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Yamareco

記録ID: 1228744
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ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

【船窪小屋(長野・2450m)】<針ノ木谷古道は通行できます!>船窪小屋と針ノ木谷古道整備

2017年08月13日(日) 〜 2017年08月16日(水)
 - 拍手
shirayama その他2人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
25:44
距離
36.9km
登り
4,291m
下り
3,690m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:46
休憩
0:35
合計
5:21
6:30
2
6:32
6:33
82
7:55
7:56
43
8:39
8:51
65
9:56
10:02
49
10:51
11:06
45
11:51
2日目
山行
7:00
休憩
1:12
合計
8:12
8:27
9
8:36
8:37
6
8:43
8:43
7
8:50
9:03
5
9:08
9:25
27
9:52
9:52
65
10:57
11:35
288
16:23
16:24
5
3日目
山行
6:39
休憩
1:57
合計
8:36
9:00
2
宿泊地
9:02
9:47
36
10:23
10:23
323
15:46
16:58
9
17:14
17:14
22
17:36
4日目
山行
3:35
休憩
0:09
合計
3:44
6:06
184
宿泊地
9:10
9:19
19
9:38
9:38
8
9:46
9:46
4
9:50
ゴール地点
天候 13日=曇り
14日=曇り
15日=曇り時々雨
16日=曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
【登山口】七倉登山口
・JR信濃大町駅からタクシー 料金6,200円位
・駐車場あり、50台ほど可能、料金無料
・登山案内所、トイレ、公衆電話、登山届ポストあり
・東京方面からはツアーバスあり

【下山口】黒部ダム駅
・扇沢から関電トロリーバス 1,540円
コース状況/
危険箇所等
◆船窪新道(七倉登山口〜船窪小屋)
船窪小屋までは標高差約1400mあり、およそ140mごとに目印があります。
最初から急登で息が上がるところですが上がったところの丁度良いところでベンチ(10分の2.5くらい)があります。
その後も樹林の中を緩急を繰り返しながらの登り。
10分の4の目印にベンチあり。
10分の6の目印の手前で「七鞍の森」の看板があり、木の根っこに座って一休み。
10分の6の目印の先から「鼻付八丁」の連続梯子ありの一番の急登。
10分の7の目印まで続き、10分の8からは樹林帯を抜ける。
10分の9の手前で天狗の庭(昨日ベンチができたようです)
10分の9を過ぎてひと登りすると、山頂部のお花畑に出る。
お花畑を過ぎると10分の10。
全体的に木の根が多く、特に雨天時は滑るので注意が必要です。

◆船窪小屋〜船窪テント場〜船窪乗越〜船窪出合
急登ではあるものの、危険箇所はほぼありません。
船窪乗越までの区間で、時折、不動沢(船窪小屋側から向かって左側)に道が延びていますが通らないでください。
旧道ですが、斜面の崩落が進み危険なため新道に付け替えています。
船窪新道と同様に木の根が多く、特に雨天時は滑るので注意が必要です。

◆針ノ木谷古道(船窪出合〜平の渡場)
2007年に富山チロル山の会、船窪道しるべの会とで復活させました。
赤テープ、ペンキによるマーキングに添って通行すれば迷うことはないと思われます。
渡渉点が7,8か所あります。ほとんどが飛び石伝いで渡ることができます。
渡ることができなくても、靴が濡れる程度で、本格的な渡渉をしなくてもわたることができます。
両岸にマーキングしてあり、だいたい近くが渡渉ルートになりますが、その時々によって水量・水流が変化します。
実際には、足を運ぶ岩の位置や距離などを確認して通行ください。

◆平の渡し(平の渡場〜平の小屋)
黒部ダムの完成により黒部湖によって分断された登山道を連絡するために開設された渡し船です。
関西電力が運営しています。(平ノ小屋(山小屋)に運航を委託)無料です。
運航期間:6/20〜10/31
平の小屋発=6:00、10:00、12:00、14:00(7/1〜9/30)、17:00
平の渡場発=6:20、10:20、12:20、14:20(7/1〜9/30)、17:20
平の渡場から乗船される際は、必ず船着き場で待機してください。
平の小屋から見て船着き場に人がいない場合は、運航を中止することがあります。

