仏果山〜大山三峰山 ヤマビルの居ぬ間に
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,341m
- 下り
- 1,384m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
仏果山・季節柄コースによっては降り積もった落ち葉が厄介かも 三峰山・鎖場は慎重に。基本に忠実なら難しいコースではないかと。 |
写真
感想
今シーズン2回目の低山登山(ハイキング)は、丹沢・仏果山から三峰山への縦走に行ってきました。今回は、どちらも1000mに満たない低山中の低山なので、距離だけは長めに設定してみました。
本厚木駅から半原行きのバスに乗り、野外センター前のバス停で下車。最後の紅葉を見せる野外センターに沿うように、登山口への矢印に従って進む。
簡易トイレで用を足し、関東ふれあいの道にもなっている山道に入る。何度かアップダウンを越え、徐々に高度を上げていく。所々開けた場所あり、寒空の下で東京・横浜方面が広く望める。遠くには筑波山が存在感を示している。ススキの群落もあったりして、晩秋の趣きを楽しむ。そんな感じてフラフラしながら進むと、しばらくして仏果山山頂についてしまう。
山頂は木々に囲まれているが、とても立派な展望台が設置されていて、早速登る。頂上は360度のパノラマ。東京、横浜はもちろん、江ノ島を浮かべた相模湾、三浦半島から房総半島の形まで確認出来る。反対の西側は、宮ヶ瀬湖と丹沢の山々がよく見える。丹沢が近過ぎるので富士山は残念ながら隠れてしまっている。吹きっさらしなのであまり長居は出来ないが、素晴らしい展望にかなり満足。台から降り、軽く補給をしてから仏果山を後に土山峠に向かう。
ここからは、逆にアップダウンを繰り返して高度を下げていく。あまり人が通っていないせいなのか、落ち葉が道に降り積もっている。さすがに道迷いまでは起こさないが、落ち葉に隠れている小石を踏み、二度ほどバランス崩す。
土山峠で一旦車道に。先程上から見ていた宮ヶ瀬湖とだいたい同じ高さになる。
ここからは三峰山への登山道。いきなり容赦の無い急登から始まる。たちまちのうちに車道や水面は遥か下へ。それを登りきると、次はのっぺりとした緩やかな上り。しばらく進むと辺室山に到着。展望はない。軽く補給。
少し下ると、また急登。峠に向かって下ると思っていたので意外な展開。ここのピークで、今日初めて1組の登山者とすれ違う。そこから下り、物見峠へ。峠のベンチでは団体の登山者たちがワイワイ昼食中。
その脇をすり抜け、三峰山自体への登りが始まる。これまた急登。終盤に結構こたえる。登りきると、「この先経験者向き」の注意板が
現れる。改めて気を引き締める。この辺りから、片面が崩落しているような痩せ尾根がいつくか続く。確かに足踏み外したら厄介どころでは済まない様相。しばらくすると岩場の鎖場が登場。いや、鎖場というよりは鎖の手すり場と言った感じで、きっちり整備されている。ここから鎖地帯が連続するが、基本に忠実ならばとりたてて難しい箇所は無い。所々で開けたポイントがあり、丹沢や横浜方面が望める。アップダウンを繰り返しながら(三峰山の名の通りピークが3つあるのだ)やがて山頂到着。潅木に囲まれて景色はスッキリとはいかないが、ここからも丹沢、横浜方面が見える。
軽く補給を済まし、下山を開始。鎖手すり付きの急降下なので慎重にかかる。何箇所か本当に鎖場らしい鎖が垂れた場所も下る。ひたすら降り続けて、九十九折の先に涸れ沢に出る。沢沿いに進むと、涸れ沢から渓流が急に出現し、今度は水音沿いの中を行く。
沢を橋で何度か渡ると、舗装された林道に出る。ここからはひたすらロード。途中、山神隧道という200mほどの電灯が一つも付いていないトンネルを抜けるちょっとしたスリル。しかも、出口には何故かパトカーが止まっている!出てみると、脇のスペースに救急車や消防車まで集合してる。どうやらこの上の鐘ヶ嶽で事故らしい。素早い対応に頭が下がります。やはり山も安全第一。
ロード1時間ほどで、本日のゴール・広沢寺に到着。ちなみに、此処には関東歴史好きには外せない扇谷上杉定正夫妻の墓があります。参拝後、そこから少し歩いて七沢からバスで本厚木駅へ戻りました。
夏場はヤマビル被害の多い一帯を、冬場を見計らって縦走してみました。低山とはいえ、アップダウンを8時間縦走はなかなかのトレーニングになりました。三峰山は鎖場もあるということで、前から気になっていた山でしたが、そこを難なくこなせるだけの経験が自分についていることが確認出来た感じもしました。でも、慢心は禁物。一旦事故が起これば、あれだけの人が動くわけですから。
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