【緑風作戦】毛無山〜十二ヶ岳〜節刀ヶ岳〜黒岳〜三つ峠【丙64.7】

2017年06月03日(土) [日帰り]

• GPS: 11:40
• 距離: 30.9km
• 登り: 2,486m
• 下り: 2,769m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:42
• 休憩: 1:58
• 合計: 11:40

7:38 文化洞トンネルBS
7:41 7:41 十二ヶ岳登山道入口
7:45 7:45 トンネル上分岐
7:53 7:53 長浜ルート分岐１
8:18 8:18 長浜ルート分岐２
8:36 8:39 毛無山
8:41 8:41 一ヶ岳
8:44 8:44 二ヶ岳
8:46 8:46 三ヶ岳
8:50 8:52 四ヶ岳
8:55 8:55 五ヶ岳
9:00 9:01 六ヶ岳
9:07 9:07 八ヶ岳
9:11 9:11 十ヶ岳
9:18 9:18 十一ヶ岳
9:23 9:23 十二ヶ岳吊橋
9:39 9:45 十二ヶ岳
10:09 10:09 大石ペンション村分岐
10:13 10:13 金山
10:20 10:20 節刀ヶ岳分岐
10:23 10:36 節刀ヶ岳
10:38 10:38 節刀ヶ岳分岐
10:59 10:59 金堀山
11:12 11:13 大石峠
11:20 11:20 不逢山
11:50 11:51 中藤山
12:07 12:08 新道峠
12:10 12:10 第二展望台
12:15 12:17 第一展望台
12:23 12:23 破風山
12:32 12:32 すずらん峠
12:49 12:49 黒岳
12:51 12:52 黒岳展望台
12:55 13:14 黒岳
13:15 13:15 ドンベエ峠分岐
13:44 13:44 （旧）御坂峠
13:54 13:55 鉄塔
14:08 14:15 御坂山
14:34 14:34 御坂峠
14:44 15:06 天下茶屋
15:27 15:28 西川新倉林道脇駐車場
15:55 15:55 ベンチ
16:15 16:15 三つ峠山荘
16:16 16:18 展望ポイント-１
16:19 16:21 展望ポイント-２
16:24 16:26 木無山
16:30 16:31 三つ峠山荘
16:33 16:33 四季楽園
16:43 16:48 御巣鷹山
16:57 17:10 三ッ峠山
17:13 17:13 四季楽園
17:24 17:24 屏風岩
17:25 17:25 観音文字塔
17:32 17:33 神鈴権現社
17:33 17:33 一字一石供養塔
17:35 17:36 観音塔・愛宕尊
17:43 17:43 親不知
17:45 17:47 八十八大師
17:49 17:49 不二石
17:56 17:56 愛染明王塔
18:04 18:05 馬返し
18:11 18:12 股覗き
18:19 18:20 大曲り
18:27 18:27 達磨石
18:50 18:51 憩いの森公園
18:54 18:58 山祇神社
19:18 三つ峠駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：富士急行河口湖駅〜文化洞トンネルBS（昔、毛無山登山口BSがあったと思うのだが・・・。）
復路：富士急行三つ峠駅

コース状況／危険箇所等

毛無山：ほぼ一直線に伸びる緩やかな道が徐々に傾斜を増していく。
十二ヶ岳：四ヶ岳辺りから岩場が増え、六ヶ岳辺りから本格的な岩場登り。
金山〜黒岳の手前：アップダウンの落ち着いた歩きやすい道
黒岳〜：再度アップダウンが増す。
三つ峠：西側からの道は車も通れるので傾斜は比較的緩やか。

