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Yamareco

記録ID: 122868
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(杣添登山口〜南八縦走〜天女山登山口)オートバイデポ

2011年07月18日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:33
距離
13.3km
登り
1,571m
下り
1,790m

コースタイム

 6:28 天女山駐車場からオートバイで登山口へ
-7:07 杣添登山口
-8:29 樹林帯から富士山を望む。(しばらく休憩)
-9:30 横岳三叉峰着 9:45
  稜線で花の撮影をしながら山行
-10:06 日ノ岳通過
-10:26 地蔵の頭通過
-11:02 赤岳山頂 11:15
-11:43 大天狗岩
-12:12 キレット小屋 12:25
-12:39 ツルネ通過
-12:52 旭岳通過
-13:28 源治梯子通過
-13:42 権現小屋とギボシ。ガスが晴れるのを待ちました。
-13:45 権現岳頂上
-14:31 三ツ頭山頂とその周辺のガス
-14:57 前三ツ頭通過
-16:27 天の河原
-16:40 天女山駐車場着
-17:29 杣添登山口でオートバイ回収
天候 晴れ後曇り最後は小雨
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◇天女山登山口
 国道141号線を八ヶ岳高原線に入り7km?位。
 天女山駐車場(30台位?無料駐車場トイレあり。)
 へ軽トラで乗り付け。オートバイを下ろして杣添登山口へ移動。(所要35分)

◇横岳登山口(杣添尾根登山口)
 国道141号線を南牧板橋区から海ノ口自然郷へ8km程。
 別荘地のため整備されているが、駐車台数に制限有り。(10台ほど)
 路上駐車や、別荘地の駐車場利用などは控えたい。


