奥穂&前穂(敗退)(上高地から涸沢カール経由でピストン)


- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.3km
- 登り
- 1,812m
- 下り
- 1,805m
コースタイム
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:16
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 8:44
天候 | 3日間とも概ね晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道はよく踏まれており明瞭 コース上に残雪なし |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
テント泊装備一式(2泊)
ストックx2
|
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備考 | 涸沢のテント場は相変わらず羽虫が多かったので、顔にすっぽり被るネットが欲しくなった(実際に使っている人を見かけて) |
感想
去年涸沢岳に登ったときに、次の目標は「2泊使って奥穂高岳」と決めていたのですが、いろいろ調べているうちに「技量的にも時間的にも、吊り尾根を渡って前穂高岳も狙えそう」と分かったので、目標を前穂高岳に設定し登行。
結果は敗退。
奥穂は登頂したものの、その時点で左脚の膝に嫌な感じの痛みが。無理をすると歩けなくなりそうな感じの痛みだったので、前穂登頂は諦めて南稜の頭まで偵察に行って退却。
膝の予想は見事に的中し、穂高岳山荘へ向かって降りて行くうちにみるみる悪化してきて、山荘前の梯子場では鎖に体重を預けないと降りられないくらいに痛くて左足を踏ん張れないようになってしまった。
これはまずい、と感じたので、奥穂高岳山荘の前で1時間の長休止をとる。
テントを張ってある涸沢には、登りの1.5倍くらいの時間をかけてゆっくり何とか帰着したものの、この時点で膝は、
「壊れました」
のレッドフラッグを振っていた。まあ、一晩寝れば幾分かは回復しているだろう、という希望的観測をしていたものの、内心では
「明日もこの状態だったら、もしかして横尾まで降りられないんじゃないか」
という不安と、最近はおとなしかった持病の腰痛が疼いて、なかなかまんじりとしない夜を過ごす。
翌朝、膝の痛みはほんの少しだけ回復していたので「これなら横尾までは持ちそう」と踏んだのですが、下り始めるとあっという間に膝が悲鳴を上げ始めた。
ただ、膝を曲げさえしなければ体重を載せることができたので、虎の子のダブルストックを駆使して横尾まで下降。この時点で身体の動きは完全に怪我人である。
横尾に着いた時点では、
「ここまで降りればひと安心」
と思っていたのですが、体重を右脚ばかりに掛けるので、今度は右脚が壊れそうな最悪の気配が漂ってきた頃に上高地のバスターミナルに辿り着いた。(ほっ)
最後のほうはただの苦行。「膝が痛い、帰りたい」以外の煩悩は見事に消滅していました。いやホントに。
ともあれ、食料計画(後述)に今回もまた失敗し、おまけに持病の腰痛(最近はおとなしくなっていたのだが)が出てなかなか快眠を得られぬ中、
「わしはこんな痛いこと、もう二度としとうない」
と思っていましたが、今こんなことを書いているところを見ると、また行くんだろうな、きっと。(見る人が見ればただの馬鹿ですね)
・食料計画の失敗(2回目)
前回の涸沢岳のときは、1食分の食料(確かパック飯とレトルトの中華丼、缶詰)を余らせたのですが、今回はアルファ米を2食とラーメンを2食と、補食として持ってきた柿の種やら豆菓子やらを大量に余らせる大失態。
なんでや。どうしてこうなるんや。で、考えてみたんですが、現地では結構動き回っているはずなのに、なぜかあまり腹が空かない。食欲が無いのである。
消費カロリーは結構な値に達しているはずなので、これはきっとメニューの問題だと仮定。次回はメニューを大幅に変えて検証してみようと思いますまる
・ストック(トレッキングポール)
岩場なんかを3点支持で上り下りするときは邪魔だが、それ以外では今回のような脚の不調時なんかには大きく役立つことを認識。転ばぬ先の杖ならぬ、転んでも杖が有れば何とかなる。(転んでませんけど)
・低体温症
今回も同じパターンで軽いのが出た。疲労が大きいと体内の発熱量が下がるのかしら。ていうか、涸沢は雪渓から吹いてくる風が寒いんですけど!(雪なんだから当たり前だ)
涸沢〜奥穂高岳往復で携行した水量:
アクエリアス500cc、真水1500cc。
吊り尾根を往復するつもりだったので、これくらいは必要と考える。
・【我が山行の事件簿(その2)】
前回は人の雲子の話でしたが、今回は猿の雲子の話しです。
「また雲子か」と思わずにどうぞお付き合い下さい。
今回は、ザイテングラートから涸沢小屋へ下る登山道(涸沢小屋のちょっと上の茂みになっているところ)のど真ん中に、立派な猿の雲子(なんか緑色だった)がたて続けに3つも鎮座しておりました。
3つとも全て、登山道の、足の置き場としては丁度いい感じの岩の上に鎮座しておりましたので、よそ見をしながら歩いていたら、高い確率で踏んでしまうと思われる大胆かつ巧妙な仕掛け方でした。
「これはき奴らが縄張りを主張しているのか?もしくは、我々への挑戦か?」
と色々と推理は捗るのですが、何にせよき奴らが
「ここに置いたら馬鹿な人間どもが踏むことだろう。けけけ」
とか笑っていると考えると(猿はけけけと笑うのだろうか)なかなかあいつら頭いいな、と思うことを止められないのでありました。
あ、いや、これは事件なのか?事件なら、膝の故障のほうがもっと大事じゃないのか?
あ、その、実は膝のほうなんですけどね、車で帰る途中に、蕎麦屋に寄って蕎麦を食べていたら、店を出る頃にはころっと痛みが無くなっちゃってたんですよ。ほんとに。何なんでしょうね。嘘みたいですが、嘘じゃありません。ほんとです。これを書いている今だってぜんぜん痛くないんですもの。そうか!ルチンか!蕎麦のルチンは膝に良いのか!そうか!
意味が分かりませんね。(私も分かりません)最後までお読み下さいましてありがとうございました。
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