横岳+赤岳 梅雨の晴れ間にツクモグサ改め杣添尾根で雪まみれ
- GPS
- 08:44
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,600m
- 下り
- 1,586m
コースタイム
-8:24赤岳天望荘8:30-8:55赤岳9:00
-9:22赤岳天望荘-10:15三叉峰-12:40駐車場
天候 | 曇り (高曇り+雲海の状態であったため、展望はそこそこあり) 稜線上では西風が吹いていました。 (その影響でツクモグサが揺れて撮影しづらい) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
詰めれば11台ほど駐車可能 国道141号よりすべて走りやすい舗装道路で到達可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
海ノ口自然郷別荘横岳登山口駐車場 駐車場から少し南へ行ったところの右手に登山道入口と登山ポストがあります。 当日は、暗くて登山道入口に気がつかず、別荘地の中の車道を歩きました。 (こちらは一本道ではなくかつ道標も無いので迷う可能性があります。 一応下山時にポイントの写真を撮りましたのでアップしておきます。) 杣添尾根下部 足元悪し(登りはOK。降りは滑る) 新しい道標あり(こちらには時間や距離の表示なし) 古い道標もある(こちらは肝心のところが消えていたり読めなかったりです) 展望ほぼ無し ところどころで登山道が水たまり ぬかるみ+丸岩で靴のグリップが効かずよく滑る (特に降りで汚れる可能性大 スパッツ必要) 倒木が道を塞いでいるところもあり 全般として道はあまり整備されておらず歩きにくいです (個人的にです。苦手な登山道のタイプです) 杣添尾根枯れ木帯 展望あり(富士山、奥秩父) 登山道特に問題なし 杣添尾根上部 2400mを超えたあたりから登山道に残雪が現われる さらに上がると尾根の北側の雪の斜面を進むことになる 前日の雨の影響でトレースが不明瞭 一部木をかきわけて進む部分あり(夏道とずれているのか、雪によって木が倒れ掛かっているのか?) このあたりで非常に時間をとられる(登り下りとも30分ぐらい余計にかかったか) 三叉峰の少し手前で稜線に上がりハイマツ帯になる 後半で、横岳、硫黄岳方面の展望がある 稜線に出たところからは迫力のある赤岳が見える 横岳奥ノ院〜赤岳山頂 一部前日の雨の影響か濡れている岩場がありましたが、特に問題になることはなし (核心部といわれる日の岳の岩場の写真もアップしています) ツクモグサの場所は三叉峰〜日ノ岳の西側斜面(諏訪側)。 岩場のテラス状のところに生えています。 わりと見つけやすいと思うので各自探してみてください。日ノ岳のピーク手前はかなりの数で登山道脇でした。 トイレ 赤岳天望荘までありません。 |
写真
感想
ツクモグサの記録が続々ヤマレコにアップされているのを見て、早いうちに横岳に行きたいと計画していました。
金曜日の段階で、11日、12日の天気は×、休みの取れそうな14日は○という状況だったので、14日火曜日に計画していました。
土曜日の朝ウェザーニュースで天気をチェックしたところ、12日の午前は晴れそうだったので急遽12日に行くことに決めました。
翌日が休みの土曜日であれば、美濃戸口(美濃戸までのオフロードは避けたいので)から赤岳、横岳、硫黄岳と周回する
余裕がありますが、日曜日なので渋滞がひどくならない内の早い時間帯に下山できる杣添尾根コースにしました。
杣添尾根コースであれば、駐車場から比較的短時間で稜線まで行けます。
土曜日のうちに八ヶ岳山麓入りし、2時45分起床、簡単な食事をして出かけました。4時前に駐車場に到着。
ガイドブックには6月中旬から駐車場が混むとありましたが、他に車はありませんでした。
外は薄明のなか東の空がピンクに染まり、正面に横岳も見えていい感じです。
まだ薄暗かったので登山口の案内を見つけられずに駐車場の正面の車道を登っていきます。
2、3ヶ所の分岐点は登りになっている道を選んでいきます。最後の登山道に入るポイントで少し迷いましたが、
何とか登山道を見つけました。
登山道は、ところどころ水溜りがあり川底にあるような丸い岩も多く歩きにくい感じでした。
(この時点で下山時に苦労しそうな予感をしました)
しばらくは展望の無い樹林帯の登りになりますが、程なく枯木帯になり少し展望が出てきます。
