大朝日岳 暑く 長く 虫に悩まされた山


- GPS
- 12:43
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,658m
- 下り
- 1,653m
コースタイム
- 山行
- 10:47
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 12:43
天候 | ガス–晴れ−ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
舗装道路ですが、途中落石もありましたので注意した方がいいと思います。 古寺鉱泉の駐車場は30台くらいは駐車できると思いますがこの日は路駐もいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 雪渓歩きはありませんでした。 小朝日岳の登り・下りはざれた急な登山道なので注意が必要でした。 あとは… 暑さですね。 ガスに包まれて風がない時は 熱中症になるのではと思うくらい暑かったです。 |
その他周辺情報 | 大井沢温泉 湯ったり館 古寺鉱泉と月山インターの間にあります 300円の熱めの温泉でした。 よかったのですが、ここにもアブが… |
写真
2輪づつならんで花を咲かせるとのこと。
どの花も仲良く2輪でした。
二輪草やフタリシズカは1だったり3だったりもしますので、ツルアリドウシが1番2輪だと思いました la
感想
8月6日
東北遠征3日は、朝日連峰の主峰 大朝日岳に登りました。鳥海山・月山までは決めていたのですが、3日めをどうするのかはなかなか決まらなかったのですが、移動しながら名山を巡るとなると距離的にも大朝日岳が良し!ということになりました。ただ、1番登りやすい古寺鉱泉の登山口からでも水平距離で17キロを超え、単純標高差も1200m以上なので 楽々登山推進派としては これは難関の山になる・・と予想してのスタートでした。
古寺鉱泉を出発してしばらくの間はずっと山間の登山道を登っていきます。歩きにくくはありませんが、結構斜度はあります。木の根が張り出していたり、削られて谷のようになった登山道だったりで、しばらくはじっと我慢の登りです。
このコースのよいところは途中に水場が3箇所もあることですね。それぞれの水場はしっかり管理されて一部ホースで誘引してくれていたりで ありがたいです。
最初の一服清水では、今までの山と違い標高が低いからか、暑くなってしまい顔を洗って涼みました。その後、三沢清水でも水の補給と顔を洗って冷却して、展望の良い古寺山を目指しました。
天気は曇りでしたがガスによるもので、標高が上がるにつれてだんだんとガスの上に登ってきました。三沢清水を過ぎてガスの上に上がったので振り返ると、おお〜〜、昨日登った月山と、おととい登った鳥海山まで見ることができます。雲海に浮かぶ島のようで感激です。素晴らしい!
こうやって見ると今回登った3つの山は概ね直線んに並んでいるということが分かりました。
古寺山ではこれから目指す大朝日岳をはじめとする朝日連峰の勇姿がパノラマで見ることができます。結構近く見えるんだけど、まだまだ遠いんだよなぁ・・なんてことを考えながらしばし景色を楽しみました。
大朝日岳の前に立ちはだかる小朝日岳を登るとき、ついにガスが上がってきてしまい、また風が全く無く、日差しがガスを温めるのか、熱中症になるのではないかと思うほど暑かったです。これはしんど過ぎます。小朝日岳までが急登だったこともあり、一気にバテてしまいました。
小朝日岳山頂ではガスも取れ、再び大朝日岳などを眺めることができましたが、大朝日岳にもガスが近づいており、これはちょっと厳しいかなぁと予感させました。ここでは朝日連峰の縦走では有名な以東岳から2泊して歩いてきたというソロの女性に写真を撮っていただきました。以東岳からの稜線歩きは素晴らしかったそうです。
小朝日岳以東だけは雲の切れ間に少し見ることができました。
小朝日岳の下りで足を滑らせ尻もち転倒、なぜか太ももがつってしまい、痛かったです。滑りやすい斜面なので注意が必要ですね。
最後の水場の銀玉水は本当に冷たく、10秒手をつけていると麻痺してしまうくらいの氷水でした。その分本当に美味しかったです。もうずっと暑さで熱い体をこの時も顔を洗って冷やしました。
最後の急登を登ると、大朝日岳避難小屋です。
いやーー行程に加えて暑さにもやられて 本当に疲れました。あまり暑い山には登ってこなかったのですが、先日の鳥海山もそうでしたが、疲れ方が数割増しになりますね。いい教訓となりました。
お昼ご飯だけ持って山頂まで15分を上がります。
分かっていたことですが、山頂はガスに包まれてしまっており、展望はゼロでした。大朝日岳からの360度の展望の写真を見るとそれは素晴らしいものなので楽しみだったのですが、残念至極でした。まぁこればっかりは仕方ありません。いつかの機会にとっておきましょう。
山頂ではトンボの大群が舞っていました。
この日は酷暑ではありましたが、季節は秋に向けて動いているのかなと感じる一幕でした。
下山では小朝日岳を巻くコースでのピストンで、下りが苦手な私はコースタイムを上げることができず(かずさんすみません)淡々と歩いていきました。
ここで困ってしまったのが、アブの襲撃です。古寺山を過ぎて林間コースに入った頃からか 大量ではありませんが常にアブが我々(特にかずさん)を狙っている感じで、それも追い払っても追いかけてくるしつこさで 気をぬくとタイツの上から噛んできます。これには2人とも参ってしまいました。この襲撃は駐車場まで続きました。
私はアブにやられることはなかったですが、かずさんは数カ所噛まれ 痛い思いを(その後は痒い思いを)することになってしまいました。私はアブからは逃れたものの、いつの間にかブヨに4箇所も刺されてしまっており(やはりタイツの上、シャツの上からです。)この記事を書いている8月15日現在でも 相当に痒み・腫れが残っている状態です。
アブ・ブヨをはじめとする虫が多い山だということは知っていましたので虫除けも噴霧しておりましたが、効果なく撃沈。
本位ではありませんが、もう夏は来ません。
さようなら。夏の朝日連峰。
18時過ぎに吸血鬼の襲撃を受けながら下山。古寺鉱泉で山バッジを購入し(宿泊者の方が夕食をいただいていましたが美味しそうだったなぁ)、着替えもソコソコにアブから逃れて撤退したのでした。
さてお風呂をどうしようと調べると、すぐ近くに 大井沢温泉 湯ったり館 という温泉をみつけ立ち寄りました。300円で地元の方が多い良い温泉だったのですが、ここにもアブが多く、脱衣所とホールの境にドアが無いためかアブが自由に入って来てしまいます。私の近くにいたおじさんも噛まれて激怒しておりました。。(アブにです)
地元の方はどうやって対処されているのでしょうか・・
ということで、明日の目的地 蔵王山へのアクセスの良い 道の駅 寒河江チェリーランドに向かったのでした。
大朝日岳
予想通り、私の体力的にはかなり手強い山でした。楽しみだった山頂からの大展望が見られなかったのは残念でしたが、雲海の月山、朝日連峰の峰々のパノラマを見られただけでも良かったです。暑さや虫や、手強い難敵が多い山でしたが、いつか季節を変えてまた訪れることができたらいいなと思います。
かずさん、長い1日お疲れ様でした。
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