コース状況/
危険箇所等
登山ポストはどちらの登山口もわかりやすいところに設置してあります。
※杣添登山口は駐車場が狭く台数に限りがあります。
別荘地内にあるため、路上駐車は控えたいものです。
別荘地の利用者から苦情が来ると、見張りも厳しくなるかも・・。
※危険箇所については、感想参照。
下山後の温泉は、今回は「灯明の湯」を利用。
出発時の八ヶ岳&今日はオートバイデポ
2011年07月18日 05:21撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
2
7/18 5:21
出発時の八ヶ岳&今日はオートバイデポ
6:28 天女山駐車場からオートバイで登山口へ
2011年07月18日 06:23撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
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7/18 6:23
6:28 天女山駐車場からオートバイで登山口へ
本日歩く横岳〜権現岳 やはり長〜い
2011年07月18日 06:41撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 6:41
本日歩く横岳〜権現岳 やはり長〜い
7:07 杣添登山口
2011年07月18日 07:07撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 7:07
7:07 杣添登山口
横岳方面標示
2011年07月18日 07:24撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 7:24
横岳方面標示
8:29 樹林帯から富士山を望む。(しばらく休憩)
2011年07月18日 08:29撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 8:29
8:29 樹林帯から富士山を望む。(しばらく休憩)
振り返れば金峰山
2011年07月18日 08:32撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 8:32
振り返れば金峰山
樹林帯をぬけだし赤岳方面を望む。
2011年07月18日 09:17撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:17
樹林帯をぬけだし赤岳方面を望む。
目指す横岳三叉峰。
2011年07月18日 09:17撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:17
目指す横岳三叉峰。
9:30 横岳三叉峰着
2011年07月18日 09:30撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:30
9:30 横岳三叉峰着
横岳三叉峰から赤岳・阿弥陀岳を望む。
2011年07月18日 09:33撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:33
横岳三叉峰から赤岳・阿弥陀岳を望む。
イワベンケイ
2011年07月18日 09:35撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:35
イワベンケイ
振り返れば横岳奥の院
2011年07月18日 09:37撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:37
振り返れば横岳奥の院
南アルプス
2011年07月18日 09:38撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:38
南アルプス
穂高から槍方面
2011年07月18日 09:38撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:38
穂高から槍方面
鹿島槍方面
2011年07月18日 09:38撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:38
鹿島槍方面
乗鞍方面
2011年07月18日 09:38撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:38
乗鞍方面
コマクサ
2011年07月18日 09:40撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
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7/18 9:40
コマクサ
タカネツメクサ
2011年07月18日 09:50撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:50
タカネツメクサ
イワオウギ
2011年07月18日 09:51撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 9:51
イワオウギ
ハクサンイチゲ
2011年07月18日 10:01撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 10:01
ハクサンイチゲ
10:06 日ノ岳の下りで登ってくる人を待つ。
2011年07月18日 10:06撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 10:06
10:06 日ノ岳の下りで登ってくる人を待つ。
日ノ岳より赤岳を望む。
2011年07月18日 10:07撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
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7/18 10:07
日ノ岳より赤岳を望む。
イブキジャコウソウ?
2011年07月18日 10:10撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 10:10
イブキジャコウソウ?
花の終えたチョウノスケソウ
2011年07月18日 10:13撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
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7/18 10:13
花の終えたチョウノスケソウ
チシマギキョウ
2011年07月18日 10:15撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 10:15
チシマギキョウ
日陰に残ったチョウノスケソウの花
2011年07月18日 10:17撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 10:17
日陰に残ったチョウノスケソウの花
二十三夜峰の印?
2011年07月18日 10:19撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 10:19
二十三夜峰の印?
一時、御嶽山も見えました。
2011年07月18日 10:21撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
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7/18 10:21
一時、御嶽山も見えました。
10:26 地蔵の頭通過
2011年07月18日 10:25撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 10:25
10:26 地蔵の頭通過
赤岳展望荘と赤岳
2011年07月18日 10:26撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 10:26
赤岳展望荘と赤岳
赤岳山頂荘と赤岳北峰
2011年07月18日 10:54撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 10:54
赤岳山頂荘と赤岳北峰
クジャクチョウとシャクナゲ
2011年07月18日 10:56撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 10:56
クジャクチョウとシャクナゲ
11:02 赤岳山頂・・・ただし眺望なし。
2011年07月18日 11:02撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:02
11:02 赤岳山頂・・・ただし眺望なし。
近くの山頂荘もこんな感じ。
2011年07月18日 11:07撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:07
近くの山頂荘もこんな感じ。
富士山アップもイマイチ
2011年07月18日 11:07撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:07
富士山アップもイマイチ
11:15 これから向かうキレット方面
2011年07月18日 11:15撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:15
11:15 これから向かうキレット方面
キレットと阿弥陀方面の分岐標示
2011年07月18日 11:18撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:18
キレットと阿弥陀方面の分岐標示
赤岳&山頂荘を振り返る
2011年07月18日 11:21撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:21
赤岳&山頂荘を振り返る
これから向かうキレットの下り。
2011年07月18日 11:24撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:24
これから向かうキレットの下り。
ヤツガタケスミレ
2011年07月18日 11:29撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:29
ヤツガタケスミレ
竜頭峰を振り返る
2011年07月18日 11:31撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:31
竜頭峰を振り返る
コマクサ
2011年07月18日 11:33撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:33
コマクサ
阿弥陀岳方面、南稜が呼んでいるような?
2011年07月18日 11:36撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:36
阿弥陀岳方面、南稜が呼んでいるような?
天狗尾根と梯子
2011年07月18日 11:42撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:42
天狗尾根と梯子
11:43 大天狗岩通過
2011年07月18日 11:42撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:42
11:43 大天狗岩通過
ルンゼ状のガラ場で登坂者を待つ
2011年07月18日 11:46撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:46
ルンゼ状のガラ場で登坂者を待つ
ガラ場を下から見上げる。
2011年07月18日 11:47撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 11:47
ガラ場を下から見上げる。
コマクサの大株。これ程のものはあまり見かけません。
2011年07月18日 11:59撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
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7/18 11:59
コマクサの大株。これ程のものはあまり見かけません。
シャクナゲ
2011年07月18日 12:00撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 12:00
シャクナゲ
樹林帯から天狗尾根方面を振り返る
2011年07月18日 12:04撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 12:04
樹林帯から天狗尾根方面を振り返る
12:12 キレット小屋
2011年07月18日 12:12撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 12:12
12:12 キレット小屋
キレット小屋横のコマクサの群生
2011年07月18日 12:13撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 12:13
キレット小屋横のコマクサの群生
12:25 一瞬、大天狗岩&小天狗岩が見えた。
2011年07月18日 12:16撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 12:16
12:25 一瞬、大天狗岩&小天狗岩が見えた。
12:39 ツルネ通過
2011年07月18日 12:39撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 12:39
12:39 ツルネ通過
12:52 旭岳通過
2011年07月18日 12:52撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 12:52
12:52 旭岳通過
13:28 源治梯子通過
2011年07月18日 13:28撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 13:28
13:28 源治梯子通過
13:42 権現小屋とギボシ。ガスが晴れるのを待ちました。
2011年07月18日 13:42撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 13:42
13:42 権現小屋とギボシ。ガスが晴れるのを待ちました。
青年小屋と編笠山
2011年07月18日 13:42撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 13:42
青年小屋と編笠山
13:45 権現岳頂上
2011年07月18日 13:45撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 13:45
13:45 権現岳頂上
三ツ頭方面を望む
2011年07月18日 13:58撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 13:58
三ツ頭方面を望む
14:31 三ツ頭山頂とその周辺のガス
2011年07月18日 14:31撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 14:31
14:31 三ツ頭山頂とその周辺のガス
14:57 前三ツ頭通過
2011年07月18日 14:57撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 14:57
14:57 前三ツ頭通過
16:27 天の河原
2011年07月18日 16:27撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 16:27
16:27 天の河原
16:40 天女山駐車場着
2011年07月18日 16:40撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
7/18 16:40
16:40 天女山駐車場着
17:29 杣添登山口でオートバイ回収
2011年07月18日 17:30撮影 by  Canon PowerShot S3 IS, Canon
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7/18 17:30
17:29 杣添登山口でオートバイ回収
撮影機器:

