涸沢〜奥穂高岳〜岳沢

2017年10月08日(日) 〜 2017年10月09日(月)

• GPS: 32:00
• 距離: 22.8km
• 登り: 2,138m
• 下り: 2,135m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:15
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:15

9:40 河童橋
10:10 10:10 明神館
10:55 11:20 徳澤園
11:30 11:30 新村橋(パノラマ分岐)
12:35 12:35 中畠新道分岐
14:10 14:20 休憩
15:10 15:30 屏風のコル
16:00 16:00 屏風の耳
16:25 16:30 屏風のコル
17:40 17:40 涸沢ヒュッテ
17:55 涸沢小屋

2日目

• 山行: 8:50
• 休憩: 2:30
• 合計: 11:20

6:00 涸沢小屋
6:15 6:40 涸沢ヒュッテ
6:50 7:00 涸沢小屋
7:30 7:30 パノラマ分岐
8:00 8:10 ザイテングラート
9:35 10:25 穂高岳山荘
11:15 11:25 穂高岳
11:40 11:40 南稜の頭
12:50 13:00 紀美子平
13:40 13:50 岳沢パノラマ
14:10 13:50 カモシカの立場
14:25 14:30 休憩
15:00 15:15 岳沢小屋
16:15 16:20 7番標識
16:45 16:45 岳沢湿原・岳沢登山口
17:00 河童橋

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

●沢渡バスターミナル前（市営第3駐車場）満車
→市営第3と第2（足湯公園）の間に誘導され駐車
※駐車料金は1日600円→1泊2日で1200円
●沢渡バスターミナル〜上高地シャトルバス往復2050円