写真

6/3 7:38

乗ったバス路線に毛無山登山口バス停が無かったので文化洞トンネルバス停で下車。河口湖駅から490円。

6/3 7:41

トンネルを戻って入山する。

6/3 7:46

トンネルの上に出て毛無山へ（昔来た時は間違えて逆方向へ）。

6/3 7:53

長浜ルート分岐は2箇所ある。

6/3 7:57

緩やかな上りをダラダラと歩く。

6/3 8:19

前言撤回。傾斜がきつくなってきた。

6/3 8:29

ヤッホー富士山！でかい。ズームにしなくてもでかい。富士はどこからでも見えるが雄大さを感じるならやはり近場だ。

6/3 8:31

6/3 8:33

6/3 8:34

富士山と河口湖

6/3 8:35

6/3 8:36

毛無山到達。

6/3 8:37

毛無山から富士山

6/3 8:37

山中湖

6/3 8:41

十二ヶ岳への第一歩。

6/3 8:41

この後しばらくアップダウンが続く。

6/3 8:44

二ヶ岳

6/3 8:46

三ヶ岳

6/3 8:48

軽い岩の昇降が始まる。

6/3 8:50

四ヶ岳

6/3 8:51

四ヶ岳から右に西湖、左に河口湖、中央に富士山

6/3 8:55

五ヶ岳

6/3 9:00

中間の六ヶ岳

6/3 9:03

大きい岩を巻く。

6/3 9:07

あれ？八ヶ岳？もしかしてさっきの岩の上が七ヶ岳だったか？

6/3 9:09

標識を見落とさないように注意を払う。

6/3 9:11

ぬぉお、十ヶ岳。七、九はルートを少し外れた所なのか？

6/3 9:11

というか、十ヶ岳はピークじゃないぞ。

6/3 9:13

十一ヶ岳からは道がさらに険しさを増す。

6/3 9:18

十一ヶ岳

6/3 9:19

十二ヶ岳。あの岩が露出している所を昇るのだろう。

6/3 9:23

吊橋は渡る時に左右にかなり揺れる。

6/3 9:27

ここはさっき見えた岩肌の部分だろう。

6/3 9:29

岩場は木々が無いので御坂山塊、河口湖、奥秩父がよく見える。

6/3 9:31

三つ峠から山中湖

6/3 9:40

十二ヶ岳

6/3 9:40

富士山と西湖

6/3 9:46

もう一つの毛無山の手前に本栖湖

6/3 9:49

岩場の上に出たら南アが目に飛び込んできた。

6/3 9:50

岩のピークから下る。

6/3 9:59

十三ヶ岳とも言うべき岩のピークからの360°パノラマ。富士山、西湖、鬼ヶ岳、節刀ヶ岳〜黒岳、十二ヶ岳。奥に奥秩父。

6/3 10:00

「鬼ヶ岳」という山名に非常に惹かれるが、今回足を伸ばすには時間がかかり過ぎるかな。

6/3 10:02

節刀ヶ岳

6/3 10:06

岩場を抜けて道が落ち着く。

6/3 10:13

金山山頂は分岐。

6/3 10:21

節刀ヶ岳直下の上り

6/3 10:23

節刀ヶ岳

6/3 10:23

節刀ヶ岳から南ア

6/3 10:25

山中湖

6/3 10:25

御坂山地と河口湖

6/3 10:25

奥秩父〜富士山

6/3 10:27

節刀ヶ岳山頂部は虫が大量に乱舞しているので避難。

6/3 10:27

鬼ヶ岳

6/3 10:43

節刀ヶ岳からしばらくは歩きやすい稜線

6/3 10:52

ん？シャベルが。積雪期用かな？

6/3 10:59

金堀山

6/3 11:12

6/3 11:12

大石峠

6/3 11:13

富士山に雲がかかってきた。

6/3 11:20

不逢山

6/3 11:25

稜線がまた岩場になってきた。

6/3 11:45

大石峠以降、対向する山行者が増えてきた。

6/3 11:50

中藤山

6/3 12:08

新道峠

6/3 12:08

新道峠にはカメラスタンドがある。

6/3 12:10

第二展望台

6/3 12:16

第一展望台

6/3 12:16

第一展望台のカメラスタンドから。ちょっとズームにしないと駄目だな。

6/3 12:23

破風山

6/3 12:32

すずらん峠

6/3 12:38

黒岳への道はまた傾斜が増してくる。

6/3 12:49

黒岳

6/3 12:51

黒岳展望台から南ア方面

6/3 12:51

歩いてきた稜線

6/3 12:51

ああ、富士山は雲に覆われてしまった。

6/3 13:19

穏やかな稜線の中、黒岳部分だけ特異。

6/3 13:44

御坂峠。御坂茶屋（現在は物置状態）と朽ちたトイレ（だったもの）がある。

6/3 13:54

鉄塔の下を潜る。

6/3 13:55

