燕岳(日帰り)



- GPS
- 10:00
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,411m
- 下り
- 1,408m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
豊科IC(5:20)→中房温泉 第1駐車場(6:00) 第1駐車場(無料)は、6:00amごろにはほぼ満車でした。 すぐ手前に第2駐車場(無料)がありますが、そちらもかなりの車が停まっていました。 第1、第2Pから登山口までは徒歩15分くらいでした。 第3駐車場は有明荘の隣、登山口まではかなり離れています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<コース状況> 全体的に大きな崩れや荒れも無く、整備されていて歩きやすかったです。 合戦小屋まではだいたい30分置きにベンチがあるので、休憩をとりやすくペースを掴みやすかったです。 燕山荘すぐ手前の登りに一部残雪がありましたが、ゆっくりと踏み跡を辿れば安全に通れます。 アイゼンは必要ありませんでした。 <トイレ> 中房温泉登山口、合戦小屋、燕山荘にあります。 中房温泉登山口は水洗で洗面に鏡もあり身支度を整えるのに便利。 合戦小屋は利用しませんでしたが、ハエが多いそうなので女性はちょっと躊躇があるかも(^^; 燕山荘は山小屋利用者でなくても無料で使用できます。 一応水洗で、備え付けペーパーは一緒に流してOKでした。 <立ち寄り温泉> 中房温泉は17:00で営業終了。 今回は下山が16:45だったので入れませんでした。 第3P横の有明荘の温泉は17:00まで入館OKとのことです。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
掌の部分にクッション効果のあるガードが付いてるので、ストックを握り続けても手が痛くなりませんでした。
いままで青でSサイズがなかなか無かったので、お気に入り♪
30分ごとに休憩できる場所があるのは、ペースをつかみやすくとても登りやすいですね。
次の富士見ベンチまでは、「北アルプス三大急登」といわれるキツイ登りが続く道。。。
カロリーメイトと水分を摂り、充分休んで備えます。
急登と覚悟していたけど、思ったほどキツくなかった(^^;
登山道が歩きやすく整備されていたせいかな。
「急登」って、ルート上の距離の割りには高度差が大きい、という意味だったのか?
1カット800円ですが、そんなに食べれないのでハーフカット400円にしました。
シトルリンを多く含むスイカは疲労回復効果も高いので、ぜひ食べておきたい(笑)
いつもは塩をかけませんが、塩分摂取のために敢えて塩をふってたべました。
実は、富士見ベンチを過ぎたあたりからアクビがとまらず。。。
寝不足のせいではなく、酸素が薄くなってきたから。
自分は、2500Mを越えたくらいから高山病に似た症状が出ます。
なので、合戦小屋で頭痛薬を飲み、アクビが出たら高度に体を慣らすために3分くらい立ったままの休憩をとるようにしています。
ここにきたからには、白馬山荘につづき山小屋では希少な「ケーキセット」を食べなくては(笑)
たぶん、ケーキセットが食べれるのって、北アルプスでは白馬山荘と燕山荘だけなのでは?
カッコイー!(≧△≦*)そんなこと言ってみたい(笑)
というわけで、お昼も近いので、ザックをデポしてさっそく「ピー(ピークハント)」に。
下山したら「お茶(ケーキセット)」です(笑)
良い子でお留守番しててくれたかな。
・・・って、幌の隙間からありえない数のアリンコが車内に侵入してて泣きそうになった(T_T)
がんばって追い出して払い落としたけど、残ったヤツラがチョロチョロ。。。アリの巣できてたらどうしよう(笑)
感想
今年の夏登山のウォーミングアップに、週末の燕岳日帰り登山を計画。
ところが山頂天気予報で木曜日まで週末の雨予報が消えなかったため、燕岳は諦めて近場の丹沢表尾根にしようと思っていたのですが。。。
金曜日の朝、雨マークが消え金土日と晴れマークが!
