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Yamareco

記録ID: 1256064
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

爺ヶ岳〜布引岳〜鹿島槍ヶ岳〜八峰キレット〜五龍岳(縦走)

2017年09月09日(土) 〜 2017年09月11日(月)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
57:14
距離
27.3km
登り
3,166m
下り
2,958m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:53
休憩
1:43
合計
8:36
距離 9.7km 登り 1,588m 下り 505m
6:20
6:25
80
7:45
7:58
35
8:33
8:37
50
9:27
10:04
70
11:14
11:25
16
11:41
11:52
25
12:17
12:24
27
12:51
13:06
16
13:22
2日目
山行
3:44
休憩
1:01
合計
4:45
距離 5.6km 登り 634m 下り 582m
5:35
9
6:46
6:56
44
7:40
8:04
39
8:43
8:56
55
9:51
10:05
15
3日目
山行
7:38
休憩
0:48
合計
8:26
距離 12.0km 登り 935m 下り 1,859m
9:06
9:24
44
10:08
10:31
6
10:37
10:39
2
10:41
10:42
46
11:28
40
12:08
34
12:42
12:45
17
13:02
13:03
42
13:45
13
天候 良好
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
コース状況/
危険箇所等
八峰キレット、五竜岳周辺は
晴れていれば問題なく通過できるが、油断は禁物。
雨が降ると危険度は計り知れない。
夜行バスで朝4:30に到着。朝食、準備運動をしてヘッドランプを点けて出発です。
夜行バスで朝4:30に到着。朝食、準備運動をしてヘッドランプを点けて出発です。
ご来光です。
月も綺麗。登山日和になりそう。
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月も綺麗。登山日和になりそう。
樹林帯の中、ひたすらに登ります。
風もなく予想外に暑い!!
樹林帯の中、ひたすらに登ります。
風もなく予想外に暑い!!
石ベンチと呼ばれる休憩所
石ベンチと呼ばれる休憩所
種池山荘がもうすぐです。
種池山荘がもうすぐです。
針ノ木方面へ続く縦走路。右の小さな池が「種池」です。
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針ノ木方面へ続く縦走路。右の小さな池が「種池」です。
爺ヶ岳方面を目指します。
とても心地の良い、整備された縦走路です。
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爺ヶ岳方面を目指します。
とても心地の良い、整備された縦走路です。
爺ヶ岳南峰・山頂にて(2660m)
3
爺ヶ岳南峰・山頂にて(2660m)
たおやかな稜線を進みます。
2
たおやかな稜線を進みます。
爺ヶ岳中峰・山頂にて(2669m)
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爺ヶ岳中峰・山頂にて(2669m)
この縦走の魅力の一つ、展望が良ければ常に剱岳が眺められること
この縦走の魅力の一つ、展望が良ければ常に剱岳が眺められること
崖の上に建つ小屋が冷池山荘です。(1泊目)
崖の上に建つ小屋が冷池山荘です。(1泊目)
翌朝、気温は6度。結構冷え込んでいます。
翌朝、気温は6度。結構冷え込んでいます。
さぁ、出発です。
さぁ、出発です。
テント場より、モルゲンロートに染まる剱岳
テント場より、モルゲンロートに染まる剱岳
池塘そばにて、モルゲンロートで影を作るオレ
池塘そばにて、モルゲンロートで影を作るオレ
爽やかな秋空。今日もいい山旅が出来そう!!
爽やかな秋空。今日もいい山旅が出来そう!!
振り返ると、遠い彼方に槍ヶ岳の穂先が見えます。手前に種池山荘。
振り返ると、遠い彼方に槍ヶ岳の穂先が見えます。手前に種池山荘。
布引岳・山頂にて(2683m)
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布引岳・山頂にて(2683m)
手前が鹿島槍ヶ岳南峰、奥が北峰。次に目指す場所。
手前が鹿島槍ヶ岳南峰、奥が北峰。次に目指す場所。
鹿島槍ヶ岳南峰・山頂にて(2889m)
殆どの登山者はここまでで引き返します。
この先は険しい道になるため、一気に静かな山旅となります。
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鹿島槍ヶ岳南峰・山頂にて(2889m)
殆どの登山者はここまでで引き返します。
この先は険しい道になるため、一気に静かな山旅となります。
ブロッケン現象
稜線上をガスが流れます。
風は強くて、とても冷たい。
