムイサンケナイ下部斜面はほとんどトラバースに終始して夏道の尾根にのる。ニペソツを正面に見ながら緩い木立の尾根を滑って今期の滑り納め。トムラウシ温泉への急斜面はCo800まで何とかスキーで行けた。最後は担いで夏道を降りる。
コメント
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天気に恵まれて良かったですね。写真を見ていて、羨ましくなりました。
私はまだしばらく山に行けそうにないので、3月末に一緒に滑った増毛天狗岳が滑り収めという事になります。
来シーズンこそはご一緒できると良いのですが。ではでは。
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