登山予定日前日から晴れてるのなら、登山道も乾くかな?と期待。
慎重に天気予報をチェックし、金曜夜の時点でも雨マークが出なかったので速攻で睡眠をとり、明けて土曜の2:10amごろ横浜出発。
夜中のR16や中央道はすいてていいなぁ(笑)
豊科ICからR147に出て、有明駅近くの北穂高交差点を左折し、ひたすらまっすぐ。
有明駅をすぎてしばらくはのどかな道が続きますが、峠道に入ると車1台が通れるくらいの狭い道幅になります。
ところどころにすれ違い出来る場所があるので、対向車の様子に注意が必要ですが、早朝は下りの車はほぼ無かったです。
ミラー確認の見通しの悪いヘアピンが続くので、前に車が居ない場合は一応ライトを点灯したほうが良いかも。
自分の車はロードスターで車高が低く、色も深いグリーンで
山道では緑に溶け込み前を走る車からも目視し辛いのもあって、終始リトラを上げて点灯していました。
途中からは登山客用のバスが先導車となり平均時速20km以下(^^;
ヘアピンカーブでは1速まで落とさないと上れませんことよ(涙)
非力な1600ccのスポーツカーに鞭打って(笑)、予定よりやや遅れて6:00に駐車場着。
サクサクと身支度を整え、中房温泉登山口へ。
登山口には登山届け提出ポストがありますが、記入用紙がなくて届けは出せませんでした。
事前にNetでどこかのサイトから登山届けをDLし、必要事項を記入したうえで持っていくと良いかも。
トイレは水洗、洗面には鏡もありますので、女性には嬉しい♪
髪を結わえて、ストックを伸ばし、ストレッチをして準備完了。
登山口から第一ベンチまでは、思いのほかの急登でちょっと凹みました(笑)
丹沢表尾根のヤビツ登山口みたいな感じです。
第一ベンチに着いて、朝食のクリームパンを食しました。
沢に下りるとすぐに水場があり、冷たい湧き水が飲めるようです。
10分ほど休憩して出発。
黙々と歩き続け、合戦小屋の荷揚げのケーブルをくぐると第二ベンチに到着。
ここでは5分休憩してすぐに出発。
第三ベンチまではハシゴ状の階段が増え、この山特有の白っぽい岩も見られたりと、先ほどとは少し異なった雰囲気。
でも樹林帯の中を一気に高度を上げていくのに変わりは無く(^^;
第三ベンチに到着後は、次の急登に向けて充分に休憩をとります。
カロリーメイトとポカリでエネルギーも補充(笑)
第三ベンチから富士見ベンチまでは、「北アルプス三大急登」と呼ばれるかなりの厳しい行程なのだとか。
ハシゴ状の階段や岩場の登りが続き、ルート距離が短いわりに高度は一気に上がっていく感じです。
でも、覚悟して挑んだ割には拍子抜けだったかな(^^;
たしかに楽な道ではありませんが、思ったほどキツイと感じませんでした。
さほど標高が高くないのと、登山ルートがちゃんと整備されていたおかげだと思います。
ここの登りよりも、白馬大雪渓の葱平直前の登りの方が何倍も苦しかった。。。。
富士見ベンチで少し長めに休憩(15分ほど)。
軽く足をマッサージして、残りの行程に備えます。
常念岳や富士山は、残念ながら雲が邪魔して見えませんでした。
富士見ベンチから合戦小屋までは岩場を登るような箇所が多くありますが、ロープや鎖が必要なほどではないのと、
女性でも歩幅をとりやすいため登り辛さを感じることはなかったです。
岩場のほかは、わりとホッとするような平坦な道もあり歩きやすいかも。
合戦小屋では、名物のスイカを頂きました(^^)
たくさん食べると歩いていて気持ち悪くなってしまうので、1/4カット(400円)の方を。
普段は塩をかけずに食べますが、今回は塩分摂取のために敢えて塩をふっていただきました。
スイカにはシトルリンという成分が多く含まれているんですよね。
シトルリンは運動エネルギー補助や疲労回復にも効果がありますから、ぜひここでスイカを食べようと目論んでいました(笑)
冷たくて甘くて美味しかったです(^^*)
充分休憩を取って、燕山荘まで最後の行程へ。
