百観音を完歩(秩父10番〜秩父34番)

2017年11月26日(日) 〜 2017年11月28日(火)

• GPS: 23:33
• 距離: 88.6km
• 登り: 2,463m
• 下り: 2,555m

コースタイム

1日目
9：30 横瀬駅-11：20 秩父神社-14：05 音楽寺-16：12 浦山口駅
2日目
6：36 浦山口駅-28番-27番−26番-8：15 29番長泉寺-14：29 30番法雲寺-15：53 宿(小鹿野 原町)
3日目
7：16 宿-8：53 32番法性寺-10：29 33番 菊水寺-12：32 札立峠-13：19 34番 水潜寺-14：49 親鼻駅

コース状況／危険箇所等

27番までは札所間隔が短かったり、平地だったりで、あまり遍路気分になれません。28番から34番までは十分に遍路気分が味わえます。
28番〜34番は四国霊場に行かれる方には、格好の足試しになるでしょう。

写真

11/26 9:42

武甲山

11/26 9:51

今回は横瀬駅からスタートして10番大慈寺が最初の札所です。

11/26 10:17

札所が余りにも近すぎて、嬉しいのが半分、やる気が失せる気持ちが半分です。

11/26 11:01

八大龍王宮とも称される今宮神社

11/26 11:02

龍神池

11/26 11:30

数日後に秩父夜祭を控えて山車の組み立てに賢明です。

11/26 11:30

高所の作業は本職の人がやっているようです。

11/26 11:30

法被を着こんだ地元の人は多数、周りで眺めています。
数十人が見守る中、3〜4人が仕事をしています。

11/26 11:44

車が通れないこんな巡礼道が好きです。

11/26 12:26

荒川に架かる旧秩父橋。ロープが見えるのは新秩父橋です。

11/26 12:26

荒川です。

11/26 12:30

通行止めで迂回しますが、分かりにくくて、必要以上に迂回した気がします。

11/26 12:32

指示通り迂回します。

11/26 12:41

漸く20番岩之上堂です。

11/26 13:37

22番童子堂

11/26 14:04

23番音楽寺。
これまで平地で札所間が短くて、全く遍路の雰囲気がありませんでしたが、漸く遍路らしく体を可愛がってくれます。

11/26 14:05

この辺りが小鹿坂峠と思われます。

11/26 15:04

24番法泉寺。両脇の竹細工は何を意味しているのだろうか？

11/26 15:05

武甲山山麓の紅葉。整然と採石される中腹。泰然とした山頂部。

11/26 15:42

25番久昌寺は”御手判寺(おてはん寺)”とも呼ばれる。
閻魔様のもとを無事に通過してあの世に行ける通行手形を貰えます。

11/26 15:45

弁天池

11/27 6:48

浦山口駅からすぐに橋立鍾乳洞があります。

11/27 8:15

29番長泉院の石庭。借景に武甲山です。

11/27 8:50

”おひとり様お断り”のいろりの宿はここのようだ。
断られて良かったかも。

11/27 9:13

秩父鉄道は交通カードが使えません。

11/27 9:21

詠めませんが”左 旧道”と思われます。

11/27 9:29

荒川に沿って三峰口駅方面に向かいます。

11/27 9:33

小野原稲荷神社の一の鳥居。スルーしました。

11/27 9:58

あの橋を渡るようです。確か平和橋？

11/27 10:17

気持ちの良い遍路です。

11/27 10:20

やっと巡礼らしい札所間隔になりました。
29番から約2時間かかって30番です。

11/27 10:48

山には赤い橋が似合います。

11/27 10:48

見事な紅葉です。

11/27 11:42

豪邸です。

11/27 12:40

法養寺薬師堂は日本三体薬師の一つです。
神奈川県伊勢原の日向薬師、愛知県新城市の鳳来寺薬師も徒歩旅で参拝しました。

11/27 12:42

両神神社

11/27 14:03

夥しい地蔵寺の水子地蔵。

11/27 14:05

ここまででもかなりですが、31番はもう少し先です。

11/27 14:07

観音寺トンネルです。抜ければすぐ31番です。

11/27 14:16

やっと31番入口です。階段を昇ります。
四国霊場の切幡寺を思い出されます。

11/27 14:20

11年半をかけて巡拝とは恐れ入りました。
色々な事情が推察されますが、初志貫徹に敬意です。

11/27 14:25

南無阿弥陀仏

11/27 14:28

岩を上手に細工しています。

11/27 14:29

聖浄の滝ですが、ほんのわずかの水量しかありません。

11/27 15:21

埼玉の砂防発祥地
埼玉では赤平川、吉田川、都幾川の三渓流に苦しめられていたが、赤平川支流から砂防が始まったそうです。

11/27 15:52

浅見商店。秩父では”あざみ”と読む地元の姓です。
非常に多いです。

11/28 7:17

昔の人は格子戸の形や桟の太さで商売がわかったそうだが、ここは何屋さんだったのか？

11/28 7:18

小鹿野には多くの古い建物が残っています。

11/28 7:18

”わらじカツ丼”は秩父のご当地グルメです。

11/28 7:26

小鹿野町役場です。
東北地方特に福島県を歩くと気づくのが、町村役場が異常に豪華なことです。それに比べて関東地方はどこの役場も倹しいと思います。

11/28 7:28

『和名抄』では”小鹿野”は”巨香郷”と記されているとのこと。
