平ヶ岳（鷹ノ巣登山口より往復）

2017年10月01日(日) [日帰り]

• GPS: 11:06
• 距離: 22.3km
• 登り: 1,804m
• 下り: 1,802m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:45
• 休憩: 0:21
• 合計: 11:06

4:28 鷹ノ巣登山口
6:24 6:24 下台倉山
7:18 7:19 台倉山
7:31 7:31 台倉清水
8:11 8:11 白沢清水
9:18 9:21 池ノ岳
9:47 9:47 平ヶ岳三角点
9:56 9:58 平ヶ岳
10:02 10:03 平ヶ岳三角点
10:26 10:26 平ヶ岳キャンプ指定地
10:44 10:48 玉子石
11:11 11:18 池ノ岳
12:12 12:13 白沢清水
12:49 12:49 台倉清水
13:03 13:04 台倉山
13:54 13:55 下台倉山
15:34 鷹ノ巣登山口

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

関越自動車道（小出IC）〜県道70号線〜樹海ライン（国道352号線）〜奥只見シルバーライン（県道50号線）〜樹海ライン（国道352号線）〜鷹ノ巣登山口

■樹海ラインは一車線の見通しの悪い道路のため対向車に注意
■鷹ノ巣登山口にはバイオトイレあり

コース状況／危険箇所等

■鷹ノ巣登山口〜下台倉山
切れ落ちた細尾根の急登。鷹ノ巣コースの核心部分。特に下りは慎重に進む必要あり。800m近く高度を上げるため、平ヶ岳までの半分以上はここで稼ぐことになる。

■下台倉山〜台倉山
アップダウンを繰り返しながら緩やかに高度を上げていくが、登山路は引き続き細尾根の上なので注意。復路で登り返しが繰り返されることになるため辛い。

