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記録ID: 1188671
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沢登り
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【薮山レコ】赤男山 〜蓮華温泉から沢登り〜

2017年07月08日(土) [日帰り]
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GPS
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距離
16.1km
登り
1,478m
下り
1,487m

コースタイム

日帰り
山行
10:30
休憩
1:00
合計
11:30
5:20
60
6:20
6:20
60
7:20
7:25
220
11:05
11:40
175
赤男山
14:35
14:45
40
白高地沢橋
15:25
15:35
75
16:50
蓮華温泉
・登山道の無い赤男山を白高地沢から沢登りで挑戦
・瀬戸川、白高地沢は例年同時期よりもかなり増水している
(参考文献)「山頂渉猟」南川金一 著
(参考サイト)激藪の隙間より (後立山北部 長栂山、赤男山 '06/9/29〜30)
天候 晴れのち曇り(ガス)
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
木地屋〜蓮華温泉までの道路は先週の北陸豪雨の影響が多少見られますが通行可能でした。朝日岳登山道も沢沿いで小枝や落ち葉の散乱する箇所が少々見られますが通行に支障はないようです。
コース状況/
危険箇所等
・蓮華温泉〜白高地沢 : 朝日岳登山道
・白高地沢〜赤男山 : 沢登り、雪渓登り、稜線の薮こぎ
その他周辺情報 姫川温泉の瘡の湯(くさのゆ)
(参考)朝日岳南面より望む赤男山、白馬岳方面
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(参考)朝日岳南面より望む赤男山、白馬岳方面
夢見平付近より望む後立山連峰
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夢見平付近より望む後立山連峰
雪倉岳アップ
目指す赤男山(2190m) 登山道は南西側をトラバースしており山頂へ至る登山道はない。
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目指す赤男山(2190m) 登山道は南西側をトラバースしており山頂へ至る登山道はない。
朝日岳(左)、五輪山(右)アップ
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朝日岳(左)、五輪山(右)アップ
海谷山塊、雨飾山方面から昇る朝日
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海谷山塊、雨飾山方面から昇る朝日
早朝の蓮華温泉、左は雪倉岳
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早朝の蓮華温泉、左は雪倉岳
既に営業中の蓮華温泉
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既に営業中の蓮華温泉
蓮華温泉付近の登山道脇に見かけたヤマオダマキ
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蓮華温泉付近の登山道脇に見かけたヤマオダマキ
蓮華の森キャンプ場の様子
蓮華の森キャンプ場の様子
アヤメ平へ降りる登山道には木道が多く、濡れているので超滑りやすい。傾いているものも。
アヤメ平へ降りる登山道には木道が多く、濡れているので超滑りやすい。傾いているものも。
兵馬の平の湿原 朝露で濡れている
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兵馬の平の湿原 朝露で濡れている
瀬戸川橋が見えてくる。300mの下りがここで終わる。
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瀬戸川橋が見えてくる。300mの下りがここで終わる。
白濁増水した瀬戸川はゴーゴーと音を立てかなりの勢いで流れている
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白濁増水した瀬戸川はゴーゴーと音を立てかなりの勢いで流れている
森の中をしばらく登ると、静寂に包まれたヒョウタン池の脇を通過
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森の中をしばらく登ると、静寂に包まれたヒョウタン池の脇を通過
170mほど登り白高地沢橋へ。ここでも蓮華温泉よりも標高が100m低い。
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170mほど登り白高地沢橋へ。ここでも蓮華温泉よりも標高が100m低い。
白高地沢橋より上流方向。
白高地沢橋より上流方向。
白高地沢橋より沢登り開始。この辺りは水量多く流れも速く渡渉は厳しい。
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白高地沢橋より沢登り開始。この辺りは水量多く流れも速く渡渉は厳しい。
300mほど進むと、かつて白高地沢の仮設橋があった大岩が現れる。
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300mほど進むと、かつて白高地沢の仮設橋があった大岩が現れる。
岸辺をヘツリながら進む。基本的に開けた明るい沢なので遡行は難しくない。
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岸辺をヘツリながら進む。基本的に開けた明るい沢なので遡行は難しくない。
まもなく二股へ。
まもなく二股へ。
1430mの二俣。左俣へ。
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1430mの二俣。左俣へ。
右俣の連爆帯の奥は朝日岳。
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右俣の連爆帯の奥は朝日岳。
左俣の下部は急流。
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左俣の下部は急流。
融けたばかりの雪渓の端からフキノトウが頭を出す
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融けたばかりの雪渓の端からフキノトウが頭を出す
しばらく進むと穏やかな流れとなる。正面に赤男山を望む。
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しばらく進むと穏やかな流れとなる。正面に赤男山を望む。
1600m付近より雪渓が現れる
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1600m付近より雪渓が現れる
雪渓の奥に赤男山の荒々しい岩壁が見える。
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雪渓の奥に赤男山の荒々しい岩壁が見える。
正面の雪渓は急なので左の支流へ進む
正面の雪渓は急なので左の支流へ進む
細い流れを登ると支流は一面の雪渓となる。
細い流れを登ると支流は一面の雪渓となる。
登ってきた支流(雪渓)を振り返る
登ってきた支流(雪渓)を振り返る
雪渓の上部は急勾配
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雪渓の上部は急勾配
草付き斜面にウサギギク
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草付き斜面にウサギギク
振り返るとカール状の雪渓が広がっている。
振り返るとカール状の雪渓が広がっている。
雪渓を詰め雪倉岳と赤男山との鞍部に出る。大きな雪倉岳を振り返る。
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雪渓を詰め雪倉岳と赤男山との鞍部に出る。大きな雪倉岳を振り返る。
目指す赤男山がガスの中に見え隠れ
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目指す赤男山がガスの中に見え隠れ
県境稜線の東寄りが薮が薄く雪渓も拾ったりしながら進む。
県境稜線の東寄りが薮が薄く雪渓も拾ったりしながら進む。
山頂が近づくと薮丈は低くなりガレ場が見られる。
山頂が近づくと薮丈は低くなりガレ場が見られる。
赤男山の山頂は何の変哲もない薮の頂。奥に見えるのは北峰(ここより若干低い)
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赤男山の山頂は何の変哲もない薮の頂。奥に見えるのは北峰(ここより若干低い)
山頂より北峰を望む。東側に雪渓が残る。
山頂より北峰を望む。東側に雪渓が残る。
北峰で休憩。ガスが切れ西山麓が見える。小桜ヶ原はまだらに残雪が残る。
北峰で休憩。ガスが切れ西山麓が見える。小桜ヶ原はまだらに残雪が残る。
池塘も見られる
赤男山から鞍部付近まで下り、山頂を振り返る。
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赤男山から鞍部付近まで下り、山頂を振り返る。
これから下る雪渓。
これから下る雪渓。
雪渓脇の草原斜面にはシラネアオイやコバイケイソウ、アマドコロ、行者ニンニクの若葉が見られる
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雪渓脇の草原斜面にはシラネアオイやコバイケイソウ、アマドコロ、行者ニンニクの若葉が見られる
キヌガサソウ
冷気が吹きおろしガスが湧く雪渓
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冷気が吹きおろしガスが湧く雪渓
下ってきた雪渓。この辺りは雪渓が融ければハクサンコザクラなどの高山植物の群生する湿地になると思われるので、入山は雪渓の残る時期に限られる。
下ってきた雪渓。この辺りは雪渓が融ければハクサンコザクラなどの高山植物の群生する湿地になると思われるので、入山は雪渓の残る時期に限られる。
赤男山方面を見上げる
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赤男山方面を見上げる
リュウキンカと赤男山
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リュウキンカと赤男山
リュウキンカと雪渓
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リュウキンカと雪渓
雪渓の脇には水芭蕉の群生も良く見られる
雪渓の脇には水芭蕉の群生も良く見られる
雪渓の消えた支流をどんどん下る
雪渓の消えた支流をどんどん下る
急流部は岸辺をヘツリながら進む
急流部は岸辺をヘツリながら進む
1430m二俣へ
白高地沢本流を下る
白高地沢本流を下る
白高地沢橋が見えてきた。後は登山道で蓮華温泉へ戻るのみ。
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白高地沢橋が見えてきた。後は登山道で蓮華温泉へ戻るのみ。
兵馬の平の湿原は辛い登りの途中で一息つける場所
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兵馬の平の湿原は辛い登りの途中で一息つける場所
ヒオウギアヤメが群生 
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ヒオウギアヤメが群生 
ようやく蓮華温泉が見えてきた
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ようやく蓮華温泉が見えてきた
下山後は姫川沿いに軒を連ねる姫川温泉へ立ち寄り入浴。左から合流するのは増水した大所川。
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下山後は姫川沿いに軒を連ねる姫川温泉へ立ち寄り入浴。左から合流するのは増水した大所川。

