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Yamareco

記録ID: 1225955
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鋸岳 戸台から

2017年08月13日(日) 〜 2017年08月14日(月)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
19:00
距離
29.7km
登り
3,446m
下り
3,455m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:43
休憩
3:53
合計
14:36
4:53
127
7:00
7:21
139
9:40
9:41
148
12:09
12:18
21
12:39
12:54
13
13:07
14:13
11
14:24
15:57
17
16:14
16:42
167
19:29
宿泊地
2日目
山行
4:03
休憩
0:19
合計
4:22
5:47
74
宿泊地
7:01
7:14
17
7:31
7:33
152
10:05
10:09
0
10:09
ゴール地点
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸台のゲート前、駐車場に駐めました。登山届ポストあり。
コース状況/
危険箇所等
時々、雨が降ったりしたので、滑りやすい岩がありました。黒く濡れた岩は注意です。鹿の窓手前のナイフリッジでは足を滑らせてプチ滑落してしまいました。立木で止まったのは運が良かった。
その他周辺情報 仙流荘のお風呂は綺麗でサウナもあります。入湯料は¥500になっていました。
戸台の駐車場から角兵衛沢出合までは2時間の河原歩き。
2017年08月13日 05:18撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 5:18
戸台の駐車場から角兵衛沢出合までは2時間の河原歩き。
堰堤を三つほど超えていきます。
2017年08月13日 05:34撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 5:34
堰堤を三つほど超えていきます。
2017年08月13日 05:44撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 5:44
工事の時の林道を歩いて進みます。
2017年08月13日 05:48撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 5:48
工事の時の林道を歩いて進みます。
天気はイマイチだな〜ここからは河原を歩いたり、時々出てくる登山道を歩いたり。よく見るとピンクリボンが付いている。
2017年08月13日 05:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 5:52
天気はイマイチだな〜ここからは河原を歩いたり、時々出てくる登山道を歩いたり。よく見るとピンクリボンが付いている。
唐沢への分岐。冬季にアイスクライミングをするようだ。
2017年08月13日 06:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:22
唐沢への分岐。冬季にアイスクライミングをするようだ。
自然の脅威。
2017年08月13日 06:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:40
自然の脅威。
歌宿沢の分岐。こちらもアイスクライミングの対象となる沢らしい。アイスクライミングは手が冷たくなるのであまり食指は動かないな〜
2017年08月13日 06:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:53
歌宿沢の分岐。こちらもアイスクライミングの対象となる沢らしい。アイスクライミングは手が冷たくなるのであまり食指は動かないな〜
二時間で角兵衛沢の出合い到着。
2017年08月13日 06:59撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:59
二時間で角兵衛沢の出合い到着。
ここは靴を脱いで渡渉しました。水が冷たい!
2017年08月13日 07:01撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:01
ここは靴を脱いで渡渉しました。水が冷たい!
渡渉すると大きなケルンがありました。
2017年08月13日 07:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:22
渡渉すると大きなケルンがありました。
年代物の指導票がありました。
2017年08月13日 07:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:23
年代物の指導票がありました。
2017年08月13日 07:51撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:51
横岳峠へのルートもあったようですが、現在は廃道とのこと。しかし、記録を検索すると好きな人はいるもので、ルートファインディングが難しとのことですがいけるようです。ちょっと興味あり。
2017年08月13日 07:51撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:51
横岳峠へのルートもあったようですが、現在は廃道とのこと。しかし、記録を検索すると好きな人はいるもので、ルートファインディングが難しとのことですがいけるようです。ちょっと興味あり。
2017年08月13日 07:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:52
浮き石だらけの登路。
2017年08月13日 09:44撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 9:44
浮き石だらけの登路。
大岩小屋らしい。ここでビバーク可能。
2017年08月13日 09:44撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 9:44
大岩小屋らしい。ここでビバーク可能。
右側の木の中にはっきりした踏み跡があり、崖側だが登りやすい。
2017年08月13日 11:16撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 11:16
右側の木の中にはっきりした踏み跡があり、崖側だが登りやすい。
コル手前のガレ場は中央付近の方が、岩が大きくて少しは歩きやすい。
2017年08月13日 11:46撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 11:46
コル手前のガレ場は中央付近の方が、岩が大きくて少しは歩きやすい。
コル付近ではお花が出迎えてくれました。
2017年08月13日 12:11撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:11
コル付近ではお花が出迎えてくれました。
2017年08月13日 12:12撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:12
2017年08月13日 12:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:14
第一高点かな。
2017年08月13日 12:37撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:37
第一高点かな。
着きました。山頂にいた方に撮ってもらいました。
2017年08月13日 12:49撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 12:49
着きました。山頂にいた方に撮ってもらいました。
2017年08月13日 12:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:53
小ギャップ方面。展望はあまり利かない。
2017年08月13日 13:01撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 13:01
小ギャップ方面。展望はあまり利かない。
小ギャップへ下降する二人組。石室小屋から来たそうだ。ここはクサリが付いているのだが、今日は岩が滑ってあまり良くなかった。支店があったので懸垂下降の方が安心だった。登りは踏み跡があったので問題なかった。しかし、この先のナイフリッジを乗り越す時に滑落していまいました。良く見れば安全なルートがあったのに・・・(涙)
2017年08月13日 13:12撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 13:12
小ギャップへ下降する二人組。石室小屋から来たそうだ。ここはクサリが付いているのだが、今日は岩が滑ってあまり良くなかった。支店があったので懸垂下降の方が安心だった。登りは踏み跡があったので問題なかった。しかし、この先のナイフリッジを乗り越す時に滑落していまいました。良く見れば安全なルートがあったのに・・・(涙)
鹿の窓に到着。クサリが付いているのだが、ここは慎重になって持参ロープで懸垂下降しました。30mロープでは途中までしか下降できないが、そこからはクサリを掴んで下降しました。濡れてなければクサリだけでいいかな。
2017年08月13日 13:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 13:29
鹿の窓に到着。クサリが付いているのだが、ここは慎重になって持参ロープで懸垂下降しました。30mロープでは途中までしか下降できないが、そこからはクサリを掴んで下降しました。濡れてなければクサリだけでいいかな。
緊張感とルートファインディングに集中したせいか、強打したお尻と足の痛みも気にならなかった。
2017年08月13日 14:00撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 14:00
緊張感とルートファインディングに集中したせいか、強打したお尻と足の痛みも気にならなかった。
分かりにくいが、良く見ればトラバース道が見つかる。
2017年08月13日 14:13撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 14:13
分かりにくいが、良く見ればトラバース道が見つかる。
鹿の窓を見上げる。どうやってできた穴なのかな?
2017年08月13日 14:13撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 14:13
鹿の窓を見上げる。どうやってできた穴なのかな?
大ギャップ手前。
2017年08月13日 14:18撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 14:18
大ギャップ手前。
怖いけれど難しくはない。とにかく慎重に行こう。
2017年08月13日 14:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/13 14:23
怖いけれど難しくはない。とにかく慎重に行こう。
大ギャップを見上げる。古そうな残置ロープが見える。記録を検索すると、ここを直登した猛者もいるようだが、冬季のルートのようだ。
2017年08月13日 14:27撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 14:27
大ギャップを見上げる。古そうな残置ロープが見える。記録を検索すると、ここを直登した猛者もいるようだが、冬季のルートのようだ。
2017年08月13日 15:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 15:08
第二高点到着、展望なしでした。残念。
2017年08月13日 15:26撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 15:26
第二高点到着、展望なしでした。残念。
時々、ガスが切れるが・・・
2017年08月13日 15:43撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 15:43
時々、ガスが切れるが・・・
中ノ川乗越への下り。お尻と膝が痛いし、足元は不安定だし大変でした。
2017年08月13日 16:02撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 16:02
中ノ川乗越への下り。お尻と膝が痛いし、足元は不安定だし大変でした。
熊ノ穴沢のコルが下に見えているが、遅々として進まない・・・
2017年08月13日 16:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 16:07
熊ノ穴沢のコルが下に見えているが、遅々として進まない・・・
熊ノ穴沢を見下ろして・・・一面のガレ場・・・もう声が出ない。しかし、一歩一歩降りるしかない。
2017年08月13日 16:42撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/13 16:42
熊ノ穴沢を見下ろして・・・一面のガレ場・・・もう声が出ない。しかし、一歩一歩降りるしかない。
あちこちで落石の音がしていた。
2017年08月14日 05:54撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 5:54
あちこちで落石の音がしていた。
時間はかかったが戸台川についた!
2017年08月14日 06:59撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 6:59
時間はかかったが戸台川についた!
熊ノ穴沢の入り口、わかりにくい。ペイントあり。
2017年08月14日 07:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 7:07
熊ノ穴沢の入り口、わかりにくい。ペイントあり。
対岸に道標ありました。
2017年08月14日 07:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 7:14
対岸に道標ありました。
今回予定のルートを下から見上げながら下山しました。
2017年08月14日 07:19撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 7:19
今回予定のルートを下から見上げながら下山しました。