◆平の小屋〜黒部ダム
黒部湖畔に添って延々と続く道。
累計標高差はないものの、小さなアップダウン、ハシゴなどがあります。
その他周辺情報 大町温泉郷 湯けむり屋敷 薬師の湯
〒398-0001長野県大町市大町温泉郷 TEL:0261-23-2834
http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/
予約できる山小屋
七倉山荘
01 七倉登山口登山相談所
ここで登山届を提出しました。
登山道整備と伝えると「ご苦労様です」と言ってくれ、しばらく話し込んでしまいました(笑)
★平成28年7月から届け出が県条例で義務付けられました。
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01 七倉登山口登山相談所
ここで登山届を提出しました。
登山道整備と伝えると「ご苦労様です」と言ってくれ、しばらく話し込んでしまいました(笑)
★平成28年7月から届け出が県条例で義務付けられました。
02 七倉登山口
あら、しょっぱなから草ボウボウ(;´・ω・)
※8/22に、道しるべの会のKさんにより草刈りを行いました
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02 七倉登山口
あら、しょっぱなから草ボウボウ(;´・ω・)
※8/22に、道しるべの会のKさんにより草刈りを行いました
03 七倉登山口
最初はこんな道
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03 七倉登山口
最初はこんな道
04 七倉登山口
ここからコースタイムで6時間
1
04 七倉登山口
ここからコースタイムで6時間
05 3/10地点
1/10ごとにこんな標識があるので、ペース配分は掴みやすいかも知れません。
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05 3/10地点
1/10ごとにこんな標識があるので、ペース配分は掴みやすいかも知れません。
06 3/10地点
この鉄製の橋は、日本山岳遺産に認定されたときに設置されました
1
06 3/10地点
この鉄製の橋は、日本山岳遺産に認定されたときに設置されました
07 唐沢のぞき
振り返れば唐沢岳は望めるはずですが…
ここまでは何でもない一般的な登山道。
ここを過ぎると一旦下ってから斜度が一気に増します
1
07 唐沢のぞき
振り返れば唐沢岳は望めるはずですが…
ここまでは何でもない一般的な登山道。
ここを過ぎると一旦下ってから斜度が一気に増します
08 5/10地点
やっと半分、まだ半分!
1
08 5/10地点
やっと半分、まだ半分!
09 七鞍の森(休憩ポイント)
鼻付八丁はもうすぐです。
ここでゆっくりして備えます。
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09 七鞍の森(休憩ポイント)
鼻付八丁はもうすぐです。
ここでゆっくりして備えます。
10 七鞍の森(休憩ポイント)
ご一緒した新聞社のHさん。
船窪小屋と針ノ木谷古道整備を取材されます。
小屋泊まりは初めてだとか。
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10 七鞍の森(休憩ポイント)
ご一緒した新聞社のHさん。
船窪小屋と針ノ木谷古道整備を取材されます。
小屋泊まりは初めてだとか。
11 天狗の庭
白いスクリーンの世界でした
1
11 天狗の庭
白いスクリーンの世界でした
12 お花畑
チングルマの実がなっています
1
12 お花畑
チングルマの実がなっています
13 お花畑
「ガンバレ」
頑張ったぞ!
2
13 お花畑
「ガンバレ」
頑張ったぞ!
14 10/10地点
やったー着いたー!
2
14 10/10地点
やったー着いたー!
15 船窪小屋
今シーズン初めての小屋にドキドキ
2
15 船窪小屋
今シーズン初めての小屋にドキドキ
16 船窪小屋
昨年台風で飛ばされたタルチョも付け直されています
3
16 船窪小屋
昨年台風で飛ばされたタルチョも付け直されています
17 船窪小屋
囲炉裏とたくさんの写真
この後の「お茶会」では司会を務めさせていただきました
3
17 船窪小屋
囲炉裏とたくさんの写真
この後の「お茶会」では司会を務めさせていただきました
18 船窪小屋
立山、獅子岳、五色ヶ原が見えます
3
18 船窪小屋
立山、獅子岳、五色ヶ原が見えます
19 船窪小屋
やはりここからの眺めが良いですね。
バックには槍ヶ岳が尖がっています。
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19 船窪小屋
やはりここからの眺めが良いですね。
バックには槍ヶ岳が尖がっています。
20 船窪小屋
朝焼けに染まる立山です
2
20 船窪小屋
朝焼けに染まる立山です
21 船窪小屋
みんなでラジオ体操です
2
21 船窪小屋
みんなでラジオ体操です
22 船窪小屋
Hさん写真を撮っています
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22 船窪小屋
Hさん写真を撮っています
23 10/10地点
ビフォー
1
23 10/10地点
ビフォー
24 10/10地点
アフター♪
ペンキマーキングの練習してみました
2
24 10/10地点
アフター♪
ペンキマーキングの練習してみました
25 船窪小屋
道しるべのSさん、Yさんが水汲みに。一緒についていってそのまま針ノ木谷に向かうことにしました
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25 船窪小屋
道しるべのSさん、Yさんが水汲みに。一緒についていってそのまま針ノ木谷に向かうことにしました
26 船窪テント場付近
この階段は、日本山岳遺産認定時に、船窪道しるべの会が設置したものです。
以前は木製のハシゴでした。
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26 船窪テント場付近
この階段は、日本山岳遺産認定時に、船窪道しるべの会が設置したものです。
以前は木製のハシゴでした。