感想

・赤男山は朝日岳経由でアプローチできるが朝日岳の約400mの上り下りを伴うので白高地沢からの直登ルートをとる。
・白高地沢橋より右岸を遡行。白高地沢は白濁増水しており渡渉は厳しい。1430mの二俣より左俣へ進む。
・左俣はなんとか渡渉できる水量に落ち着くが下部は急流のため岸辺をヘツリながら登る。勾配が緩やかになる1600m付近より雪渓が現れる。
・1650mよりさらに左の支流へ進む。正面の雪渓は赤男山へ突き上げる急なガレた斜面となる。
・支流を進むとすり鉢状に広大な雪渓が稜線直下に広がる。雪渓を最後まで詰め赤男山の南側の鞍部(県境稜線)に出る(2060m)。
・薮の薄い傾向にある稜線の東縁を薮こぎで赤男山を目指す。時々稜線の東側に現れる雪渓も拾いながら進む。山頂直下は薮丈が低くなり東斜面は大規模なガレ場になっている。
・赤男山は南北に細長く台形状の頂上。南峰(2190m)が若干高く、ここを山頂とした。オオシラビソやナナカマドなどの低潅木に笹の混ざる薮の頂で人工物や踏み跡は一切見られない。なお三角点の無い山頂である。
・ガスに包まれた山頂からの遠望は利かないが、残雪のまだらに残る西側山麓(小桜ヶ原)の眺めが広がる。
・下山は概ね往路の沢から戻る。1600m以下になるとガスから抜けるが稜線部は濃い雲に包まれていた。最後の、瀬戸川橋から蓮華温泉までの標高差300mの登りがいつもながらに辛い。

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