鋸岳

2023年10月16日(月) 〜 2023年10月17日(火)

• GPS: 19:00
• 距離: 32.0km
• 登り: 3,407m
• 下り: 3,608m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:40
• 休憩: 0:40
• 合計: 10:20

5:56 矢立石登山口
6:51 6:52 日向山
6:55 6:55 日向山(雁ヶ原・山頂標識側)
6:59 7:00 雁ヶ原
7:05 7:06 錦滝分岐
7:17 7:17 雁ヶ原・錦滝分岐
8:09 8:14 駒岩
8:32 8:32 鞍掛山
8:38 8:44 鞍掛山 展望台
8:47 8:47 鞍掛山
9:04 9:07 駒岩
9:40 9:40 中ノ尾根分岐
10:14 10:15 大岩山
12:40 12:45 烏帽子岳
12:58 12:58 三ッ頭
13:59 14:06 六合石室
15:00 15:12 甲斐駒ヶ岳
16:01 16:02 六合石室
16:13 16:15 水場(六合目小屋)
16:23 宿泊地

2日目

• 山行: 7:19
• 休憩: 1:46
• 合計: 9:05

7:03 宿泊地
7:33 7:34 三ッ頭
8:25 8:31 中ノ川乗越
8:55 9:02 第2高点
9:49 10:00 鹿窓
10:07 11:04 鋸岳
11:21 11:29 角兵衛沢ノ頭
11:44 11:44 三角点ピーク
12:40 12:49 横岳峠
13:09 13:15 「富士川の水源」標識
13:40 13:41 ログハウス（小屋）
16:03 16:03 釜無川ゲート
16:08 16:08 釜無川駐車スペース
16:09 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

