雨の恵那山



- GPS
- 07:21
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,093m
- 下り
- 1,064m
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は駐車場から林道歩き後の登山口にある渡渉箇所一点のみ。 雨後は通過可能か阿智村役場に電話で確認した方が無難。 |
その他周辺情報 | ・飯田山本IC下車後、左折して阿智村方面に向かうと朝食を食べられるお店はありません。IC下車後、右折するとすぐに「吉野家」「すき屋」があり、24時間営業のスーパー「西友」があります。 ・飯田山本ICから阿智村方面にコンビニは数件。セブンイレブンが二軒あったのは確実。 ・今回の下山後の温泉は昼神温泉郷を利用。「湯ったり〜な昼神」600円。恵那山の登山バッヂあり。 |
写真
感想
今回は二連休を利用して、恵那山と伊吹山へ登る計画です。
恵那山に登った後に愛知県へと移動して一泊。
二日目に伊吹山へと登り、高速道路のSAでお土産を買いながら帰って来る予定。
まずは初日の恵那山。
天気は生憎の雨模様となりました。
自分一人なら中止にして観光へとシフトするところですが、今日は三人で来ているという事と土砂降りという訳でもないので予定通りに登りに行きます。
広河原ルートの起点となるゲート前の駐車場に到着すると車は停まっておらず、予想通りの静かな山歩きになりそうです。
駐車場にあるトイレは比較的キレイな状態でした。登山届の用紙と提出用の箱も設置してあります。
諸々の用意を済ませ、今日はスタート時から雨なので雨具を着込んでいざ出発。
最初の林道歩きでは特に注意するところもなく、河原に転がっている巨大な岩々に驚いたり、やたらと劣化の激しいトンネルをくぐったり、雨の山の雰囲気を味わいながら舗装路を40分程歩いて広河原登山口に到着。
ここから山道に入ります。
初めに河原へと下り、丸太の橋を渡ります。
朝に村役場へ確認の電話をした時点ではまだ観測データが届いていないという事でしたのでやや不安もありましたが、増水している様子もなく水もきれいで一安心。
渡渉後は樹林帯の中を一気に登って行きます。
雨の樹林帯ですがあまり暗さを感じず、新緑の季節という事もあり周りの木々は青々としていてどこか明るさを感じます。
足元に目を向ければスミレやギンリョウソウが咲いていたり、頭上に目を向ければ広葉樹の青々とした若葉と針葉樹の濃い緑のコントラストが急登に疲れた体を楽しませてくれます。
道中には300メートル間隔で道標が立てられており、登山口から山頂までの距離を教えてくれます。
稜線に出てからは比較的穏やかな登りになります。
途中ササに覆われた道をヤブ漕ぎの如く通る箇所が何か所か出てきます。
積もった雪で倒れたササが道を塞ぎ、道も足元も見づらいです。
雨が降っていなくても水滴で濡れるので雨具の装備が必要です。
しかしこのササ原からは南東の方角が開けていて晴れた時には南アルプスを一望できます。
登りではガスの中で碌に見えませんでしたが、下りの時にはガスが晴れ、雲海に囲まれた南アルプスを望む事が出来ました。
これには結構感動しました。
連れの一人もこの景色を眺めるためにもう一度来たいと言うほどです。
数か所のササ原を抜けると再び樹林帯の中の登りがでてきます。
この辺りも良い雰囲気があります。
道中にはイワウチワの群生箇所や、木の根元からコケと一緒に咲いているバイカオウレンなどがありました。
ヤマザクラはほぼ終わりで花びらが登山道を彩っていました。
9番目の道標を超えた先からニセピークが出てきますが、後少しなので頑張ります。
樹林帯の中を進んで行くといつの間にか山頂に到着します。
2191mの恵那山山頂です。
山頂は展望台が設置されていますが、苛立つ程に周りの木々が邪魔をして展望は良くありません。
到着時にはガスっていたので何も見えないために態々上りませんでしたが、下山時には雨が上がっていたので上って見たところ、雨上がりの澄んだ空の向こうに見える御嶽山や乗鞍岳、中央アルプスに北アルプス、その全てが木々に邪魔されて見づらいのが非常に残念でした……。
山頂から更に先へ進むと数個の小さな祠が建っており、そこを抜けて少し下ると避難小屋と公衆トイレのある広場に出ます。
今日は雨が降っているので昼食は小屋の中で取ります。
恵那山山頂小屋はあまり広くはありませんが結構キレイです。
土間には薪ストーブが設置してありますがあくまで非常用との事。
頭上に張られているロープと棒に雨具を引っかけてから、お湯を沸かしてラーメン。
小屋内の温度は13℃くらいだったので、暖かいラーメンが実にうまい。
小屋の記録ノートを眺めながら昼食を取っていると、雨が少し止んで明るくなってきました。
上にも書きましたが、登り時はほぼガスっていたので下山時に期待をして出発。
この時小屋の裏手にある岩場に行かなかったのを少し後悔。
後で調べたところ、その岩場が一番景色が良いんだとか。
次の機会に取っておきます。
下山時には上にも書いた通り一部でガスが晴れ、雲海の上に数々の名峰山域が姿を見せてくれました。
あれは登った、あれは登ってない、また行きたい、いつか行きたい。
良い景色を見ると登山意欲が湧いてきますね。
今回はピストンなので下りでは特に注視するところも無く、ほぼコースタイム通りに下山。
登山口近くの渡渉も増水は無く、汚れた雨具を脱いで軽く洗ってから駐車場へ。
全員ケガ無く無事下山です。
なお、林道を歩いている最中に山からの落石がありました。
崩壊注意や落石注意の看板のある付近だったので、やはりそういう箇所は気を付けなければと登山の最後に改めて気付かされました。
勝って兜の緒を締めよ、というやつですね。
下山後の温泉は昼神温泉郷の日帰り温泉「湯ったり〜な昼神」。
大人600円でお風呂は広め、露天風呂あり。
恵那山の山バッジも売ってます。
風呂上りには飯田市市街へ戻り、飯田名物の揚げ餃子に舌鼓を打ってから一路愛知県は小牧市へ。
本日の宿はスーパー銭湯「小牧天然温泉スパ ガーラ」。
入館料1512円+深夜料金1350円で、朝11時まで居られます。
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