木曽三岳：南木曽岳【上の原コースを黙々と登って、黙々と下る】
onetotani
体力度について
- GPS
- 07:54
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,220m
- 下り
- 1,220m
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- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 7:54
| 天候 | 晴れ 後 曇り 【気温】 駐車地出発時：14℃ 見晴らし台：15℃ 女岩展望台：22℃ 巨大樹の森入口：19℃ 登山道入口下山時：25℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
等覚寺の先、二差路を右へ〜上の原・登山者駐車場を利用。 （5〜6台は駐車可能・協力金：200円） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【登山者駐車場〜巨大樹の森入口】 1・民家の脇を抜けて登山道に入り、笹原に出ると登山届ポストが 現れます。ここが登山口？ 2・木曽幹線の鉄塔を過ぎると尾根筋の登りになります。 3・笹の丈は低く、踏み跡は明瞭です。 【巨大樹の森入口〜女岩展望台】 1・南向きの尾根に乗ると笹が濃くなり、展望の無い自然林の尾根を ひたすら登ります。刈り込まれた道を外すと蜜生した笹のヤブ漕ぎ になります。 2・大岩の基部が現れ、アスレチックな道で石楠花の咲く小コルに降り、 登り返すと、まもなくして展望台に。 |
| その他周辺情報 | �‥仍各擦濃各擦貌�ると登山届ポストが有ります。 （ノートもペンも常備されていました。） ��南木曽岳は、御嶽山、木曽駒ヶ岳と並ぶ木曽三岳の一つで、 かつ日本三大美林の一つです。 【2015年度の日本山岳遺産として、 南木曽岳（長野県）を認定】 |
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展望は後にして、山頂へ向かおう。
奥には南アルプスが・・、見えないか。
感想
onetotani
すでに中部地方も梅雨入りしたが、幸い土曜日の午前中は晴れそうだ。
アルプス展望の山は烏帽子岳か南木曽岳か迷うが、久しぶりの南木曽岳にしよう。山は決まったがコースは蘭か上の原か？
・・・一度歩いて、山の大きさを感じられた上の原コースにしよう。
見逃しそうな登山道入口から、民家の裏を通って登山道へ向かうと
笹原の中に登山届ポストが現れる。
どうやらここから登山道が始まるようだ。
溝の様な斜面を急登して尾根下から木曽幹線の最初の鉄塔に続き
二基連続する鉄塔（関電の木曽幹線、甲35・乙35）を過ぎると
やがて尾根らしい形状になってくる。
二度程踏み跡が左へ分れるがいずれも幹線の巡視路になるので、
直進方向を選ぶ。檜？と自然林を分ける笹の尾根が緩んだり
傾斜を増したりしながら東へ延びる。
足元の笹に隠れるようにギンリョウソウが奇異な姿を現すと
やがて檜が疎らになり、深い森が広がり南北に延びる
尾根に合流する。北方は笹に覆われ踏み跡は南へ右折し、
枯れた古木が目印のように立っている。
「巨大樹の森入口」と言われる場所だ。
登山口から稼いだ高度を見ると約600m。残りは500m程だ。
一息入れて深い森へ向かうとやがて一際大きな木が現れる。
脇の道標には「樹齢400年以上・幹の周り4.8m 」とある。
このコースのシンボルのようだ。
シンボルを過ぎると笹の丈も伸び、登りもきつくなる。
深い森は陽も展望も遮られるので、ひたすら高度稼ぎに専念する。
2年前は行く手を邪魔した深い笹もきれいに刈り込まれていた。
カッコウやウグイスの囀りを聞きながら、背丈ほどの笹の切り開きを
行くと、梢越しに展望が得られるようになる。
振り返ると霞がちだが、連なる稜線は間違いなく中央アルプスだ。
大岩の基部を抜けるアスレチックな道を石楠花の鞍部へ下ると