装備

備考 鹿の窓手前のナイフリッジで、濡れた岩でスリップしてプチ滑落、お尻と膝を強打してしまったが、崖に落ちなくて運が良かった。原因はルートファインディングのミス、よく見ると安全なルートがありました。難しいなと思ったら慎重にならないといけないと思いました。

感想

今回は角兵衛沢から鋸岳に登って、甲斐駒ヶ岳へ抜けるルートを計画していた。しかし、時折雨の降る天候な中、鹿の窓手前のナイフリッジ通過時に濡れた岩でスリップして滑落(数メートルほど)。立木で運良く止まるものの、お尻と膝を強打して行動に支障はないものの痛みで歩行スピードが大幅にダウン。(鹿の窓から第二高点までは緊張感とルートファインディングに神経が集中したせいか、痛みはほとんど気にならなかったが)。中ノ川乗越から熊ノ穴沢に下山を余儀なくされた。ゆっくりとしか歩くことができないので熊ノ穴沢の下降途中で日没になり、ヘッドライトの明かりではルートがわからなくなってきた。これ以上、無理をしてひどいことになる前にテントを張ってビバークをすることにする。適地がなく岩の上だったが、マットのおかげでなんとか寝ることはできた。しかし、水がなくってしまっていたのでお湯が作れず、夕食はオレンジ1個とカロリーバー数本で栄養補給。幸いなことに昼間の気温があまり高くなかったせいか、喉の渇きに悩まされることはなかった。翌日、明るくなってから下山を再開。お尻と膝の痛みと、ガレ場に苛まれながらも、時間はたっぷりあるので焦らないように降りた。途中にあった沢の水で一息ついて、しばらく歩くと戸台川に出合い、あとは河原を淡々と歩いて駐車場に戻ることができた。

滑落した場面を振り返ってみると、安全なルートがあったようだ。そちらを通ればたぶん問題はなかったと思われる。ちょっと難しそうだがいけると思ってしまったことが反省点だ。難路とはいえ、ある程度の人が通行しているので、やばいなと思ったら一呼吸おいて慎重になるべきだった。登山の厳しさの洗礼を受けた感じだ。しかし、生きて帰れてよかった。

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