白馬岳〜白馬大池〜栂池:あぁ〜夏休み(涙)天候に泣かされ朝日岳を断念


- GPS
- 31:42
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 2,283m
- 下り
- 1,678m
コースタイム
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:42
天候 | 7/27 曇り時々薄日、ガス 7/28 朝9時頃まで雨、のち曇り、ガス、14時頃雷雨あり |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
復 栂池ロープウェイ→ゴンドラリフト「イブ」、アルピコ交通特急バス長野行、北陸新幹線へ乗り継ぎ |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓は、下部でクレバスの近くを歩きますが、ベンガラのマークを辿ればOK。上部の葱平手前で秋道に誘導されますが、浮石が多く注意が必要です。落石は杓子の側から頻繁に音が聞こえました(ガスで落石自体は見えず)。 小雪渓は、ステップがしっかり切られているので、丁寧に歩けば大丈夫ですが、躓いたり滑ったりは禁物です。すれ違いポイントもきちんと作られていました(感謝)。 両方ともアイゼン着用が推奨されています(自分は6本爪軽アイゼン使用、ヘルメット着用)。 追い抜くことが出来ない場所で、前に歩みの遅い方がいる場合、どうしても列が詰まってしまいがちですが、何かあったときのため、多少は間隔に余裕をもたせた歩き方を心がけましょう。小雪渓のトラバースで、会話する息が首筋の後ろに感じられるほど近くに迫られたワタクシは、万が一、今転んだらこの人も巻き込んで転げ落ちるだろうな、と緊張しました。かといって前が詰まっていたので、どうすることも出来ません。無駄な煽りは、止めましょう。ここで急いだって、短縮できる時間はほんの少しですから。 白馬乗鞍の直下、雪渓の横断があります。ロープあり、ステップもあり。慎重に歩けばノーアイゼンでも大丈夫かと。天狗原の湿原の下にも短い雪渓あり、こちらも大きな問題はありません。 白馬乗鞍から栂池自然園まで、雪渓以外の部分は(天狗原の木道を除いて)、大きなゴロ石と泥濘の急坂が続いて、下りでも精神的に疲れます。上りだと、体力が削られそうです。 白馬大池から天狗原くらいまで、虫が多いです。 虫除けネットとハッカ水のスプレーで、顔のまわりは無事でしたが、サポートタイツの上からふくらはぎのあたりをブヨに刺されました(以前にもタイツの上から刺されたことがあります)。何故にいつもこんなに狙われるのか、と思います。 |
その他周辺情報 | ゴンドラリフト乗り場近く、栂池温泉「栂の湯」、露天風呂はありません。 モンベルカード提示で¥200引き(¥500)、貴重品は有料ロッカーへ(¥100)。 |
写真
途中、ガスが濃くなって雨雲の様相になったので、カッパとレインスカート、手袋をあわてて着込みました
この場所に馴染まない騒音、そして、何か問題があって墜落したら、湿原に踏み込んで機体を取りにいくのでしょうか?
上から撮影されているかも、と思うのもなんとなく嫌な感じ
感想
2日目は白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳(朝日小屋泊)、3日目は朝日岳〜蓮華温泉下山、という予定だった夏の2泊北ア遠征。小屋泊まりの混雑を避けるため、平日に無理やり休みを取り付け、意気揚々と臨んだわけですが、ころころ変わる予報とすっきりしないお天気に翻弄され、2日目に栂池へ下山、という結果に終わりました。
2日目の朝は4時出発予定。コースタイム約8時間の道のり、ゆっくりと花を楽しんで10時間かかっても14時には小屋に着く、というプランだったのですが、夜半よりの大雨は朝になっても一向に止まず、もちろん稜線は濃いガスに包まれたまま。雨雲レーダーでも、9時過ぎまでは雨雲が次々と通過する、という予想。
最大限の譲歩で5時半まで待機して、白馬岳に向けて出発。三国境まで来ても、雨、ガスともに状態が変わらなかったので、大池経由で栂池へ下山、と最終決断しました。
2年越しの憧れのルートを歩くことが出来ず、残念無念。多分、行こうと思えば行けたでしょう。でも雨とガスの中、初めてのルートを修行のように歩くのは気が進まなかったので、今回の判断は間違ってなかったかな。午後も栂池自然園ではにわか雨(雷雨)があり、朝日岳あたりで疲れたところにまた雨に打たれる、という可能性も高かったと思います。
宿泊予約を入れていた朝日小屋さん、当日キャンセルでご迷惑をおかけしました。1日目に大雪渓を前後して歩いたマムート白ヘルのおじさま、白馬山荘から翌日は朝日小屋、ということでした。無事に楽しまれましたでしょうか。2日目もお会いできるといいですね、と言っておきながらルートを変えて下山してしまったヘタレで、申し訳ありません。
それにしても”梅雨明け10日”のスカッ晴れは昨年同様に今年も無し、なのでしょうか。”大気の状態が不安定”のフレーズ、聞き飽きました。太平洋高気圧はいったいどこに??
26〜28で白馬に行きましたが天気が悪い。曇りなら上出来、ガスなら妥協、小雨当たり前の山行でした。天気予報は日に日に悪い方へと変わっていく毎日…本当に心が折れました。それに例年より花も少なかったですよね。
h321さん、はじめまして。
お天気の悪い平日でも、さすがに白馬、そこそこの人出でしたね。
2年前のほぼ同時期に同じコースを歩いていますが、大雪渓や白馬乗鞍直下の雪はそのときの方が多く、稜線近くの雪は今回の方が多かったように思います。冬の降雪や梅雨の降雨の量、日照時間などの条件で、お花の咲き具合もきっと変わってくるのでしょうね。
天候ばかりは誰を恨む、という訳には行きませんが、愚痴のひとつふたつ言いたくなる、というもの。早く”本物の”夏がやってくるとよいですね。
コメント、有難うございました。
こんばんは、yukigenkiさん。平日お休みを取ったものの、お天気に翻弄されて、せっかくのプランも完結できずに、残念。こればかりは、どうしようないですね。(私ごとですが、ここのところずっと待機状態です(笑))でも、この時期のお花畑に、とても癒されたのでは。それにしても、夏の雪渓歩きは、ありんこの行列と、落石。気をつけねばですね。
nomasiさん、おはようございます。
だめかもなぁ〜、と思いながらも、数%の奇跡に賭けて出かけてみては、やっぱりねぇ、で終わる「山あるある」が今回ももちろん作動いたしました(爆)。
白馬は本当にお花の種類が多いので、飽きずに、そして休み休み上ることができます。この標高差で地元奥武蔵のような杉林だったら、絶対に”あかん”と思います。
台風5号の動向次第では、まだまだ不安定な天気が続くかも、ですね。なんとかならんの〜〜、と嘆く日々が続きそうです。
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