27 水場
去年まで付いていた道がそっくり崩れ落ちています。
アルミ製のハシゴで下りて、トラバースしながら水場に向かうことになります。
「北アルプスで最も危険な水場」とか言っていましたが、さらにパワーアップしました(;´・ω・)
3
27 水場
去年まで付いていた道がそっくり崩れ落ちています。
アルミ製のハシゴで下りて、トラバースしながら水場に向かうことになります。
「北アルプスで最も危険な水場」とか言っていましたが、さらにパワーアップしました(;´・ω・)
28 水場
Hさん(記者さん)、自ら記事になりませぬよう(笑)
1
28 水場
Hさん(記者さん)、自ら記事になりませぬよう(笑)
29 水場
Hさん、Sさんを激写してます。
3
29 水場
Hさん、Sさんを激写してます。
30 船窪テント場付近
Sさん、Yさんとわかれて、Hさんと針ノ木谷に向かいます
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30 船窪テント場付近
Sさん、Yさんとわかれて、Hさんと針ノ木谷に向かいます
31 テント場〜船窪乗越
小さなお地蔵さんにこの先の安全をお祈りします
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31 テント場〜船窪乗越
小さなお地蔵さんにこの先の安全をお祈りします
32 船窪乗越
随分下ったけど、まだまだ下ります
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32 船窪乗越
随分下ったけど、まだまだ下ります
33 船窪出合
ビフォー
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33 船窪出合
ビフォー
34 船窪出合
アフター♪
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34 船窪出合
アフター♪
35 船窪出合
1年ぶりの針ノ木谷です
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35 船窪出合
1年ぶりの針ノ木谷です
36 船窪出合
針ノ木谷の水、透明ですね
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36 船窪出合
針ノ木谷の水、透明ですね
37 船窪出合付近
薄くなったマーキングをし直します
1
37 船窪出合付近
薄くなったマーキングをし直します
38 船窪出合付近
マーキングがきちんと見えるか確認しながら進みます
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38 船窪出合付近
マーキングがきちんと見えるか確認しながら進みます
39 針ノ木谷古道
ピンク色のテープでマーキングします
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39 針ノ木谷古道
ピンク色のテープでマーキングします
40 針ノ木谷古道
渡渉点の両岸にマーキング、対岸から見えるかどうかも確認します
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40 針ノ木谷古道
渡渉点の両岸にマーキング、対岸から見えるかどうかも確認します
41 針ノ木谷古道
振り返って見上げると良い景色、ぜひ歩いて欲しい
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41 針ノ木谷古道
振り返って見上げると良い景色、ぜひ歩いて欲しい
42 針ノ木谷古道
対岸にペンキマーキングがあります。
渡渉後左側にルートが延びていますが、この後、分かるようにテープを追加しました。
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42 針ノ木谷古道
対岸にペンキマーキングがあります。
渡渉後左側にルートが延びていますが、この後、分かるようにテープを追加しました。
43 針ノ木谷古道
とうとう自分も靴を脱いで渡渉です。
1か所だけチャプチャプしました。
冷たいし、痛かったー
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43 針ノ木谷古道
とうとう自分も靴を脱いで渡渉です。
1か所だけチャプチャプしました。
冷たいし、痛かったー
44 針ノ木谷古道
最後の渡渉点は木橋がかかっています
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44 針ノ木谷古道
最後の渡渉点は木橋がかかっています
45 針ノ木谷古道
あれ?真新しい赤テープ。
今日合流するはずのMさん、先に作業されているようです。
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45 針ノ木谷古道
あれ?真新しい赤テープ。
今日合流するはずのMさん、先に作業されているようです。
46 針ノ木谷古道
この景色が良いですね
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46 針ノ木谷古道
この景色が良いですね
47 避難小屋
雨宿りはできそう…この後Mさんと合流しました
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47 避難小屋
雨宿りはできそう…この後Mさんと合流しました
48 平の渡場
丸太の階段、とても苦手。
こわごわおりました。
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48 平の渡場
丸太の階段、とても苦手。
こわごわおりました。
49 平の渡場
渡船がやってきました。
黄色いヘルメットは道しるべの会のもの、Mさんがかぶっています。
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49 平の渡場
渡船がやってきました。
黄色いヘルメットは道しるべの会のもの、Mさんがかぶっています。
50 平の小屋
この時季は、黒部ダムの放流により、船着き場は日に少しずつ下がっているとのことです。