一段と笹が深くなり、傾斜もきつくなるが僅かな登りで
突然空が抜けて頂上部の避難小屋脇に飛び出す。
左折すれば女岩の展望台だが、先に山頂を往復してこよう。
展望の無い山頂から戻り展望台へ駆け上がると
評判の展望が広がっていた。
鮮明さに欠け遠くの乗鞍や南アルプスは見えないが、
中央アルプスの山座同定するのには充分な眺望だ。
雪の衣を脱ぎ、夏衣装に着替えた御嶽、麦草山から越百山に至る
中央アルプスのピークが一つ一つ確認できる。
穏やかな風に吹かれながら、居合わせた人たちと会話をしながらの
楽しい時間を過ごすが、次々と人が上がってくるので食事は摂らず
下る事にする。
深い森から溢れるマイナスイオンを全身に浴びながら
巨大樹の森入口まで戻ってきた。
後は明瞭な踏み跡が続くのでここで食事にしよう。
苔むした倒木をテーブル代わりにして昼食タイムを過ごした後、
西に向きを変えてゆっくりと往路を戻る。
【南側の蘭のキャンプ場から周回するコースに比べ、
西側から長い尾根を辿る上の原コースはマイナーなのか、
頂上以外では誰一人とも逢う事がなかった。
「頂上でしか得られない展望を求めて長い尾根を辿る」
そんな疲れるコースだが、二度目にしてすっかり
気に入ってしまった。】
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南木曽岳の最新記録
KzSND さん
こんにちは。
展望の山、南木曽岳ですね。
蘭ルートはアスレチック気分で登れますが、上の原コースの方が本来の山深さと雄大さを感じることができて、良いと思っています。
onetotaniさんと同意見で嬉しくなりました
しっとり静かな巨大樹の森も気に入っています。
いつか積雪期に上の原からと思っていますが、行けるのでしょうか？
ただでさえ人が入らないので、難易度が高そうです。
人の少ないルートですが、ササ刈りしてあったんですね
かつて、帰りの道案内用に赤テープ持って登ったのが、懐かしいな
totokさん 今日は。
どうやら険しさよりも山深さを感じるコースが肌に合うようです。
烏帽子岳にしようか迷いましたが、午後の天気が芳しくないので
南木曽岳に決めました。
私も残雪期に歩き、深い笹に覆われた上の原コースの地形が、
見極められないかなと思っています。
先回難儀した笹もきれいに刈られて、ルート取りに迷うことは
ありませんでした。
南木曽岳に、御嶽山が分霊されてるとは知りませんでした。
3山だと、百名山の空木岳かと思いきや、南木曽岳なんですね。
下刈りは、ありがたいですね。ロングコースが
藪こぎですと、気が滅入るところです。
森のマイナスイオン、この時期ならではですね。
山頂の展望に恵まれ、何よりです。
中アの山の同定は、さすがですね。
僕は、宝剣が基準なので、宝剣が見えないと
チンプンカンプンです。
komakiさん 今日は。
蘭からですと短時間で周回できますが、上の原から歩くと
南木曽岳の険しさよりも大きさが印象に残ります。
先回は深い笹を漕ぐようにルートを求める所がありましたが、
今回は整備されたおかげで紛らわしい所は有りませんでした。
霞がちで遠望は利きませんでしたが、年に何度か眺める山並みですので
少しは判別できるようになりました。
onetotaniさん
こんにちは
私も一度は歩いてみたい南木曽岳であります。
上の原からのコース拝見するに山の奥深さが感じられるコースですね。
私にはアスレチックなコースは勘弁してもらいたいので良い感じです。
今回はあまり展望がよろしくなかったみたいですが晴れた日には最高なんでしょうね。
kazu97さん 今晩は。
南木曽岳はどちらから登っても展望は頂上部までお預けになりますが、
展望台からは素晴らしい眺望が得られます。
白草山や小秀山よりは南に位置していますが、
こちらも乗鞍〜北アルプス〜中央アルプスそして振り返ると恵那山と、
名峰の数々に見飽きる事がありません。
晴天を捉えて是非訪れて下さい。登りの疲れも吹き飛びます。
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