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Yamareco

記録ID: 1252008
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳【中の湯BS→焼岳→上高地BTBS】

2017年09月10日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:56
距離
14.5km
登り
1,354m
下り
1,176m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:57
休憩
1:50
合計
8:47
距離 14.5km 登り 1,363m 下り 1,183m
5:14
47
6:01
6:03
10
6:13
6:20
81
7:41
7:48
4
7:52
7:55
57
8:52
10:04
34
10:38
5
10:43
10:45
4
10:49
10:54
0
10:54
10:55
17
11:12
11:22
29
11:51
30
12:32
65
13:37
13:38
5
13:43
4
13:47
9
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■アルピコ交通 さわやか信州号
http://sawayaka.alpico.co.jp/

■アルピコ交通 松本〜新島々〜上高地線
https://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/shinshimashima
■写真1 - 中の湯BS
まだ夜も明けきらない釜トンネル前。
ここから焼岳へと登る人は稀なようで。
2017年09月10日 05:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/10 5:14
■写真1 - 中の湯BS
まだ夜も明けきらない釜トンネル前。
ここから焼岳へと登る人は稀なようで。
■写真2
安房トンネルの手前を旧道に入ります。
狭い道ながら車の往来が多いので、端を歩きましょう。
2017年09月10日 05:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 5:24
■写真2
安房トンネルの手前を旧道に入ります。
狭い道ながら車の往来が多いので、端を歩きましょう。
■写真3
7号カーブに差し掛かると、中の湯温泉旅館が見えてきます。
大盛況なようで、駐車場はほぼ満車でした。
2017年09月10日 06:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 6:01
■写真3
7号カーブに差し掛かると、中の湯温泉旅館が見えてきます。
大盛況なようで、駐車場はほぼ満車でした。
■写真4
中の湯温泉旅館の脇を失礼します。
ショートカットで一気に駐車場まで登り上げます。
2017年09月10日 06:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 6:05
■写真4
中の湯温泉旅館の脇を失礼します。
ショートカットで一気に駐車場まで登り上げます。
■写真5 - 新中の湯ルート登山口
登山届の提出を促すも、ポストの姿なし。
釜トンネル前のゲートで提出してくれば良かった。
2017年09月10日 06:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 6:14
■写真5 - 新中の湯ルート登山口
登山届の提出を促すも、ポストの姿なし。
釜トンネル前のゲートで提出してくれば良かった。
■写真6
レコでよく見かけるけど…これ廃車?
にしても、どうやってここまで辿り着いたのか。
2017年09月10日 06:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 6:28
■写真6
レコでよく見かけるけど…これ廃車?
にしても、どうやってここまで辿り着いたのか。
■写真7
まさかの笹薮の洗礼が待ち受けます。
足元が見えにくいので、足運びには注意しましょう。
2017年09月10日 06:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 6:29
■写真7
まさかの笹薮の洗礼が待ち受けます。
足元が見えにくいので、足運びには注意しましょう。
■写真8
笹薮を抜けると、地図にもあるような急斜面。
大きめの岩は意外と滑るので、下りは神経を擦り減らしそう。
2017年09月10日 07:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 7:08
■写真8
笹薮を抜けると、地図にもあるような急斜面。
大きめの岩は意外と滑るので、下りは神経を擦り減らしそう。
■写真9
少しずつ視界が開けてくると、眼前に屹立する焼岳。
森林限界が低いような気がするのは、火山だからか。
2017年09月10日 07:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 7:39
■写真9
少しずつ視界が開けてくると、眼前に屹立する焼岳。
森林限界が低いような気がするのは、火山だからか。
■写真10 - 広場
言うほど広くありませんが、恐らくここを指すのでしょう。
手前の笹に隠れていますが、ベンチが1つだけありました。