感想

◇杣添尾根登山口駐車場は狭く、前日6:30頃着たら満車。(知り合いの旦那さんは強行駐車をしておいたら、駐車注意の紙をはられたそうです。)さすがに連休中は早朝でないと無理か?でもオートバイならいくらでも止めるスペースがあるので・・、オートバイデポを決行することを決意した。

◇天女山駐車場に軽トラを置き、オートバイで杣添尾根登山口へ35分程で駐車場に到着。台風接近で、午後から雷になる可能性もあるという天気予報を聞き、少しでも早く歩こうと最初の上りで無理をしすぎ、途中からペースが乱れがちになってしまった。

◇今回は欲をかいて一眼と接写用のレンズをリュックにしまい、やや重さを感じながら出発。この欲張りがよくなかった。思いのほかの重量感と水分補給の多さ、難しが重なり横岳三叉峰への登坂でバテバテ。

◇横岳稜線上は八ヶ岳屈指の高山植物の景観地。所々で腰をかがめては写真に納める。このとき既に、足がつり、一眼レフや接写レンズを出すのもあきらめた。何のために持っていたのか分からないが、今回は難コースを踏破しなければならず、そちらが最優先。されど、高山植物の魅力・素晴らしさは計り知れぬ。

◇この時間帯はまだアルプス方面の眺望もあり、高曇りといった状況。されど南側の権現方面の視界は開けぬまま・・。連休&花の季節も終盤を迎え、メインの縦走路は行き交う人が沢山いました。

◇赤岳展望荘で水の補給。夏の山行は予想以上の水分補給が必要で多めに調達。ペットボトル2本購入+ポットのお茶も購入のつもりが、サービスしていただき感謝!感謝!。

◇赤岳山頂は残念ながらの眺望。身近で気軽に来られるので、しばし休憩と昼食の補給&カップルの写真撮影のお手伝い。

※ここからは久しぶりのコースなので丁寧に表記。

◇赤岳から南へ進むとすぐに、阿弥陀岳とキレットへの分岐になる。トラバース状に鎖場を上り、ピークに立つとキレットの全景を眺めることができる。
さらに西側を望むと阿弥陀岳の南稜が見えて、難コースへのチャレンジ精神が生まれてきそうだ。

