【白馬】猿倉〜白馬岳〜栂池高原

2017年07月08日(土) 〜 2017年07月09日(日)

• GPS: 16:30
• 距離: 29.2km
• 登り: 2,225m
• 下り: 2,659m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:24
• 休憩: 0:49
• 合計: 7:13

6:25 猿倉荘
7:45 7:48 白馬尻荘
7:51 8:24 白馬尻小屋
9:59 10:03 岩室跡
11:41 11:41 避難小屋
12:57 13:01 白馬岳頂上宿舎
13:29 13:34 白馬山荘
13:38 宿泊地

2日目

• 山行: 7:53
• 休憩: 1:21
• 合計: 9:14

4:22 宿泊地
5:25 5:25 白馬岳
5:52 5:53 三国境
6:28 6:30 小蓮華山
7:00 7:03 船越ノ頭
7:33 8:04 白馬大池山荘
8:33 8:34 乗鞍岳
9:18 9:18 風吹大池方面分岐
9:23 9:23 山ノ神尾根方面分岐
10:30 10:30 山ノ神尾根方面分岐
10:34 10:34 風吹大池方面分岐
10:52 10:52 天狗原/白馬岳神社
11:35 12:03 栂池山荘
12:03 12:05 栂池ヒュッテ
12:09 12:11 栂池パノラマウェイ 自然園駅
13:25 13:36 栂池パノラマウェイ 栂池高原駅
13:36 ゴール地点

岩室跡の手前までは、同行者がいたため、多少ゆっくり目のコースタイムとなっています。その後は単独行に移行したため、コースタイムよりやや速いくらいの時間になっています。
2日目の 9:18〜10:34 の風吹大池分岐から先のログが道間違いの記録です。これが無ければ12:30前には下山出来てたんだなぁ…

天候

【1日目】
午前中晴れ、昼過ぎから雲が増えてきて、17時ごろには視界ゼロ
【2日目】
朝は雲のない晴天、下山した14時ごろは曇りと晴れ間が半々程度

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【往路】
毎日新聞社竹橋ビル 〜 (毎日アルペン号 猿倉行) 〜 猿倉

【復路】
栂の森駅 〜 (栂池ゴンドラリフト) 〜 栂池高原駅 〜 (アルピコ交通バス 長野駅行) 〜 長野駅 〜 (北陸新幹線 はくたか号 東京行)

コース状況／危険箇所等

【猿倉〜白馬尻小屋】
雪渓等はなく、すっかり夏道で危険箇所なし。

【白馬尻小屋〜お花畑(大雪渓、小雪渓)】
岩室跡の先の岩場を登る以外はずっと雪渓の上を歩く。例年の状態を知らないのでなんとも言えないが、今年は雪が多いとのこと。恐らく岩室跡は雪の下で未確認。
アイゼン必須。10本以上無いと危ない。
小雪渓でアイゼンを付け直すのが面倒かもしれないが、最初のトラバース以降はやはりアイゼンが欲しくなると思うのでつけておくべき。

【お花畑〜白馬村営頂上宿舎】
8割方夏道のためノーアイゼン。残り2割は滑りそうになりながら慎重に登りました。
お花畑は満開ほどではなかったみたいです。来週以降が見どころか。

【白馬村村営頂上宿舎〜白馬大池】
稜線上はほぼ夏道。雪渓を横断するのは三国境の先の数mのみ。痩せている稜線は強風時に注意が必要な程度。

【白馬大池〜乗鞍岳】
白馬大池周辺は雪渓あり。それ以外は特に無し。

【乗鞍岳〜天狗原】
雪渓を下る。しっかりと残っているためアイゼン必須。

【天狗原〜栂池高原】
夏道。危険箇所なし。

その他周辺情報

登山ポスト：山荘(登山口脇)に設置
駐車：今回、猿倉までは入れず、手前の駐車場に駐車し路線バスで猿倉まで。とのこと。
便所：猿倉荘に有り(チップ制)
入浴：八方温泉おびなたの湯が最寄り(600円)
食事：猿倉荘で軽食は取れるか。
観光：特になし

【猿倉】
登山ポスト：栂池高原ゴンドラ麓駅に有り
駐車：スキー場の駐車場多数
便所：栂池自然園のところの休憩所、ロープウェイ待合室などにあり
入浴：栂の湯(700円)
食事：自然園脇の休憩所、麓の休憩所など
観光：栂池自然園など

写真

7/8 5:27

猿倉に到着〜。晴れて良かった。

7/8 6:34

朝食を軽く済ませて出発。

7/8 6:34

花(名前は調べてわからなかったのでパス)

