那須茶臼岳〜南月山・弥太郎山

2017年07月07日(金) [日帰り]

• GPS: 06:50
• 距離: 15.7km
• 登り: 1,085m
• 下り: 1,082m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:45
• 休憩: 0:20
• 合計: 9:05

6:10 山麓駅駐車場
7:00 峰の茶屋跡避難小屋
7:30 7:45 那須岳
8:30 牛ヶ首
8:45 日の出平
9:05 9:10 南月山
9:55 牛ヶ首
10:15 峰の茶屋跡避難小屋
10:55 山麓駅駐車場
13:10 弥太郎山登山口
14:25 弥太郎山
15:15 弥太郎山登山口

＊山麓駅駐車場から弥太郎山登山口までは車移動の為、実際の歩行時間は那須岳4時間25分、弥太郎山2時間5分

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【那須岳】
東北自動車道「那須IC」降車
ロープウェイ山麓駅まで約20km
ロープウェイ駐車場の上にも県営の広い駐車場があります

【弥太郎山】
県道30号線に入り、道なりに約15km走り
信号「関谷北」を右折、国道400号に入ります
約11km先を右折、国道266号線に入ります
道なりに約8kmで塩那道路ゲート前の舗装された駐車場
ゲート前までの通行は、期間があると共に
朝8時開通、夕方6時閉鎖ですので、ご注意ください

コース状況／危険箇所等

【那須岳】
標識、登山道共に良く整備され、
特に危険箇所はありません

【弥太郎山】
標識はありませんが、登山道は送電鉄塔巡視路を兼ねている為か
良く整備され、最近草刈りもされた様です
特に危険箇所はありません

その他周辺情報

塩原温泉　華の湯
国道400号まで戻るとすぐ近く♪65歳以上300円♪
http://www.city.nasushiobara.lg.jp/31/001932.html

写真

7/7 5:39

那須岳と朝日岳
以前、茶臼岳と呼んでいた気がしますが、今は那須岳と呼ぶのが通常のようです

7/7 6:07

ロープウェイ山頂駅も青空の下にくっきり

7/7 6:08

登山口への石段

7/7 6:10

標識完備

7/7 6:22

初めて登ったのは10年以上前。県営駐車場から三本槍を往復し、那須岳（茶臼岳）を登り残したままになっていました。

7/7 6:23

登山口にこんな立派な鳥居があったかどうか、全く記憶にありません(^^ゞ

7/7 6:34

朝日岳付近の岩峰は際立つ険しさで、アルプスを思わせます！

7/7 6:36

朝日岳

7/7 6:37

ベニバナドウダン？

7/7 6:37

マルバシモツケ
登山道脇に花盛り

7/7 6:37

頭上に、お釜付近が見えている感じ

7/7 6:39

くっきりとスカイライン。緩やかな登りですし、この青空が嬉しく、足も軽やか！

7/7 6:41

朝日岳は登高意欲をそそる山容

7/7 6:45

豆粒のように避難小屋
10年の歳月が流れたとは思えない、変わらない景色に感無量！

7/7 6:47

鎖場
登山道は至れり尽くせり、良く整備されています

7/7 6:55

三本槍方面

7/7 6:55

避難小屋もこうしてみるとアルペン的な雰囲気(*_*;

