美濃戸口から赤岳と阿弥陀岳



- GPS
- 26:35
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,420m
- 下り
- 1,420m
コースタイム
5:58赤岳山荘P→南沢→8:32-10:10行者小屋→文三郎尾根→11:08赤岳分岐→11:24キレット分岐→11:38竜頭峰分岐→11:50-12:44赤岳山頂→13:28文三郎尾根分岐→13:50中岳→14:03中岳のコル→14:33-14:43阿弥陀岳→15:17中岳のコル→16:01行者小屋
7/23(土)
5:24行者小屋→南沢→7:31赤岳山荘駐車場
天候 | 晴れ? 山頂付近はガス、時々青空 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
皆さんの記録通り悪路です。(でも普通かな…) この日は四駆のデッカい車や、ステーションワゴン、FFのセダンが多く見られ 離合に緊張しました。待避所もありますので、見逃さないよう、譲り合いを…。 時間に余裕の有る方、足の速い方は八ヶ岳山荘に停めた方が安全だと思いました。 八ヶ岳山荘駐車場:1日500円 赤岳山荘駐車場:1日1000円 →こちらは23日8:00には満車状態でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
文三郎尾根は段差の大きい階段の連続です。下りのほうがキツいかも。 文三郎尾根分岐から赤岳ははじめガレ場の登り、そして岩場の急登り。 文三郎尾根分岐から少し赤岳方面に進むとコマクサなどの高山植物が沢山みられる。 しかし、それらの写真を撮る為に登山道を逸れ、周囲の様子も確認せず落石を起こしながら登っていっている中年の女性がいました。 危険です。 植物の為にも登山道をそれない方が良いかと…。 赤岳までは鎖が要所要所についているので、 注意すれば危険はないのかなと感じました。 中岳のコル〜阿弥陀岳への登り下りは赤岳に登るより滑落、落石などの注意が必要と感じました。 中岳のコル〜中岳道は途中大きく登山道が崩れているところが2カ所あります。 一応、迂回ルートも確保されているので、見逃さないよう注意する必要があります。 日帰り湯: 近くに「もみの湯」10:00〜 県道188号の少し入ったところに「河原の湯」9:00〜 |
写真
感想
前日迄の台風の影響で、太平洋側の川は異常に増水していて、
本当は、南アルプスに行くつもりが、南アルプス公園線が通行止め。
山登りの支度だけ整えて自宅をでたものの、
南アルプス方面は交通事情に不安があったので、八ヶ岳に急遽行き先を変更。
八ヶ岳の天狗岳に登るつもりが、
21日のお昼過ぎに野辺山からみえた赤岳山頂を見て
せっかくだから、主峰に登ってみよういうことになりました。
地図のコースタイムを見ると日帰り出来そうでしたが、
はじめての八ヶ岳、それにお互いに会社に休みも(相棒は土、私は木・金)
もらっていたので、駐車場で前夜泊、
次の日に南沢の登山道から行者小屋→
赤岳〜中岳〜阿弥陀岳で、行者小屋にテント泊
2日目は早朝撤収し、お昼には自宅に戻る。
というのんびりとした山登りにすることにしました。
同じ日に同じ様な行程で歩いていた青年は、
横岳、硫黄岳まで歩いたということだったので、
もっと計画をちゃんとたてて行動すれば、私達もそれが可能だったかも…。
でも、まずは赤岳に登ることが今回の目的で、
別の山は、次回の楽しみにとっておく事しましょう。
21日(1日目)
自宅より八ヶ岳に移動、昼頃野辺山に到着。
メルヘン街道で遠回りして美濃戸口、赤岳山荘駐車場に車中泊。
平日の夜なので駐車場は数台のみ。
深夜に数台が入庫の様子。
明け方にさらに数台。
22日(2日目)
3:30起床。
5:55駐車場出発。
南沢の登山道は行者小屋までは樹林帯を沢を縫いながら歩く。
開けた涸れ沢に出ると前方に八ヶ岳連峰が見えてきて、
ヘリポートの脇を過ぎ、行者小屋到着。
テントの受付を済ませて、テント設営。
荷物を軽くして赤岳へ。
地蔵尾根のルートをとるつもりだったけれど、
阿弥陀方面に向かう人のほうが多く我々もなんとなくそちらへ。
まずは赤岳をめざし、文三郎尾根。
分岐点迄着くと、目下には中岳までの登山道に広がる緑色と黄色いお花。
ちょっと気持ちが明るくなってきます。
対照的に見上げると灰色の赤岳の岩場。
重いからだをなんとか山頂迄到着させ、ひとまず安心の記念撮影。
周囲はガスでほとんど視界がないけれど、時々下の行者小屋が見えた。
赤岳山頂小屋の前で軽く昼食。
時刻は13時をまわり、次の中岳阿弥陀岳を目指す。
中岳はハイマツ帯の登山道で歩きやすい。
中岳のコルから阿弥陀岳はハシゴの先の更に上部は明確な道標がなく、
登りやすそうな所を見つけながら登って行く。
三点支持でどうにか山頂に到着。
山頂は思いのほか真っ平らで如来像が西?を向いて座っている。
周囲に濃いグレーっぽい色の鳥が二羽、雀のように地面を跳ねながらお出迎え。
時刻も15時をすぎ、そろそろテントに戻る時間です。
中岳のコルから中岳道を下るが間もなく道が崩れているところに来る。
踏み跡を追って右側を歩く。
すると、なんと、ちょうど崩れたところを横切るようになっていて、
緊張しながら滑り落ちないよう渡りきると
左手にこの崩落の迂回ルートのロープが…。
後で知ったのだが、ハシゴが崩れている所の左側にちゃんとした迂回ルートが確保されていたらしい。下ばかり見ていたので見逃してしまった。
また少し下ると、またしても道が崩れている。
さすがにここの崩落を横切った人はいなかったので、
周囲をみて、崩落の上の獣道のようになっているところを歩き、
先の道へ出る。
そして、行者小屋に到着。
持参した塩豚で焼き肉、アルファ米とインスタントリゾット、パン、そしてビール。
贅沢に山を仰ぎ見ながらゆっくり食事、18:00就寝。
23日(3日目)
3:00起床。
他のテントにも明かりがちらほら。
さっそくテントを片付け、小屋のベンチのところで朝食。
この日は天気が良く、月あかりが程よい。
夜があけると青空に山の稜線がくっきり。
山頂で過ごした人はご来光が見れたでしょうかね。
朝食は残りのインスタントうどん。
早々にたいらげて、荷造り完了。
夜明け前の早立ちの人が小屋に到着する頃に、我々も下山開始。
下りはゆっくり花を見ながら下山。
赤岳山荘に到着すると車は満車。
土曜日だから人が多いのですね。
次回ここに来る時はきっとこんなにゆっくりとしたスケジュールではないでしょう。
無計画に近い八ヶ岳登山でしたが、
とても贅沢な山行になりました。
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