7/8 6:41

暖かい。というよりやや暑い感じ。

7/8 6:47

暫く歩くと見えてきました。小蓮華山辺りかな？

7/8 6:48

花花(名前は調べてわからなかったのでパス)

7/8 6:48

麓に咲いてる花はネットに情報がなくてわからないですねー(これもパス)

7/8 6:51

可愛い花(けどパス)

7/8 6:55

雪解け水が勢い良く流れていました。

7/8 6:57

沢を越えていきます

7/8 7:36

正面が白馬岳かな。ココらへんから風が冷たくなってきました。

7/8 7:46

キヌガサソウかな…？

7/8 7:48

パスばかり。花分からない…

7/8 7:51

白馬尻小屋に到着。後で調べて知ったんですが、この小屋って毎年解体してるんですか！？

7/8 8:00

小屋の上からは大雪渓。しっかり雪が残ってるので、アイゼンを装着。

7/8 8:41

アイゼンがシッカリ効く。青空のもと雪渓を登ります。

7/8 8:45

大きな落石がそこらにゴロゴロ転がってました。

7/8 9:58

少しずつ雲が増えてきた。稜線での展望が心配になってきた。

7/8 10:06

岩肌と雪渓の切れ目がはっきりしてて面白かったので。

7/8 10:26

どんどんガスってきて正面の岩場しか見えない状態に。

7/8 10:33

岩室跡付近(？)の岩場に到着。ここから岩場を登るため、アイゼンを外します。

7/8 10:52

雲が切れて少し晴れ間が。展望を期待しちゃっても良いのかな？

7/8 10:52

ミヤマキンポウゲ(やっと分かるのがあった)

7/8 10:56

ウルップソウ(分かるぞ！)

7/8 11:01

ハクサンイチゲ(かわいい)

7/8 11:03

わからない。

7/8 11:06

まだつぼみだけど何かな。クロユリっぽい気もする

7/8 11:07

シロウマタンポポ？普通のたんぽぽとはちょっと違うからこれは高山植物ってよく分かる。

7/8 11:11

様々な花を撮りながら岩場を上ります。

7/8 11:18

小雪渓。青空が見えてきた！

7/8 11:23

白馬岳方面も晴れ間が。これは期待してもいいか？

7/8 11:28

小雪渓のトラバースに入ります。ここで面倒だけどアイゼンを再装着

7/8 11:39

トラバースを抜けるとまたステップの浅めな急斜面に。やっぱりつけといて良かった。

7/8 11:42

避難小屋。

7/8 11:47

視界の開けた先についに頂上宿舎が。もうひと踏ん張りだ

7/8 12:04

わからず…

7/8 12:04

小雪渓も抜け、お花畑に突入。

7/8 12:06

…が、咲いてる気配がない…お花畑はどこに。

7/8 12:08

ハクサンイチゲ(かわいい)

7/8 12:09

少し登ったところにお花畑…？こんなもの？

7/8 12:16

ココらへん、かなり空腹で昼飯食いてぇなぁって事ばかり考えてました。

7/8 12:45

頂上宿舎に到着！

7/8 12:53

そして雲の切れ間から見えた本日の宿泊地。でかい…

7/8 13:04

稜線に出ました。

7/8 13:04

少し雲がなくなったのでここでしばらくの撮影タイム。

7/8 13:13

旭岳の存在感がすごい

7/8 13:19

雲がすっかり消えたタイミングを見計らって白馬岳山頂と山荘をパシャリ

7/8 13:31

撮影タイムを終了して白馬岳山荘に到着〜。腹減ったー。

7/8 14:02

山荘の中に自販機！(壊れてるなら電気切っとけばいいのに…)

7/8 14:04

こぢんまりとした談話室

7/8 14:21

そして寝室は旅館さながらの綺麗さでビックリでした。

7/9 4:22

翌朝、日の出前に起き出して出発。

7/9 4:22

昨夜はガスで視界ゼロだったのが、すっかり晴れて立山連峰まで見えました。

7/9 4:26

松沢氏石碑の下辺りで日の出を待ちます。

7/9 4:38

きたきた…

7/9 4:42

見事なご来光を拝めました！

7/9 4:54

モルゲンロート立山

7/9 5:06

松沢氏の石碑

7/9 5:13

白馬岳山頂に到着！お疲れ様でしたー。

7/9 5:13

展望盤の隙間に硬貨が挟んであるのは何でだろう…？

7/9 5:16

大雪渓を見下ろす。アレを登ってきたんだな…

7/9 5:21

富山側をパノラマ撮影

7/9 5:27

そしてこれから歩く稜線を望む。

7/9 5:30

ハクサンイチゲ(かわいい)(3回目)