7/7 6:57

空を背に立つ避難小屋

7/7 6:58

早朝なので誰も居ません。静けさを独り占め♪今日は長年やり残した宿題を片付けるべく、小屋の左に向かいます。

7/7 6:58

小屋脇の案内板
三斗小屋に泊まり、温泉を楽しみたいと思った時期もありましたが、多分もう来る機会はないかと…

7/7 7:00

それにしてもこんなに長く登山を続けられる体力を下さり、晴天の日を用意して下さった神様に感謝！

7/7 7:03

硫黄鉱山跡
背後に見える流石山も縦走してみたいと思った時期がありました。青空の下に再びはっきりと尾根を見ると、夢は尽きません。

7/7 7:03

荒海山、七ヶ岳方面

7/7 7:14

巻道を行き、先に南月山に行く積りが、いつの間にか茶臼岳山頂に向かっておりました(^^ゞ

7/7 7:23

標識完備ですから、地図がなくても、間違えても平気。緊張感皆無！（それがいけないと反省）

7/7 7:25

火口の向こうに祠らしきものが見えます。

7/7 7:27

雲上に飯豊連峰？

7/7 7:28

正に避難小屋を鳥瞰(^^)/

7/7 7:29

本当に至れり尽くせりの標識！

7/7 7:33

那須岳山頂!(^^)!
遂に関東百名山99座目となりました。晴天に恵まれて幸せ(^^)/

7/7 7:33

三本槍方面

7/7 7:33

山頂標識は茶臼岳になっていますね

7/7 7:34

日本海側は晴れ

7/7 7:34

太平洋側は曇り
雲海上の鳥居に厳かな雰囲気が漂います。序でに天気も分けているのかも

7/7 7:42

さようなら
爽やかな早朝の山頂を独占させて頂きました!(^^)!ロープウェイ利用ではこんな快挙はできませんね(^^ゞ

7/7 7:44

この稜線の何処かに、懐かしい男鹿岳山頂が見えている筈

7/7 7:46

さようなら
山頂を後に南月山に向かいます

7/7 7:49

おっと！三角点を見落とすところでした(*_*;標識に助けられました。

7/7 7:49

山頂よりも低い位置にあるのですね

7/7 8:02

層を為す溶岩流跡

7/7 8:04

左に南月山
ほのぼの、優しげで形の良い山

7/7 8:07

見下ろした山頂駅

7/7 8:09

分岐
山頂駅には行きません

7/7 8:09

ベンチが休憩して行きなさいよ、と誘ってますが、足の調子が良いので誘惑に打ち勝ち、一路南月山へ(^^ゞ

7/7 8:18

いやはや楽しそうな尾根歩きですね！わくわくしてきます。止められませんね(^^)/

7/7 8:20

この辺も殆ど平坦に近い巻き道。茶臼岳は雄大な火山であるにもかかわらず、急坂は殆どなく、登山者に優しい山ですね。人気の理由がわかった気がしました。

7/7 8:30

活火山の証し！
立ち昇る噴煙を見ると、いつ起こるともしれない噴火をちらりと考えてしまいます

7/7 8:31

牛ヶ首
男鹿岳山頂から茶臼岳が間近に見えた感動を思い出しました

7/7 8:31

男鹿岳、日留賀岳が見えていると思うのですが？山座同定アプリがあれば！悔しいです(;_;)

7/7 8:32

南月山への尾根道は何とも快適そう♪ベンチの誘惑を振り切って出発

7/7 8:34

最高の散歩道!(^^)!

7/7 8:35

でも断崖が右に伸びています

7/7 8:39

切り立っています

7/7 8:41

シャクナゲが咲き残っていましたよ♪

7/7 8:42

遠ざかった茶臼岳

7/7 8:47

日の出平

7/7 8:55

裸地も高山の雰囲気

7/7 8:58

溶岩の流れた跡ですね！黒ずんで特異な景色が広がります。

7/7 9:01

沼原池
深い水の色が印象的

7/7 9:01

南月山山頂が近づきました

7/7 9:07

南月山に到着
緩やかで心地良い尾根歩きでした(^.^)

7/7 9:07

笹原の尾根の向こうに、ちょこっと大倉山か流石山らしき山頂

7/7 9:08

南月山神社
月山に御縁があり、今回は南月山！前回の月山はまるで冬山のような寒さに震えましたが、今日は埋め合わせ以上の好天に大満足(^.^)

