裏剱周遊 室堂〜剱沢〜池ノ平〜剱沢〜剱岳〜室堂

2017年09月29日(金) 〜 2017年10月02日(月)

• GPS: 76:27
• 距離: 40.9km
• 登り: 4,177m
• 下り: 4,174m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:16
• 休憩: 0:23
• 合計: 2:39

距離 5.4km 登り 525m 下り 408m

9:36 室堂
9:51 みくりが池
9:54 みくりが池温泉
10:05 雷鳥荘
10:15 10:25 雷鳥沢キャンプ場
10:28 10:32 浄土橋
11:36 11:45 剱御前小舎
12:15 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 7:09
• 休憩: 1:42
• 合計: 8:51

距離 11.5km 登り 1,147m 下り 1,622m

6:22 剱沢キャンプ場
6:26 6:27 剱澤小屋
8:05 8:17 真砂沢ロッジ
8:25 8:30 三ノ沢
9:12 9:14 二股
10:48 10:51 仙人峠
11:14 12:33 池の平小屋
15:13 池の平小屋

3日目

• 山行: 6:09
• 休憩: 1:29
• 合計: 7:38

距離 11.2km 登り 1,183m 下り 713m

7:20 池の平小屋
7:54 8:09 仙人峠
8:18 8:26 仙人池ヒュッテ
8:36 8:43 仙人峠
9:52 10:06 二股
10:59 11:10 三ノ沢
11:18 11:40 真砂沢ロッジ
14:39 14:51 剱澤小屋
14:58 剱沢キャンプ場

4日目

• 山行: 7:40
• 休憩: 2:41
• 合計: 10:21

距離 12.8km 登り 1,306m 下り 1,404m

3:43 剱沢キャンプ場
3:47 3:49 剱澤小屋
4:08 4:23 剣山荘
4:42 4:43 一服剱
5:21 5:31 前剱
5:43 5:52 前劔の門
6:09 6:17 平蔵の頭
6:19 6:34 カニの横バイ
6:40 6:44 カニのハサミ
6:46 7:02 剱岳
7:06 カニのハサミ
7:13 7:26 カニの横バイ
7:27 7:42 平蔵の頭
7:55 7:58 前劔の門
8:08 8:09 前剱
8:41 8:44 一服剱
8:55 9:10 剣山荘
9:34 剱澤小屋
9:41 9:45 剱沢キャンプ場
11:54 12:01 剱御前小舎
12:55 13:06 浄土橋
13:17 13:19 雷鳥沢ヒュッテ
13:27 13:31 雷鳥荘
13:49 13:52 みくりが池温泉
13:53 みくりが池
14:04 室堂

天候

雨〜晴〜雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

扇沢無料駐車場に駐車してアルペンルートで室堂まで

コース状況／危険箇所等

・今年の剱沢雪渓は安定していて危険箇所無し
・長次郎谷出合から夏道に入ると、その少し下流に巨大なスノーブリッジがある。これの通過がちょっと危うかったが大きな問題は無し
・剱岳も、今回は結局北方稜線には行かなかったので特に危険な箇所は無し

