上高地〜長塀山〜蝶ヶ岳
- GPS
- 32:20
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 1,317m
- 下り
- 1,307m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 8:27
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:37
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪期なので雪山の経験が必要です。今年は数日前に降雪もあり、雪が多かったです。 |
その他周辺情報 | 小梨の湯、上高地アルペンホテルなどで入浴できます。飲食店もたくさん。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
ちょうど1年ぶりに、蝶ヶ岳を登ってきました。最初は常念〜蝶ヶ岳の縦走を考えていたのですが、直前に常念では吹雪いたりしていて降雪が多く、白馬でも雪崩事故があったばかりで、考えていたのが沢ルートだったので泣く泣くコースから外しました。単独だと、何かあったときどうしようもないですから。
蝶ヶ岳はほぼ尾根ルート。昨冬は毎週のように雪山に行っておりある程度はノウハウも分かってきたので、実践編というところでしょうか。とはいえ、雪山装備はどうしても重くなるし、踏み抜いたりしたときに自力で出られない可能性もゼロではないので、さんざん脳内シミュレートしての出発でした。歩荷は17kg。雪山テント泊装備にしては抑えられたほうだと思います。
昨年はガイド登山で横尾からのピストンだったので、今年は徳澤から長塀山経由で登ってみることにしました。横尾からのほうが勾配も急なので、重い荷物を背負って登るのはきつそうだなと。結果、正解だったなと思います。長塀ルートは前半に急なところもありますが、後半はなだらかで気持ちが良いです。特に雪原は、美しいですね。眺望がないし…とよく言われるけれど、横尾からのルートも眺望はほとんどありません。槍見台以外は。
眺望がないだけに、ぱあっと眺望がひらけた瞬間の感動も大きいです。ほんと、夢のような光景でした。去年は立っていられないほどの強風で登頂できなかったので、ここまでの眺めを見ることができたのは初めてでした。でも、皆さん話していましたが、ここまで風のない蝶ヶ岳も珍しいそうです。どうしても風の通り道になる地形だそうで。
そんな恵まれた条件の中、テントもすんなり張ることができました。去年の強風があまりにも印象深くて、今年もそんなだったら小屋に泊まろうと思っていたところでした。ショベルを使った整地も、何度か冬にやっていたので戸惑うこともなく。ただ、雪の上はやはり寒い。今回シュラフは寒いとは感じなかったので、マットの問題だと思います。雪の時期だけは、ちょっとマットを見直そうと思いました。あまり寝られませんでした。(ちなみに、モンベルのコンフォートシステムパッドです)
下りは横尾へ下りましたが、雪の急坂を滑らないように踏ん張りながら下りるせいか、結構疲れが出ました。相変わらず左膝が痛み出し…。横尾から上高地は平坦だと言いますが、わずかな起伏が地味に効いてきます。あの3時間は、ちょっとした修行に感じますね〜(^-^;) 最初のころは景色だけで感動していたというのに、人間は贅沢なものです。でも、計画よりは両日とも1時間以上前倒して歩くことができました。重い荷物で雪道なのでコースタイムの1.5倍くらいで考えていたのですが、休憩を入れても1.2倍くらいで行けたもよう。こういうの、覚えておくと次の計画が立てやすくなりますね。
最初は5〜8日で計画していたのですが、天気予報をにらみながら短縮し前倒した山行でした。一泊じゃ物足りないかなと思っていましたが、最高のお天気に恵まれて忘れがたい山行となりました。穂高・槍をひたすら眺めながらビールを飲んでいた時間のなんと幸せだったことか。年に一度くらい、来てもいいなぁと思える山になりました(^^)
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