記録ID: 1147341
全員に公開
沢登り
大峰山脈
日程 | 2017年05月16日(火) 〜 2017年05月18日(木) |
---|---|
メンバー | , その他メンバー2人 |
天候 | 3日間とも晴れ |
アクセス |
利用交通機関
往路:東京〜京都で近鉄に乗り換え畝傍御陵前駅下車、ニコニコレンタカーで前鬼林道のゲート前にむかう
電車、
車・バイク
復路:前鬼林道ゲート前Pから畝傍御陵前駅でレンタカーを返す
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
※沢のコースタイム
16日:入渓5:55〜(前鬼川遡行)〜2段滝下6:45〜滝上8:15〜垢離取場11:20〜深仙股谷出合14:55〜孔雀又沢出合16:00/幕場16:20着
17日:幕場5:50〜アメシ谷出合6:15〜H1250m涸沢出合11:00〜H1600m尾根14:00/20〜奥駆道登山道14:50/15:10〜(登山道)〜釈迦ヶ岳17:35/18:00〜深仙ノ小屋18:50
16日:入渓5:55〜(前鬼川遡行)〜2段滝下6:45〜滝上8:15〜垢離取場11:20〜深仙股谷出合14:55〜孔雀又沢出合16:00/幕場16:20着
17日:幕場5:50〜アメシ谷出合6:15〜H1250m涸沢出合11:00〜H1600m尾根14:00/20〜奥駆道登山道14:50/15:10〜(登山道)〜釈迦ヶ岳17:35/18:00〜深仙ノ小屋18:50
コース状況/ 危険箇所等 | ※私達の力量では普通の2倍の時間を掛けての遡行でした。 ※最初に出てくる滝の渡渉と巨岩帯のルートファインデングで時間的に違ってくると思う ※最初の滝の10m二段の滝の渡渉はロープを出した方が良い、支点は木に取れ渡った先では岩に支点を取った ※とにかく巨岩帯が続き私達では越せないところが多く、ほとんど巻いた。出てきた滝もほとんど巻きました。 |
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その他周辺情報 | ※ニコニコレンタカーはとても安い ※日帰り湯⇒山鳩の湯 http://www.yamabatoyu.yoshino.jp/ |
過去天気図(気象庁) |
2017年05月の天気図 |
写真
感想/記録
by mogu
去年の5月、初めて南紀の沢を経験してスケールの大きさに驚き登った堂倉谷は私の力量では目一杯でもう来ることは無いだろうと思っていた、ところが名古屋在住のmidori28さんから前鬼沢の前鬼ブルーを見に行かないとのとのお誘いが来た。一応堂倉谷よりは簡単との言葉を信じて何年か前に小仙丈沢を女3人で登った同じメンバーで行くことなった。日程はちょうど私が関西の山友と武奈ヶ岳と金剛山に登るために取ってあった日程の前半にくっけなんと1週間の関西遠征に相成りました。大丈夫か私・・・
15日
品川からの新幹線に乗り新横浜でNさんが乗り名古屋でmidori28さんが乗って無事3人が合流、京都で近鉄に乗り換え畝傍御陵前駅で下車、midoriさんさんが予約してくれていたニコニコレンタカーで前鬼の登山口にむかう。ゲート前の少し手前に広い駐車場が有り、そこにテントを張り入山祝の乾杯をして早々に寝ました。
16日
少しの不安を抱えての入渓、とにかくおばさん3人なのでゆっくりと行こうと6時に出発する。入渓そうそう巨岩のお出迎えでしたがまだまだ序の口だった、前鬼ブルーと言われる沢の色は今まで見たこと無い色でとても綺麗一説によると湧水がこの色を作っているとのこと。水はまだ冷たくあまりドボンはしたくないと思っていたら2段滝の下で渡渉するときに滑り少し流された、二段滝の下に着きしばし記念写真タイム。midori28さんが2年前に遡行している沢仲間に問い合わせた所、この滝上の渡渉と巨岩帯のルートファインデングが鍵とだと言われていた第一関門に到着です。左岸からの高巻きルートを探したがあまり良いところが無く、とにかく登ってみようと残置ロープをたどり滝上に出た。なんとか立木に支点が取れmidori28さんが渡渉、岩で支点を作り私が渡り最後にNさんが渡り無事通過できました。男性だったら何のこと無い所も私達には難しく、とにかく安全第一危ない橋は渡らない精神で進む。