写真

9/29 7:53

扇沢からトロリーバスに揺られて黒四ダムサイト。
天気最高〜！

9/29 9:54

・・・からの。
室堂は完全無欠の雨模様（泣）

9/29 11:43

雷鳥坂をひたすら登りようやく剱御前小屋

9/29 11:44

ちょっと小休止
椅子がありがたい

9/29 11:59

休憩もそこそこに剱沢を下る
草紅葉とチングルマ（最終形）

9/29 13:29

剱沢野営場到着！
テント設営したらまさかの晴天！

9/29 13:29

剱岳ドーン！

9/29 13:48

最高〜

9/29 14:57

広々として気持ちよいテン場なんだけど、いかんせん別山乗越から吹き降ろす風が強い。強すぎる！

9/29 16:31

本日の宿　全景

9/29 16:38

富山県警山岳救助隊詰所前の「立山くん情報板」
ためになります

9/29 17:53

月が出た

9/30 5:58

翌朝
微妙にモルゲンロートに染まる剱を見ながらのんびり出発

9/30 6:46

剱沢雪渓のどん詰まりから少し下り

9/30 6:46

真ん中やや右、人がいる辺りから雪渓に乗ります

9/30 7:12

平蔵谷出合
朝の締まった雪渓歩きは非常に快適！

9/30 7:24

長次郎谷出合
いつかここを登り詰めたいなー

9/30 7:40

長次郎谷出合付近で夏道に戻るとすぐにこんな巨大なスノーブリッジが出現

9/30 7:47

やや危ういトラバースをやり過ごすとスキー板が道標代りになっていた
ディナフィットのビンディングはまだ普通に使えそうだ

9/30 8:08

真砂沢ロッジにて休憩
暑過ぎるので栄養ドリンクを注入！

9/30 8:43

ハシゴ谷乗越へ向かうための仮設橋
昨年はもっと上流にツルツル滑る丸太で架けられていたが、今年は鉄製っぽく見えた

9/30 9:00

ヘツリポイント

9/30 9:10

二俣吊橋を越え

9/30 9:41

急坂の仙人新道をヒイコラ登ると正面に三ノ窓雪渓（氷河）

9/30 10:16

更に登ると小窓雪渓（氷河）が見えてくる
雪渓最上部のコルが北方稜線のスタート地点
明日はあそこに行けるのか？

9/30 10:50

ヒイコラ2時間近く登ってようやく仙人峠
池ノ平小屋はもうすぐ

9/30 11:08

平の池（池塘）が見えてきた

9/30 12:29

11時過ぎに小屋に到着
テント張って空荷で池ノ平山へGO！

9/30 13:06

池ノ平山中腹から後立山〜白馬を望む

9/30 13:21

チングルマたち

9/30 14:10

池ノ平山（南峰）登頂
目の前の北峰との間には絶壁の谷が切れ落ちる

9/30 14:10

小窓の王〜チンネ方面
来年は絶対行ったる！

9/30 15:00

八峰とチングルマ

9/30 15:13

この山奥のこじんまりした雰囲気が好きです
テン場はやや混雑気味　この後も数名が到着

10/1 5:23

翌朝
朝陽に輝き始める池ノ平山

10/1 5:31

池塘に朝陽が差し始める

10/1 5:52

八峰モルゲンロート

10/1 6:03

平の池に映える逆さ剱

10/1 6:05

撮影者がワンサカ

10/1 6:04

プライムな時間もそろそろ終了

10/1 6:13

霜を纏うチングルマ

10/1 6:14

きれいだなー

10/1 6:16

凍ったチングルマ

10/1 7:25

ひとしきり朝の景色を楽しんだら出発！
さらば池ノ平小屋、また来年も来るぞー！

10/1 7:49

仙人峠から小窓方面
よーく見ると踏み跡が見える

10/1 7:57

八峰は何時間見ていても飽きない

10/1 8:09

ちょこっと寄り道して仙人池ヒュッテへ

10/1 8:18

有名な仙人池の逆さ剱
時間的に宿泊者はみんな出発後のようで絶景独り占め

10/1 13:22

仙人新道を下り再び剱沢を登る
どこからか剥がれ落ちてきたであろう土の塊に命を繋ぐ草の傍らには真新しい動物のフン
野生は逞しい

10/1 13:37

さらば剱沢雪渓

10/1 14:06

チングルマの綿毛はなんだかトボケた雰囲気がかわいい

10/1 14:07

剱岳へと靡く

10/1 14:47

2日ぶりに戻ってきました

10/1 16:33

野営場にてテント設営
夜中12時頃、隣のテントの中年夫婦のお喋り声（「コーヒー飲む？」「ココアがあったね！」「ヨーカン美味しい！」「ハッハッハ！」みたいな）に叩き起こされ、そのまま眠れずに強制起床。
ホントこういう非常識な輩は勘弁してほしい（怒）

10/1 17:58

黎明の影剱を見つつ3時半に出発
剣山荘前を4時に通過
既にいくつものヘッドランプの灯りが先行

10/2 5:42

昨年とほぼ同じ場所（平蔵の頭付近）にて
鹿島槍の肩から登る朝日

10/2 5:43

モルゲンロートに染る我が足
神々し・・・くない

10/2 5:43

神々しいモルゲンロートはほんの一瞬で終わり、曇天に覆われる

10/2 6:18

タテバイを越え

10/2 6:44

あと少し

10/2 6:54

7:00前
着いたー！
たまたまほぼ同時に登頂した方に撮っていただく

10/2 6:57

ほぼ独り占めな山頂から長次郎谷方面
いつかここから登ってこよう

10/2 6:57

北方稜線方面
来年は絶対踏破したる！

10/2 7:19

ヨコバイ
天気が崩れないうちにさっさと下山しよう

10/2 7:21

なにげに怖い垂直ハシゴ

10/2 7:25

鎖は掴まずにクライムダウンできた

10/2 7:25

頂上直下の便所
二つあるうちの一つが携帯トイレ専用になっていた
緊急時にはありがたい施設

10/2 7:27

大正年間に富山師範学校の学生が登った際の落書と思われる
歴史だなー

10/2 8:40

一服剱から前剱を望む
このころからポツポツと振り出した

10/2 8:54

徐々に強くなる雨脚と競争しながら剣山荘へ駆け下り
剣山荘前のベンチで合羽着てチューハイでお疲れちゃ〜ん

10/2 9:36

雨は徐々に強くなり

10/2 11:07

雨の中でのテント撤収は気が滅入る。。。

10/2 11:52

剱御前を越えて室堂へ
さらば剱よまた来る日まで

10/2 12:06

剱沢側とは打って変って室堂側は暴風の巷

10/2 12:40

雨に煙る紅葉もなかなか良い

10/2 13:23

雷鳥沢キャンプ場から延々と続く階段
搾りカス状態の脚が完全に昇天
ここを「天国への階段」と命名しよう

10/2 13:42

血の池

10/2 13:51

ミクリが池

10/2 14:30

室堂ターミナルで白海老かき揚げ蕎麦
冷えた体に染み入る染み入る〜
地元のおばちゃんっぽい方々が、
「白海老なんて昔は出汁取るためのもんだった」
「いつからこんなにチヤホヤされだしたんだろうね」
と。
名物なんてどこでもそんなもんなのかね。

撮影機器：

TG-3 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

namifuji

ここ3年、この時期恒例となっている裏剱周遊。
今年はあわよくば池ノ平から北方稜線を辿って剱登頂！
と目論んでいたのですが、池ノ平に着いた時点でかなり絞りカス状態の脚と、17kg前後の重荷とを勘案し断念。
池ノ平から北方稜線を目指す方々（今回数名居られました）の装備を見るに、やはり小屋泊にするか、テン泊でも荷物は10kg前後に抑えなければリスクが高いみたい。
来年は荷物を絞りに絞って絶対北方稜線を踏破するぞ！
と誓いも新たにしたのでした。

残念だったけど、それはそれとして、池ノ平・仙人池からの素晴らしい裏剱の絶景を堪能し、剱岳にも1年ぶりに雨が降り出す前に登頂できたしで、大満足の秋の裏剱周遊でした。

また来年もこの時期に行くぞー！