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50 平の小屋
この時季は、黒部ダムの放流により、船着き場は日に少しずつ下がっているとのことです。
51 平の小屋
お疲れさまでした!!!
2
51 平の小屋
お疲れさまでした!!!
52 平の小屋
黒部湖と針ノ木谷方面
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52 平の小屋
黒部湖と針ノ木谷方面
53 平の小屋
真新しいと思ったら、もう17年近くも経つそうです。
とてもそうは思えない。
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53 平の小屋
真新しいと思ったら、もう17年近くも経つそうです。
とてもそうは思えない。
54 平の小屋
看板犬「モモ」
詳しくは控えますが、最近ちょっとしたことがあって元気ないみたいです
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54 平の小屋
看板犬「モモ」
詳しくは控えますが、最近ちょっとしたことがあって元気ないみたいです
55 平の小屋
噛むようになっちゃったみたいです
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55 平の小屋
噛むようになっちゃったみたいです
56 平の小屋
ナタガマを研ぐMさん
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56 平の小屋
ナタガマを研ぐMさん
57 平の小屋
昨日船窪小屋にみえたSさん、チャリを担いで縦走。
山を下りた時はチャリで道路を走り、山に登るときは担ぐのだとか。
Hさんは取材しています。
★Sさんの動画を貼り付けました。
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57 平の小屋
昨日船窪小屋にみえたSさん、チャリを担いで縦走。
山を下りた時はチャリで道路を走り、山に登るときは担ぐのだとか。
Hさんは取材しています。
★Sさんの動画を貼り付けました。
58 平の小屋
コーヒータイム
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58 平の小屋
コーヒータイム
59 平の小屋
アサギマダラ。とても長距離を飛ぶチョウです。
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59 平の小屋
アサギマダラ。とても長距離を飛ぶチョウです。
60 平の小屋
10時の渡船で出発、昨日に引き続き、針ノ木谷登山道整備を行います。
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60 平の小屋
10時の渡船で出発、昨日に引き続き、針ノ木谷登山道整備を行います。
61 平の渡場付近
たくさんのお客さんを乗せた渡船。手を振ると皆さんで手をふってくれました。
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61 平の渡場付近
たくさんのお客さんを乗せた渡船。手を振ると皆さんで手をふってくれました。
62 針ノ木谷古道
草刈りをするMさん
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62 針ノ木谷古道
草刈りをするMさん
63 針ノ木谷古道
テープも付け替えます
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63 針ノ木谷古道
テープも付け替えます
64 針ノ木谷古道
ワタクシも一応草刈ってます
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64 針ノ木谷古道
ワタクシも一応草刈ってます
65 針ノ木谷古道
今回は2人でしたが、精いっぱい整備しました!
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65 針ノ木谷古道
今回は2人でしたが、精いっぱい整備しました!
66 針ノ木谷古道
ここでもアサギマダラを見ることができました
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66 針ノ木谷古道
ここでもアサギマダラを見ることができました
67 平の小屋
ちょっとぼやけていますが、平の小屋の女将さんが見送ってくれました。
お世話になりました、ありがとうございました!
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67 平の小屋
ちょっとぼやけていますが、平の小屋の女将さんが見送ってくれました。
お世話になりました、ありがとうございました!
68 黒部湖畔
「ロッジくろよん」が目と鼻の先にみえますが!
深い入り江となっていて、1時間ほど歩かなければなりません。
ここからが長く感じました。
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68 黒部湖畔
「ロッジくろよん」が目と鼻の先にみえますが!
深い入り江となっていて、1時間ほど歩かなければなりません。
ここからが長く感じました。
69 黒部湖畔
水がうまーい!
1
69 黒部湖畔
水がうまーい!
70 ロッジくろよん
やっと着いたどー!
1
70 ロッジくろよん
やっと着いたどー!
71 黒部湖付近
遊覧船「ガルベ」が見えます。
平の小屋と繋いでくれたら良いのに。
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71 黒部湖付近
遊覧船「ガルベ」が見えます。
平の小屋と繋いでくれたら良いのに。
72 黒部ダム
観光放水してました、綺麗ですね。
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72 黒部ダム
観光放水してました、綺麗ですね。
73 薬師の湯
ダムカレーうまかった!
2
73 薬師の湯
ダムカレーうまかった!