7/9 5:31

気持ちがいい稜線…だけど実は少し二日酔いで軽い頭痛でした…

7/9 5:49

鳥が近くに降りたので撮影(種類わからず)

7/9 5:52

三国境から富山側の稜線。あっちへ歩くのも楽しそうだ。

7/9 5:53

そして三国境。

7/9 5:57

小蓮華山を望む

7/9 6:07

振り返って白馬岳。いい山でした。

7/9 6:18

ふと足元を観るとあまり見たことのない昆虫が。結構特徴的だったんだけど、これもぱっと調べて出てこなかった…

7/9 6:27

小蓮華山に登頂。山頂の鉾(？)がかっこいい！

7/9 6:27

そして首なし地蔵。無事下山できますように。

7/9 6:28

もう一度白馬岳方面を振り返る。少し雲が出てきたかな。

7/9 6:30

これから行く先を向く。白馬大池が見えた！

7/9 7:02

さくっと歩いて船越の頭。栄一郎は関係ありません。たぶん。

7/9 7:02

もう一度振り返る。白馬はわずか見えるばかり

7/9 7:07

白馬大池が近づいてきた。

7/9 7:21

写真撮影をしていると草陰からガサガサ音がしたので振り返ると。お、これは…！

7/9 7:22

雷鳥だ！始めて見た！すごい！

7/9 7:35

雷鳥を満喫して充実感を得つつ白馬大池山荘に到着。なんとトイレがチップ制じゃありませんでした。

7/9 8:12

白馬大池。まだ少し凍ってる。

7/9 8:19

一休みした後、乗鞍岳に上ります。岩場ゴロゴロ

7/9 8:35

またいた。面白い模様の昆虫。あとでもう一度よく調べてみよう。

7/9 8:35

乗鞍岳登頂〜。そんな大げさな高さじゃないけど。

7/9 8:42

なんとまた雷鳥と遭遇！しかも今度は砂浴びしてる。かわいい！

7/9 8:44

しかも付いてくる。警戒心無いのか。可愛すぎる。

7/9 8:55

たくさん雷鳥を堪能した後、先へ急ぐ。ラストの雪渓。ここも結構急な斜面だったのでアイゼンを装着。

7/9 9:02

雪渓を越えた先には天狗原の木道が見えてきた。ここまでくればあともう少し。

7/9 9:20

天狗原に到着。

7/9 9:20

水芭蕉が見頃でした！

7/9 9:21

(ここから道間違い)あれ、なんか木道が荒れ過ぎじゃないかなぁ…？

7/9 9:21

それにしても湿原は歩いていて気持ちいいですね。

7/9 9:29

雪渓が残ってて木道が隠れているな…気をつけて進まないと

7/9 9:32

期待を裏切らずに落ちました。ずぶ濡れ…

7/9 9:34

また雪渓…それにしても前に歩いたひとの踏み跡が無くないか…？(←まだ気づかない)

7/9 9:36

わからないけど小さなホタルブクロみたいな花。

7/9 9:36

これもわからないのでパス。もう白馬の植生とは違うエリアみたい。

7/9 9:37

それにしても道が鬱蒼としすぎてないか…？栂池に行くのにこんな道を進むのか…？(←まだ気づかない)

7/9 9:39

小さい花。わからないものはわからん。

7/9 9:42

コイワカガミかな？

7/9 9:44

道標に栂池ってあるしコッチで良いのかな…？(←まだGPS確認しない)

7/9 9:50

最近藪を刈って道を作った形跡がある…ほんとにここ進んでたどり着けるのか…？(←まだ調べない)

7/9 9:51

え、こんな細い道進むの…？(←まだ)

7/9 9:51

あ、でも今回一番のお花畑だ…

7/9 9:54

と、ここらへんでようやくGPSを確認。コッチ下山できるルートじゃないやん…(呆)