2017年09月10日 07:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 7:41
■写真10 - 広場
言うほど広くありませんが、恐らくここを指すのでしょう。
手前の笹に隠れていますが、ベンチが1つだけありました。
■写真11 - 広場
申し分ないほどの青空は、絶好の百名山チャンス。
左側は南峰ですが、右側は北峰手前の偽ピークか。
2017年09月10日 07:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
9/10 7:42
■写真11 - 広場
申し分ないほどの青空は、絶好の百名山チャンス。
左側は南峰ですが、右側は北峰手前の偽ピークか。
■写真12
ナナカマドの実、霞沢岳を背景に。
早くも少しずつ紅葉が色付き始めていました。
2017年09月10日 08:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 8:11
■写真12
ナナカマドの実、霞沢岳を背景に。
早くも少しずつ紅葉が色付き始めていました。
■写真13
ミヤマリンドウ。
今にも咲きそうで、なかなか咲く姿を見せてくれません。
2017年09月10日 08:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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9/10 8:18
■写真13
ミヤマリンドウ。
今にも咲きそうで、なかなか咲く姿を見せてくれません。
■写真14
コケモモの実…と思わせてアカモノの実。
同じツツジ科なので、甘い味がするそうですよ。
2017年09月10日 08:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/10 8:19
■写真14
コケモモの実…と思わせてアカモノの実。
同じツツジ科なので、甘い味がするそうですよ。
■写真15
ヤマハハコ。
漢字にすると山母子。そう書くか。
2017年09月10日 08:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 8:19
■写真15
ヤマハハコ。
漢字にすると山母子。そう書くか。
■写真16
風に乗って硫黄の香りを感じるようになります。
それにしても、思った以上にガスが吹き出ていますね。
2017年09月10日 08:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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9/10 8:32
■写真16
風に乗って硫黄の香りを感じるようになります。
それにしても、思った以上にガスが吹き出ていますね。
■写真17
振り返ると、吸い込まれそうな圏谷と山々。
雲隠れしてしまった、右側の乗鞍岳へと続く山脈です。
2017年09月10日 08:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 8:33
■写真17
振り返ると、吸い込まれそうな圏谷と山々。
雲隠れしてしまった、右側の乗鞍岳へと続く山脈です。
■写真18
攀じる者を拒むような、天然の要塞と化した南峰。
技術的には登れそうですが、立入禁止なので従いましょう。
2017年09月10日 08:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 8:42
■写真18
攀じる者を拒むような、天然の要塞と化した南峰。
技術的には登れそうですが、立入禁止なので従いましょう。
■写真19
山肌を白く染め上げるほどに、吹き荒れる火山性ガス。
日本アルプスで唯一の活火山をアピールしてきます。
2017年09月10日 08:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/10 8:47
■写真19
山肌を白く染め上げるほどに、吹き荒れる火山性ガス。
日本アルプスで唯一の活火山をアピールしてきます。
■写真20
1962年から立入禁止のはずですが、なぜ踏み跡があるのだろう。
好奇心が疼くのは分かりますが、ルールは守りましょうね。
2017年09月10日 08:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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9/10 8:50
■写真20
1962年から立入禁止のはずですが、なぜ踏み跡があるのだろう。
好奇心が疼くのは分かりますが、ルールは守りましょうね。
■写真21
カルデラ状の火口跡でしょうか。
かつての猛々しさは身を潜め、風が静かに湖面を揺らします。
2017年09月10日 08:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 8:50
■写真21
カルデラ状の火口跡でしょうか。
かつての猛々しさは身を潜め、風が静かに湖面を揺らします。
■写真22
ガスが噴出している脇をトラバースするというのか…。
写真撮影に夢中になるのは分かりますが、通過した方がいいですよ。
2017年09月10日 08:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/10 8:50
