ゆったりと大菩薩嶺


- GPS
- 05:04
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 484m
- 下り
- 504m
コースタイム
1220大菩薩峠-1257福ちゃん荘-1322上日川峠
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ロッヂ長兵衛の前にバス停あり=運転日(土日祝)注意 ロッヂ長兵衛の周辺に無料駐車場、公設トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎道の状況 極めて歩きやすいコースです=同行者も完全同意 特に大菩薩峠の介山荘脇から福ちゃん荘へ下る道はなだらかです ◎下山後の温泉 周囲に日帰り入浴施設が散見されます 上日川峠から甲斐大和への沿道に「やまと天目山温泉」 (甲州市民以外の大人は3時間以内500円、水曜日定休) http://www.koshu-kankou.jp/spa/tenmokusan.html 大菩薩峠登山口方向へ下れば「大菩薩の湯」 (甲州市民以外の大人は3時間以内600円、4〜10月無休) http://www.daibosatsunoyu.com/shisetsu.html |
写真
感想
信州から帰った週の半ば、世の中がお盆明けのセルモーターを回し始めた中で、仕事を調整して休みました。
行き先は、余裕をもって日帰りができる大菩薩嶺です。前線の影響を考えて、那須岳や谷川岳は次の機会に。
甲斐大和駅前を経由して上日川峠へ。砥山林道に入ってから車の寸前を子グマが横切ったのには驚きました。
いつにも増してリアリティーが感じられる「熊出没注意」の警告を右に見て、ロッヂ長兵衛の前から歩きます。
ウラジロモミやブナ、ミズナラが繁る登山道は丁寧に整備され、黒土の地面は適度のクッションになります。
あっという間に福ちゃん荘の前を通り過ぎます。場所柄、風呂の掲示に「1日1回にしてください」はご愛敬。
午前8時半すぎ、手元の温度計は25℃。猛暑の東京から別天地に逃れた思いから、勾配の変化も苦になりません。
右側の木々の間から周囲の山々が見えてきます。見上げれば草原のような稜線が。あの先が雷岩でしょうか。
オレンジ色の花はコウリンカ。枯れてしまったように見えて、もしかしたら最盛期? 何とその通りでした。
息は切れるけれど、足取りは逆に軽くなります。日川ダムの大菩薩湖も見えてきました。そこへ、伏兵現る。
さきほどまで周囲を睥睨できた西側の山腹を、雲が登ってきます。しかも、とっても速い。さあ、急げ、急げ。
雷岩の前に着くや、一気に駆け上がります。妻と互いに記念撮影をしている間に、雲と湿気に包まれました。
空模様の回復待ちを兼ねて大菩薩嶺まで軽く往復しました。しかし、日差しは完全に戻らず、風も止みません。
昼まで時間もあるので、昼食は大菩薩峠の介山荘前でとることに変更。なだらかな尾根を南東へ下りました。
先を歩く妻が指を差す方向を見ると、うっすらと富士山の姿が。諦めかけていただけに感動もひとしおです。
秋から冬にかけて空が澄みわたる季節は圧巻の眺めだろう。そう思いながら真東の方角を見ると、三頭山か?
正解。その左に大岳山、御前山と続く山稜が確認できます。北東には雲取山があるはずですが、見えません。
それでも、楽しい尾根歩きです。賽ノ河原、親知ラズノ頭、と恐ろしげな名前とは対照的にのどかな山です。
大菩薩峠では西風を避け、奥多摩の山々を望む東側に場所を確保して昼食休憩にしました。この日はパスタ。
茅野市のスーパーで見つけた「早ゆで90秒」のサラダ用パスタにアラビアータのソースをかけて一丁上がり。
パスタ150gに水450gを。中火で4分間茹で上げると、適度な堅さを保ったまま煮詰まるので、後処理が楽です。
ここから福ちゃん荘、ロッヂ長兵衛までの下りは平坦です。何しろ介山荘の裏手には軽トラックがありましたから。
今回は上日川峠から登りましたが、時間に余裕があれば大菩薩峠登山口を起点にするといいかもしれません。
そういえば。最近購入したスマートフォンのロガーアプリが機能してくれて、ルート入力が楽になりました。
大菩薩嶺は昨年に出掛けたことがあります。逆からのルートでした
その時は天気が悪く
お写真のガスが迫ってきてから、包まれるまでの時間が4分。随分早く流れてきましたね
そんな中でも、富士山
あの様な場所にも、やはり熊が住んでるのですね。。。すごく貴重な体験です
私は再訪を考えてますが、クマ鈴やラジオを携帯した方が良さそうですね。どちらも嫌な事にならない様に
今度はRheingoldさんと同じく時計周りで出掛けようと思います
Rheingoldさん、こんばんは!
実際に熊を見かけたという砥山林道の
どのへんかわかりませんでしたが、
今回のコースでは熊は出にくいのでは?
先日妻とこのコースの逆を歩きましたが、
ピクニックコースかと思うほどでした。
熊はでそうにない?
あいにくの天気でしたね。
富士山から南アルプス、八ケ岳まで一望できる
大菩薩峠からの眺望の良いところですよね。
私は、近いうちにもう一度行こうと思っています。
そうだったんです、pippiさん。
昨秋、福岡の宝満山でイノシシに遭遇したことがありますが、今回は黒い物体です。
一瞬頭の中が??? そして、私「クマだ!」。妻「えっ! あっ、見た、見た」。
車の中からだったので、そのときは驚きだけでしたが、徐々に恐怖心が募りました。
その登山口に黄色と黒色の目立つ注意掲示があったので、リアリティを感じました。
大菩薩嶺で休憩していた方が「今朝、クマを見た」と話していて、「私たちも」と。
過度に恐れているとどこも歩けなくなりますが、対応策は考えた方がよさそうです。
今度は空気がきれいな季節、少し雪が積もっている季節に出かけようと思います。
toratora48さん、コメントありがとうございます。
帰宅してから妻が「今日は怖いところが1カ所もなかった」と振り返りました。
下りを苦手とする同行者は、1日に1カ所ぐらいは恐怖心を抱くのが常ですが、
その本人が太鼓判を押すほど、大菩薩嶺は楽しいコースで、安全に歩きました。
ただし、考えてみると、やはり私たちが目撃したのは子グマに間違いなさそうです。
場所は砥山林道を随分登った、上日川峠の近く。車道を横切って藪に消えました。
大菩薩嶺の上で会った方が目撃した場所とも、それほど離れていませんでした。
大菩薩嶺は機会を改めて、それなりの備えも整え、歩きたいと思っています。
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