◇残念ながら、権現岳方面の眺望はあまり開けず落胆するが、キレットの落ち込みの鋭さは実感でき、時折見せるコマクサの群生は、緑ロープが張られていなくともこれまで素晴らしい自然が守られているのだという嬉しさが感じられた。

◇キレットの下りはいくつかのアップの通り、足元はザレたり崩れたりして歩きにくい。途中すれ違った、ご夫婦は、「このザレ場は下りのほうが大変でしょう。」と言われていたが、どちらも同じようのものか?白ペンキの○印が至る所にあり、ガスにまかれやすい場所だと再認識する。ただし、歩けそうな場所が少ないだけに道に迷うこともなさそうだ。

◇ルンゼ状のガラ場を100m程降りる場所は、落石に対する注意が必要。前後の登山者も確認して参考を続けたいと感じた。

◇森林限界をすぎ、樹林帯に入ってくると登山道は安定し歩きやすい。間もなく鞍部に建つキレット小屋の案内表示が左手に見えてきた。小屋前のコマクサは一見の価値あり。大天狗岩・小天狗岩の眺望は八ヶ岳の中でも屈指の景観だと思う。

◇キレット小屋からツルネの上りは、高度や距離的にもたいしたものではないが、疲れがたまってきた足腰には負担が大きい。更にガスがわいては流れ眺望が得られず疲労だけが溜まっていく。ツルネの頂上から富士山アップを撮りたかったのだが、権現岳すら見られない状況だった。登山道沿いにはゴゼンタチバナの白いガクが目を引くが、小雨が落ちてきて、一度バックにしまったカメラを出すゆとりもなく、ひたすら歩くのみといった山行になってしまった。

◇ツルネから小ピークをすぎると旭岳の大きな登りになる。振り返ると赤岳方面の雄大な姿がキレットを手前に見えるはずだが、天候が悪く上部はガスの中。この先、雷が落ちるかもしれない危機感もあり、ひたすら足を進めるのみ。旭岳はピークを巻いて権現岳に進む。ようやく最後の関所となる源治梯子が見えてきてホッとする。

◇源治梯子を登る前に、ステッキやラジオ等をバックにしまし常に三点支点で進めるように準備する。61段の梯子で高度を稼ぐのはさすがに負担も大きいが、何度も登り降りした梯子なので恐怖心はそれほどない。梯子を抜けると25m程の鎖場をあがり、稜線に立つ。正面に見える権現岳山頂の剣を見てホッとするが、視界はそこまで。南アルプス方面はガスにさえぎられていた。

◇権現小屋&ギボシ方面の分岐と別れ、山頂に立ち寄り三ツ頭、天女山方面を目指す。小粒な雨が時折落ちるが、濡れるほどではないのでカメラのみかばってあとはそのままの服装で下山する。もう少しで雷の心配も薄らぐだろうと、重くなった足をかばいながら、気持ちだけは前向きに進む。一瞬、権現岳の下りから三ツ頭の頂が見え、更にその遠方に雲を被った富士山の裾野を発見。バッグから取り出したカメラに収め、すぐさましまって下山する。権現に何度も登るが三ツ頭の頂と富士山の頂上が一直線に並ぶ絶好の景観はまだ目にしていない。権現岳への山行では天気に恵まれたことがなく返す返す残念な思いがわく。

◇昨年の晩秋、雪道を歩き、南アルプスの眺望を楽しんだ三ツ頭・前三ツ頭は今日はただただ通過点に過ぎず、これといった感慨深いものもなかった。そういえば、キレット小屋以降は誰一人会う人もおらず、三連休の遅い時間での山行はやはり無謀だったのか?と反省しきり。それでも、前三ツ頭で同世代のご夫婦とすれ違い、これから登るのですか?とお聞きしたら、三ツ頭あたりまでとのこと・・。好きな人はいるものです。