合戦小屋をあとにしてしばらく行くと、合戦の頭に到着。
一気に眺望が開けて、尾根に上がったすがすがしさを感じます。
ここからの道は平坦でとても歩きやすく、1時間近くの尾根歩きを楽しめます。
高山植物の種類も増え、山荘や燕岳山頂も望めて、周囲の山々の景色を堪能しながらのんびりと歩けて気持ちよかった〜。
途中、これまでのペースにあわせて、30分ほど歩いたところの岩場で10分休憩をとりました。
山荘手前の最後の登りのところに差し掛かると、まだ雪が残っていました。
ほんの数メートルなので、踏み跡をなぞるようにゆっくりと登ればOK。
アイゼンが無くても大丈夫です。
雪を手にとって腕や首筋にあてると、冷たくてとても気持ちよかった♪
雪の階段を上りきると、突然目の前にアルプスの山々が連なった大眺望が広がります。
これは、ちょっと感動。
残念ながら、槍ヶ岳山頂が雲に隠れて見えません(T_T)
お昼近くになっていたので、ザックを山荘横にデポして、さっそく燕岳に向かいます。
山頂直下が岩場らしいとのことで、ストックもデポ。
地球外惑星のような不思議な光景と、蕾をつけ始めたコマクサに心を奪われながら山頂へ向かいます。
道はとても歩きやすく、ストック無しで正解でした。
山頂直下のハシゴをすぎたあとは大岩の間を縫って登る感じで、ルートがわかりづらいのでちょっと注意が必要かも。
山頂はそんなに広くなく、混雑時はあまり長居できなさそう(^^;
記念写真と動画を撮影して、10分ほどで降りることに。
この日は長野側からガスがあがっていたため360度の眺望はありませんでしたが、富山側は見事な連山が望めて大満足!
しかも、頂上から降りてすぐの砂地で雷鳥さんの砂浴びも観れました(^^)
お花畑やコマクサを写真におさめながらゆっくりと降り、燕山荘で昼食。
カレーライスと、カフェで念願のケーキセットを頂きました。
白馬山荘以来のケーキセット制覇♪
ずいぶんのんびりしたので、急ぎ下山準備。
燕山荘では、ビジターでもトイレを無料で貸してくれました。
唐松山荘では宿泊者以外は有料で、水洗でもバイオトイレなので紙は流せなかったのですが、
ここのトイレはやはり水洗で備え付けのペーパーは流してOKでした。
下山する直前、雲が上がって槍ヶ岳山頂を拝むことができました!
憧れの槍を見れたので、今回の山行で思い残すことはありません(笑)
今月末には溶けてしまうであろう登山道の残雪と記念撮影をして、下山開始。
合戦小屋までは、登りの半分の時間で降りてこれました(笑)
5分休憩して、富士見ベンチへ。
ここも、半分近い時間で降りれたかな。
第三ベンチまでは急な下りとなるのでやや慎重に降りて、でも、25分くらいで到着。
10分休んで第二ベンチへ。
ここもサクサク下って、第一ベンチでまた10分休憩。
そろそろ親指の外側の皮が剥けそうなのを、騙し騙し下って、16:45に登山口に到着。
予定通りに、無事日帰りできました(^^)
駐車場を出て峠を下っていたら、おさるさんの群れに遭遇。
道路に座り込んだりしてたので、どいてくれるようにそろりそろりと通過。
豊科ICまでとてもスムーズに走れました。
高速乗ったら急にスコールが来たのには笑った(笑)
下山後、しかも荷物をしまったあとで良かったです。
帰りの中央道も目立った渋滞も無く、22:30に横浜の自宅に到着しました。
今回、下りでの足への負担が少なかったのにちょっとびっくり。
いつも下りの途中で指先が痛くなり、最後は一歩一歩が辛くて泣きそうな下山になるのに。。。。
登山道がずっと土で、岩や木道が少なかったおかげかなと思いました。
土って、やっぱり足への衝撃がやわらぐのかも。
筋肉痛は相変わらずだけど(笑)
天候が不安で直前まで諦めていたけれど、良いお天気に恵まれ一滴の雨も降らず、
見たかった景色や槍も拝めて、とても幸せな山行となりました(^^*)
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