鉄塔下から富士山

6/3 14:06

仁王像のように屹立する二本の木

6/3 14:08

御坂山

6/3 14:34

東の御坂峠

6/3 14:36

天下茶屋に下る。

6/3 14:44

天下茶屋

6/3 14:44

天下茶屋から富士山

6/3 14:53

天下茶屋を名乗るだけあって強気な価格設定だが、なかなか美味。

6/3 15:18

！！！

6/3 15:28

さて、行くか。

6/3 15:41

涼やかな沢音を聞きながらゆっくり登る。

6/3 15:42

車も通れるような比較的傾斜が緩やかな道なのが長々歩いてきた身にはありがたい。

6/3 15:51

ここら辺の土砂は流れやすいらしい。

6/3 15:56

うーむ、丸一日かかると思って入浴準備をしてこなかった。

6/3 16:15

三つ峠山荘

6/3 16:17

富士山の上半分は雲中に没入。

6/3 16:17

他の所も雲が増えた。

6/3 16:19

突き出た岩場からの展望が良い。

6/3 16:20

三つ峠は眺める山だ。屏風岩の美しさは秀逸。

6/3 16:21

杓子山、御正体山、奥に丹沢

6/3 16:24

ピークぽくない木無山。当初立ち寄るつもりは無かったが、三つ峠は木無山も含めた三山の総称。やはり立ち寄る。

6/3 16:30

改めて三つ峠山荘。山荘前休憩は有料とのこと。

6/3 16:32

三つ峠山荘を過ぎた所から黒岳等

6/3 16:32

八ケ岳

6/3 16:32

要塞のような三つ峠・開運山

6/3 16:33

四季楽園も建物前休憩は有料とのこと。

6/3 16:34

主峰の前にもう一つの御巣鷹山へ。

6/3 16:43

御巣鷹山

6/3 16:45

山頂は施設が幅を利かせている。

6/3 16:48

御巣鷹山の山頂部の展望はあまり無いが、開運山に向かう道からの展望がある。

6/3 16:49

右奥は権現山かな。

6/3 16:57

三つ峠に着いた時はもう無人。

6/3 16:59

三つ峠・開運山から富士山

6/3 17:01

奥秩父

6/3 17:01

歩いてきた稜線と南ア稜線

6/3 17:07

山頂から東〜南側

6/3 17:07

山頂から南〜西〜北側

6/3 17:08

八ケ岳

6/3 17:10

山頂から下る。この下、道が荒れているので特に下りは注意。

6/3 17:14

いよいよ本当に下山。

6/3 17:20

足元が結構ボロボロ。ロッククライミングを終えた人達が山荘に登って行ったが、擦れ違うたびに湿布臭がした。

6/3 17:24

昇り甲斐のありそうな屏風岩

6/3 17:25

岩場は大体霊場。

6/3 17:29

岩清水の音がチョロチョロ聞こえる。その結果としての崩壊跡。

6/3 17:32

神鈴権現社

6/3 17:33

一字一石供養塔

6/3 17:36

観音塔や愛宕尊等

6/3 17:37

傾いた橋と崩れかけた道

6/3 17:41

落石があったらひん曲がるくらいでは済まない。

6/3 17:41

おっ、富士山の雲が取れた！

6/3 17:43

親不知

6/3 17:46

八十八大師等

6/3 17:47

八十八大師前から富士山

6/3 17:49

不二石

6/3 17:54

岩のごろついた道が続き、気を抜けない。

6/3 17:56

愛染明王塔

6/3 18:04

馬返し

6/3 18:05

馬返しから富士山

6/3 18:11

股のぞき

6/3 18:12

股のぞきから富士山

6/3 18:13

日没が迫り、だいぶ薄暗くなってきた。

6/3 18:19

6/3 18:27

達磨石

6/3 18:28

登山口の警告文

6/3 18:28

ま、もう下山なんだけどね。

6/3 18:32

こんな所にバス停が？と思ったら違った。しかし、ハイヤーの連絡先が書いてある。

6/3 18:50

三ツ峠さくら公園の三ツ峠を模したトイレ。公園には無軌道そうな若者グループのみ。

6/3 18:54

山と里の境目にある山祇神社で日没を迎える。今回山行のご報告と御礼。

6/3 19:20

三つ峠駅で山行完了。券売は終了していたので電車内で乗車券を購入する。

撮影機器：

FUJIFILM XQ2 富士フイルム

感想

narodniki

【契機・計画】
山梨県の中でも山行空白地帯となっていた御坂山地。距離も長いのでなかなか実行できなかったが、この週末以降当分山行日和は望めないかもしれないので決行する。