感想



針ノ木谷古道は、かつて長野県と富山県とを結ぶ交易の道でした。
明治11(1878)年には有料の新道ができ、外国人登山者が歩いた記録もあります。
また、戦国時代、富山藩主であった佐々成政が徳川に援軍を要請したルートとして言い伝えられている歴史の道でもあります。

昭和38(1963)年に、黒四ダムが完成し、黒部湖の横断は、それまでの吊り橋から1日数本の渡し船に変わり、不便さもあり徐々に道は荒廃していきました。
かつて黒四ダムの設計に携わった、船窪のおとうさん(船窪小屋の前の主人:松澤宗洋氏)とおかあさん(松澤寿子さん)が始めて、2007年に、富山県チロル山の会と船窪道しるべの会とで2年がかりで復活させました。
以来、登山道整備を行ってきました。

昨年は積雪が多く、前の週に台風の通過があり、天候もあまり良くなかったので、
今回の作業にあたっては、水量が心配されましたが、比較的少ないように感じました。
また、当日は、作業中にカンカン照りになったり、雨降りになることがなく、作業は順調に進みました。
◆赤テープ、スプレーペンキによるマーキング
◆草刈りや枝打ち
◆浮石や倒木処理

途中、渡渉点も何か所かあります。
水量や水流にもよりますが、ほとんどが飛び石伝いで渡ることができます。
素人の自分が、「これなら見失わないだろう」と思ってテープを付けましたので、大丈夫なはずですw


今シーズン初めて船窪小屋を訪れました。
朝、小屋から見える雄大な景色は、昨シーズンと変わることなく、心躍らせるものがありました。
これは、何度訪れても変わりませんね。
お出迎えとお見送りの鐘をたくさん鳴らしましたw

お茶会では、拙いながら久し振りに司会を務めさせていただきました。
今日歩いてこられた思いをそれぞれ語っていただきました。
当日は、曇りで周囲の景色が見られずDVDの映像のみでしたが、
翌朝、雲が切れて朝陽を浴びる立山が見られたのが良かったです。
他のお客さんと共に、ラジオ体操をして小屋を後にしました。

また、初めてアテンドを担当しました。
七倉登山口〜平の小屋の間を、針ノ木谷登山道整備を取材の新聞社のHさんと同行しました。
一足早く黒部湖畔を歩かれて単独で帰途につかれましたが、無事に下りられたとの一報にホッとしています。
どのような記事になるのか楽しみです。

多くの皆さんに、労いの言葉をかけて頂きました。
雄大な景色、山仲間との出会いと語らい、登山道整備の達成感…。
終わってみれば楽しい4日間でした。

安心して通行できるよう整備したつもりです。
ぜひ、自然美溢れる道をぜひ楽しんでもらいたいです。
一度とならずも何度でも、季節を変えて訪れても良いと思います。
http://funakubo.teamblog.jp/archives/3153762.html

★追伸
針ノ木谷古道を歩いた方々から、コメントを頂きありがとうございます。
その中で、Sさんは投稿された動画を紹介したく、リンクを貼り付けました。
ぜひ、ご覧ください!

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コメント

登山道整備、お疲れさまでした!
今年は大阪の低山ばかりで船窪へは行かないのかと思ってたら、
やっぱり整備に行かれたんですね
針ノ木谷の渡渉点のマーキングは大変ありがたいです
昨年はテープやペンキに大変お世話になりましたから

私は1か月前の海の日に、初めて七倉から船窪小屋を往復しました。
ちょうど、お父さんとお母さんがいてラッキーでしたよ
2017/8/18 21:13
Re: 登山道整備、お疲れさまでした!
hamahakoさん、こんにちは!

今年は仕事が忙しくて船窪への足は遠のいて、
「お盆くらいは!」と思って登りました。

おとうさん、おかあさんがいるラストですから良かったですね

テープやペンキは案外と楽しかったです
楽しんで喜んでもらえれば何よりです

また、どこかでお会いしましょう
2017/8/20 14:52
お疲れ様です。
15日に針ノ木古道を通った者です。解りやすいマーカーやテープのおかげで、無事に船窪まで歩くことが出来ました。ありがとうございました。
2017/8/19 16:30
Re: お疲れ様です。
dxf さん、こんにちは

分かりやすいと言って頂いて良かったです
無事に登られたということで何よりでした

草刈りやテープ、ペンキよりも、
皆さんが歩いて道を踏み固めて頂くことが、
何よりも登山道整備だと思います。

また機会がありましたら、
今度は季節を変えて歩いてみてください

こちらこそありがとうございました。
2017/8/20 14:55
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