記録ID: 1197624
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
甲斐駒ケ岳から鋸岳縦走
2017年07月16日(日) [日帰り]


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 12:13
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,808m
- 下り
- 2,835m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:09
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 12:13
距離 18.8km
登り 1,811m
下り 2,836m
18:09
ゴール地点
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
戸台河原駐車場は仙流荘を通り過ぎ、林道をそのまま戸台大橋まで進みます。戸台大橋はゲートが閉まっているので、誤って橋を渡ってしまう心配はなく、そのまま林道を直進します。戸台大橋からすぐ(100m)に右に折れる分岐があり、ここを通っても駐車場に行けてたようですが、今は通行止めになっています。この分岐の入り口部分には通行禁止の表示がなく、しばらく進んだところにゲートが設けられています。ここはUターンするスペースもないので入り込まないように注意が必要です。 結局は、林道をそのまま1キロほど走ると右に折れる分岐が出てくるので、そこを進むと最終的に河原に降りてきて、そこが駐車場になっています。駐車台数は数十台あり、鋸岳の性格を考えると満車になることはまずないと思います。平な駐車場なので、車中泊も快適でした。 今回は、戸台大橋まで戻ってバスを利用したため、車両通行止めの林道を歩いて戸台大橋まで戻りました。歩いて10分程度の距離です。戸台大橋ゲート前には、切符売り場があり、バスの切符が買えます。また、切符売り場の人が連絡を入れてくれるので、バスが満席で乗れないということもなさそうです。 1番バスが7時到着予定でしたが、臨時便が出ており、6時には北沢峠に着くことができました。朝の1時間は貴重です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
甲斐駒ケ岳までは、一般の登山道だし、たくさんの登山者がいるのでまったく問題ありません。ただし、直登ルートは人気で渋滞することがあるので、混んでる場合は迂回ルートを使った方が最終的には早いと思います。 甲斐駒ケ岳から祠の裏側を降って行きます。はっきりした稜線なので迷うことはないと思います。破線ルートの割にはとても歩きやす道です。6合目岩小屋はとても綺麗で、いつか使ってみたいと思います。なんら迷うこともなく、三ツ頭までたどり着けます。三ツ頭は烏帽子岳への分岐となっていますが、道標がしっかりあって、迷うことはありません。 三ツ頭から中ノ川乗越までもひたすら、赤テープに導かれながらの下降になります。中ノ川乗越からほどなく第2高点にたどり着きます。 第2高点にたどり着くと、5から10メートルほど戻って、第2高点に向いて左側を降ります。ここには識別できるものがなく、わかりにくいかもしれませんが、樹林の稜線を下っていくので、それを覚えて入ればなんとなくわかります。第2高点から、この樹林帯の稜線をひたすら降ります。かなり下ると大ギャップから続くガレた沢に出て来ます。ここをトラバースして、対岸の岩壁基部にそってしばらく下降します。沢が急峻になる前に下流に向いて右側にガレが堆積した細いバンドが出て来ますので、これを上ってゆきます。するとルンゼが出てくるので上部に向いて左側の草付き部分を登り返してゆきます。するとルンゼに鎖が見えてくるので、この鎖を頼りにひたすら登ってゆくと、かの有名な鹿窓に到着します。かなり長い鎖場なので、鎖が重く、上部では登りたいところに鎖を引き寄せることが難しいので、足場が悪くても鎖伝いに登るのがよさそうです。 鹿窓をくぐると、すぐに小ギャップが出て来ます。小ギャップも下りと上りにそれぞれ鎖がついています。まず下りの鎖は、右側の草付きに踏み跡があるのでそこから下っても大丈夫です。ただし、最終的には鎖を使った方が楽だと思うので、最初から鎖通しに降りる方がよいかもしれません。続いて、登り返しの鎖は下りより少し長いですが、悪いところもなくまったく問題はありません。 小ギャップを過ぎればすぐに鋸岳頂上(第1高点)に到着です。頂上には木標が立っています。 鋸岳頂上からナイフリッジを15分ほど下降し、角兵衛沢のコルに到着します。ここから角兵衛沢を下降しますが、ものすごいガレ沢なので覚悟してください。登って来た人みんなが、心が折れたというくらいの急でガレガレな沢です。特に前後に別パーティーがいる場合は落石の注意が必要です。なるべく、右端か左端かを選ぶのがよいかと思います。ある程度降りると左岸(下を向いて左側)に踏み跡が所々あります。修行のごとくひたすら滑りながらもがきながら下りれば、樹林帯に入り、普通の登山道の下降となります。都合3時間程度で戸台川に到着です。ここにはケルンが立っています。 戸台川に出ると、左岸に渡渉して河原を下っていきます。赤テープがぼちぼちありますが、基本的には河原のどこを歩いても同じです。歩きやすいところを歩けば大丈夫です。堰提がいくつかありますが、右を超えるところと左を超えるところがまちまちなので、両側をよく観察してください。これまた修行のような2時間を我慢すれば、駐車場に戻って来れます。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|
感想
とにかく、下りがキツイです。熊ノ穴沢でも角兵衛沢でも登って来られた方に脱帽します。甲斐駒ケ岳から直ぐのところで出あった方は、黒戸尾根を登って鋸岳を経由して釜無川に日帰りで下降するとのこと。ツワモノです。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3891人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
tknkgwさん、はじめまして。
と言うか山頂から下山する時に、ちょうど第二高点側から登ってきた方だと思うので、はじめてではないですね。(山頂で時間を共有したのは一瞬でしたが)
黒戸から釜無川へ踏破していた健脚のお兄さんから、後ろから同じルートで来ている方がいますよ、って教えてもらいました。
健脚のお兄さんには、鹿ノ窓ルンゼあたりから後ろをマークされ、山頂で追いつかれました。釜無川から尾白川までは自転車だそうで、少し話しをしてさっさと下りて行かれました。
ところで拡大してもハッキリ見えませんが、写真53の先行パーティは自分たちではないかと思います。この写真を自分のヤマレコに使っても良いでしょうか?
(できれば圧縮前の写真を頂けると嬉しいのですが...)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する