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Yamareco

記録ID: 117106
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

阿弥陀山

2011年06月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
treeapple その他1人
GPS
11:43
距離
12.1km
登り
1,266m
下り
1,248m

コースタイム

林道途中駐車地点6:15 
登山口     7:00
烏帽子岳分岐  9:10
不動沢     10:00
阿弥陀山頂   12:11
山頂発     13 :06
烏帽子分岐  15 :19 
登山口     16 :55
駐車地点   17 :43
天候 曇り後雨
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
林道入口  早川沿いにきて谷根集落を抜け杉の林を抜けると、こんな山の中に何故?というような水田地帯が広がる。道なりに進み突き当りまで行かない十字路を左に直進、突き当りの二叉路を右に行かないで直進すると林道。ここからは道なりに進む。

林道  通行止めになっていなかったので乗り入れできました。
    しかし、途中に1箇所、大きなぬかるみがあり無理すればいけたかもしれないが大事をとって手前に駐車し歩いて登山口へ。
    昨年来たときより草が伸びており、車ではいやらしいところもありますが、四駆なら問題なく登山口まで行けると思います。

登山道
(登山口から烏帽子分岐まで)
昨年から手を入れた形跡が無く倒木や草が伸びて歩きにくい、昨年来たときより薮が強くなっている。
(烏帽子分岐から不動沢まで)
薮化の進行が顕著で急傾斜の下りだがなんとかルートの判別は可能
(不動沢から阿弥陀山)
まったくの薮。踏み跡の判別は不可能というか稜線上では足を下ろす場所も薮の中。急傾斜の連続で腕の力と握力が必要。
林道脇に咲くたにうつぎ
2011年06月18日 17:05撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 17:05
林道脇に咲くたにうつぎ
登山口
2011年06月18日 07:00撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 7:00
登山口
登山口にある白樺
2011年06月18日 07:02撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 7:02
登山口にある白樺
登山口からみた林道も薮が濃くなってます。
2011年06月18日 07:02撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 7:02
登山口からみた林道も薮が濃くなってます。
山へ入ると標高1000mでも雪渓が
2011年06月18日 07:22撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 7:22
山へ入ると標高1000mでも雪渓が
登山路にある石
土山と書いてある。こういう石がいくつかあるということは、この道は歴史のある道だったと思います。
2011年06月18日 07:30撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 7:30
登山路にある石
土山と書いてある。こういう石がいくつかあるということは、この道は歴史のある道だったと思います。
さんかよう
2011年06月18日 07:41撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 7:41
さんかよう
しらねあおい
2011年06月18日 07:41撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 7:41
しらねあおい
ここにも
裸石と読めます?
2011年06月18日 07:46撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 7:46
ここにも
裸石と読めます?
突然大岩があらわれる
2011年06月18日 08:08撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 8:08
突然大岩があらわれる
一人がやっと通れるくらいの隙間を行きます。
2011年06月18日 08:09撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 8:09
一人がやっと通れるくらいの隙間を行きます。
しらねあおいの群落
2011年06月18日 08:13撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 8:13
しらねあおいの群落
さんかよう
しらねあおい
2011年06月18日 08:13撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 8:13
さんかよう
しらねあおい
いわうちわ
2011年06月18日 08:21撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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6/18 8:21
いわうちわ
やっと、不動川到着。広い雪原です。
ここから雨が降り出しました。
2011年06月18日 10:08撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 10:08
やっと、不動川到着。広い雪原です。
ここから雨が降り出しました。
雪渓の冷気のなか中央の尾根に取り付く
2011年06月18日 10:09撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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6/18 10:09
雪渓の冷気のなか中央の尾根に取り付く
視界ゼロの中薮漕ぎ
これから山頂まではカメラを出す余裕無し
2011年06月18日 10:41撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
2
6/18 10:41
視界ゼロの中薮漕ぎ
これから山頂まではカメラを出す余裕無し
山頂に着いたらガスが取れ始め
鬼ヶ面山、駒ケ岳
2011年06月18日 12:03撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:03
山頂に着いたらガスが取れ始め
鬼ヶ面山、駒ケ岳
732高地は雲の中
2011年06月18日 12:03撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:03
732高地は雲の中
阿弥陀南峰
2011年06月18日 12:19撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:19
阿弥陀南峰
鋸岳方面
2011年06月18日 12:19撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:19
鋸岳方面
左から鋸、鬼ヶ面、駒
2011年06月18日 12:19撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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6/18 12:19
左から鋸、鬼ヶ面、駒
三峡パークも雲の中
2011年06月18日 12:19撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:19
三峡パークも雲の中
烏帽子方面も雲がとれてきました
2011年06月18日 12:19撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:19
烏帽子方面も雲がとれてきました
烏帽子からの稜線
2011年06月18日 12:19撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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6/18 12:19
烏帽子からの稜線
阿弥陀山の南峰
ルートはなし、途中で切れ込んでいるから本峰からは行けないようです。
2011年06月18日 12:20撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:20
阿弥陀山の南峰
ルートはなし、途中で切れ込んでいるから本峰からは行けないようです。
山頂の阿弥陀様
2011年06月18日 12:22撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
2
6/18 12:22
山頂の阿弥陀様
昼闇谷から吉尾平は雲海の下
2011年06月18日 12:33撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
2
6/18 12:33
昼闇谷から吉尾平は雲海の下
烏帽子岳
奥は鉾が岳
2011年06月18日 12:33撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:33
烏帽子岳
奥は鉾が岳
帰りは雪渓を利用しようか迷いましたが途中に滝があり断念しました。
2011年06月18日 12:34撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:34
帰りは雪渓を利用しようか迷いましたが途中に滝があり断念しました。
雲の動きが早くて
2011年06月18日 12:34撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:34
雲の動きが早くて
刻々と変わります
2011年06月18日 12:35撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:35
刻々と変わります
雨飾方面はみえない
2011年06月18日 12:35撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:35
雨飾方面はみえない
昼闇山は頭が少し雲の中
晴れていればこの向こうに焼山が見えるんですが
2011年06月18日 12:35撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 12:35
昼闇山は頭が少し雲の中
晴れていればこの向こうに焼山が見えるんですが
下山途中のピーク
ここからの下りがきつかった
2011年06月18日 14:14撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 14:14
下山途中のピーク
ここからの下りがきつかった
雪渓を利用していたらこの滝につかまっていました。
2011年06月18日 14:14撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 14:14
雪渓を利用していたらこの滝につかまっていました。
左のピークが山頂
2011年06月18日 14:15撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 14:15
左のピークが山頂
こんな立派なぜんまいがいくつもありましたが、
採っている余裕なし
2011年06月18日 14:46撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 14:46
こんな立派なぜんまいがいくつもありましたが、
採っている余裕なし
ぜんまいとしらねあおい
2011年06月18日 14:46撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
1
6/18 14:46
ぜんまいとしらねあおい
烏帽子へのピークから見た阿弥陀山
どこにルートがあるのというくらいきつい?
2011年06月18日 15:57撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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6/18 15:57
烏帽子へのピークから見た阿弥陀山
どこにルートがあるのというくらいきつい?
左が烏帽子
2011年06月18日 15:58撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 15:58
左が烏帽子
最後のピークから
さようなら
2011年06月18日 15:58撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
6/18 15:58
最後のピークから
さようなら