写真

10/8 8:29

【沢渡】市営第2と第3の間に駐車

10/8 8:57

沢渡バスターミナル

10/8 9:31

上高地バスターミナル

10/8 9:37

河童橋と穂高連峰

10/8 9:38

河童橋

10/8 9:38

穂高連峰

10/8 10:05

【明神へ】何故かフォーマルな人がいた

10/8 10:09

明神へ

10/8 10:11

明神

10/8 10:36

徳澤へ

10/8 10:42

【徳澤へ】左手に前穂高岳

10/8 10:53

【徳澤】テント場

10/8 10:55

【徳澤】みちくさ食堂

10/8 11:03

【みちくさ食堂】カレーうどん800円

10/13 20:26

サル

10/13 20:27

サル

10/8 11:32

新村橋へ

10/8 11:33

【新村橋】はじめて渡る

10/8 11:35

一旦、車道へ

10/8 11:43

パノラマコース(左)への分岐

10/8 12:00

沢沿いを登る

10/8 12:25

前穂・北尾根を見上げる

10/8 12:33

【中畠新道分岐】右へ

10/8 12:41

枯れ沢を渡る

10/8 13:10

紅葉

10/8 13:34

慶応尾根を登る

10/8 13:42

慶応尾根を越えて下る

10/8 13:50

下る

10/8 14:00

屏風のコルを含む稜線

10/8 14:42

徳澤方面を振り返る

10/8 14:45

屏風のコルへ

10/8 14:58

屏風のコルへ

10/8 15:05

屏風のコルへ

10/8 15:06

屏風のコル

10/8 15:14

お昼ごはん

10/8 15:35

屏風の耳へ

10/8 15:36

涸沢カールが見えた

10/8 15:36

槍ヶ岳が見えた

10/8 15:40

左上に屏風の耳

10/8 15:46

【早稲田尾根より】常念岳

10/8 15:53

屏風の耳

10/8 15:57

【屏風の耳】ピーク

10/8 15:59

屏風の頭が見えた

10/8 15:59

屏風の耳から下る

10/8 16:13

【涸沢カール】太陽は穂高に沈んだ

10/8 16:35

【屏風のコルより】涸沢カールへ

10/8 16:49

滑落注意

10/8 16:54

涸沢カールへ

10/8 17:20

Sガレ方面

10/8 17:25

涸沢カール

10/8 17:31

涸沢カール

10/8 17:33

涸沢カール

10/8 17:37

パノラマコース終点

10/8 17:39

涸沢ヒュッテ

10/8 17:41

【涸沢ヒュッテ】テラス

10/8 17:42

【涸沢ヒュッテより】テント場と涸沢小屋

10/8 17:45

テント場と涸沢小屋

10/8 17:54

涸沢小屋に到着

10/8 18:32

【涸沢小屋】売店

10/8 18:33

【涸沢小屋】売店前

10/8 18:31

【涸沢小屋】受付周辺

10/8 18:26

【涸沢小屋】地下の通路

10/8 18:26

【涸沢小屋】地下の一室「風」

10/8 18:05

【涸沢小屋】今夜の寝床

10/8 18:05

【涸沢小屋】リュック置き場

10/8 18:27

【涸沢小屋】食堂

10/8 19:04

【涸沢小屋】夕食

10/8 20:32

【涸沢小屋】休憩スペース

10/8 20:30

【涸沢小屋】紅茶花伝ホット300円

10/8 19:38

【涸沢小屋】山の天気予報

10/8 18:37

【涸沢小屋より】テント場

10/8 18:42

テント場がきれい

10/9 4:42

【涸沢小屋】朝食待ちの列

10/9 4:58

【涸沢小屋】朝食

10/9 5:21

【涸沢小屋より】テント場

10/9 5:59

モルゲンロート

10/9 6:00

【涸沢小屋より】テント場

10/9 6:03

涸沢小屋

10/9 6:06

テント場

10/9 6:07

【テント場より】涸沢小屋

10/9 6:12

【テント場より】穂高連峰

10/9 6:12

【テント場より】穂高連峰

10/9 6:19

涸沢ヒュッテ

10/9 6:15

【涸沢ヒュッテより】テント場と北穂高岳

10/9 6:19

【涸沢ヒュッテ】ホットカルピス400円

10/9 6:26

【涸沢ヒュッテより】屏風岩方面

10/9 6:32

紅葉と下山者

10/9 6:38

紅葉と穂高

10/9 6:39

紅葉

10/9 6:47

涸沢小屋

10/9 7:00

涸沢小屋

10/9 7:10

紅葉と穂高

10/9 7:13

紅葉と穂高

10/9 7:14

紅葉と穂高

10/9 7:18

紅葉と穂高

10/9 7:28

登山道を振り返る

10/9 7:35

【パノラマ分岐より】ザイテングラートへ

10/9 7:49

ザイテングラートへ

10/9 7:52

涸沢カールを見下ろす

10/9 8:01

ザイテングラート取りつきへ

10/9 8:04

ザイテングラート取りつきに到着

10/9 8:12

ザイテングラート

10/9 8:16

ザイテングラート

10/9 8:17

取りつきを振り返る

10/9 8:19

ザイテングラート

10/9 8:22

ザイテングラート

10/9 8:25

見下ろした景色

10/9 8:48

【ザイテングラート】急な岩場

10/9 8:51

【ザイテングラート】急な岩場

10/9 8:54

北穂高岳方面

10/9 8:54

振り返った景色