◇前三ツ頭から天女山駐車場までは最初は急坂だが、中盤からなだらかになり時間も少しは稼げそうといった気持になってきた。標高表示を見ながらあとわずかと勇気づけ、どうにか予定の5:00前に天女山駐車場に到着。おもわず両腕を上げガッツポーズできめました。

□総括
 昨年、rikimaruさんのこのコースを歩いたレコをみて、一度はやってみたいコースでした。コメント投稿していたら、大丈夫ですよと励ましの言葉をいただいたのでその気になってしまいました。
 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-82238.html

 先日、pikachan様御一行が天女山から赤岳〜真教寺尾根を歩いたのも大きな刺激で、ならばこちらも・・。と挑戦。
 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-119967.html

 さらに、この日の朝は「なでしこjapan」の快進撃をラジオの速報で聞き、
いやはや、夢は叶えるもの。あきらめずにチャレンジし続けることの大切さを感じ決行しました。

 かなり、夏場の水分補給や休憩、更には写真撮影の疲労感を考慮しなければならいと反省しきり。
 雷の心配もあり、少々無理をしすぎました。それでも、雷に遭わなかったので強行も完結。気候状況や季節を考えて歩きたいコースです。
 この夏のもう一つの夢「甲斐駒:黒戸尾根日帰り往復」に向けた練習も兼ねたのですが・・  今のところ自信喪失です。

※やはりこのコースを1日で歩くには無理がありそうです。
天気がよいときに、展望荘or山頂小屋で一泊してのんびり歩きたい気分でした。
それでも到着したときは、苦労が多いほどやり遂げた満足感の大きさを実感しました。

しかしながら、疲れすぎて記録アップは翌日に持ち越し。
久しぶりの足の痛さに、しばらくこのコースは封印しておきます。

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コメント

すごいですね
aonuma1000 さん
とうとう「バイク作戦」実行されたのですね。
私もこのところ、「バイク作戦」決行中です。
とても重宝していて、やめられません(笑)

ところで、スピードありますね。
私が歩いた時よりも、行動時間が1時間近く短いです。
もう少しスタート時間を早くすれば余裕で歩けますね。
そうすれば、デジ一撮影を楽しめると思います。
それにしても花がきれいでビックリです。
2011/7/21 6:23
ゲスト
コマクサすごいっすね
こんにちは

コマクサ、見事ですね
今がピークって感じでしょうか?

軽トラにバイク
う〜ん、斬新なアイデアですね

丸一日、お疲れ様でした
2011/7/21 7:49
ありがとうございます。
rikimaru様 こんばんは。

オートバイデポの師と仰いでいる方からのコメント
大変恐縮いたします。

1時間短いのは、横岳奥の院へ行かなかったためだと思います。(先日のツクモグサ撮影行で、奥の院から三叉峰は何度も行ったり来たりしたので・・)

所有していた400ccのバイクを下取りしてもらい
110ccのコンパクトバイクにしたので、軽トラに乗せるのも楽々です。これでバリエーションが増えそうです。

2011/7/21 21:13
横岳稜線は花が豊富でした。
mic726様 こんばんは。

熱中症気味の方はいかがでしょう。
当方も、それに近いものがあったのかも?

やや花は遅めかな?それでも横岳の稜線は
お花いっぱいでした。ついつい停まって撮影していると
時間が読めなくなります。

キレット方面は思いのほか、グリーンロープがなく
花の近くまで行けたので、いいアングルで撮影できました。

最近はコマクサが鹿の好物になってしまいそうとか?
自然の中では共存の難しさを感じます。
2011/7/21 21:20
遅くなりました
こんばんわ
19日に戻り、昨日は 飲み会。。

やっと今日自分のレコ なんとか出来上がり・・
aonuma1000さまの ところへおじゃまできました。

オートバイ、デポ
良いですね〜

見事なコマクサ、景色・・最高の山行出来たようですね。
距離が長いし、キレットあたり・・かなり孤独との戦いもあるコースですね。

私達のレコのことも書いていただき、ありがとうございます
2011/7/21 23:33
なるほど・・・
そうか、荷台にオートバイ載せてね、これいいね。さすがAoさん。
こんなコースもう一日では歩けません。さすが馬力の持ち主。天気もよくてよかったですよね。穂高からも八ヶ岳見えていましたよ。
こんどゆっくり山話したいですね。浅間山で宴会しましょうか。参加者ありですよ、きっと・・・
豪快な登山に乾杯!
2011/7/22 15:55
pikachan様ファミリーに混ざれなくてすみません。
pikachan様こんばんは。

