赤石岳〜荒川三山(時計回り周回)
- GPS
- 52:48
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 3,115m
- 下り
- 3,099m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:07
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 9:16
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:40
天候 | 曇時々晴〜曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース中にはガケ道、桟道、ガレ場、ザレ場など各所に注意箇所があるが、累積標高差が上下約3000mとなる急登の登山となるため体力的な面が一番重要かと思う。 赤石岳・荒川三山の周回コースのコース取りは椹島からの反時計周りが一般的だが、歩行時間のバランスと3日目の激下りを嫌って2泊3日の時計回りとした。 |
その他周辺情報 | 登山後のお風呂は椹島ロッジではシャワーのみとなる。温泉施設では畑薙臨時駐車場近くに市営の白樺荘がある。 |
写真
感想
2年前に途中撤退した赤石岳から荒川三山への再チャレンジ登山。
今夏は天候不順が続き、ようやくお盆明けになって天気の回復が見込めることから勇躍でかけることにした。
【椹島から赤石岳】
初日は前泊した椹島から赤石岳まで標高差2000mの登りとなるが、赤石小屋までは変化の乏しい樹林帯の道を坦々と登ることになる。
赤石小屋の先、富士見平では雲が多く360度の大展望というわけにはいかなかったが、なんとか富士山や赤石岳から荒川岳の大きな山容が眺められまずまずだったと言える。
この先は赤石岳を目の前にした変化に富む登山道で、北沢源頭付近からは稜線がはるか遠くに感じられ、少々絶望的な気分になるが、広大なお花畑の色とりどりの花々が気をなごませてくれる。
しかし、急登に次ぐ急登はさすがにつらく稜線に上がりホッとする。もう一息登って赤石岳へ、頂上からの展望は雲に遮られ十分ではないが頂上に立った満足度は高かった。
今宵の宿、赤石岳避難小屋は名物管理人さんがいてアットホームの雰囲気。消灯時間までハーモニカ演奏や団欒で楽しいひとときを過ごした。
【荒川三山から千枚小屋】
2日目は赤石岳から荒川連山の縦走になる。前日からのガスは晴れず、早朝の赤石岳頂上はかすかな陽の光と荒川岳方面は流れる雲で覆われている。
この先、小赤石岳、荒川前岳、中岳、悪沢岳とことごとく山頂は雲の中で展望は望めず、さらに稜線上は風が強くいささか条件は悪い。
でも、山頂から少し下がれば赤石岳や悪沢岳の豪快な山容が眺められた。
途中の大聖寺平付近でNHKのロケ隊に遭遇する。9月放送の日本トレッキング100、南アルプス縦断の番組、山岳ライターの小林千穂さんと声を交わす。
稜線上の随所に咲く花々はここでも見事だ。荒川前岳手前と丸山と千枚岳間稜線のお花畑は種類も多く色鮮やかで、とても8月後半とは思えない咲きぶりに驚かされる。
今宵の宿の千枚小屋は8月最後の週末とあって相当な混雑ぶりだ。小屋前からは富士山がクッキリと見える。夕焼け富士が美しい。
【千枚小屋から椹島】
3日目は下山の日。明け方、朝焼けに染まる空と富士山のシルエットが前日以上に素晴らしい景観を見せてくれる。事によると今回一番の絶景だったかもしれない。
下山は樹林帯の長い道が続く。終盤にあっと驚く岩尾根と急下りがあるが、全体的には坦々とした道だ。
椹島ロッジのシャワーで汗を流し、3日間に山行を終えた。
雄大な山容に接したものの天気の面で展望には多少物足りなさが残ったが、9月に近く季節外れと思わせる色とりどりの花々に出会えたことは朝焼け富士とともに望外の喜びとなった。
そして標高差2000mの一気登り、体で覚えた印象深い山行になった。
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