■台倉山〜白沢清水
あまり起伏がない縦走路のような区間。泥濘と木道あり。台倉清水〜1751ピーク間に倒木が二ヶ所あり、迂回が必要。

■白沢清水〜姫ノ池
えぐれた箇所のある急登。ザレた細い部分は慎重に。ここが頑張りどころ。

■姫ノ池〜平ヶ岳
一旦下り、緩やかな登り。階段が整備され、山頂直下は木道。

■平ヶ岳〜玉子石〜姫ノ池
湿原保護のためしっかり木道が整備されている。一部崩壊している区間があるので注意（現在取替え中の模様）

その他周辺情報

銀山平温泉 白銀の湯 ￥650

写真

10/1 4:12

今日は長丁場になるので4:30に出発です。

10/1 4:39

緩やかな道から下台倉沢橋を渡ります。後で気がつきましたが、ここが水場でした。

10/1 4:43

「すぐやせ尾根」の看板。ここから急登が始まります。

10/1 5:05

暗くてよく見えませんが、両側が切り立っています。

10/1 5:08

容赦のない登りが続きます。

10/1 5:16

随所にトラロープが設置されています。

10/1 5:18

細尾根が続きます。

10/1 5:27

どんどん高度を上げていきます。

10/1 5:34

本日は燧ヶ岳がずっと見守ってくれました。開けたところなら、どこからでも見えました。

10/1 5:57

日が差してきたので、振り向くと御来光。

10/1 5:59

エグい急登が続きます。

10/1 6:07

これを登りきると

10/1 6:25

下台倉山でした。2時間で800m近く高度を稼ぎました。

10/1 6:29

続いて台倉山を目指します。結構アップダウンがありそうです。

10/1 6:30

この辺りは紅葉が始まっています。

10/1 7:07

台倉山へは開けた尾根筋を進みます。

10/1 7:13

燧ヶ岳と奥に日光白根山が見えます。

10/1 7:13

平ヶ岳が見えましたが、まだまだ遠いです。

10/1 7:19

台倉山に到着です。三角点しかありません。ここまでは順調です。

10/1 7:31

台倉山からはあまり起伏がない道が続きます。台倉清水を通過。

10/1 7:58

木道も現れます。

10/1 8:10

白沢清水を通過。

10/1 8:18

木道を進みます。樹林帯なので見せ場がありません。

10/1 8:40

いよいよ池ノ岳への登り返しが始まります。

10/1 8:48

結構急登です、

10/1 8:54

笹の中を登山道がスッと伸びています。

10/1 9:03

序盤の下台倉山への急登で脚がパンパンになっています。

10/1 9:12

岩場を乗り越えます。

10/1 9:15

あともう少しです。

10/1 9:18

平坦になりました。

10/1 9:19

その先には姫ノ池がありました。姫ノ池まで来ると大勢の登山者がいて驚きました。プリンスコースから登ってきた方の方が圧倒的に多いようです。

10/1 9:19

この景色が見たかったんです。

10/1 9:21

平ヶ岳の左には至仏山と武尊山が見えます。

10/1 9:22

平ヶ岳山頂に向けて木道を下ります。

10/1 9:42

平ヶ岳山頂への登りはとてもよく整備されており、階段に続き、木道が山頂までは伸びています。

10/1 9:46

山頂でしょうか？

10/1 9:47

平ヶ岳山頂に到着です。くたびれましたが、ここまで5時間余りなので順調です。

10/1 9:47

山頂前のプラットホームから燧ヶ岳。右奥には女峰山が見えています。

10/1 9:48

こちらは至仏山と右奥に武尊山。

10/1 9:48

独特の形は皇海山

10/1 9:48

こちらは日光白根山

10/1 9:49

折角なので最高点まで行って見ましょう。

10/1 9:52

平ヶ岳山頂が平坦な所以

10/1 9:53

平ヶ岳最高点。これより先には進めません。

10/1 9:54

武尊山の奥に富士山が見えました。

10/1 9:58

こちらは浅間山

10/1 9:58

池塘の奥には越後三山

10/1 10:00

戻りましょう。平ヶ岳の平坦さがわかります。

10/1 10:02

山頂標前のプラットホームまで戻ってきました。

10/1 10:03

会津駒ヶ岳。こちらもほぼ平です。

10/1 10:06

玉子石に向かいます。

10/1 10:06

池ノ岳の全容が見てとれます。

10/1 10:06

ヘリが木道修理のための用材を運んでいました。

10/1 10:22

この辺りは分岐から玉子石に向かいます。

10/1 10:26

この先で姫ノ池からの道に合流します。

10/1 10:29

どっしりとした平ヶ岳

10/1 10:29

玉子石までは木道が整備されています。

10/1 10:38

玉子石に続く道

10/1 10:39

こちらは越後三山

10/1 10:39

妙高山と火打山

10/1 10:42

分岐から先の道の行き着くところは

10/1 10:45

玉子石でした

10/1 10:46

よくぞこのような形に。いずれは風化により落ちてしまうのでしょうが、今日はその勇姿を目に焼き付けました。頑張れ、玉子石！

10/1 10:49

池ノ岳に戻ります。

10/1 10:51

平ヶ岳の平さが分かる1枚

10/1 10:54

紅葉も始まっています。

10/1 10:58

草紅葉は今がピークでしょうか？

10/1 10:58

横から見た平ヶ岳も見納めです。

10/1 11:01

池塘も見られます。

10/1 11:04

