記録ID: 1153512
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
横岳〜硫黄岳(杣添尾根コース)
2017年05月28日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 11:13
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,480m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 11:13
距離 14.4km
登り 1,496m
下り 1,496m
17:54
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
杣添尾根の前半2/3は、単調な樹林帯の道をひたすら進みます。一本道なので迷う心配はないですが、展望やコケなどの楽しみは皆無で、数ある八ヶ岳の登山道の中でも最も味気ないルートのように思われます。その分、登高効率は上々です。 途中2100m付近から残雪が出始め、2300m付近からはほぼ登山道が雪で覆い尽くされるようになります。この時期はもうアイゼンは不要ですが、特に午後はうんざりするほど踏み抜きが多発するので、スパッツとストックの雪山用バスケットの装着は必須です。 2550m付近でハイマツ帯に飛び出て、一気に展望が開けて爽快です。しかし、本ルートの雪が緩んだ残雪期は、この先の尾根の北側を回り込むように進む区間が最も厄介で、深い踏み抜きの嵐に見舞われて想像以上に体力と時間を費やします。雪が締まったなるべく早い時間帯に登るのが得策ですが、それでも下山時には相当苦労を強いられると思います。 三叉峰直下100m位はかなりの急登となりますが、雪のない尾根上を進めるのが救いです。 横岳周辺の稜線は、一部険しい箇所がありますが、落ち着いて進めば特に難しくはないと思います。 今年は雪がまだかなり多く残っており、残雪区間の踏み抜きで非常に苦労した感がありますので、初心者には残雪期終盤の杣添尾根の利用はあまりお勧めできません。 登山口には登山ポストが設置されています。 トイレは登山口にはなく、稜線上では各山小屋で利用できます。 携帯電話(au)は概ね通じますが、硫黄岳周辺では電波が入りませんでした。 |
写真
撮影機器:
感想
稀少なツクモグサを一目見ようと、残雪豊富な杣添尾根を経由して横岳に登りました。
杣添尾根上部の残雪の踏み抜きの嵐にはかなり参りましたが、5年前に北海道の芦別岳で出合った時以来のツクモグサに再会することができて、苦労が報われました。
今年は高山植物の開花時期が遅れ気味のようで、ツクモグサ以外の高山植物はまだごく少数でしたし、ツクモグサもこれから見頃を迎えそうな感じでした。
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Kitaraさん こんにちは
写真も感想もとても綺麗な文章ですね。お昼休みに読んで、癒されました。杣添尾根情報も参考になりました。
ご高覧ありがとうございます。
昨年の同時期に横岳に登られた記録を拝見しましたが、あれくらいツクモグサが随所で咲いてくれていると圧巻ですね。杣添尾根は今年は雪がかなり多いですが、まさにツクモグサに一直線といった感じの登高効率のいいルートでした。
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