10/9 9:07

ザイテングラート

10/9 9:08

穂高岳山荘へ

10/9 9:26

穂高岳山荘へ

10/9 9:27

下山者

10/9 9:29

穂高岳山荘が見えた

10/9 9:30

奥穂高岳方面

10/9 9:31

前穂高岳方面

10/9 9:33

穂高岳山荘へ

10/9 9:34

穂高岳山荘へ

10/9 9:35

穂高岳山荘に到着

10/9 9:52

穂高岳山荘

10/9 9:44

穂高岳山荘

10/9 9:44

【穂高岳山荘より】涸沢カール

10/9 9:38

穂高岳山荘

10/9 10:01

穂高岳山荘

10/9 10:23

穂高岳山荘

10/9 10:06

【穂高岳山荘】みそラーメン900円

10/9 10:24

奥穂高岳へ

10/9 10:28

穂高岳山荘を見下ろす

10/9 10:36

ガスってきた

10/9 10:56

涸沢カールを見下ろす

10/9 10:59

奥穂高岳へ

10/9 11:12

下山者

10/9 11:12

【奥穂高岳】山頂が見えた

10/9 11:15

【奥穂高岳】山頂

10/9 11:21

【奥穂高岳】山頂

10/9 11:38

南稜の頭へ

10/9 11:29

南稜の頭へ

10/9 23:39

ライチョウ6羽の群れと遭遇

10/9 11:39

南稜の頭

10/9 11:42

吊り尾根

10/9 11:46

吊り尾根

10/9 11:50

吊り尾根

10/9 12:04

吊り尾根

10/9 12:22

前穂高岳

10/9 12:32

紀美子平へ

10/9 12:40

梓川が見えた

10/9 12:50

前穂高岳からの下山者

10/9 12:50

【紀美子平】時間が無いので前穂は断念

10/9 12:58

岳沢へ

10/9 13:01

鎖場

10/9 13:02

鎖場

10/9 13:21

岳沢へ

10/9 13:31

岳沢へ

10/9 13:38

岳沢パノラマ

10/9 13:46

岳沢小屋が見えた

10/9 13:55

岳沢へ

10/9 14:03

ハシゴ場

10/9 14:12

事故多発の看板

10/9 14:23

ハシゴ場

10/9 14:49

岳沢へ

10/9 14:54

岳沢を渡る

10/9 14:57

【岳沢小屋】左の男性は、たまたま居合わせた大学時代の友人。

10/9 15:13

岳沢小屋

10/9 15:02

【岳沢小屋】カップスター400円

10/9 15:13

【岳沢小屋より】梓川方面

10/9 15:14

岳沢小屋

10/9 15:17

岳沢を渡る

10/9 15:28

下山道

10/9 16:04

下山道

10/9 16:10

【風穴】天然クーラー

10/9 16:12

7番標識

10/9 16:28

下山道

10/9 16:42

岳沢登山口

10/9 16:44

木道

10/9 16:56

【梓川より】岳沢

10/9 16:58

河童橋を渡る

10/9 17:00

【河童橋】記念撮影

10/9 17:01

河童橋

10/9 17:05

【ヘルメット】涸沢小屋で借りて上高地で返却(1000円)

10/9 17:06

上高地バスターミナル

10/9 17:47

マイカーまで帰還

撮影機器：

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 タオル ストック カメラ ヘルメット

感想

uchiYAMAjun1

秋の3連休！
おそらく今シーズン最後となる北アルプス登山を計画しました。
これまで、涸沢ヒュッテと岳沢小屋に行ったことがあったので、
その2ヶ所を結ぶ、ザイテン・吊り尾根・重太郎新道に挑戦！
ついでに、上高地から涸沢へのアクセスは
屏風岩の裏側を歩く「パノラマコース」を初めて選択。
山と高原地図における「破線デビュー」となります。

土曜日は雨予報（結果的に曇り？）だったので、
今回の山行は、日曜〜月曜の1泊2日としました。
宿泊はヒュッテではなく、初めて「涸沢小屋」を予約。

1日目。河童橋9:40発という、遅いスタート。
徳澤までは、一気に飛ばした。
新村橋を渡り、おそるおそるパノラマコースへ。
涸沢へのメインルートではなく、時間も遅いせいか、
登っている人が少なく、寂しさを感じながら進みました。
慶応尾根を越えると、遠くに「屏風のコル」が見える。
目標が明確となり、楽な気持ちで登ることができた。

「屏風のコル」で遅い昼食。そして「屏風の耳」へ。
登り始めるとすぐに槍が見えて、テンションが上がる。
早稲田尾根に立つと、常念山脈が登場！
「屏風の耳」からは「屏風の頭」を見ることができた。
（地図上のビックリマークは恐いので、頭までは行かない）
16時を過ぎると、太陽は穂高連峰の西へと沈み、
これまで逆光だった涸沢カールを眺めやすくなった。
それはつまり、夜闇が迫っていることを意味する。
耳から下り、先を急いだ。

屏風のコル〜涸沢間は、パノラマコースいちの危険箇所。
滑落しないよう、ロープをしっかり掴んで慎重に歩いた。
屏風岩をクライミングしてきたという屈強な人たちが
後ろから歩いてきたので、道を譲った。

日暮れ寸前、涸沢ヒュッテに到着！
辺りはすっかり暗いので、紅葉見物は明日にお預け。
壮観なテント場を通過し、今夜の宿・涸沢小屋にチェックイン！

夕食は、「初めての小屋泊」という東京の母子と一緒になった。
山好きになりつつある小5男子と話して、楽しかった。
静岡から来たおばちゃん集団は、余ったおかずをくれたw
ごちそうさまでした。