滝上はしばらく綺麗なナメが続き感嘆の声を上げながら前鬼ブルーの中進んで行く、このまま続けば良いのにナメが終わると巨岩帯が待ち構えています。沢通しでは歩けないので右岸の植林帯の中をたどり三重滝の出会いに着きました。右岸から左岸に移りしばらく休憩したのち三重滝を少し登ると赤テープ発見、そのまま登山道を歩いて垢離取場と書かれている標柱を過ぎ鉄の階段を下りると綺麗な淵の所に出た。ここが小中坊に行く登山道との分岐です、私的にはもうここで帰りたいと思ったがそうも行かず先に進みます。
しばらくは水線通しに歩いて行けたが途中でまたまた巨岩帯に、途中に2mくらいのハングした岩があり残置ロープがぶら下がり赤いテープが巻いてあった。周りを見回しても高巻きは出来ずなんとかこの岩を越さなくてはいけません。まず空身でNさんをショルダーで上げロープで確保して次にmidori28さんも私のショルダーで登りザックを引き上げる。次は私なの番だけど、どう登るのよ〜と弱気になったが泣き言は言ってられない、なんとが2人に引っ張っても貰いながら腕力を使い突破、私的にはこの谷で一番難しい所でした〜やれやれ。この後は杉の植林帯の中を巻き巻きしながら進み突然の廃屋が出てきたと思ったらその先で孔雀又の二俣に到着し今日はここまで。リーダーのmidori28さんはもう少し上を考えていたようですが私達には無理と判断、予備日を取ってあり明日は深仙ノ小屋泊まりと決定したのでなんだかほっとした。杉林の中の小屋跡はとても快適なテン場で今年初めての焚き火が出来ました。
17日
今日も良い天気、快適なテン場を後にして遡行開始。開始早々巨岩帯で巻き道を歩くことになるが結構シビアな巻きにはロープを出してトラバース、沢に下りて遡行していくとガイド本に載っていない滝が現れる。登れないので高巻くがこのルート取りも大変特に20mの滝の巻きはガレガレのルンゼと泥壁でヒヤヒヤもの、尾根に登れば下りは比較的楽に下りられたのが救いだった。巻きはほとんど右岸を歩く、H1250mで左から入る涸沢を過ぎると源頭の雰囲気。多段30mの枯滝を過ぎると左が大崩落していてそこを過ぎると最後の40m滝、ここは乾いた右壁を登り沢型を詰めて適当なところで右の枝尾根にでる。靴を履き替え大峰奥駆道の登山道を目指して登り無事登山道にでました〜2日目もなかなかシビアでしたが無事ここまでこれて感無量です。
しかし、ここから深仙ノ小屋まで釈迦岳の登りがあり、山頂に着いたときには3人ともヨレヨレのヘロヘロ・・・山頂で大休止して小屋に向かいました。なんとか明るい内に小屋に着いた日が長いときで良かった、小屋には単独の男性3人がいて遅くなった私達に嫌な顔もせず場所を空けて下さいました。3人と奥駆道を歩いて居るとのこと、大阪から来たと言う方は明日は3時に出るというので私達も夕食をたべて早々にシェラフに入った。
18日
今日も晴れ〜小屋の前から日の出を拝む。深仙ノ小屋の側には立派なお堂が有り由緒正しいお堂とのことで出発の時に無事のお礼参りをしてから、一晩お世話になった小屋を掃除して出発。奥駆道を進み太鼓の辻と大日岳分岐の所にザックを置いて大日岳に登りに行く、迂回路から山頂に登りましたがけっこうな岩場でした。分岐に戻り太古の辻で一休みしてから前鬼道を下って小中坊に下山、林道を歩いて無事車まで戻ることが出来ました。