奥穂のお誘いをいただきながら、同行できずすみません。

身近なところでいろいろバリエーションを考えて山行を楽しんでいます。

オートバイデポ、ようやく実現しました。
少ない小遣いで、 どうにか山を楽しんでいます。
2011/7/22 22:47
豪快な登山に乾杯。?? 一緒に飲める日を楽しみにしています。
hagure1945様 ありがとうございます。

奥穂のアップ見させていただきました。
3泊4日の山行うらやましい限りです。

こちらは、近場をいかにいろいろなコース取りができるか?? 一人で楽しんでいます。

浅間山周辺のお話し、即・飛びつきます。
ただし、山も好きですが、それ以上に宴会も好きなので・・。自分的には心配。

アキレス腱の方はいかがですか?
ご自愛下さい。
2011/7/22 22:55
お疲れでした〜!
このルートも通常は一日ではないですネ!

僕も黒戸日帰りを企んでいましたが、先日コラボ時にhonsamaさんに「今登ってきた天女山〜赤岳より更にキツイんですよね!?」と聞いて、今年の挑戦は即やめとしました
あまりにキツくて山登りが嫌いになってしまったら困るので
数年後の挑戦とする事にいたします!

コマクサ写真、素晴らしいです!
2011/7/22 23:04
黒戸日帰り目指して、トレーニングします。
こんばんは、jimson様
コメントありがとうございます。

今回の山行を決行し、黒戸尾根日帰りの
難しさを痛感しているのですが、
この先、年齢を重ねれば更に難しくなること
必須です。できるならば今年。と勇んでいます。

スクワッチ、ランニングしようかと??
まずは、体力消耗の激しい時期は見送ろうかと
考え作戦立てています。

天候や日が合えば・・一緒にとも思うのですが、
こちらがダウンして、ご迷惑かけることもあるので
積極的にお誘いできないのも現状です。
2011/7/22 23:33
この前言ってたバイクですね。
今晩は。バイク作戦、凄いですね。これだと車の回収が楽なので、コース取りが色々選べますね。

このルートでは、杣添尾根だけまだ歩いていないので、いつか行こうと思っているのですが、なかなか周回ルートが難しくって、結構林道歩きが必要です。

バイクが有れば楽ですね。

ところでお花を見つけるのがaonuma1000さんは、いつもうまいですね。写真もばっちりです
2011/7/25 23:39
すごいですね
トラックとバイクの併用ですか。行動範囲がとても広くなりそうですね。
それにしても山の移動距離がすごいです。感服です。
僕は昨日の日曜に急に時間ができたので、天女山〜権現岳のピストンをしたのですが、へろへろでしたよ。
ごいっしょするために、きたえねば
2011/7/25 23:46
futaroさま、北岳アップ見ましたよ。
こんばんは、futaroさま。

コメントありがとうございます。
八ヶ岳はICが近い茅野側の方がはるかに集客力が高く
道路も整備されているようですが、
佐久側も捨てたものでないところを見せようと、
いろいろ工夫しようと思っています。

futaroさんの脚力を持ってすれば、全行程徒歩?
も可能かな?

北岳アップ見て、足元にも及ばないことを痛感しました。
2011/7/26 22:22
gunnojiさまもお元気のようで・・。ホッ!
ご無沙汰しております。gunnoji様

最近とんと、お話ししてなかったので
どうしたのかと心配しておりました。

天女山〜権現岳のピストン単独でしたか?
アップがあるかと探してみたのですが
まだのようですね。

日にちと天候が合いそうであれば、
いつでも同行しますよ。
次回、八ヶ岳に来る際はご連絡下さい。
2011/7/26 22:28
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無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
杣添尾根と真教寺尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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