記録ID: 1252859
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
ヨーロッパ
日程 | 2017年09月09日(土) [日帰り] |
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メンバー | |
天候 | 🌤 ベン・ネビス山頂で持参した温度計は10度だった。日が差すと暖かくなるが、曇りがちで風が強く寒さ対策は必要。 |
アクセス |
利用交通機関
<列車>
電車、
バス、
飛行機
ロンドンからフォートウィリアムまでは寝台車(カレドニアンスリーパー)を利用。フォートウィリアムからYHAまではバスを利用。復路はエディンバラ経由で昼便を使ってロンドンに戻る。 ・往路:カレドニアンスリーパー(ロンドン〜フォートウィリアム) https://www.sleeper.scot/ ・復路ScotRail(フォートウィリアム〜エディンバラ) https://www.scotrail.co.uk/ ・復路Virgin Trains East Coast(エディンバラ〜ロンドン) https://www.virgintrainseastcoast.com/ ※鉄道は日本でオンライン予約。カレドニアンスリーパーは、予約時に印刷可能な予約票だけで搭乗可能。他は現地で発券。 <バス> YHA(glen nevis youth hostel)まで行くバスは、Stagecoach BusとSHIEL BUSESがある。往路はStagecoach Bus。復路はSHIEL BUSESを利用した。片道2£くらい。予約不要。 フォートウィリアム駅のバス停が大変わかりにくい。Googlemapで検索したネビィスポート付近のバス停で待っていたら、ドライバーから場所が違うと言われてMiddleStreet ShortStay CarParkのバス停に行くように言われた。乗れたのは湾寄りのA82(国道)ではなく手前のMiddleSt側。 https://goo.gl/maps/dYYrc6HcvS52 YHAのバス停は、YHAのちょっと手前にある。 ・Stagecoach Bus (※41系統Fort William Middle St Car Park〜Glen Nevis Youth Hostel) https://www.stagecoachbus.com/timetables ・SHIEL BUSES(Route No: N42) http://www.shielbuses.co.uk/route-n42
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | ◇Glen Nevis Youth Hostel〜Lochan Meall an t-Suidhe(湖) 石畳の登山道で歩きやすい。多くの登山者がビジターセンターからのベン・ネビスに直登するルートを通るので、合流以降は渋滞気味だった。 ◇Lochan Meall an t-Suidhe(湖)〜Carn Mor Dearg Arete(稜線) 直登ルート分岐した後は、ほとんど登山者はいない。ベン・ネビスを回り込むように歩き、山小屋(CIC Hut)のある沢(Allta' Mhuilinn River)まで緩く降る。道は岩がゴツゴツしていて歩き難い(普通の登山道という感じ)。山小屋手前で渡渉。川幅は大きくないけど、滑っているのと水量が多い(前日は雨)ので緊張した。 その後はカーン・モル・ディアーグ・アレート(Carn Mor Dearg Arete/CMD)まで直登する。今回の核心。標高差500mを詰め上げる。斜度はキツくないけど、登山道ではない場所で詰め上げたので歩き難い。直登している人は他に居なかった。稜線ギリギリまで羊がいて、適当な獣道を見つけて登る。 ◇Carn Mor Dearg Arete(稜線)〜Ben Nevis(山頂) CMDの稜線からの眺めは、最初はガスで遠望出来なかったが、ガスが晴れるとベン・ネビス東側の絶壁や、リニ湾の青さや荒涼としたスコットランドの大地が広がる。また、岩稜帯の登山道も綺麗な弧を描きベン・ネビスに続き大変美しい。ルート自体も左右が切れ落ちていて、高度感があるけど、それほど難しい箇所はなく楽しい。 CMDのルートはフォートウィリアムから続くルート上の稜線で、ここを辿ってきた登山者も多いが、混雑というほどでもなく快適。期待通りというか、期待以上の展望ルート。 ◇Ben Nevis(山頂)〜下山ルート 山頂に到着すると直登ルートから大勢の登山道と合流する。下山路は直登ルート。緩やかで歩きやすいが、登山に慣れて無い登山者も多く混雑気味。 |
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その他周辺情報 | ◇登山届 登山届けはYHAのレセプションに提出。レセプションの掲示板にも登山届けが備え付けられている。最新の天気予報も掲示されている。 ◇天気予報 英国のサイトもいくつかあるけど、英文で分かりにくいのでmountain-forecastを中心にチェックした。 https://www.mountain-forecast.com/peaks/Ben-Nevis/forecasts/1344 ◇地図 ヤマレコでもサポートしているOpenCycleMapの他に、詳細地図Ordinance Survey392を現地で入手。紙地図だけど、アプリの地図がダウンロード可能となるキーコードが付いていてモバイル参照可能。キーコードが無くてもアプリ自体は日本でダウンロード可能で地図もキャッシュ保存の状態で利用可能みたい。 