今回女3人で知恵を出し合い普通の2倍の時間を掛けてなんとか予定通りのコースを遡行出来た、沢登りには決まったルートは無くそのパーティーの力量でルートが決まる。今回私達は巻き巻きルートでしたが、怪我も無く無事に遡行出来たと言うことはこのルートで正解だったと思う。リーダーのmidori28さん、トップを登ってくれたNさん、ありがとうございました。
midori28さんの記録⇒https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1103050.html
15日
品川からの新幹線に乗り新横浜でNさんが乗り名古屋でmidori28さんが乗って無事3人が合流、京都で近鉄に乗り換え畝傍御陵前駅で下車、midoriさんさんが予約してくれていたニコニコレンタカーで前鬼の登山口にむかう。ゲート前の少し手前に広い駐車場が有り、そこにテントを張り入山祝の乾杯をして早々に寝ました。
16日
少しの不安を抱えての入渓、とにかくおばさん3人なのでゆっくりと行こうと6時に出発する。入渓そうそう巨岩のお出迎えでしたがまだまだ序の口だった、前鬼ブルーと言われる沢の色は今まで見たこと無い色でとても綺麗一説によると湧水がこの色を作っているとのこと。水はまだ冷たくあまりドボンはしたくないと思っていたら2段滝の下で渡渉するときに滑り少し流された、二段滝の下に着きしばし記念写真タイム。midori28さんが2年前に遡行している沢仲間に問い合わせた所、この滝上の渡渉と巨岩帯のルートファインデングが鍵とだと言われていた第一関門に到着です。左岸からの高巻きルートを探したがあまり良いところが無く、とにかく登ってみようと残置ロープをたどり滝上に出た。なんとか立木に支点が取れmidori28さんが渡渉、岩で支点を作り私が渡り最後にNさんが渡り無事通過できました。男性だったら何のこと無い所も私達には難しく、とにかく安全第一危ない橋は渡らない精神で進む。
滝上はしばらく綺麗なナメが続き感嘆の声を上げながら前鬼ブルーの中進んで行く、このまま続けば良いのにナメが終わると巨岩帯が待ち構えています。沢通しでは歩けないので右岸の植林帯の中をたどり三重滝の出会いに着きました。右岸から左岸に移りしばらく休憩したのち三重滝を少し登ると赤テープ発見、そのまま登山道を歩いて垢離取場と書かれている標柱を過ぎ鉄の階段を下りると綺麗な淵の所に出た。ここが小中坊に行く登山道との分岐です、私的にはもうここで帰りたいと思ったがそうも行かず先に進みます。
しばらくは水線通しに歩いて行けたが途中でまたまた巨岩帯に、途中に2mくらいのハングした岩があり残置ロープがぶら下がり赤いテープが巻いてあった。周りを見回しても高巻きは出来ずなんとかこの岩を越さなくてはいけません。まず空身でNさんをショルダーで上げロープで確保して次にmidori28さんも私のショルダーで登りザックを引き上げる。次は私なの番だけど、どう登るのよ〜と弱気になったが泣き言は言ってられない、なんとが2人に引っ張っても貰いながら腕力を使い突破、私的にはこの谷で一番難しい所でした〜やれやれ。この後は杉の植林帯の中を巻き巻きしながら進み突然の廃屋が出てきたと思ったらその先で孔雀又の二俣に到着し今日はここまで。リーダーのmidori28さんはもう少し上を考えていたようですが私達には無理と判断、予備日を取ってあり明日は深仙ノ小屋泊まりと決定したのでなんだかほっとした。杉林の中の小屋跡はとても快適なテン場で今年初めての焚き火が出来ました。
17日
今日も良い天気、快適なテン場を後にして遡行開始。開始早々巨岩帯で巻き道を歩くことになるが結構シビアな巻きにはロープを出してトラバース、沢に下りて遡行していくとガイド本に載っていない滝が現れる。登れないので高巻くがこのルート取りも大変特に20mの滝の巻きはガレガレのルンゼと泥壁でヒヤヒヤもの、尾根に登れば下りは比較的楽に下りられたのが救いだった。巻きはほとんど右岸を歩く、H1250mで左から入る涸沢を過ぎると源頭の雰囲気。多段30mの枯滝を過ぎると左が大崩落していてそこを過ぎると最後の40m滝、ここは乾いた右壁を登り沢型を詰めて適当なところで右の枝尾根にでる。靴を履き替え大峰奥駆道の登山道を目指して登り無事登山道にでました〜2日目もなかなかシビアでしたが無事ここまでこれて感無量です。