木道が崩壊していた箇所を振り返って

10/1 11:05

緊急時のビバーク場所でしょうか。

10/1 11:11

姫ノ池まで帰って来ました。

10/1 11:12

前回と角度を変えて平ヶ岳と池塘

10/1 11:17

景色を堪能したので長い下りに入ります。

10/1 11:19

平ヶ岳は山深いところでした。

10/1 11:19

これから下っていく登山道

10/1 11:23

平ヶ岳に別れを告げます。

10/1 11:25

紅葉2

10/1 11:28

奥只見湖が見えました。

10/1 11:36

どんどん下っていきます。

10/1 12:13

白沢清水を通過。

10/1 12:32

1751ピークと台倉清水の間に倒木が二ヶ所。倒木箇所を振り返って

10/1 12:40

もう一ヶ所はこちら

10/1 12:48

台倉清水を通過。

10/1 12:56

燧ヶ岳と色づき始めた木々

10/1 12:57

台倉山に向かう辺りの木々が色づき始めていました。

10/1 13:00

台倉山到着。下りも結構時間がかかります。

10/1 13:04

台倉山から会津駒ヶ岳

10/1 13:15

下台倉山に向けてはアップダウンが続きます。

10/1 13:19

登り返しがきついです。

10/1 13:54

やっと下台倉山に到着。

10/1 14:03

トラロープのあるところをいくつも下りていきます。

10/1 14:07

トラロープの箇所を過ぎると今度はやせ尾根が続きます。

10/1 14:38

こんなところや

10/1 14:42

こんなところを歩きます。

10/1 14:53

やせ尾根がいつまでも終わりません。

10/1 14:58

それなりに慎重さが要求されます。

10/1 15:05

一つ間違えると両側は切り立った崖です。

10/1 15:22

やせ尾根が終わると普通の下りになり、一安心。ここまでくれば下りもほぼ終了。

10/1 15:25

橋を渡るとゴールまであと10分

10/1 15:34

長い長い登山もようやく終わりです。

10/1 15:35

何とか無事に明るいうちに帰って来られました。

撮影機器：

RICOH WG-4 GPS リコー

iPhone 7 Plus Apple

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 ゲイター 靴 ザック 昼ご飯 行動食 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ストック カメラ 飲料

感想

やまぼうし

年に数回しかない週末の快晴に、100名山日帰り最難関の一つ、平ヶ岳に行ってきました。長丁場となることから、体調を整えるため、前日の夕方には鷹ノ巣登山口に到着して車中泊。鷹ノ巣までの樹海ラインはすれ違い箇所はあるものの基本一車線なので対向車に注意が必要でした。往路では3回ほどすれ違いがありました。ある意味今回の登山の隠れた核心部分だったかもしれません。

往復12時間を想定して暗くなる前に帰還するため、4時半には出発。登りに入ってからすぐに、まだ夜明け前からやせ尾根の急登が始まりました。まだ暗いうちだったので、高度感は感じませんでしたが、慎重に進みました。下台倉山まで800m近く一気に高度を上げるので、序盤から脚に堪えました。台倉山からは起伏の少ない道に変わり、縦走路のような感じになり、平ヶ岳往復も縦走路だと思ってペース配分などを考えることにしました。

とは言え、姫ノ池への急登では足を上げるのも辛くなってきましたが、何とか辿り着くと、そこは天空の楽園。見たかった平ヶ岳と池塘のコラボが目の前に現れ、感動しました。鷹ノ巣からの静かな登山とは違い、姫ノ池まで来ると一気に登山者が増え、多くの人はプリンスコースで平ヶ岳に登っているようでした。ここまでくれば平ヶ岳山頂まではビクトリーロード。山頂直下からは木道が整備されており、程なく山頂に到着。

平らな山頂付近からは、今日1日ずっと見えていた燧ヶ岳に加え、会津駒ヶ岳、至仏山、武尊山、女峰山、日光白根山、皇海山などが遮るものなく、一望することができました。さらに遠くには富士山も望むことができました。折角なので最高点まで行ってみました。こちらからは、さらに越後三山、浅間山、八ヶ岳、南アルプスまで望めました。山頂付近とは違い、静かに眺望を堪能することができました。

ここまで来れば、もう一つの平ヶ岳名物、玉子石を見ないわけにはいきません。少し離れたところにありますが、木道を30分ほど歩くと着きます。上から見ると上の石しか見えませんが、少しだけ下に降りると、2段重ねの姿が見てとれます。長年の風雪による浸食で造られたのでしょうが、どうしてここの岩だけがこうなったのか、不思議に思います。風化が進めば、いずれはハンプティダンプティのように下に落ちるのでしょうが、できるだけ頑張ってもらいたいです。劣化を防ぐためにも、登山者には見るだけで、触れないようにした方が良いと思いました。

下りは台倉山から下台倉山にかけてのアップダウンや下台倉山からの激下りもあって、ペースが落ち、とても長く感じましたが、15時半過ぎには無事に帰還することができ、明るいうちに戻ることができました。距離は長いものの、標高差の少ない長い尾根部分があるため、朝早く立ち、ペース配分を間違えなければ、十分日帰り可能と思いました。紅葉はもう少しという感じでしたが、草紅葉はピークでしたので、憧れの平ヶ岳と池塘のコラボの風景も映え、一度見てみたかった玉子石もゆっくり鑑賞することができ、大充実の山行となりました。