■写真22
ガスが噴出している脇をトラバースするというのか…。
写真撮影に夢中になるのは分かりますが、通過した方がいいですよ。
■写真23
噴出口の直下から一枚だけ撮ります。
この辺りは、身の危険を感じるほど硫黄臭が強くなります。
2017年09月10日 08:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 8:51
■写真23
噴出口の直下から一枚だけ撮ります。
この辺りは、身の危険を感じるほど硫黄臭が強くなります。
■写真24
トレースが分かりにくい岩稜に、親切なペンキ。
超えた先の鞍部を左折して、北峰への山頂に登攀します。
2017年09月10日 08:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 8:57
■写真24
トレースが分かりにくい岩稜に、親切なペンキ。
超えた先の鞍部を左折して、北峰への山頂に登攀します。
■写真25
上高地を遥か眼下に見下ろす高さに登っていました。
ここに来て、対岸の穂高岳とお目見えです。
2017年09月10日 08:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/10 8:56
■写真25
上高地を遥か眼下に見下ろす高さに登っていました。
ここに来て、対岸の穂高岳とお目見えです。
■写真26 - 焼岳(北峰)
シンプルな山頂標識とご褒美の絶景。
三角点は南峰にあるようですが、見当たらないとの事。
2017年09月10日 09:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 9:01
■写真26 - 焼岳(北峰)
シンプルな山頂標識とご褒美の絶景。
三角点は南峰にあるようですが、見当たらないとの事。
■写真27 - 焼岳(北峰)
北峰から望む、南峰とお釜の方面。
南峰のほうが僅かに高いようですが、言われてみればそうかなと言う程度。
2017年09月10日 09:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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9/10 9:01
■写真27 - 焼岳(北峰)
北峰から望む、南峰とお釜の方面。
南峰のほうが僅かに高いようですが、言われてみればそうかなと言う程度。
■写真28 - 焼岳(北峰)
西穂高岳から穂高岳へと続く稜線を眺めながら。
手頃な石に腰掛けて、久し振りに見る眺望に見惚れます。
2017年09月10日 09:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 9:11
■写真28 - 焼岳(北峰)
西穂高岳から穂高岳へと続く稜線を眺めながら。
手頃な石に腰掛けて、久し振りに見る眺望に見惚れます。
■写真29 - 焼岳(北峰)
たまにだけ、顔を覗かせてくれる槍。
なかなか雲が取れず、姿を見られたのはラッキーでした。
2017年09月10日 09:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/10 9:17
■写真29 - 焼岳(北峰)
たまにだけ、顔を覗かせてくれる槍。
なかなか雲が取れず、姿を見られたのはラッキーでした。
■写真30 - 焼岳(北峰)
槍から伸びる笠ヶ岳方面も…ずっと雲隠れ。
中央には新穂高ロープウェイが横断しています。
2017年09月10日 09:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 9:19
■写真30 - 焼岳(北峰)
槍から伸びる笠ヶ岳方面も…ずっと雲隠れ。
中央には新穂高ロープウェイが横断しています。
■写真31
さて、雲が濃くなってしまったので下山しましょう。
緑の屋根の焼岳小屋が、遥か眼下に見えて不安さえ覚えます。
2017年09月10日 10:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 10:08
■写真31
さて、雲が濃くなってしまったので下山しましょう。
緑の屋根の焼岳小屋が、遥か眼下に見えて不安さえ覚えます。
■写真32
中盤を左へとトラバースすると、何となく現実的な下りに。
タイミング悪く、上高地側からの登りと離合ラッシュが発生します。
2017年09月10日 10:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 10:17
■写真32
中盤を左へとトラバースすると、何となく現実的な下りに。
タイミング悪く、上高地側からの登りと離合ラッシュが発生します。
■写真33
地図の迷アイコンは左へとトラバースする辺りか。
でも火山ガス注意とあるし、迷う要素とは違う気がします。
2017年09月10日 10:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 10:29
■写真33
地図の迷アイコンは左へとトラバースする辺りか。
でも火山ガス注意とあるし、迷う要素とは違う気がします。
■写真34 - 展望台
展望台より見上げる、荒々しい焼岳の姿。
1992年までは、ここから見上げるのみで登攀は許されませんでした。
2017年09月10日 10:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 10:44