自家用車

妻に協力してもらい釜無川ゲートに車をデポしてから矢立石登山口へ。妻ありがとう。

コース状況／危険箇所等

標高2,500mから上は前日に降った雪が多少残っていました。また早朝は落ち葉がパリパリと凍って道が滑りやすい状態でした。

写真

10/16 6:52

矢立石登山口から日向八丁尾根を登ります

10/16 6:55

日向山の白砂から八ヶ岳

10/16 6:56

日向八丁尾根へ

10/16 6:56

雨乞岳と水晶ナギ

10/16 7:09

痩せ尾根を進みます

10/16 8:10

鞍掛山分岐

10/16 8:15

鞍掛山へ寄り道します

10/16 8:21

鞍部に沢屋さんが詰める道筋が。

10/16 8:36

鞍掛山展望台

10/16 8:37

絶景です。

10/16 9:38

再び尾根を登ります

10/16 9:47

毛むくじゃら山

10/16 10:14

大岩山

10/16 10:31

ロープが見えたら激下りの始まり

10/16 10:41

ハシゴが無いと登降できません

10/16 11:44

鋸岳の大ギャップ小ギャップがよくわかるアングル。

10/16 12:04

日向八丁尾根と八ヶ岳側

10/16 12:06

烏帽子岳手前、噂のちょっと足りないハシゴ。

10/16 12:23

この辺から雪が目立ち始めます

10/16 12:26

甲斐駒が近付いてきました

10/16 12:27

烏帽子岳登頂

10/16 12:29

と思ったらこっちが本峰

10/16 12:35

北岳が見えてきました。

10/16 12:42

鋸岳がそびえます。

10/16 12:53

三ツ頭分岐

10/16 12:57

三ツ頭

10/16 12:57

甲斐駒、六合目石室へ

10/16 13:20

石室手前の砂地到着

10/16 13:41

今回は軽量化のため久しぶりにツェルト泊

10/16 13:55

砂地はある程度の広さがありますが、平らな場所は限られます。

10/16 13:57

石室。

10/16 13:58

中は綺麗ですが、避難小屋は夜中に息を切らした人が入ってくるという過去のイメージがあり苦手。

10/16 13:58

綺麗に使いましょう。

10/16 14:23

甲斐駒に登ってきます。

10/16 14:38

風は冷たい。

10/16 14:58

上のほうの日陰は凍ってます

10/16 15:01

甲斐駒に今年も来れました。

10/16 15:03

わらじの祠

10/16 15:03

摩利支天と先日登った鳳凰三山。

10/16 15:03

北岳はもう根雪になりそうな白さ

10/16 15:04

鋸岳へ続く尾根

10/16 15:40

登りも下りもこの鎖が核心でした。鎖の垂れるフォールラインにこだわると辛いです。

10/16 15:53

明日の朝はここまで来てみよう

10/16 16:06

水場へ行ってみます。

10/16 16:09

標高で50mくらい下ります。

10/16 16:12

前日の雨もあってか、水量は豊富でした。

10/16 16:23

雲がかかってきました。おやすみなさい。

10/17 5:43

石室の砂地はよく風が抜ける場所だったようで、ツェルトには厳しい夜でした。

10/17 5:50

鋸岳を雲が抜けていきます。

10/17 5:54

雲海の向こうにモルゲン仙丈ヶ岳

10/17 5:55

我が家のある八ヶ岳側

10/17 7:30

出発の支度をしている間に雲は消えてました。

10/17 7:34

さあ行くぞ鋸岳

10/17 8:09

中ノ川乗越に下ります

10/17 8:11

第二高点へのガレ登りが見えてきました。

10/17 8:20

正面から見て、ルートをイメージします。右の岩壁沿いに登って、ジグザグの踏み跡の上くらいで左に移るイメージでした。実際はガレて直登が厳しくなるくらいまでは詰めてもよさそうです。

10/17 8:24

熊の穴沢

10/17 8:26

登行開始。

10/17 8:33

足下は思ったより安定してました。

10/17 8:37

紅葉が綺麗。この辺りで左へトラバースしました。

10/17 8:45

左側の草付きからはルンゼを適当に詰めると一箇所に集約され、濃い踏み跡になります。

10/17 8:47

上部から振り返って

10/17 8:53

岩場に変わったらあと少し

10/17 8:56

第二高点登頂

10/17 9:01

南アルプス林道のトラバース線がよく見えます。凄いところに道を作ったものだ。

10/17 9:03

第二高点から仙丈側に少し戻ると、大ギャップ迂回路にテープが続いています。

10/17 9:05

ルートは明瞭でした。

10/17 9:13

落ち葉が凍っていたり、湿った木の根が滑るのでチェーンスパイクを装着。すぐに外しましたが効き目抜群でした。

10/17 9:16

見上げた大ギャップ

10/17 9:17

草付きからルンゼに入ります。チェーンスパイクはここで外しました。

10/17 9:21

GPSで標高2540m、第二高点から140mほど下ったところで鹿窓のルンゼへのトラバースラインが出てきます。

10/17 9:23

トラバースラインに残置ロープがありますが、このロープは見なかったことにした方が良いと思います。トラバースラインから鹿窓のルンゼに出たら左の草付きに見える踏み跡を辿れば安全ですが、残置ロープは急な岩の上に続いています。

10/17 9:28

残置は信頼性ゼロで、クライミングロープなので伸びるしフルテンションを掛けての直登は大変危険と思われます。草付きの踏み跡を見つけて辿れば残置ロープに触らなくても安全に登れました。

10/17 9:34

草付きで登れるだけ登ります。

10/17 9:36

鹿窓から垂れる鎖が見えてきました。

10/17 9:38

鎖はザレの上を這っている為、全力で引っ張ると上から石が落ちてきます。

10/17 9:39

鎖の末端のあたりから振り返り

10/17 9:44

鎖を辿ると傾斜の強い岩の上を這ってますが、鎖のライン通りに登るのはかなり力技になります。ルンゼ最深部寄りを登りながら念のため鎖を握るくらいが良いのではないでしょうか。ただ、登りではなく下りで懸垂無しの場合は、鎖をガチ握りで重力に従うしかないと思います。

10/17 9:45

残置スリングに着いたら終点です。

10/17 9:46

鹿窓を抜けました。

10/17 9:46

第一高点が見えてきました。

10/17 9:48

何気に怖かった小ギャップ手前の草付きトラバース。

10/17 9:52

小ギャップ。鹿窓側からの下りは支点から太い鎖が垂れてますが、半分くらいまで右側の草付きを降りて、細い鎖に変わった辺りから捕まれば安全だと思います。向かいの第一高点側の登りはエグい角度です。