・・・去年の紅葉シーズン、滞在した涸沢ヒュッテは
とにかく人が多くて、ピリピリした雰囲気を感じたが、
今回の涸沢小屋は、スタッフの対応をはじめ、
なんとなく、穏やかさを感じられた。良い小屋だった。
とはいえ、寝床は、両隣と肌が触れ合うほど窮屈な状況。
おまけに外国人観光客の会話がうるさく、
十分な睡眠は取れなかった・・・。

2日目。朝食後、6:00頃から、モルゲンロート始まる。
空は既に明るく、奥穂を目指して出発すべきタイミングだが、
「涸沢カール全体に日が差し込んでから、
　美しい紅葉をじっくり見たい！」という気持ちがあった。
そこで、しばらく待つことにした。
・・・だが、30分ほどして思った。
「太陽の軌道は前穂よりも南側、低いところにあって、
　もしかしたらこの時期、
　カール全体に日が差すことは無いのかもしれない」と。
・・・しびれを切らして、午前7時、涸沢小屋を出発した。
※予想はおおむね当たっていた。

涸沢小屋からザイテングラート取りつきまでの間、
素晴らしい紅葉が次々と登場した。
「なんだ、こんなことなら涸沢に留まらず、
　もっと早く出発しておけば良かった」と、少し後悔。

いよいよザイテングラートへ！
「かなりヤバイ難所」というイメージが先行していたので、
逆に「あぁ良かった、この程度か」という印象を持った。
両手を使う急な岩場はアスレチック感覚。
途中、軽いハンガーノック状態になって
エナジージェルで補給する一幕もあった。

そしてようやく、穂高岳山荘に到着！
実はここまで、
「着いたらラーメンを食べよう！」と決めて歩いてきた。
山荘に入り、スタッフの方に「ラーメンありますか？」と質問。
すると・・・「食事の販売は10時からです」との回答。
このとき、時刻は9:40。
山での20分はとても貴重で、
無為に過ごすのは勿体ない気がしたが・・・
ここは、迷わず待った。
そして10時を迎え、注文したみそラーメンは・・・激ウマ！
至福のひとときを過ごしました。

さて、山荘の外に出ると、先ほどまでと雰囲気が違う。
空が白く、徐々にガスり始めている。
奥穂・山頂に向けて最終アタックを始めたところ、
飛騨側からの強い冷たい風に吹かれて、かなり寒い。
・・・ここで、くじけそうになった。
こんなに風が強いと、吊り尾根は危険なんじゃないか。
とはいえ、来た道を引き返すのはかなり面倒臭い。
かなり弱気になりながら、とりあえず山頂を目指した。

気が付くと、山頂は目の前にあった。
しかし、辺り一面ガスで真っ白な状態での登頂は、
感動も何も無かった・・・。
居合わせた人に手早く写真を撮ってもらい、登頂終了。
あぁ、ここから槍を見たかった・・・。

ガスと強風の状況は続く・・・。
しかし、山頂で居合わせた人は、
今から吊り尾根に進むとのこと。
未知の吊り尾根を歩くことに不安はあったが、
一緒に進む人がいる安心感から、自分も進むことにした。

奥穂・山頂から下り始めると、風はすぐに弱まった！
ホッと一安心・・・。
そして、突然、ライチョウの群れに遭遇した！
なんと6羽が崖の上で身を寄せ合っている。
これだけの数を一度に見たのは初めての経験で、
一気にテンションが上がった。

ビビっていた吊り尾根は、意外と普通の道だった。
ところどころで急な岩場はあったけれど、
基本的には難なく通過できた。

今回、前穂登頂は、時間の都合で断念。
（この時点でかなり疲れていたのも理由の1つ）
紀美子平で休憩後、真っすぐ重太郎新道へ。
岳沢小屋までの下りは長くて、ちょっとうんざりした。

岳沢小屋から先は、一度歩いたことがある道。
一気に下って、17時頃、河童橋に到着した。
沢渡行き、臨時の最終バス（17:25発）に
何とか乗り込むことができ、1泊2日の山行は幕を閉じた。

今回は、美しい紅葉を楽しみながら、
これまで歩いたことのなかった道を多く制覇することができ、
非常に満足度の高い山行となりました。
一方で、奥穂や吊り尾根からの展望は残念で、
前穂登頂も断念するなど、残念な面もありました。
来年は、槍〜穂高の縦走にチャレンジし、
奥穂から最高の展望を望むとともに、
前穂にもリベンジできたらいいなぁと思っています。