7/7 9:08

コースが色々あって楽しめそうですね！白笹山にも行ってみたくなりますが、引き返します

7/7 9:09

下山開始

7/7 9:23

目に優しい笹原

7/7 9:41

日の出平
南月山に至る尾根道も、山頂もずっと一人占め！有難うございました。

7/7 9:44

茶臼岳の右から雲が湧きあがって来ました。麓の駐車場は曇ってしまい、山上の晴天は予想できないでしょう。

7/7 9:44

磐梯山は見えるんでしょうか？またしても山座同定アプリが欲しくなります！

7/7 9:51

鬼の角を思わせる茶臼岳山頂の岩稜

7/7 9:52

これから辿る巻道がずっと見えます

7/7 9:53

目の下に姥ヶ平

7/7 9:53

さようなら南月山

7/7 9:54

牛ヶ首標識と茶臼岳

7/7 9:55

姥ヶ坂
地獄絵図の始まり？

7/7 9:59

吹き上がっています。硫黄臭が鼻を突きます

7/7 10:01

雲と見まがうばかりの噴煙

7/7 10:01

無間地獄
一丁目も二丁目もない…

7/7 10:03

牛ヶ首越しに見える南月山は実にのどかで、地獄に居るなんて思えないほど

7/7 10:03

火山活動は弱いようです

7/7 10:11

向こうから来る一団は小学生の遠足でしょうか？天気が良くて良かったですね！思い出に残る登山になることでしょう(^^)/

7/7 10:14

硫黄鉱山跡に帰還
こんな青空を残して下山するのが惜しくなります。でも、明日は日留賀岳に登る為、那須塩原に向かいます

7/7 10:17

さようなら
二度と来ることはないでしょう

7/7 10:27

遠ざかった避難小屋

7/7 10:45

登山口まで下山

7/7 10:56

山麓駅
下山時にロープウェイを使う積りで駐車場に停めましたが、歩いて下山。乗らないのに、駐車してすみませんでした。

7/7 10:56

見上げると雲の中の茶臼岳。とても稜線上の晴天は想像できません。

7/7 11:27

ついでに殺生石の見学に寄りました

7/7 11:27

夥しいお地蔵さまがこちらを見ています。夜中に来たらちょっと不気味かも…

7/7 11:27

千体地蔵だそうですから、千人もいるんですね(*_*;

7/7 11:28

今にも一斉に声を上げて御経を唱えそうな手の動きに迫力を感じます！

7/7 11:28

教伝地獄

7/7 11:30

芭蕉の奥の細道に書かれている殺生石を初めて見学。先日は湯殿山神社、今日は殺生石と奥の細道にも縁があり、感慨深いです。

7/7 11:31

〆縄が張られているのが殺生石ですね

7/7 12:43

那須塩原へやって来ました。奥に見える山頂が、明日登る日留賀岳だと思います。随分遠そう(;_;)

7/7 13:03

なんと、ここが塩那道路のゲートだったとは！男鹿岳に登ろうと色々記録を調べている内に、塩那道の存在を知り、興味を持ち、調べた事がありました。その頃はこの道路を通って山頂に向かった記録等も見かけましたが、今では殆どが栗生沢からの往復になっているかも。

7/7 13:04

厳重なゲート
歩行も禁止とあり、更に通行が厳しく制限されるようになった感じ(*_*;

7/7 13:04

土平園地案内板
遊歩道があるようです

7/7 13:10

弥太郎山登山口
名前を昨年、登山ツアーのパンフで知り、登山地図で偶然見つけ、二時間そこそこで山頂が往復できそうなので、おまけの山にはもってこいと計画に入れました♪標識はなく、送電鉄塔の番号を記した標柱のみ。最近草刈りがされたばかりのようです。

7/7 13:27

分岐
急斜面を緩く綴れ織りに付けられた道を登ると分岐。さてどちらに行こうか迷いましたが、どっちへ行っても合流し、心配する必要なし(^^ゞ

7/7 13:33

巻道で歩きやすそうな右側を選択

7/7 13:36

この橋は、網目を通して下が良く見え、却って怖かったです(^^ゞ

7/7 13:39

快適な里山の巻き道。踏み跡明瞭。

7/7 13:41

更に快適な散歩道になりました

7/7 13:44

？
小さな花の群落がひっそりと道端に咲いていました

7/7 13:45

送電鉄塔巡視路の分岐
さてどちらに行ったものやら…

7/7 13:46

手書きの矢印に助けられました。危うく巡視員になってしまうところでした（今時はドローンか？）

7/7 13:54

尚も快適な道
果たしてこのままゆるゆるいくのか？不安になりかけると

7/7 13:54

振り返った鞍部
急斜面が現れましたが、先程と同じように綴れ織りの道が緩く付けられ、歩き易かったです

7/7 14:14

送電鉄塔のあるピークに到達。どうも三角点ではない異和感が(;_;)

7/7 14:22

鉄塔を写真に収め、下山開始

7/7 14:22

鉄塔とは逆方向に向かう、笹藪に覆われかけた踏み跡が気になり

7/7 14:25

行ってみると、数分で本物の山頂でした。ここでも危うく見落とすところでした。今日も注意力不足を真剣に反省！

7/7 14:25

いやはや、無事に三等三角点にタッチ！危ないったらありゃしない(~_~;)

7/7 14:25

踏み跡はどこかに続いているようですが、地図に記載はなく、さっぱりと忘れる事に

7/7 14:26

元来た道を素直に帰ります

7/7 14:28

自分が地図を読み違えていただけなんですね！呆れるほど単純なミス(;_;)

7/7 14:28

それにしても、草に覆われかけた踏み跡が交錯しており、標識はないし、わかりにくいかも。山頂に到達できてほっとしました(^.^)