10/17 9:55

小ギャップから第一高点への登りの鎖。90度は無いと思いますが80度はあると思います。ホールド、スタンスがわりとしっかりあったので、ハングを左にかわすラインを選んで念のため鎖を握るくらいで登りました。鎖が無かったらやめとく傾斜です。

10/17 9:58

小ギャップ第一高点側の上から。もし懸垂無しで降りるなら、スリングで鎖にビレイを取りたくなる長さです。

10/17 9:59

あと少し

10/17 10:09

第一高点登頂。

10/17 10:09

八ヶ岳側。最高の天気。

10/17 10:09

入笠側。奥の北アルプスが真っ白。

10/17 10:10

第二第三高点と甲斐駒。北岳も覗いてます。

10/17 11:09

角兵衛沢

10/17 11:16

ガレガレの殿堂

10/17 11:46

角兵衛沢の頭からの第一高点。尖ってます。

10/17 11:49

北沢峠と北岳、仙丈ヶ岳。

10/17 12:17

横岳峠へ下ります。

10/17 12:31

紅葉が綺麗

10/17 12:40

横岳峠。

10/17 12:48

ここも綺麗

10/17 13:11

富士川の水源地。太平洋まで続く長い旅の始まり。

10/17 13:14

少し下の導標

10/17 13:27

この辺りの紅葉は素晴らしい。

10/17 13:32

富士見町の隠れた紅葉名所。アクセス厳しすぎですが。

10/17 13:40

飯場跡ログハウス。

10/17 13:41

快適そうな避難所。

10/17 13:42

自然とインダストリアルの融合。

10/17 13:43

分かってはいましたが、ここからの9.2kmはこたえます。

10/17 13:43

それにしても綺麗な紅葉。

10/17 13:55

赤い堰堤とよく合います。

10/17 14:09

噂の林道崩落。

10/17 14:13

何箇所かありました。

10/17 14:13

だいたい河原へ迂回します。

10/17 14:16

水量があると難儀しそうな渡渉も。この日は余裕で跨げました。

10/17 14:18

逆光ですが、噂の崩れそうな舗装路。下から。

10/17 14:31

渡渉二箇所目。跨げます。

10/17 14:35

自転車デポポイント。ここからまだあと7km。ピストンなら間違いなく自転車デポが楽だと思います。

10/17 15:09

雨乞岳も紅葉綺麗。

10/17 15:58

洞ヶ沢出合。横岳峠から白岩岳、釜無山をラウンドしたら降りてくるポイント。また今度行ってみよう。

10/17 16:02

ゲート。林道歩き、疲れました。

10/17 16:08

帰ってきました。

ありがとうございました。

感想

NatsukiG3

我が家のあたりからいつもそのギザギザな稜線を見せる鋸岳。いつかは縦走という目標が叶いました。昔に記録を探った時は懸垂ロープが必須とあったので保留にしていましたが、最近の記録を見るとどうもしっかりとした鎖がある様子。要所を完全にイメージできるくらいには下調べを行いました。核心部はやはり鹿窓のルンゼと小ギャップ。このルートをフリーソロで行けるのは鎖のおかげだと思います。もし行かれる方がいましたら、鹿窓ルンゼ下部の残置ロープは無視してください。また第二高点から第一高点を目指す順のほうが比較的安全かと思います。
第一高点登頂の時点で達成感に満ちていましたが、横岳峠までもわりとありました。精神的にしんどかったのは最後の林道歩きです。。。
「登山は答え合わせ」先日聞いた平出和也さんの言葉を思いました。

コメント

hiker1060

幕営地では精神的にお世話になりました。おかげさまで心の安定を保てました。ありがとうございました。

NatsukiG3

tomohikerさん
二日間とも好天に恵まれて素晴らしい眺望でしたね！またどこかでお会いしましょう！

skyline3190

素晴らしいです。

NatsukiG3

skyline3190さん
五味です。ありがとうございます。岩下様のアカウントをフォローしたいのですが「通信エラーです」と出てしまい、、、しばらくトライしてみます。

skyline3190

どうしてでしょうかね？
ただ、編集中とか非公開の書きかけの記録が多いのと、公開しているのもヤマレコ限定公開にしているので、ログインきてみて下さい。写真のあるのは、見られるはずですが…