感想

過去2度敗退している阿弥陀山に三度目の正直で挑んできました。
一度目は去年の今頃、同じルートで時間切れ、二度目は去年の秋三峡パークから732高地経由で狙いましたが、増水で732高地へ行くことが出来なくて敗退。

今回は必勝を期してアイゼン、ピッケル装備して不退転で臨みました。
昨年と比較して時期的には1週間早かったのですが、残雪が多い割には草等の成長が早く、ルートが薮化していることと倒木が多く歩きにくく、ルートは昨年より難しくなっていました。

特に烏帽子への分岐からは急傾斜と籔、道がぬかるんでいることもあってよく滑ります。ホールドを確保しないと滑り落ちそう。

不動川に下りると雪で埋め尽くされているのでアイゼンを着用し歩きはじめるが、
昨年はいくら探しても見つからなかった入口が見つかったが、このままアイゼンとピッケルで雪渓を上り詰めても良いかなと思った。しかし、せっかくルートが判明したのだから使ってみようと、アイゼンを脱ぎ不動川が二つに分かれる真ん中の尾根に取りつく。

この尾根はルートの目印はところどころにあるが、ほとんど籔、尾根の上もところどころは激薮で通過不可な場所は巻いて行くが、足を下ろすところが見えないくらいの激薮の連続である。

昨年登りつめた小ピークまでたどり着くのにも、急傾斜と激薮の稜線を悪戦苦闘
、残置ロープが2本ほどあったが、多分糸魚川の方々が何年か前設置したものと思われる。ありがたく使わせていただいた。

昨年来たとき、小ピークからは山頂まで道らしきものが見えたので楽勝と思ったが
、とんでもない、足を下ろすところも見えないような薮、足探りで一歩一歩進む。

最後の急斜面を上がると視界がパット開け、前方に駒ケ岳、振り返ると烏帽子岳
感動の一瞬、思わず歓声を上げてしまった。

ついさっきまで五里霧中だったのに雨が上がり、雲が急速に動き周囲の山々が姿を表わしてきた。雲の中を覚悟していたのに、これだけ見えれば充分、阿弥陀様に
感謝しておまいりです。

山頂で雲の動きに見取れていたら、あっという間に1時間近く経過。
帰りの道を考えるとゆっくりしていられないので、足元の見えない薮道に足を踏み出し下山の途につく。

天気が良ければ烏帽子岳もよっていこうかと思ったが、パスしました。

海谷山塊は日本の山の中でも忘れられたような存在、山へ登る人でもここの山を知る人は少ない。地形的にも日本海方面に開かれているのみ、糸魚川市、上越市くらいの人々にしか知られていない。

隣の長野県に住む私でさえここにこんな素晴らしい山々があったなんて、つい最近山スキー始めるまで知りませんでした。

海谷山塊の中でも阿弥陀山は、冬でも夏でもどこから見てもカッコ良くて、登山意欲をそそる山です。
今回は登頂できて大満足でした。





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コメント

このコースは・・・
treeapple さんコンバンワです。
焼山へ登る際にルート検討をしました際、阿彌陀山や昼闇山(三角点)が気になっていました。阿彌陀山はその名の通り阿彌陀様が祭られているので、人が歩くルートがあると考えられますし、三角点は人が行って設置するので、必ずルートが有ると思っていました。
が、実際に行かれたとは正直驚きましたね。
やはり藪コキは仕方がない所ですが、所々人工物が有ることは心強いかと思います。
2011/6/21 20:32
おもしろいコースです
kintakunte さん こんにちわ

阿弥陀山というのは南から見ても北から見てもいい山、カッコよくて ほれぼれしてしまいます。

山頂からの景色も抜群で、実際に登ってみてもいい山でした。
ぜひチャレンジしてみてください。
2011/6/22 14:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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