飯森山・日中大桧沢〜飯森沢
Neuron
- GPS
- 11:25
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,040m
- 下り
- 1,035m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
�ヾ鄲進�方面からだと最終の道の駅が「喜多の郷」、ここには日帰り温泉の「蔵の湯」あり、その近くの交差点に最終のコンビニでセブンイレブン。トイレは日中ダム日中休憩所が最後。 ��大桧沢ルートはペンキの案内があるという意味では経験者向き一般ルートの位置づけなのかも知れないが、沢登りの経験のない登山者が単独で入山するのは危険かも。沢用の足回りは必須。アクアステルスで支障なし。 �５�録を見ると熊滝はショルダーをつかっている。単独の場合は・・・・、試行錯誤の末、小さなチョックストンにシュリンゲを掛け、テラスに這い上がりました。 ��1泊2日が一般的、日帰りをめざすなら、日の長い夏の間でしょうか。 �ヂ凜襦璽氾仍穫�で尾根ルート下山路では車の回収に車道で6.2kmの距離がある。トマの風の記録を参考に飯森沢を下山に利用。懸垂下降は不要だったが、念のためロープは持参のこと。 �Σ甬遒紡臧安瑤魏執澆忙箸ち�難(生還)のケースあり(「生還:山岳遭難からの救出」羽根田治著、山と渓谷社)。 |
写真
熊滝、右下の高さ2mくらいのテラスにあがるところで試行錯誤。テラス左隅の1-2cm大のチョックストーンにシュリンゲをかけて、倒木も運んで利用して何とかあがりました。あとは簡単です。
1
奇抜なネーミングその��は昭和の香り「風呂屋横丁」。風呂屋横丁→横丁の風呂屋。あなたは〜もうわすれたかしら〜♪水風呂ですなぁ。
1
感想
昨年3月大峠トンネルから山スキーで飯森山を訪れた。薮山のイメージだったが、ブナの疎林と純白の山なみが印象的だった。この時は27年ぶりの山頂だった。大学のワンゲル部員の頃、夏合宿で東北吾妻連峰から飯豊連峰までヤブを漕ぎ縦走した。飯森山と隣の栂峰はこの二つの山群の中間点になり、西吾妻から飯森山までは全く踏み跡がなかった。連日の雨に祟られ、水蒸気で曇ったレンズ越しの山頂の集合写真。飯森山はそんな記憶の山だった。
当時は大峠道路が開通しておらず、日中ダム付近から登るとなると沢コースの日帰りは難しかっただろう、今も通常1泊2日のコースだが、コースタイムの合計をみると日帰りも可能のようだ。山行に当たっては、トマの風、やまづと、福島の山々のwebsiteを参考にした。ネットの記録を見ると紅葉の頃がよさそうだったが、日の長い夏のうちに登ることにした。
トンネル入り口の栃平が日中飯森山登山口となっている。大きな案内板があり、哺乳ツクシ、マヨネーズ沢、風呂屋横丁と(今となっては恥ずかしいような)ユニークなネーミングが記されている。登山・沢登り案内図とあるが、沢登りコースにこういった案内板は珍しい。難所には虎ロープが設置されていて、単独での熊滝以外は問題なく通過できるとおもう。ただ岩にペンキの矢印で案内があるのは、ちょっと親切すぎるか。
登山道と沢と織り交ぜながら進むと、右手に支流のウダ滝が落ちてくる。ミカワ滝でトラロープ出現。左から巻く。ついでゴルジュも左の巻き道をすすむ。アダチ2段滝を過ぎるとすぐに右岸から落ちる糸滝がみえる。四条四段滝下部はわかりにくいが手前にトラロープがあり、左から巻き、上段は右から巻く。やがて正面にこの沢最大の黒滝がみえる。これを左から巻くと、チョックストンの熊滝だ。熊滝は記録だと左岸の高さ2mくらいのテラスにショルダーでのぼることになっていて、単独でこれをどう処理するかは不明だった。取り付いてみると、やはりひとりでは難しかった。巻き道を探したり、倒木を運んで立てかけたり、水流が噴き出す左側巨大チョックストーンの20-30cmの隙間に挑もうかと偵察したり、一時間近く試行錯誤の末、立てかけた倒木の上端にシュリンゲをかけてアブミ代わりにして足を懸け、さらにテラス左端の岩と岩の隙間の小石を払って1-2cm大のチョックストーンをあぶりだしてこれにシュリンゲをかけて、引っ張ることでなんとかあがることができた。指力に自身があれば、簡単かもしれない。すぐに哺乳ツクシとなりここは左岸に鎖があるが、ピンが一箇所はずれている。標高1330m付近からほとんど傾斜のないゆったりとした流れとなり、良い雰囲気となる。この沢は上流になると、穏やかなナメと渕が連続して癒される渓相となる。黄金色の美しいナメ床がはじまり、1350m付近思案沢分岐となる。左俣がまたもや意味不明のネーミング「マヨネーズ沢」で、赤布がありこちらが飯森山への登路だ。ここからは釜と渕が連続するので、風呂屋横丁といわれるあたりなのだろう。ボサや薮こぎはほとんどなく飯森山山頂直下にでることができる。山頂には祠があり、それと少し離れて三角点のある山頂がある。森林限界以下なので積雪期ほどの展望はなく、この時期はやはり沢コースがお薦めだろう。帰路は飯森沢を下降し栃平にもどった。トマの風の記録にある通り、滝のない沢で休憩を入れて3時間半で下降できた。最後は飯森沢橋の左にある建物直下に踏み跡があり沢ルート入り口付近に合流できる。
楽しみにしていた雪渓は最近の豪雨の影響か見当たらなかった。山行中、全く人に会わず、静かな沢旅だった。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する