比良山系、リトル比良縦走


- GPS
- 31:10
- 距離
- 51.4km
- 登り
- 3,893m
- 下り
- 3,899m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 9:58
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:21
天候 | 晴れのち曇り、時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
新しいテントを買ったので使ってみたく。テント泊を計画。
NordiskのLofoten 1ulw。ダブルウォールなのに、ポール込みで約500gと超軽量。パッキングの大きさも500mlペットボトルを横に二つ合わせたぐらい。
HeritageのStock Shelterを持っていますが、270gと軽いけど設営にトレッキングポールが必要です。両方合わせるとLofotenより重い。トレッキングポールを殆ど使用しない自分としては、重量あまり変わらずに雨とかの耐候性や前室がある等、Lofotenの方のメリットあります。パッキングの大きさは倍ぐらいになってしまいますが。
ただ、かなりお高いです。国内で買うと2p用しか売って無くて、脅威の12万円。海外通販で8.3k円と価格を抑えましたが、やはり高い。2ヶ月ぐらい悩んで、清水の舞台から飛び降りました。
さて、近場で何処が良いかと考えたところ、比良山系の金糞峠が前々からテントを張ったら良いだろうなと思っていたので、そこに決定。
後は、コースをどうするかですが、次の方針でコースを決めました。
・歩いたことのないコースをいっぱい歩く。
・金糞峠にテントを張る。
・武奈ヶ岳にはとりあえず登る。
で、決めたコースが、
1.蓬莱駅から小女郎峠に登って葛川坂下に降りる。(初)
2.坊村まで歩いて、そこから伊藤新道で白滝山。(初)
3.白滝山から近くの池を巡って、関電巡視路を通って打見山へ。(初)
4.打見山から比良岳、烏谷山経由で金糞峠へ
5.金糞峠までの途中で、堂満岳に寄り道。(初)
6.金糞峠でテント泊。(初)
7.二日目朝に武奈ヶ岳へ。
8.広谷経由で八雲ヶ原へ。(初)
9.八雲ヶ原からリトル比良を高島駅まで縦走。(初)
おお、初めてが一杯だ。ということでこのコースに決定。
一日目:
6:30に蓬莱駅を出発。雲一つ無い良い天気です。駅から見上げる比良山系も新緑で輝いています。
小女郎峠までの沢沿いの登山道を一気に登ります。空が青い!!。小女郎ヶ池も輝いています。で、坂下へ一気に下ります。高度が高いところは気持ちの良い道でしたが、下の方は倒木が多くて歩きにくい箇所が増えます。植林地で人間の管理が低下するとこうなるのですねぇ。
坊村まで4km歩いて、水を仕入れて伊藤新道を白滝山へ。
伊藤新道はワサビ大滝までは沢沿いの道で、ワサビ大滝を過ぎると杉林の急斜面のつづら折りを登り、白滝山山頂に。
山頂近辺にある池を巡ります。オトワ池は水が豊富でしたがスギヤ池は干上がり、長池は湿地化しているようです。季節的なもの鴨知れませんが。
ここから、打見山まで関電巡視路を探して進みます。しかし、マークや道標が殆ど無いので大変。巡視路用の階段を探して進みますが、YAMAPの無料地図に記載されたルートとまるで違う上に、高圧線に沿っているので地形は無視で、尾根と沢を直角に横切っている箇所多く、アップダウンが多い。景色も楽しくないし、あんまりお薦めできるコースではなかったです。なのに、物好きなことに男女6名ほどの中高年のパーティが同じコースを進まれているのに会いました。同じようにコースを見つけるのに苦労されていました。
打見山に辿り着いてビワコバレーで一服。カツカレーも食べて金糞峠へ向かいます。所が烏谷山を過ぎた辺りから空が暗い。堂満岳に寄り道してからの下り頃には雨が降ってきました。地上の天気予報では晴れでしたが山の天気なので仕方ないところです。琵琶湖の対岸は晴れてるし。
本降りになるかと思ったら小雨のままで小康状態。時間もあるし、旧比良ロッジから八雲ヶ原を回って金糞峠近くのテント場へ遠回りしてみました。旧比良ロッジ跡では既に2,3張りのテントが張られていました。また、八雲ヶ原から金糞峠への道沿いにある小屋で作業している人が何人か。近くの端が新しくなってるし、修復作業されていたのかも。有り難うございます。