7/9 10:35

汗だくになりながら登り返す。あーアホなことしたなぁー。

7/9 10:35

道間違えた木道を改めて確認。どっちに進むかは一目瞭然だと思うんですがねぇ…

7/9 10:36

天狗原に着いてから1時間分の記憶が無い気がする…木道はシッカリ整備されててさすが栂池って感じがしますね！

7/9 10:37

それにしても湿原は歩いていて気持ちいいですね！

7/9 10:54

天狗原を抜けて再び山道に入る。人の往来も多くちゃんと整備されている道です。

7/9 11:08

少し歩くと見えてきた。栂池高原だ。

7/9 11:23

下るに連れて気温も上がってきた。…温度計は24℃。汗をかきつつひたすら下る。

7/9 11:28

木道を下る。あと少し

7/9 11:35

暑いので涼しげな写真を撮りたかった。

7/9 11:37

栂池高原に到着〜！お疲れ様でした。

7/9 12:18

…と言いたいところだが、現金不足でロープウェイに乗る金がなく、ひとつ下のゴンドラ駅まで1時間の延長線に突入。

7/9 13:00

栂の森ゴンドラ駅に到着！

7/9 13:11

ここから乗って下ります。長かったーお疲れ様でしたー！

撮影機器：

α NEX-C3 SONY

装備

個人装備

長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 飲料 水筒（保温性） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯 タオル ツェルト カメラ ピッケル コッヘル

備考

時計、所持金、長袖シャツなど、出発直前にドッタンバッタンしてしまって忘れ物が多すぎた…

感想

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今回の山行に至った経緯ですが、ざっくりと書くと「山で知り合った人たちで集まってみんなで一緒にどこか登ろう」という趣旨で、半年くらい前から計画をしてきたものでした。その中にちゃっかり混ざりこんだ私氏。
計画していた週の水曜日、予報は曇〜雨予報、大事を考えてグループとしての山行は中止になりました。ただし、単純に楽しみにしていた方や、高速バスの予約を取っていたこと等もあるため、個人山行として行きたい人は自己責任で生きましょう。ということになりました。もともと個人山行がメインの自分としてはいつも通りの山行をするだけだったので、この提案にも当然了承。

普段さほど高くない地味な山ばかり登ってる身としては、森林限界を超える高山を登る経験は貴重なものなので、十二分に楽しむことが出来ました。大雪渓、高山植物、鳥や虫などの生き物、山小屋での一期一会の出会い等々。

ただしすべてが順調に行ったわけでもなく、反省点があった所は今後気を付けなければならないところで。
1点は道間違いの件、地図を確認せずにどんどん先へ進んだのが明らかな失敗ですね。慣れてきた頃に失敗をする典型的な例だったと反省することにします。
もう1点は所持金不足があったこと。出る前に金を下ろしてこなかったため、宿泊代と帰りの交通費をどうにか出すことができる程度しか財布に入っていなかった…いいわけですが前日の夜に少しドタバタしてしまい、お金をおろす余裕がなかったという言い訳を…

まぁ、良くも悪くも記憶に残る山行でした。今後にも生かしていけたらと思います。

【今回の山で出会った人】
・一緒に山行を計画していたグループ各人
大雪渓の途中まで一緒に歩きました。その後は個人山行ということで、それぞれがそれぞれに行くことになりました。
今回は色々なことが重なり計画通りに進まないことも多かったですが、今後の教訓としつつまた一緒に登れたらいいですね。

・大雪渓を軽アイゼンで登ってた二人組
登れないことはないですが、ちょっとザックなどの装備もやや不安な点があったので、声をかけてみました。頂上宿舎で一泊して南側の稜線に縦走するとのことで、危ないと思ったら早めに引き返してくださいねーとだけ言っておきました。

・白馬岳山荘で同室になった二人
栃木の方と長野市の方とのこと。自分は基本的にテント泊メインなので、小屋泊で他の宿泊者とワイワイ山の話をすることがあまりないため、新鮮な体験でした。

コメント

murphy

道間違いの典型
道間違いの典型の例としてとても興味深く拝見しました。おかしいとおかしいと気づいてるのにGPSを見ない、明らかに分かる道標なのに間違える、本当に参考になりました。ありがとうございました。あと、最後のいざ、ロープウェイ！と書いて、次の写真で金がなくて乗れずにはすいません、笑ってしまいました。夏山を引き続き事故のないよう楽しみましょう！

wd-shiroma

Re: 道間違いの典型
Murphy さん
出来れば内緒にしておきたい失敗ですが、参考にしていただければ書いた意味も出て多少は報われます。ありがとうございます。

murphy

Re[2]: 道間違いの典型
ヤマレコやってて思うのは、みんないろんな失敗してるんだけど、どうしても、SNSの特性として、いいレコだけ載せたい、早い記録だけ載せたい意思が働きがちだと思います。ほんとうに大切な記録ってこういう記録なんですよね。なぜか、中身はたいしたことないのに女性のレコほど拍手が増えるのもSNSの特徴で残念に思います。ありがとうございました！