■写真34 - 展望台
展望台より見上げる、荒々しい焼岳の姿。
1992年までは、ここから見上げるのみで登攀は許されませんでした。
■写真35 - 焼岳小屋
山間に、ひっそりと佇む緑の屋根。
日帰りできてしまう山なので、宿泊客は少ないのでしょう。
2017年09月10日 10:53撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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9/10 10:53
■写真35 - 焼岳小屋
山間に、ひっそりと佇む緑の屋根。
日帰りできてしまう山なので、宿泊客は少ないのでしょう。
■写真36
下山途中、おそらく最後になるだろう焼岳の姿に見惚れます。
深田氏の言う通り、四季折々で微妙な色彩のニュアンスが美しいモザイクを成すのでしょう。
2017年09月10日 11:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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■写真36
下山途中、おそらく最後になるだろう焼岳の姿に見惚れます。
深田氏の言う通り、四季折々で微妙な色彩のニュアンスが美しいモザイクを成すのでしょう。
■写真37
下り始めて序盤のうちに訪れる最大の難所は、2連梯子。
ホムセンで売っているような代物なので、1人ずつ通過しましょう。
2017年09月10日 11:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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9/10 11:21
■写真37
下り始めて序盤のうちに訪れる最大の難所は、2連梯子。
ホムセンで売っているような代物なので、1人ずつ通過しましょう。
■写真38
梓川の対岸には、大きな山容の霞沢岳が常に聳えています。
徳本峠小屋にテント張って、ピストンも良いなぁ。
2017年09月10日 11:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 11:22
■写真38
梓川の対岸には、大きな山容の霞沢岳が常に聳えています。
徳本峠小屋にテント張って、ピストンも良いなぁ。
■写真39
横倒しに架けられた梯子を越えたら、急坂は終了です。
ここからが意外と長いこと…。
2017年09月10日 11:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 11:35
■写真39
横倒しに架けられた梯子を越えたら、急坂は終了です。
ここからが意外と長いこと…。
■写真40
裾野が広すぎて、なかなか梓川に辿り着きません。
ここでペースが落ちなければ、焼岳小屋から田代橋まで1:40程度です。
2017年09月10日 12:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 12:01
■写真40
裾野が広すぎて、なかなか梓川に辿り着きません。
ここでペースが落ちなければ、焼岳小屋から田代橋まで1:40程度です。
■写真41
やっと工事用道路まで下りてきました。
バスは始点の上高地から乗車が安全なので、まだひたすら歩きます。
2017年09月10日 12:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 12:21
■写真41
やっと工事用道路まで下りてきました。
バスは始点の上高地から乗車が安全なので、まだひたすら歩きます。
■写真42 - 上高地温泉ホテル
田代橋を通り過ぎて、上高地温泉ホテルの日帰り入浴を利用します。
公共機関で帰るなら、汗臭いハイカーは周囲の迷惑ですよ。
2017年09月10日 12:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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9/10 12:35
■写真42 - 上高地温泉ホテル
田代橋を通り過ぎて、上高地温泉ホテルの日帰り入浴を利用します。
公共機関で帰るなら、汗臭いハイカーは周囲の迷惑ですよ。
■写真43
のんびり露天風呂に浸かりつつ、早めにバスターミナルへと移動します。
この時間帯は、発車間際だと満席で乗れない恐れがあるで。
2017年09月10日 14:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/10 14:00
■写真43
のんびり露天風呂に浸かりつつ、早めにバスターミナルへと移動します。
この時間帯は、発車間際だと満席で乗れない恐れがあるで。
■写真44 - 上高地バスターミナルBS
バスの発車30分前に着いたにも関わらず、整理券は80番台。
途中乗車は、なおさら厳しいので上高地まで来てください。
2017年09月10日 14:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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9/10 14:01
■写真44 - 上高地バスターミナルBS
バスの発車30分前に着いたにも関わらず、整理券は80番台。
途中乗車は、なおさら厳しいので上高地まで来てください。
撮影機器:

感想

行く気になれば、いつでも行ける。
そう思うと、なかなか行く気が起きなかった百名山・焼岳。

用事があり日帰りしか行けない日曜日、これは敢行するしか。
交通の利便性を考慮して、中の湯から上高地への縦走ルートで歩きます。


◼中の湯BS→焼岳
さわやか信州号から、中の湯バス停で降りたのは自分1人だけ。
登山口まで1時間もかかるので、ここから歩く人は少ないようです。

平湯温泉方面に少し歩き、安房トンネルの手前から旧道へと入ります。
朝早くから車の往来があるので、通行には充分に注意しましょう。

中の湯温泉旅館の脇から伸びるショートカットを利用して駐車場へ。
新中の湯ルートの登山口に、やっと到着しました。


序盤は平坦なトラバースから始まり、徐に笹薮に飛び込んでいきます。
意外なほどの薮の深さに戸惑いつつも、掻き分けて登ります。

笹薮を抜けると、地図にもある急斜面エリアへと移ります。
火山らしく大きな石がゴロゴロして、坂というより段を登る印象です。

チェックポイントの広場から先、樹林帯を抜けると焼岳を仰ぎながらの登り。
鞍部から噴き出るガスが印象的で、硫黄臭が風に乗り流れてきます。

ガスが噴き出る北峰をトラバースする場面は、立ち止まらずに通り抜けましょう。
ガスの匂いが強く、嗅ぎ続けるのは危険と感じるほどでした。

回り込んで焼岳小屋へと下るポイントから、北峰へと登ることができます。
指導標は無かったようなので、登っていいのか戸惑う人もいました。

ひと登りで辿り着いた北峰は、そこまでのキャパありませんが眺望よく長居してしまいます。
特に北方は西穂高岳へと伸びる稜線や、大きな笠ヶ岳など見応えあります。


◼焼岳→上高地BTBS
風向き次第では硫黄臭が漂う山頂ですが、危険を感じるほどでもなく。
10時ともなると、上高地から登ってきた人たちも合流して山頂は混み合うでしょう。

遥か眼下に見下ろす、緑色の屋根は焼岳小屋。
こんな急坂を下りるのかと緊張しますが、見た目ほど厳しくないです。

時おり振り返ると、岩稜の要塞と化した焼岳の姿を仰げます。
中の湯から登ってきた時とは、また異なる厳しい様相に見えますよ。

焼岳小屋から先、焼岳を見上げながら緩やかな九十九折を下ります。
そして、難所の梯子エリアは突然として訪れます。

鎖がわりのワイヤーが垂れた大きな一枚岩を下りると、手すりの先にいきなり4連荘の梯子。
ホームセンターで売っているような梯子が括り付けられているだけなので、1人ずつ通行しましょう。

やや急坂と短い梯子を幾つかこなし、水平の足場を超えると緩やかな勾配エリアに。
さすがに歩きやすいので軽やかに歩けますが、いかんせん登山口までが長い…。


田代橋から上高地温泉ホテルに寄り道して、日帰り入浴で汗を流して着替えます。
公共機関で帰る身たるもの、汗臭さで周囲に迷惑をかけるのは避けるべきです。

上高地は14時頃が帰路のピークか、出発間際だと満席で乗車を断られるようです。
発車の30分前までには、整理券を発行してもらうのが安全かと思います。

松本駅まで帰るのであれば、片道であっても電車バス乗り継ぎ割引券で少し安くなります。
割引券の存在を知らなくても、券売窓口の係員が勧めてくれるので従いましょう。

焼岳を逆のルートで縦走すると中の湯バス停から乗ることになりますが、お勧めできません。
バスは上高地の時点で満員になりやすく、途中乗車は断られる可能性があるからです。

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技術レベル
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技術レベル
2/5
体力レベル
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