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稜線上をガスが流れます。
風は強くて、とても冷たい。
鹿島槍ヶ岳北峰・山頂にて(2842m)ヘルメット装着
近距離しか視界が効かなくなってきました。
鹿島槍ヶ岳北峰・山頂にて(2842m)ヘルメット装着
近距離しか視界が効かなくなってきました。
クサリのある急な下り
クサリのある急な下り
八峰キレット名物、空中ハシゴ
八峰キレット名物、空中ハシゴ
「ここがキレット 手元足元 バランス取って 慎重に」
「ここがキレット 手元足元 バランス取って 慎重に」
左手前にクサリ場、中央上部にハシゴ
左手前にクサリ場、中央上部にハシゴ
明日の目標である五龍岳がどっしりと構えていました。
明日の目標である五龍岳がどっしりと構えていました。
クサリ場をトラバース
クサリ場をトラバース
崖の稜線を越えると・・・
崖の稜線を越えると・・・
両側キレッキレのキレット小屋に到着です(2泊目
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両側キレッキレのキレット小屋に到着です(2泊目
夕暮れ時の剱岳
おい、ツルギ〜!カッコ良すぎじゃ〜!!惚れてまうやろ〜!!!
おい、ツルギ〜!カッコ良すぎじゃ〜!!惚れてまうやろ〜!!!
翌朝、小屋を振り返ったところ
よくぞスッゴイ場所に建てたもんだ。
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翌朝、小屋を振り返ったところ
よくぞスッゴイ場所に建てたもんだ。
荒涼とした岩稜地帯を進みます。
荒涼とした岩稜地帯を進みます。
立山連峰、剱岳が見守ってくれています。
立山連峰、剱岳が見守ってくれています。
鹿島槍ヶ岳を振り返ったところ。
双耳峰が見事。
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鹿島槍ヶ岳を振り返ったところ。
双耳峰が見事。
岩場にハシゴあり
あの〜、今にも外れそうなんですけど・・・
岩場にハシゴあり
あの〜、今にも外れそうなんですけど・・・
なんとか五龍山頂まで天気が持ってほしい
なんとか五龍山頂まで天気が持ってほしい
今度は長いクサリ場あり
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今度は長いクサリ場あり
やっとG5に到着、かなり近づいたはず
やっとG5に到着、かなり近づいたはず
この壁をよじ登らなければ・・・
この壁をよじ登らなければ・・・
最後の登りはキツかったぁ!!
最後の登りはキツかったぁ!!
やったどーーー!!!
27年ぶりの五龍岳山頂だぁ!!(2814m)
これで
栂池〜白馬乗鞍岳〜小蓮華山〜白馬岳〜不帰ノ嶮〜唐松岳〜五龍岳〜八峰キレット〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜扇沢
までの縦走路が繋がりました。
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やったどーーー!!!
27年ぶりの五龍岳山頂だぁ!!(2814m)
これで
栂池〜白馬乗鞍岳〜小蓮華山〜白馬岳〜不帰ノ嶮〜唐松岳〜五龍岳〜八峰キレット〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜扇沢
までの縦走路が繋がりました。
これまでの縦走路、信州側にガスが立ち込めています。
これまでの縦走路、信州側にガスが立ち込めています。
天気がこれ以上悪くならないうちに下山します。
天気がこれ以上悪くならないうちに下山します。
ガスの中に五竜山荘。左側がテント場。
ガスの中に五竜山荘。左側がテント場。
五竜山荘にて
27年前も下った遠見尾根・・・しかしまるで覚えていない・・・
27年前も下った遠見尾根・・・しかしまるで覚えていない・・・
この尾根道、所々の岩場にクサリがありました。
この尾根道、所々の岩場にクサリがありました。
途中の池塘。オタマジャクシが沢山泳いでいました。
途中の池塘。オタマジャクシが沢山泳いでいました。
西遠見、大遠見、中遠見、小遠見と沢山のピークがあります。
そして長く感じられました。ここを登るのはキツイのではないかなぁ・・。
すれ違う登山者を見ながら感じました。
西遠見、大遠見、中遠見、小遠見と沢山のピークがあります。
そして長く感じられました。ここを登るのはキツイのではないかなぁ・・。
すれ違う登山者を見ながら感じました。
ぽつぽつと雨が降ってきました。
急がなくては・・・。
ぽつぽつと雨が降ってきました。
急がなくては・・・。
やっとアルプス平駅に到着。縦走路のゴールです。
やっとアルプス平駅に到着。縦走路のゴールです。
テレキャビン(ゴンドラリフト)で麓のとおみ駅へ
テレキャビン(ゴンドラリフト)で麓のとおみ駅へ
山里は、すっかり秋めいていました。
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山里は、すっかり秋めいていました。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 行動食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ヘルメット

