乾徳山・黒金山〜噂の鎖場を見に〜
keccho
体力度について
- GPS
- 02:49
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,502m
- 下り
- 1,497m
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| 天候 | 下界 晴れ 登山中 曇り 山頂付近 ガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
【登山口-乾徳山】 扇平から上はプチ岩登り等よじ登り系があるので、初心者の方はびっくりしそうです。ゆっくり気を付けて登れば問題ありません。 鎖場 1個目 角度45°位 鎖なしで簡単に登れます。 2個目 角度60°位 向かって右側が簡単に登れます(鎖必要なし)。岩の右手に巻き道も有り 3個目(山頂直下) 20mとか30mとかいわれているようですが、実際は10m位。最初の2m位は鎖使用。それより上部は鎖が無くても登れます。巻き道あります。 【乾徳山-黒金山】 あまり歩かれていないようで、不明瞭な所あり。 木の枝で登山道が隠れ、藪こぎ状態になるところもあります。 ピンクリボン・テープ等目印は多くあり、それらを頼りに行けば迷うことは無いでしょう。 【黒金山-大ダオ】 あまり歩かれていないようで、不明瞭な所あり。 熊笹が登山道を覆っている所があります。 その下は苔むした石が多くスリップ注意。 ピンクリボン・テープ等目印は多くあり、それらを頼りに行けば迷うことは無いでしょう。 【大ダオ-林道終点】 あまり歩かれていないようで、不明瞭な所あり。 熊笹と苔むした石との格闘になります。スリップには最新の注意を払って下さい。 ロングスパッツがあった方がいいと思います。 徒渉多くあり。橋の無いところの方が多いので気を付けて下さい。 ピンクリボンありますが、所々見にくいので気がつくと対岸にリボンがあったなんてことがあります。 【林道終点-登山口】 堰堤工事の林道と思われます。 現在ほとんど車は入っていないようです。 結構距離があるので体力の余っている方はランしてもいいのではないでしょうか。 |
写真
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左側から登ります
その左は切れ落ちています
登ったら岩の裏側に回り込んで岩を下ります
鎖場�，範�続しています
右側の方が楽に登れます。左側の方が急になっています
右の鎖のさらに右に巻き道も有りました
道がはっきりしているのはここだけ
その先は大分荒れています
感想
今回は、日本200名山の乾徳山に名物の鎖場を見に行き、ついでに山梨100名山の黒金山を目指します。
バス停脇の駐車場に6:00前につきましたが先客は1台のみ。
支度を済ませ、6:10スタートします。
ここから登山口まではコースタイムで20分ですが、標高差も150m位有るので結構な登りになっています。舗装路-砂利の林道を歩き実際にも20分で登山口到着。
登山口からは杉の樹林帯の中を淡々と歩き高度を稼ぎます。登山道は整備されており、斜度も緩すぎず、急登過ぎずいい具合です。
駒止・錦晶水を通過し、登山口から約1時間で少し開けた国師ヶ原に到着します。ここで岩の塊の様な山頂を見ることが出来ます。
鎖場方面の道に向かい、しばらく緩い斜面を歩くと広い原っぱに出ます。
ここから扇平までは雄大な富士山や甲府盆地を見ることが出来ます。
扇平を過ぎると再び樹林帯に入り、核心部へと近づきます。
大した高さでは無いですが、大きな岩を登ったり、木の根っこをよじ登ったりする所もあり、ただ歩くだけでは無いので結構おもしろいです。
髭剃岩では、まず岩の左側を登ります。登った左側は、崖になっていてそれなりの高度感を味わえます。そこから岩の裏に回り木で組んだ梯子を下ります。ここは、初心者の方や高所恐怖症の方は少し大変かもしれません。
その後、連続した鎖場2ヶ所を通過します。ここは高さも無く、角度も無いので無難に通過できると思います。
そして最後に山頂直下の鎖場です。
事前の情報では、20mとか30mとか、ほぼ垂直で登るのが大変だとかありましたが、実際に見た印象は、「こんなもの?」でした。
高さは10m位でほぼ垂直では有りませんでした。
最初の2m位は足がかりが無く、片手に鎖を手にしましたが、そこから先は鎖は必要有りませんでした。
そして、8:44山頂到着です。
山頂は貸切でした。山頂からの富士山の眺望を期待していましたが、扇平からの約40分の間に完全に雲に隠れてしまいました。これから向かう黒金山方面もガスがかかってきています。
天気が崩れるといやなので、サンドウィッチを1つ食べて、9:00に出発します。
ここからは、あまり歩かれていないようで、登山道が不明瞭な所が有ります。ピンクリボンや他の目印を頼りに進みます。
笠盛山を通過し、黒金山に到着しましたが、やはりガスの中で何も見えません。山頂の写真を撮ってすぐに引き返します。山頂からの階段を下り、分岐を大ダオ方面に向かいます。
ここからも登山道が不明瞭な所あります。目印を頼りに進みますが、下が石のところが多く、その石に苔がついていて滑りやすいので、下を向いて歩く時間が多くなります。足元とルートと両方に注意を払う必要があります。
約30分で大ダオに到着しましたが、ここもガスで何も見えず。
晴れていればここで大休止を取ろうと思っていましたが、そのまま通過し下山します。
ここからがまた大変でした。
熊笹が茂り登山道を隠し、その下には苔に覆われた石がごろごろしています。スリップしないように気を付けて歩くため、スピードが出ません。
熊笹をかき分けて歩くうち、いつの間にかズボンはびしょ濡れです。ここはロングスパッツがあった方がいいでしょう。
しばらくすると沢沿いを歩きますが、ここは苔との格闘の他、徒渉地獄が待っています。
何度も徒渉しますが、橋の無いところ、目印の無いところがあり、大変です。
橋も丸太を渡しただけのもので、滑りやすく、慎重になります。橋の無いところは、石伝いに渡ったりしますが、苔が生えているのでもっと慎重に渡ります。
目印を探しながら歩いていると、いつの間にか対岸に目印があったりしてどこで徒渉しようか迷ったりしながらの大苦戦でした。
1時間以上の格闘の末、林道に出ました。いつもは林道に出るとがっかりするのですが、今回は少しうれしかったです。
ですが、ここはまだ標高1400m近くあります。あと500m以上下りなければいけません。
やっぱり林道歩きは退屈です。体力は十分余っていたので途中から軽いジョグで下りました。
普段は、整備された登山道ばかり歩いているので、今回のようなあまり歩かれていない所(乾徳山から先)もたまにはいいかなと思いました。歩くのは少し大変でしたが、周りの景色が幻想的でとても良かったです。特に苔です。歩くには大敵ですが、見る分には非常に癒やされます。
今日は一人にも出会わなかったので、自然を満喫できました。
乾徳山は、登りやすくいいのではないでしょうか。特に初心者の方には変化があってチャレンジしがいのある山ではないでしょうか(私も初心者に毛が生えたようなものですが)。
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数年前に同じコースを歩き黒金山へ行き、大ダオの下りからはほとんど踏み跡がなく。その時もほとんど人が歩かないような状態のルートでした。
最近又思い出して今度は逆コースで（沢沿いに上り）黒金山、乾徳山と歩いてみたいと思いルート確認などをしていたところです。
大変参考にさせていただきありがとうございました。
meganezaruさん、初めまして
このコース、相当前から荒れていたんですね。
状態をわかった上で歩けばとても楽しめるコースだと思います。
前回との逆回り、違いを楽しんできて下さい。
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