金糞峠のテント場に着くと、ソロ登山の方一人が既にテントを張っている最中で、さらに、ちょうど男女6名のパーティの方々が着いてどこにテントを張るのか相談されているところでした。自分は、その隙間に幕営させて貰います。雨は小雨のまま。今のうちと幕営に掛かります。
さて、Lofotenですが、事前の練習では5分程度でテントを張り終わったのですが、その仕舞う時にテントが裏表になっていたらしく何処がどこかよく分からない状態になっており、それを解消するのに5-10分かかってしまいました。って、テントが裏表って何言ってるのかよく分からないと思いますが、このテントは、収納袋が一体になっていて(離すことも可能)、その袋が内側にあるので、収納時にある程度裏表になってしまうんですよね。でもその代わり、収納時はポールさえ外せば、1-2分ぐらいで収納できます。
も一つ失敗と思ったのがペグ。付属のペグで細い針金のようなペグを持ってきたのですが、テント場の硬くなった地面に半分ぐらいしか刺さらない。石で頭を打っても細いので曲がりそうで力を入れられないし。これは落ち葉や腐葉土の様な柔らかい地面用。もう1種類のちゃんとしたペグを持って行けば良かったです。
さてテント自体ですが、さすがダブルウォール。床面もバスタブ構造でもあり耐水圧も十分なので、ちょっとぐらいの雨では何の心配もありません。それより、さすがに狭い。座った状態でも猫背にしないと天井が頭に着いてしまう。寝てるだけなら前後が長いので十分で、荷物など置くスペースもありますが、天井が低いのは、我慢できない人は多いかも知れません。
総じて居住性さえ我慢すれば、この軽さは、超魅力的。買って満足ですが、使う人を選ぶでしょうねぇ。
二日目:
5時ぐらいに起きました。寒い。寝袋をケチってるしなぁ。服は上下とも薄いダウンだけで靴下はいてないし。当たり前か。
朝飯食って撤収。撤収には30分ぐらいかかりました。テントは速いけど、寝袋とかマットとか手間が掛かるなぁ。ザックが20Lしかないので適当に突っ込むと入らなくなるのでちゃんと収納しないと。
小雨で、ガスの中、武奈ヶ岳へ。頂上もやはり雨で何も見えません。さっさと下山。広谷方面へ降りていきます。
広谷は、岸辺の広い川沿いの道で、良い場所です。確認したところ大阪大学ワンゲル部や同志社高校などが管理されている小屋があり、朝のガスの中にたたずむ姿が良い雰囲気です。ただ、広谷分岐に近づくにつれ、渡渉する様に指示のマークがあるのに、渡渉後の向岸に道があったりして、この辺りよく分かりません。まぁ、山道ってそんな物ですが。
さて、広谷からイブルキノコバへの分岐で盛大に迷う。一本沢筋を間違えて、必要の無いプチ沢登りをしてしまった。濡れた1.5mぐらいの岩をよじ登りましたが、かなりヤバかった。バカです。引き返せよ。一登山に一回こんなことをしています。反省。
この時威力を発揮したのが、SealSkin 防水靴下です。防水性のないトレラン靴を履いているので、足の防水は課題でしたが、この靴下のおかげで、繰り返す渡渉や、湿地、沢などで何の問題も無し!!濡れないし、蒸れもない。素晴らしい。まぁ、破れるとダメですが。破れるんですよこれが、高いのに。これも今回、海外通販で約半額で手に入れた物です。
この後は、釈迦岳への分岐からリトル比良の縦走へ。あんまりきついアップダウンもないし、楽々ーと思っていましたが、やはり足にダメージが。下りで親指と太もも全面がかなり痛くなってきて辛い。ただこの辺りから天候も回復して、琵琶湖キレー、でも足痛い。さらに、岩阿沙利山から高島まで倒木が酷い。バッタバッタ倒れて道塞いでいます。歩きにくいこと。
鳥越峰の手前の巨岩のところでテープを見失ったり(上方にあった。岩登れ)。見晴山の先の分岐が見つからなかったりしましたが、何とか13:30ごろに下山。つーか、この登山口は分かりにくいでしょう。
高島駅は一旦通り越して、せっかくなので琵琶湖湖岸まで。青空輝く琵琶湖を見ながら、山で食べる予定だった朝食を食べて今回の縦走は終了です。
今回も反省はありますが、無事帰ってきました。テントも試せたし。中々良い登山となりました。
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