感想

白馬岳に引き続き、五龍岳も27年ぶり。
1990年以来の登頂でした。

若き日・・・当時は前夜発2泊3日
大雪渓→白馬岳往復→杓子岳→白馬鑓ヶ岳→天狗山荘(泊)
天狗山荘→不帰の嶮→唐松岳→五龍岳往復→五竜山荘(泊)
五竜山荘→遠見尾根→下山
という南下ルートでした。

そして、27年後の今回は北上ルートを山旅してきました。
扇沢→鹿島槍ヶ岳→五龍岳→遠見尾根

通常は1泊2日ルートですが
体力が持たないために
前夜発2泊3日での縦走です。
本当は3泊4日でのんびりしたかったのですが
五龍岳登頂の日の午後から天候が悪くなると
小屋のご主人から聞いたので
予定を短縮して下山しました。

概ね天候は良好でした。
2泊3日の間、レインウエアを着ることもなく
快適な登山を楽しむことが出来ました。

山で出会った方に聞くと
今年は雨が多くて、やっと今回最高の好天に恵まれたと
語っていました。

夜行バスを初めて利用しましたが
乗ることに慣れていないため
1日目の睡眠不足での歩行は
「暑さと眠気」で厳しいものがありました。
予定を変更して種池山荘に泊まろうか?と思ったくらいです。

でも、天候・景色が良いのでなんとか頑張れました。
稜線を縦走中は常に剱岳を眺望できます。
ガスが切れると遠く槍ヶ岳の穂先まで見えました。
冷池山荘は宿泊者に水1リットル無料で
それ以上は1リットル150円で頂けます。
トイレは水洗でした。

2日目は前日の疲れを癒すように
冷池山荘→キレット小屋までのショートコース。
布引岳、鹿島槍ヶ岳までは快適な縦走路。
鹿島槍ヶ岳南峰往復の登山者が大多数で
北峰山頂では3人しかいませんでした。
八峰キレットの岩稜帯はクサリ、ハシゴが連続しますが
雨さえ降らなければ普通に通過出来ると思います。

10時20分にキレット小屋に到着。
この日の宿泊申込者1番乗り(恥?)です。
贅沢に思いっきり昼寝をして疲れを取りました。
小屋の両脇が崖で、よくぞこんな場所に建築したものです。
窓の外に剱岳を眺望しながら夕食を頂きました。
水は宿泊者は量を問わず無料です。
トイレは懐かしき「ボッタン」でした。

3日目は朝は天候が良好でしたが
午後から明日にかけて悪化傾向にあるとのことで
この日のうちに下山することにしました。
キレット小屋を5:30に出発。
クサリ、ハシゴが所々にある岩稜帯を歩きます。
眺望も素晴らしく、快適な登山を楽しめます。
立ちはだかる五龍岳はまるで壁のようです。
G5からの登りはキツかったぁ!
(G4は地図には書いてありますが見つけられませんでした)

そして、27年ぶりに五龍岳山頂に到着。
古い山頂写真には「五竜岳」と書かれている標柱が写っていますが
現在は「竜」→「龍」になっていました。

この後、五竜山荘から遠見尾根で下山しました。
クサリ場、階段が所々にある遠見尾根はとても長く感じられました。
この尾根を登るのはキツイだろうなぁ・・・と
すれ違う登山者を見送りながら思いました。

今回、全て好天でした。
岩稜地帯を歩くので、雨が降ったら危険度は大幅に上がります。
場所によっては悪天候時の途中撤退も容易では無いと思われます。
とても幸運な登山だったと感じます。

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訪問者数:588人

コメント

冬さん今晩は!
3日間、最後はギリギリセーフでお天気に恵まれて本当に良かったですネ。
眺望もしっかり楽しめて羨ましい限りです。
関西からは東京からに比べるとバス便がほとんどなく電車やクルマでとなるとなかなかの出費なので簡単には行けません。
やっぱりアルプスは良いですね〜御疲れ様でした!!
2017/9/14 23:43
ⅯR-Aさん、コメントありがとうございます。
とても幸運な天候のおかげで素晴らしい山旅となりました。
こんなに天気が良いのは、ゴールデンウィークの槍ヶ岳以来です。
山旅は「健康、時間、お金、天候の運、家族の理解・・」が必要ですね。
今回は夏季休暇を9月に使って行くことが出来ました。
残っている夏季休暇を使って(あと1日)
来月に、今年最後の北アルプスに行く予定です。
2017/9/16 6:14
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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