7/7 14:38

鞍部の案内板
文字は消え、殆ど読めない状態

7/7 14:56

分岐
先程通らなかった尾根上の道を行って見る事にします

7/7 14:59

鉄塔の間に高原山

7/7 14:59

振り返った山頂の方向

7/7 15:03

合流
尾根上の道は、巻道に比べ、踏まれていない感じでした

7/7 15:03

綴れ織りの道を気持ち良く下ります

7/7 15:13

広い駐車場にもうすぐ帰還

7/7 15:14

20台以上は楽に駐車できそう。但し、現在この道路は期間限定で、期間内は8時開門、6時閉門。通行には注意が必要。知らずに来てしまいました(^^ゞ

7/7 15:14

誰にも会わない静かな山でした。送電鉄塔巡視路のあるおかげで、登山道も整備され、快適な里山登山の楽しめる山になっていると思うと感謝です。

7/7 15:54

忘れ去られたかのような塩那道路の標識。撮影せずにはいられませんでした。

7/7 15:56

道路上から、霞んだ高原山

7/7 15:56

振り返った弥太郎山方向。思いがけず、静かな里山歩きが楽しめました。これから那須塩原温泉でのんびり。明日はいよいよ日留賀岳！長丁場を頑張らねば！

撮影機器：

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

日本百名山を目指し、那須岳にやって来たのはもう10年以上も前。
茶臼岳には寄らず、三本槍を往復して、関東平野を横断し、
ロープウェイ終了間際に筑波山に寄った暑い日を思い出します。
那須岳にはそれで、もう登りに来ることはないだろうと思っていましたが
なんと、関東百名山に「茶臼岳」が入っており
またしても、来なくてはならなくなりました。

せっかくなので、茶臼岳の南にある南月山にも
寄ろうと計画を立てたところ、晴天に恵まれたせいもあって
思いの外、周りの山々の大展望の得られる緩やかな尾根道が素晴らしく
周回として大正解だったと眺望を楽しみ、大満足。

早朝の登山口駐車場は静まり返っており、心細い程ですが
紺碧の空の色に励まされ、峠の茶屋目指し登山開始。
茶臼岳山頂も人の気配はなく、貸切状態を楽しんだ後
南月山に向かって下り始めると、登山者の姿がちらほら見え始めました。

南月山で思う様、男鹿岳方面の尾根を眺め、満足して戻る頃には
次々と登山者に擦れ違うようになり、
静かな山歩きが楽しめて良かったと感じずに居られませんでした。
そして、ロープウェイ麓駅に着く頃には、
すっかり茶臼岳山頂は雲に隠されており、天気の急変は意外。

明日は日留賀岳に登る為、登山口に向かう途中に
簡単に登れる山はないかと地図を探すと、弥太郎山を発見。
確か、登山ツアー会社のパンフで見た覚えのある山です。
茶臼岳周回を終え、芭蕉の奥の細道にも登場する殺生石を見学し
弥太郎山登山口に向かいます。

弥太郎山登山口はなんと塩那道路の頑丈なゲート前！
そこまで至る道も通行時間制限あり、ヘアピンカーブありの急坂でした。
男鹿岳に登るはどうしたらよいか、散々頭を悩ませている頃に
しばしば、男鹿岳登山記録で目にした道路です。
閉鎖されたまま荒廃が進んでいるとのことで
自転車を使って長い道路を通過している記録が思い出されます。
栗生沢からの長く荒れた林道を辿り、男鹿岳に登ってからは
すっかり忘れておりましたから、
このゲートがかの有名な道路の入口なのかと感慨一塩でした。

弥太郎山登山口には舗装の広い駐車場がありますが、人の気配全くなし。
登山口からの登りと、山頂直下を除き、緩やかに尾根を進む道が殆ど。
急斜面もジグザグに道が折られ、とても歩き易く
良く整備されているのは送電線順視路のせいでもありますが
ブナの綺麗な林の散歩が楽しめる里山として、素晴らしいと思います。
もっと人気の山になっても良いのにと、ちょっと残念です。

山頂付近で方向を間違え、鉄塔方向に行ってしまい、引き返しました。
鉄塔の手前で笹藪に覆われかけた左への緩やかな登り道を行くと
弥太郎山の山頂標識と三角点があります。
そそっかしい自分は、危うく山頂を踏み損なうところでした。

茶臼岳の周回後、全く人に出会わない静かな里山歩きを楽しみ、大満足。
明日は、遂に関東百名山最後の山「日留賀岳」に登ります。
長丁場なので体力に不安はありますが…