手前には”温故知新”とあります。

11/28 7:35

32番に向けて山間部に入ります。

11/28 7:46

人と会うことはありません。

11/28 8:02

道が荒れていても、”観音様”の赤い幟が招いてくれます。

11/28 8:14

標識が出てくると、本当に安心します。

11/28 8:24

大日如来像です。
ここが大日峠になります。

11/28 8:24

用心して下りましょう。

11/28 8:36

32番はもうすぐです。

11/28 8:39

現役の住居です。

11/28 8:44

32番般若山法性寺です。
山門の扁額「般若山」の”若”に相当する字が鏡字になっているのは魔除けなのか？

11/28 8:52

観音堂です。

11/28 8:54

境内を見下ろしています。

11/28 10:18

かって秩父が海だったとは。驚きました。
京都鞍馬山でも貝の化石を見た時は驚きました。

11/28 10:26

11/28 10:27

33番菊水寺
お寺の世界には馴染めないような俗界のような寺院名です。庭にあった「菊水の井」が由来のようだ。

11/28 11:05

日本廻国供養塔。
かって66ヶ国に分かれていたので、一国一部づつ納経して回ったので六十六部廻国供養塔と表示されているのも多い。

11/28 11:32

34番への山道は札立峠越えです。
やはり誰にも会いませんでした。

11/28 11:38

紅葉が素晴らしい。

11/28 11:41

”巡礼道”の道しるべも力強い応援になります。

11/28 11:58

道しるべも見て、熊にも注意して、何かあるぞ！

11/28 11:59

登山者数を調査するカウンターでした。
私が押した時点で、”6028”でした。なぜか逆向きにセットしているので読みにくいです。

11/28 12:38

最後の難関である札立峠に建ちました。
下り難い所もあるので慎重に進みます。

11/28 13:07

一寸粋ですね。

11/28 13:12

34番、西国、坂東、秩父を合せて百番目の水潜寺です。

11/28 13:26

住職と思われる方と少しお話をしました。

11/28 13:26

三十三観音の石仏があります。

11/28 13:53

晴れ晴れとした気持ちで眺める紅葉です。

11/28 14:31

山々では赤い橋が素敵でした。
満願して青い橋が清々しく思えます。

11/28 15:06

以前通過したことのある親鼻駅がゴールです。

撮影機器：

サイバーショット DSC-W810 SONY

感想

ア?ドッポ

2010年4月24日に板東観音霊場徒歩巡拝を初め、その後西国観音霊場を満願し、今回、2017年11月28日に秩父観音霊場をもって無事に百観音を徒歩巡拝できた。この間に全国一宮巡拝も四国霊場も全て徒歩巡拝を終えることが出来た。
秩父、坂東、四国霊場は比較的地域が限定しているので、ある程度集中的に参拝で来た。西国霊場と一ノ宮(北海道から沖縄まで100社以上)は広範に点在するため、東海自然歩道や五街道他の歴史街道を旅しながら参拝した。そのため結果として7年半を要したことになる。
徒歩巡拝以前に自動車で参拝したご朱印帳など30数冊もあり、今回を以て御朱印帳を卒業しようと思う。自分自身で始めたものであっても、やはり決められた箇所を巡ると言うのは束縛されているようで、もっと自由に旅をしたく思うこの頃である。こんな風に思えるのも、神や仏にすがる程差し迫った不幸にないためである。幸せなことと思う。

コメント

Boulder05

秩父札所巡礼は奥武蔵です
はじめまして、Boulder05と申します。
さて、秩父の札所巡礼は奥秩父ではなくほとんど奥武蔵です。観音山のみ奥秩父とされています。

ア?ドッポ

Re: 秩父札所巡礼は奥武蔵です
ご指摘ありがとうございます。徒歩旅中で返信が遅れました。
帰宅後、改めて「山と高原地図」を見ましたが、奥武蔵と秩父の境界が良くわかりませんでした。
貴方の全ルート表示を見て、何となく区分がわかるような気がします。
ありがとうございます。
ところでBoulder05  のお名前はBOULDER SPORTSと関係がありますか？
私は愛用者で重宝しています。

Boulder05

Re[2]: 秩父札所巡礼は奥武蔵です
adoppo さん、こんばんわ。

奥秩父とは、秩父盆地の西に聳える1000m以上の山々を指します。
残念ながら、「山と高原地図」は、山域の区分について明記されていません。
奥秩父を知るには、この山域の先達&先蹤者である田部重治(たべじゅうじ)と原全教(はらぜんきょう)の著作に目を通すことをお奨めします。
「奥武蔵」は、現在の西武鉄道の前身であった武蔵野鉄道が、飯能から吾野までを開業した昭和初期に、高麗川沿いの山々に対して、観光&登山のために喧伝した名称が一般化したものです。秩父盆地を走る秩父鉄道や秩父山地東側を走る東武線なども自線路沿線に別名称がありますが、西武秩父線が開業してからは、西武ひとり勝ちの感で、奥武蔵と呼ばれる範囲が広がりました。

Boulder は、80年代に行ったデンバー郊外の町(ヨセミテと並ぶ岩登りのメッカ)の名前から取ったものです。

ア?ドッポ

Re[3]: 秩父札所巡礼は奥武蔵です
Boulder05さんへ
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。
ハンドル名の由来もよくわかりました。
私が使用しているムース名の由来も同じなのかも？