【山行概要】
（登山口までのアプローチ）
富士急行の大月から1140円という運賃に眠気を吹き飛ばされつつ河口湖駅に降り立つ。外国人観光客に人気の富士五湖周辺と言えども朝の7時は静かなものだ。駅前から乗ったバスも他に乗客無し。
昔来た時には毛無山登山口バス停で降りたような記憶があるのだが、それが案内されないまま文化洞トンネルバス停が案内されたので慌てて降車ボタンを押す。（なお、自由乗降区間内なのでトンネル手前で下車することも可。）

（毛無山〜十二ヶ岳）
トンネル上から北側に一本道を上っていくと、その詰めた先が毛無山。山頂手前から振返ると富士山が右に西湖、東に河口湖を従えドカンと聳えている。こんなでかい富士山を見たのは久し振りな気がして思わず感嘆の声をあげる。
毛無山からそう歩かないうちに一ヶ岳で十二ヶ岳への第一歩。三ヶ岳くらいまでは序の口、四ヶ岳から十ヶ岳くらいまでは十両といったところ、十一ヶ岳から一気に三役級の険しさとなる。まあ落ち着いて望めばよい。吊橋の揺れも楽しむくらいの余裕が欲しいところ。
なお、十二ヶ岳のピークは上りきった所ではなく、さらに100m程進んだ先にある。上りきった〜と思って一旦落胆すること請け合いだ。
十二ヶ岳の先、十三ヶ岳とも言うべき展望の良い岩場を経て、金山から御坂山までの御坂山地主脈へ至る。

（金山〜黒岳〜御坂山）
金山から先は比較的緩やかな稜線。気温が高くなると予想していたが、基本木立の中で、また、涼しい風も吹き通るので全く暑くない。水分の消費もかなり抑えられた。今回の30km近い山行をこなせたのもオーバーヒートが抑えられたためと言える。
三百名山の黒岳のところだけ、またガシガシ登る必要があるが、ちょうど昼時で休むにはちょうど良い山頂だ。

（天下茶屋〜三つ峠〜下山）
予定より早く進行したので、せっかくなので麓の天下茶屋に立ち寄る。ペット連れが入店を断られていた。以前は可能だったようだが、何かしらトラブルがあったのだろう。ペットと来る人はご注意を。
富士山麓観光地価格と言うべきか、やや高めではあったが、いも団子はとても柔かくて美味であった。
十分休憩を取った後は最後に三つ峠へ。当初、清八山経由で行くことも考えたが、一旦下山して登り返す方が近道だ。幸い、道は車が通れるようなジグザグ道。最後に大きな登りを持ってくることには危惧もあったのだが、大して難儀することもなく三つ峠の稜線へ。これまた当初は開運山だけ寄る予定だったが、やはり三つ峠と言うからには三つのピークを巡るべきだろうと木無山、御巣鷹山を合わせて巡る。
そうこうしているうちに17時を過ぎてしまったが、外はまだ明るい。達磨石からは舗装路になることは把握していたので焦ることなく下山する。三つ峠の表参道とも言うべき東側の登山道はかつての信仰の篤さと現在の衰微を感じせしめるが、観音塔や愛宕尊等に敬意を払いつつ降りていったところ、再度雲を払拭した富嶽を目に収めることができた。まことにありがたし。
下山途中から辺りは薄暗くなりつつあったが、所々富士山方面の展望が開け、日没に余裕を持って下山することができた。

【総括】
歩ききってみれば体力度7（1〜2泊以上が適当）で、体力度が今年最高値の山行となった。6月以降、熱い日差しの中、2500m超の稜線歩きを志す身としてはとても心強い結果だ。
もっとも、今回の山行においては、なだらかな稜線、穏やかな陽光、そよぐ涼風に助けられたところ大である。決して増上慢になることなく、夏山山行に臨みたい。

〜おしまい〜