木の間から、赤岳、富士山、後ろには奥秩父などの山が見えるようになります。
標高2400mを超えたあたりから雪がちらほら出てきました。一応4本歯の軽アイゼンを持ってきてはいましたが、
雪も柔らかく余裕でした。
ところが、登るにつれて雪が増え、登山道がどこか分からないぐらいに雪で覆われるようになりました。
さらに、このあたりは、赤テープも少なくどこがルートか不明な部分もでてきました。
数日前のトレースをたどっていったのですが、土曜日の雨で不明瞭で、ところどころ混じる土の部分や
木の枝をかきわけて進むようなところもあり上部ではロストした状況になりました。
(後続者の方には迷惑をかけたと思います)
また、雪の部分、土の部分とも非常に滑りやすく難儀しました。
このあたりからは、木の間から横岳や硫黄岳も見え、人の声も聞こえるくらいでしたので特に不安はありませんでしたが・・・
それでも何とかしっかりしたトレースと合流し、雪の斜面を登り終えると程なく杣添尾根の稜線にたどり着きました。
ここからは、展望がひらけ赤岳の眺めがすばらしいです。
またしばらく行くと三叉峰の道標も見えます。
三叉峰には7時に到着、2時間30分の予定が3時間と雪で少し時間をロスしました。
残念ながらこのころには空は雲で覆われており、ツクモグサが開いているか心配でした。
とりあえず、横岳奥ノ院にいってパンでも食べようと思い行ってみましたが、ツアー登山ご一行様が硫黄岳方面から
続々登ってこられて混みこみ状況でしたので数枚写真をとって退散し三叉峰まで戻り食事をしました。
ちなみに三叉峰と奥ノ院の間にはツクモグサはほとんどありませんでした。
三叉峰で軽く食事をした後、ツアーご一行に追いつかれないうちに、地蔵仏方面へ進みます。ヤマレコの記録にあるとおり
西側斜面に点々とツクモグサはありますが、曇っているため閉じたままです。
日の岳の山頂付近でツクモグサがあり人だかりになっていましたが、また戻ってくるのでパスして進みました。
日の岳からの下りは、核心部といわれる長い岩場になっています。
下部では向かって右側と左側にそってクサリがありますが、左側の方が、ステップやホールドが多く易しそうです。
右側は完全にクサリに頼る必要がありそうです。
今回は左側のクサリにそって降りました。
あまりクサリに頼らす少しゆっくり降りたので、登りの方を少し待たせてしまいました。
8時30分ごろに天望荘に到着、雪で時間をロスしたので赤岳まで行くか少し悩みました。
薄日が差すときもあったので時間が経てばツクモグサが開く可能性もあるので、赤岳まで足を伸ばしました。
(今後予定している真教寺、県界尾根ルートとつなげるためにも・・・)
まだ体力に余裕があったので、登り25分、下り22分で往復まずますです。
日の岳の岩場を今度は登りで通過し、先程の人だかりのところへ行きますと、
なるほどたくさんツクモグサがありました。残念ながら半開きでしたが・・・
来るときに見つけておいたツクモグサのポイントをチェックしながら三叉峰まで戻りましたが、
開いている花はありませんでした。
また、来年リベンジですね。
杣添尾根を来た道を戻っていきます。
今度は合流したトレースのほうを下りましたが、少しましな程度でした。
雪はさらに柔らかくなり、踏み抜きや意図しないシリセード状態になったり、
大変な雪遊び状態になってしまいました。
今回は甘く見てトレランシューズでしたので靴の中に雪が入りさらに大変でした。
雪が無くなった尾根下部は、ぬかるんだ泥と丸岩の波状攻撃に合い、すべりまくりでズボンを泥だらけにして何とか下山しました。
丹沢の大倉尾根のようには、走って降りれず、まだまだ修行が必要です。
横岳稜線の岩場は楽しめましたが、
ツクモグサも半開きで、来年のリベンジを期します。
YatsuJuninさん、
はじめまして。
keith-kと申します。
写真撮影に励んでいる青いジャケットは小生です。
ツクモグサは梅雨の時季と重なるのでタイミングが難しいですね。去年は良かったのですが・・・。
また、来年に期待しましょう。
keith-kさんこんにちは。
コメントありがとうございます。
確かに梅雨時は、天気が難しいですね。
私は、ツクモグサは今年が初めてですが、来年以降もチャレンジします。
杣添は、雪が大変だったので今度は、美濃戸からですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する