https://www.ordnancesurvey.co.uk/shop/mobile-download-faq.html 登山道の情報はOpenCycleMapの方が充実しているので、お土産として地図が必要ないならOpenCycleMapだけでも充分かも。 ◇携帯電話SIM 山行時の緊急通話が出来ないのは不安なので、ヒースロー空港の売店で購入。EEというキャリアが、エリアカバーが広いらしい。SIM購入時にセッティングもお願いしたのだけど、当初日本のMVNOのAPN設定を消去するのを失念していて接続に手間取った。 山行中は使える場所もあるよ。という程度だけど移動時にもフル活用出来た。 ◇宿(glen nevis youth hostel) 登山口にあるYHAを拠点とした。 オンライン予約も可能だけど、何故か上手く予約が出来ず。メールで予約した。 近くにレストランは無いけど、YHAで朝・夕の食事を提供してくれるようだった。自炊派なので味は不明。FreeWifiだけど上り回線は遅い。 https://www.syha.org.uk/where-to-stay/highlands/glen-nevis.aspx 洗濯機が2ポンド(洗剤は別途)、乾燥機が30分/1ポンド。コインは旧貨幣しか使えないのでレセプションで交換。 ◇スーパー フォートウィリアム駅周辺にテスコメトロを利用。一通りの食材はそろう。野菜や果物は、英国らしくバラ売りもしてくれる。 ◇コインロッカー フォートウィリアム駅のトイレ付近にある。ロッカーに預けた際に出てくる紙が、カーボンコピーになっていて、下紙に開錠用のキー番号が印字されている。 (登山前日にSLジャコバイト号に乗った際に使用) ◇公衆トイレ フォートウィリアム駅にある。シャワー設備も併設されていた(未使用)。有料(たしか20p)。 |
過去天気図(気象庁) |
2017年09月の天気図 [pdf] |
装備
個人装備 | GPS・地図(1) ファーストエイド・リペア類(1) 着替え・グローブ(1) ダウン(1) 保存食・行動食・水(1) ヘッデン(1) グローブ(1) ビニール袋(1) ストック(1) アルミシート(1) サーモス(1) |
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写真
感想/記録
by t-kinjou
ベン・ネビス山という英国最高峰を目指す山行。今回、"最高峰"という響き以上に魅力的だったのが、ベン・ネビスまで154km続くロングトレイル、"ウエスト・ハイランド・ウェイ"を紹介するBLOGにあったカーン・モル・ディアーグ・アレート(Carn Mor Dearg Arete/CMD)の写真。ここはベン・ネビスから延びる尾根道なんだけど、写真の左右切れ落ちた岩の稜線と背景に広がるスコットランドの原野に心惹かれた。カッコイイ。
初スコットランドで全行程のロングトレイルは、さすがに躊躇われたので、ベン・ネビスの山麓からCMDアレート経由でベン・ネビス山に登る日帰り山行とした。
しかし、出来るだけ良い天候で登りたい。予備日2日を含む最大3日間の現地滞在を予定していた。が、予報では前日まで3日とも降雨予想。その中でも風速等一番安定していた、滞在初日に雨覚悟で登山を決行することとした。
当日朝は、当初の山頂はガスに包まれている状態だが雨は無い。ベン・ネビスを回り込む形で進むが、CMDアレートから上がガスという状態で、尾根に取り付く。標高差500mを2時間かけて直登する。
期待していたCMDアレートに到着すると、ガスが多いものの、流れ始めていて、次第に青空やベン・ネビス山北壁の大絶壁や山頂に至る稜線が見渡せるようになる。奥にはハイランドの荒涼とした大地も見える。
北壁には登攀者がいるのか、時折コール音や"Rock!"の叫び声、落石音が響き、稜線上にいるのにドキっとする。遠望できる景色だけでなく、自分自身も左右が切れ落ちた岩の高度感を楽しみ、緊張感しながら、徐々に近づく英国最高峰ベン・ネビス。最高のシュチュエーションで山頂に立つことが出来た。
翌日も雨になり、本当に雨の合間の幸運に恵まれた山行となった。
初スコットランドで全行程のロングトレイルは、さすがに躊躇われたので、ベン・ネビスの山麓からCMDアレート経由でベン・ネビス山に登る日帰り山行とした。
しかし、出来るだけ良い天候で登りたい。予備日2日を含む最大3日間の現地滞在を予定していた。が、予報では前日まで3日とも降雨予想。その中でも風速等一番安定していた、滞在初日に雨覚悟で登山を決行することとした。
当日朝は、当初の山頂はガスに包まれている状態だが雨は無い。ベン・ネビスを回り込む形で進むが、CMDアレートから上がガスという状態で、尾根に取り付く。標高差500mを2時間かけて直登する。
期待していたCMDアレートに到着すると、ガスが多いものの、流れ始めていて、次第に青空やベン・ネビス山北壁の大絶壁や山頂に至る稜線が見渡せるようになる。奥にはハイランドの荒涼とした大地も見える。
北壁には登攀者がいるのか、時折コール音や"Rock!"の叫び声、落石音が響き、稜線上にいるのにドキっとする。遠望できる景色だけでなく、自分自身も左右が切れ落ちた岩の高度感を楽しみ、緊張感しながら、徐々に近づく英国最高峰ベン・ネビス。最高のシュチュエーションで山頂に立つことが出来た。
翌日も雨になり、本当に雨の合間の幸運に恵まれた山行となった。
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この記録に関連する登山ルート
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この記録で登った山/行った場所
- ベン・ネヴィス (1344m)
- カーン・モア・ジェレック (1220m)
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