記録ID: 1229231
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
白馬・鹿島槍・五竜
大雪渓〜白馬三山〜鑓温泉 花紀行
2017年08月12日(土) 〜
2017年08月14日(月)
minaphm
その他2人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 53:46
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 2,422m
- 下り
- 2,419m
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1日目
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:41
2日目
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:50
3日目
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 6:03
6:45
38分
宿泊地
12:48
ゴール地点
| 過去天気図（気象庁） | 2017年08月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー 自家用車
|
写真
猿倉荘。標高は1250m。八方第5駐車場に車を置いて、タクシーで猿倉へ。6:40に着きました。小雨降る中、7:00に出発。
ミヤマカラマツ（キンポウゲ科カラマツソウ属）花弁のように見える雄蕊が根元で細くなるのが特徴です。 受粉すると雄しべは落ち雌しべがこんな風に濃いピンク色に変わってきます。
ミヤマカラマツ（キンポウゲ科カラマツソウ属）花弁のように見える雄蕊が根元で細くなるのが特徴です。 受粉すると雄しべは落ち雌しべがこんな風に濃いピンク色に変わってきます。
タマガワホトトギス（ユリ科ホトトギス属）林道が終わるあたりにたくさん咲いていました。
雪渓下のケルン。ここで、アイゼンを履いて、いよいよ雪渓の上へ。小雨が降ってきました。レインの上着着てるので、蒸し暑いです。
終点まで来て、ガラガラの斜面でアイゼンを脱ぎます。一時間半ほど雪渓上を歩いたことになります。
ハクサンフウロ（フウロソウ科フウロソウ属）雨は降ったりやんだり。水滴の付いた花もなかなかきれいですね。葱平のあたりです。
シロウマアサツキ（ユリ科ネギ属）高山帯の砂礫地や草地に生えるネギ属の多年草。葱平の名前の由来？？
ヒメカラマツ（キンポウゲ科 カラマツソウ属）高山帯の砂礫地や乾いた草地に育ちます。
ミヤマクワガタ（オオバコ科ルリトラノオ属）クワガタムシと同じ名前ですが、こっちは高山植物。小さな花で目立ちませんが、薄い紫に、濃い紫のラインがなかなかきれいです。
1
ミヤマクワガタ（オオバコ科ルリトラノオ属）クワガタムシと同じ名前ですが、こっちは高山植物。小さな花で目立ちませんが、薄い紫に、濃い紫のラインがなかなかきれいです。
ミソガワソウ（シソ科イヌハッカ属）雪渓の下から稜線の少し下まで、ずっと咲いていました。ラショウモンカズラに似た花です。
オオハナウド（セリ科ハナウド属）花の外側に大きな花弁があるのが特徴です。手作りの看板があって白くて細かい花の写真の横に「オオカサモチ」って書かれていましたが、これはたぶんオオハナウドすね。
オオハナウド（セリ科ハナウド属）花の外側に大きな花弁があるのが特徴です。手作りの看板があって白くて細かい花の写真の横に「オオカサモチ」って書かれていましたが、これはたぶんオオハナウドすね。
昔、氷河で磨かれた大きな岩。右上には、その時ついた傷が、猫の爪痕のように残っています。
イブキジャコウソウ（シソ科イブキジャコウソウ属）こんなところで伊吹山の名がついた花に会えました。
ウルップソウ（オオバコ科ウルップソウ属）前回は秋(9月中旬)でウルップソウはもう終わっていました。今回も稜線では終わっていましたが、村営山頂小屋周辺でのみ、きれいに咲いてくれていました。
2
8/12 14:16
ウルップソウ（オオバコ科ウルップソウ属）前回は秋(9月中旬)でウルップソウはもう終わっていました。今回も稜線では終わっていましたが、村営山頂小屋周辺でのみ、きれいに咲いてくれていました。
ガスが出たり消えたりで、ブロッケンがよく見えました。皆さん楽しんでいました。
剱岳は何度見てもかっこいいですねぇ。登ってからもう7年も経ちますが、昨日のことのようです。
白馬山荘周辺の花です。ミネウスユキソウ（キク科ウスユキソウ属）朝露できれいです。
タカネシオガマ（ゴマノハグサ科シオガマギク属）ノコギリソウのような葉が特徴的です。ヨツバシオガマによく似ていますが、嘴のような尖りがありません。
8/13 6:22
タカネシオガマ（ゴマノハグサ科シオガマギク属）ノコギリソウのような葉が特徴的です。ヨツバシオガマによく似ていますが、嘴のような尖りがありません。