しかし、ここから深仙ノ小屋まで釈迦岳の登りがあり、山頂に着いたときには3人ともヨレヨレのヘロヘロ・・・山頂で大休止して小屋に向かいました。なんとか明るい内に小屋に着いた日が長いときで良かった、小屋には単独の男性3人がいて遅くなった私達に嫌な顔もせず場所を空けて下さいました。3人と奥駆道を歩いて居るとのこと、大阪から来たと言う方は明日は3時に出るというので私達も夕食をたべて早々にシェラフに入った。
18日
今日も晴れ〜小屋の前から日の出を拝む。深仙ノ小屋の側には立派なお堂が有り由緒正しいお堂とのことで出発の時に無事のお礼参りをしてから、一晩お世話になった小屋を掃除して出発。奥駆道を進み太鼓の辻と大日岳分岐の所にザックを置いて大日岳に登りに行く、迂回路から山頂に登りましたがけっこうな岩場でした。分岐に戻り太古の辻で一休みしてから前鬼道を下って小中坊に下山、林道を歩いて無事車まで戻ることが出来ました。
今回女3人で知恵を出し合い普通の2倍の時間を掛けてなんとか予定通りのコースを遡行出来た、沢登りには決まったルートは無くそのパーティーの力量でルートが決まる。今回私達は巻き巻きルートでしたが、怪我も無く無事に遡行出来たと言うことはこのルートで正解だったと思う。リーダーのmidori28さん、トップを登ってくれたNさん、ありがとうございました。
midori28さんの記録⇒https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1103050.html
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コメント
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関西遠征お疲れ様でした。
前鬼ブルーメッチャ素敵ですね。
行ってみたくなります。
でも遠いし。。私には無理かな。
今度お会いした時是非お話聞かせて下さい。
未払い分も気になってますので。。。(^-^;
chocotanさん、ご無沙汰です
前鬼ブルーは一見の価値はありますが沢自体は結構シビアでした。
くれぐれも1人では行かないように(笑)
なかなか一緒に行く機会が無いですねぇ〜その内会えるでしょ、気にしないで下さいね
moguさん、こんにちは。
孔雀又の名前をみて、ついついコメントしてしまいました。
今から20年以上前に、この「孔雀又」とゆう美しい名前に惹かれて遡行したものの、右俣だったか左俣だったか・・・。
確か右俣だと記憶していたのですが、moguさんたちの遡行の写真をみていて、二俣から上が全然見たことのない風景でしたので、調べなおしました(笑)
かつて遡行したのは左俣だったようです。
左俣はチムニーのようなところを登り。五百羅漢の岩塔を間近に見ます。
今はあるかどうかわからないのですが、岩がブリッジになって門のようになったところも通ります。
右俣がガイドと違うのはH12年の台風の時に崩れたのでしょうか・・
孔雀又の記録がアップされるとよく見てるのですが、だいたいが日帰りで、垢離取までで、なかなか源頭まで詰める方は少なくて。
おお!釈迦まで登った記録だ!・・・と思って記録を見るとmoguさんだったので嬉しくなってコメントしました。
お疲れ様でした。
懐かしい孔雀又の写真を見せていただき、ありがとうございました。
ameyanさん、こんばんは〜ご無沙汰しています。
コメントありがとうございます
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