表大雪縦走
- GPS
- 24:54
- 距離
- 58.7km
- 登り
- 3,908m
- 下り
- 3,896m
コースタイム
02:05 愛山渓
04:50 永山岳
05:30 比布岳
06:25 北鎮岳
07:20 間宮岳分岐
08:15 旭岳
09:00 間宮岳分岐
10:00 北海岳
10:45 白雲分岐
11:10 白雲避難小屋
13:10 緑岳
14:10 赤岳
14:55 白雲岳
15:50 白雲キャンプ指定地(泊)
(2日目)
05:30 白雲キャンプ指定地
06:50 北海岳
08:00 黒岳石室
08:15 黒岳〜桂月岳
08:50 黒岳石室
10:05 北鎮岳
11:20 比布岳
12:05 愛別岳
13:00 安足間岳
14:20 当麻乗越
15:10 沼ノ原
16:30 愛山渓
天候 | 両日ともに晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
平素の爪研ぎにも飽き飽きしていたがやっとチャンスが巡ってきたので去年やり残した宿題を片付けに大雪山に戻ってきた。去年は大好きな愛別岳を残してきたことがとても心残りだった。当初はワンデイの予定だったが2日間も自由時間と車を使える機会は中々ないので贅沢にテン泊することにした。
RWを使う気は毛頭ないので去年とルートを変えて愛山渓から入山する。ここからが大雪山の大きさを1番身をもって知ることができる。
前日パクからLINEがあり散歩がてら途中まで来てくれることになったので愛山渓で合流し車中泊。
札幌を出る時から降り続いた雨は出発まで降り止むことはなく登り始める。深夜に濃厚霧雨だったので1人だったら半ベソかきながら登っていただろう。ホント来てくれてありがとうパク。大量の麦汁と酒が投入され重たい縦走ザックが肩に食い込む。
霧雨と朝露の猛攻を受け全身ズブ濡れになりながら夢中で登っていると森林限界を超えた辺りで空気が澄んで雲海が広がり東の空が明らんできて今回最初ピーク永山岳に到着。あとは楽しいハイキングの始まりだ。早朝のため誰もいない北鎮からお鉢平を2人で堪能する。私は旭岳をピストンするので荒井岳でパクとお別れした。
旭岳から戻ってくる辺りでスキーブーツで痛めた外くるぶしに靴が当たり痛みが出始めた。
後日、今回の山行の反省を備忘録として日記に記載しようと思うが靴の選択を誤ったため足のトラブルが続き大変だった。
それでも素晴らしい景色に救われて歩を進め白雲キャンプ指定地に到着し、テント設営し昼食を食べる。この時点で右足は大分やられていたので明日のため靴と足を調整してテストしに緑へ向う。この時点でヤバかったら明日は真っ直ぐ帰るつもりだったが上手くいったのでそのまま赤と白も廻る。
戻ってきて上手いビールと酒を飲んでメシ食べたら速効落ちる。夜中目が覚めると心が弱い自分は明日は正反対の愛山渓まで戻れるかなと不安が頭をよぎりテントの外を覗くと、見たこともないくらい満天の星空が広がっていてくだらん不安は一瞬で吹き飛んだ。
翌日も快晴、朝飯食ったらすぐに撤収して出発する。足は大丈夫だ行ける。人間の回復力と追い込まれてからの知恵や工夫は凄いと思った。気分よく歩いて黒岳に到着。この辺りまでくると再び足も痛み始めるしいろんな場所が痛くなるが、こんだけ歩けば痛い所ない方がおかしいと割り切って北鎮へ。ここまで来れば何とか帰れると安堵しコルにて大休憩。しかし気温がグングン上がりしんどいが比布岳へ登り返し、愛別岳分岐に到着する。
もうかなりキツイ状態だがスルーする気はなく絶対に行くと決めていた。数年ぶりに訪れたが、やっぱ分岐からの下りはおっかない。意地で登り切り大好きな愛別岳に到着。そこにはdominonさんがいた。水がギリギリだったので分けてもらい本当に助かりました。最後の最後で知っている人と会えたのでとても嬉しくて救われた。
疲れた体には絶望的な登り返しに感じたが稜線に這い上がり試練の下りが始まる。
足は登りより下りで痛いのでつま先が岩に当たっただけで涙が出そうだし、灼熱地獄で喉がカラカラで干上がる寸前。水のことばかりが頭に浮かび沼ノ原はどうでもよかった。樹林帯に入ると暑さはさらに増し景色もなく虫がうるさくて最悪。三十三曲りを降りた所であと1km。
最後の水を飲みきり右足を引きづりながら無事戻ってきた。
ガチで疲れたが、今年も自分のための山をやり切ることができた。体も最後までしっかりと動いてくれ日々の研鑽もこの日のためにあったと思えた。楽しいだけでなく色々トラブルもあり大変だったが今回の山行でフィジカル的にもメンタル的も少しは成長できた気がする。
私はこの2日間を忘れることはないでしょう。たとえボケたとしても(笑)
そんな素敵な思い出作りができて良かった。
パクと別れる時このルートは縦走装備で歩くより軽荷でワンデイの方が楽でね!?って話てたがその通りだと思った。来年はワンデイだな。
自分の中での真・表大雪縦走はこれにて完結。
いつも刺激を貰っています。
進んで地獄巡り(隠喩)をするほどドMじゃないですが、なんか燃えてきました。
改めておめでとうございます&ありがとうございます!
tomolow16さん
ありがとうございます!
どこまでが表かはよく分かりませんが自分なりにこの辺くらいかな的にやってみました。
来年はチャンスがあればワンデイで駆け抜けてみようかと思ってますのでガッツさえあれば是非ご一緒に!
さすれば太ももやふくらはぎが痙攣しゾンビの様な足取りになれること間違いないでしょう(笑)
素晴らしい山行のクライマックスに再会できたこと嬉しく思います。日々の研鑽と経験と知恵と根性と勇気に感動しました。それにしてもレコのアップが早くて簡潔でとても読みやすいです。またどこかのお山で再会できることを楽しみにしています。
(=^ー^)ノ彡☆
あぁ女神さま。その節は本当にありがとうございました!
分けて頂いた聖水のお陰で無事生還することができました。
誰もいないと思っていた山頂に知っている人がいただけで何故かホっとしました。
以前お会いした時も白雲テン泊だったのでご縁を感じます。私もまた再開できることを
楽しみにしております。
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