山頂から、鹿島槍ヶ岳です。右が2889mの南峰。左が2842mの北峰。北峰の右手前に重なるように、五龍岳2814m。さらにその手前の黒い峰が唐松岳2696mです。
6
8/13 8:26
山頂から、鹿島槍ヶ岳です。右が2889mの南峰。左が2842mの北峰。北峰の右手前に重なるように、五龍岳2814m。さらにその手前の黒い峰が唐松岳2696mです。
白山2702m。左端は別山2399m。110kmも離れているのに、はっきり見えています。
ミヤマアケボノソウ（リンドウ科センブリ属）初めてお目にかかりました。薄紫色の不思議な花です。北上山地・早池峰山の名物だそうですが、ここ白馬でも咲いていました。
8/13 9:16
ミヤマアケボノソウ（リンドウ科センブリ属）初めてお目にかかりました。薄紫色の不思議な花です。北上山地・早池峰山の名物だそうですが、ここ白馬でも咲いていました。
オノエリンドウ（リンドウ科チシマリンドウ属）高山帯の草地などに生える高さ5〜20cmの二年草で、紅紫色の花を咲かせます。環境省絶滅危惧 ��B類（EN）長野県絶滅危惧 準絶滅危惧。
8/13 9:23
オノエリンドウ（リンドウ科チシマリンドウ属）高山帯の草地などに生える高さ5〜20cmの二年草で、紅紫色の花を咲かせます。環境省絶滅危惧 ��B類（EN）長野県絶滅危惧 準絶滅危惧。
クモマニガナ（キク科ニガナ属）タカネニガナと似ていますが、全体に大型で背が高くなり、舌状花は9〜11枚ですが11枚が多いようです。
8/13 11:43
クモマニガナ（キク科ニガナ属）タカネニガナと似ていますが、全体に大型で背が高くなり、舌状花は9〜11枚ですが11枚が多いようです。
ハクサンコザクラ（サクラソウ科サクラソウ属）北アルプスより以北の高山に生育するサクラソウの仲間です。
クモマニガナ（キク科ニガナ属）とシロバナクモマニガナ（キク科ニガナ属）の協演です。
三日目（8/14）タテヤマアザミ（キク科アザミ属）北アルプス北部と白山に分布するアザミで、総苞片が比較的短く、葉が独特の形状であまり深くえぐられない、などの特徴で他種と見分けられます。
8/14 6:53
三日目（8/14）タテヤマアザミ（キク科アザミ属）北アルプス北部と白山に分布するアザミで、総苞片が比較的短く、葉が独特の形状であまり深くえぐられない、などの特徴で他種と見分けられます。
最初の雪渓渡り。短いので、アイゼンなしで渡ります。滑らないように慎重に。
次の雪渓渡りは相当長いです。ここは念のためアイゼンを付けて渡ります。
キヌガサソウ（ユリ科キヌガサソウ属）1日目に白馬尻の少し上で見ましたが、ずいぶん咲いてから時間がたった花でした。こちらは、まだ咲いてしばらくの新鮮な花です。
8/14 7:52
キヌガサソウ（ユリ科キヌガサソウ属）1日目に白馬尻の少し上で見ましたが、ずいぶん咲いてから時間がたった花でした。こちらは、まだ咲いてしばらくの新鮮な花です。
ヤマルリトラノオ（ゴマノハグサ科ルリトラノオ属）主に多雪地帯の亜高山帯に生えるルリトラノオの変種です。
チョウジギク（キク科ウサギギク属）花径は1cmくらいで舌状花のない黄色い花が咲きます。茎の上部には白い綿毛が密生するのが特徴で、葉の縁は鋸歯があります。
8/14 8:35
チョウジギク（キク科ウサギギク属）花径は1cmくらいで舌状花のない黄色い花が咲きます。茎の上部には白い綿毛が密生するのが特徴で、葉の縁は鋸歯があります。
ワタスゲ（カヤツリグサ科ワタスゲ属）が白い穂を付けていました。
コメツツジ（ツツジ科ツツジ属）米粒のような小さく白い花が咲きました。
イワオトギリ（オトギリソウ科オトギリソウ属）拡大すると、花魁のような花ですね。
ヤマアジサイ（ユキノシタ科アジサイ属）さらに下っていくと、ブルーがきれいなヤマアジサイの花が咲いていました。
撮影機器：
感想
猿倉を起点に大雪渓を登り、白馬山荘に泊まって白馬三山。下りは大出原から白馬鑓温泉に。ここでまた一泊して猿倉へ。
その一日目、猿倉から大雪渓を経て白馬岳の山頂まで。大雪渓ではアイゼンを使いました。 二日目、まずは白馬山荘でのご来光。雲海も素晴らしく、最高の条件に恵まれました。山荘から稜線を南下して、まず杓子岳へ。さらに白馬鑓ヶ岳に登頂し、鑓温泉下り口まで縦走。ここから、大出原と呼ばれるお花畑を下り、最後の岩場の難所を通過して鑓温泉へ。三日目、鑓温泉を出発し、雪渓を三回渡って、杓子沢を越え、山腹を登ったり下ったりしながら小日向乗越に達し、後はほぼ下り一方で猿倉に帰りました。鑓温泉が標高2000mで、猿倉は1250mほど。この日もたくさん花を見ましたが、高山帯ではなく、亜高山帯の花々を見ることができました。
今回も例によって写真を撮りまくり、休憩もたっぷりしましたので、CTを大きく上回ったのんびり歩行です。
(YAMAPの簡易版です。より詳しくはYAMAPをご覧ください。
https://yamap.co.jp/activity/1090545)
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