栂海新道 Sea to Summit 親不知から白馬岳
- GPS
- 44:28
- 距離
- 45.4km
- 上り
- 5,093m
- 下り
- 3,856m
コースタイム
2日目 白鳥小屋5:00−下駒ケ岳06:50−栂海山荘11:14−犬ケ岳11:33ーさわがに山13:50(テント)
3日目 サワガニ山5:00−黒岩山6:48−アヤメ平10:35−照葉の池12:09−朝日岳14:08−朝日岳コル16:15(テント)
4日目 朝日岳コル5:20−雪倉山10:20−三国境15:15−白馬岳15:50−白馬山荘17:10(営業小屋泊)
5日目 白馬山荘6:40−猿倉山荘9:30
天候 | 1日目から4日目まで晴れ 5日目 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
猿倉から白馬八方Pバス10:15−10:41 930円 現金支払いのみ |
コース状況/ 危険箇所等 |
連日の晴天で雪が緩み安全策で沢・谷筋、雪の状態が良くないトラバースは遠回りでも尾根筋を選んだ。 |
その他周辺情報 | 親不知観光ホテルに宿泊 山側バストイレ無しの登山者用部屋あり。親不知駅付近にコンビニ等店は無いので事前に用意しておくこと。 八方温泉 参考資料:栂海新道ものがたり その自然と人々 小野建著 考古堂書店発行 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ピッケル
ストック
スリング2本
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共同装備 |
テント
ジェットボイル
ガス3個
ノズル
ロープ15m
|
感想
春合宿支隊として膝・腰・脚に問題アリ2名なので1日増やし予備日1日追加の安全策を取って4泊5日の挑戦だったが、初めての領域で、素晴らしい山旅となった。軽量化作戦でテントはシングルの1人・2人用。食料はフリーズドドライとアルファ米で煮炊きせず、ガスも3個のみ。
距離45km、親不知海岸0mから2932mまで、累積標高差約5千mの旅で、変わりゆく気候・地形・自然を楽しみ海を振り返りつつ、栂海新道を大いに味わった旅だった。
1日目 前夜ホテルに泊まり、朝Sea toなので親不知海岸0mに降り朝日を見て出発。樹林帯の夏道歩きで熱く白鳥山1287mまで。シキ割で雪道が出てくるが白鳥山への登りは辛かった。
2日目は雪道とのミックスになるのでアイゼン装着。幾つものピークを越え、崩れた雪と夏道の繰り返しで疲れてサワガニ山1612mでストップ。振り返れば日本海が見え、カタクリ、タムシバ、つつじ、ショウジョウバカマ等々可憐な花々が元気を与えてくれる。
3日目は朝日岳2418m下のコルでテント。だだっ広い雪の下は湿原を越えてきた。
4日目はいよいよ雪倉山を越え北アルプスの白馬岳へ。風の強い三国峠で1人用テントではつらいあということで白馬山荘に泊まることにする。出発時にギックリ腰が出てしまい大苦戦。朝日岳からは北アルプスの山容になり、スキーヤーも多い。腰をかばい何とか白馬岳到着。天候が下降し風が強く見えにくくなった。予報では6日まで晴れる予定だったが天気が早まってしまい明日は雨の予想に変わり本隊は繰り上げて下山したので合流できなかった。さすがに白馬山荘の宿泊客は少なくゆったり贅沢。
5日目 風雨が吹き付け先が見えない大雪渓を雪崩に気を付けながら下山。温泉で汗を流し帰京。
藪密集の栂海新道を切り開いた道はよく整備され(歩きやすいハイキング道とは違います)感動。小屋も非常にきれいに管理されていて感謝。
雪が無いと湿原帯もありで、紅葉の時期に逆コースで歩いてみたい。
コメント
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5から6年前の7月初旬に八方から抜けました。
波打ち際を後回しにしようとしたら、親不知間峰ホテルの女将さんにばれてしまい、チェックインの前に行ってきなさいと諭されました。
その年は残雪が多く、ガスの中を残雪沿いに間違えた方向に降りてしまい、戻るのが大変でした。
GWに栂海新道をテント背負っては考えたこともありません。
好い旅でしたね。
紅葉の季節に海に向かって歩くのもよさそうですね
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