〜厳冬期、木曽駒ケ岳〜 極寒での達成感は…計り知れないものに
- GPS
- 03:33
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 471m
- 下り
- 474m
コースタイム
天候 | 晴れ→曇り→ガス→雪 山頂気温はマイナス20℃ 風は最大時20m/s超(西→西南西の風) 山頂からの戻りで風は強くなりつつありました (時間が遅くなると風が強くなる予報でした) |
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過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台バスセンターからしらび平までバス(08:15発) しらび平から千畳敷までロープウェイ(09:05発)(運行は1時間間隔) |
コース状況/ 危険箇所等 |
降雪や風の影響でトレースはほとんどなくなっていたと思われ、カール内は先行者がラッセルされてました。 [千畳敷カール〜乗越浄土] ○八丁坂辺りから斜度がきつくなってきますので、アイゼンワークを確実に。(朝はアイゼンがよく効く雪質でした) ○降るときには、雪が緩んできてました。 ☆ここの登りで怖さを感じつつ無理して登りきってしまったら、降りはもっと恐怖心がでて降りれなくなる可能性がありますので、高所に怖さを感じる方は無理は決してしないで、戻れるうちに降ったほうがよいと思います。 [乗越浄土〜中岳] 稜線にでると風の影響が出てきすし、突風も吹きます。 ○尾根は広めです。 ○中岳手前で幅の狭いトレースのトラバースがありますので、風の強いときは慎重に。 ○中岳で岩影で若干風をしのいで小休止できますが、風向きによるかもです。 [中岳〜木曽駒ヶ岳] ○尾根は広めです。 ○中岳から降りるところで風で作られた雪の段差があり、曇っていると起伏がわかりずらいので気をつけてください。 ○夏道用のロープが見えてますが、間違えて駒ヶ岳をトラバースする方へは行かないように。(私は間違えそうになりました) ○風をしのげるところはありません。 ☆気象条件によっては。。。 ※広い尾根ですので、ホワイトアウトすると方向が分かりにくくなりますので、天気には気を付けてください。 ※稜線上は風が強く絶えず引き続いてて、風を受け続けながらの歩行となります。突風も吹きますので、耐風姿勢が要求される場合あり。 ※気温はかなり低くて、風が強いと体感温度はかなり低くなりますので、防寒対策は確実に行わないと凍傷になる恐れがあると思います。 |
その他周辺情報 | 露天こぶしの湯(大人610円)(菅の台チケット売場で50引券あり) https://www.chuo-alps.com/family/kobushi/ 駒ヶ根ソースカツ丼会加盟店一覧はこちら↓ http://www.komacci.or.jp/katsu/search2.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ナイフ
カメラ
ヘルメット
ハーネス
ビーコン
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共同装備 |
ファーストエイドキット
ツェルト
スコップ
ゾンデ
補助ロープ(30m)
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感想
霊仙を降りて一路、駒ヶ根へ。
初ガロでソースかつ丼食べて英気を養います♪
明日は木曽駒ヶ岳に行くからです〜♪
これでちょうど第200回目の登山♪
予報はあまり良くなく…朝は晴れるものの午後に向けて崩れ、ガスって雪。風も午後に向けて20mを超える予報。
なんとか昼までに乗越浄土へ戻ってカールへ降りたいところ。
朝イチのバスは混んでます。第一便に乗れなかった人たちも…朝、早めにバスセンターの駐車場に入った私たちは朝イチ便でロープウェイへ。
千畳敷駅へ着くと…マイナス6度。思ったほど寒くない。←駅舎の中だからww
駅の中で支度して出発です♪
外へ出ると…
おおおーー!
真っ青とはいかないけど青空♪
宝剣カッコイイーー!
昨夜の降雪や風のせいでトレースはほとんど消えていたようで、先頭はラッセルになってます。
私達も列に続きます。
雪の状態は良く、ロープウェイから観察していても、雪崩の跡は見当たらず。
トレースを辿って登っていきます。
カール上部は締まっていて、アイゼンが良く効きますが…しんどいーー(^^;;
乗越浄土へ上がると…やっぱり風強いw
ま、でもなんのその。強風は五の池で多少慣れてます♪
20mまでなら歩けるもん♪
と行きますが…宝剣山荘超えて、ゼイゼイと中岳登って、中岳のところは風が弱いのでちょっと休憩してまた出発ですが…
その先、どんどん風が強くなっていって、時に体もってかれます(^^;;
風が吹き付けるとちょっとよろめく時も…
むむ…これは予報より悪いようです…(^^;;
でも、そんなこんなで無事登頂(*´ー`*)
やったーー!
厳冬期の木曽駒に来られましたよ♪
千畳敷から見えてた南アルプスはもう見えないですが、カッコイイ宝剣にその先の稜線が見えます♪
これで青空だったら言うことないのになぁ(笑)
ひとしきり写真撮って降ります。
ちなみにtsuyoponさんのザックの温度計によると山頂の気温はマイナス20度(^^;;
風があるので体感マイナス40度前後です(^^;;
下からガスが上がってきてるので、とっとと千畳敷目指します。
が…木曽駒降りる途中、叩きつける強風に、これは無理、と初耐風姿勢とりました(^^;;
中岳の登り返しでは、岩と雪のミックスのところでアイゼンもピッケルも刺さらないので風に煽られて転びそうになったりw
中岳で休憩。。。と思いましたが、天候悪化してきてるのでほぼ休憩せずに乗越浄土へ。
カールへ入ると風が弱くなってホッとします(^^;;
降り始めると…なぬ⁈
登りはよく締まったアイゼンの効く雪だったのが、山頂行って来る間に新たに雪が積もった雪でアイゼンの効きが悪くなってます…
でもまぁ、降りられない感じではないので降りて行きますが、ここで私、ゴーグルが曇って足元が見えない(^^;;
風も弱いのでもう、ゴーグルは外すことに。
先行者が後ろ向きに降りてステップが崩れてしまって、かえって歩きにくいので途中からはトレース外して降ります。
おお、踵がいい具合に刺さって降りやすい〜♪
さくさく降りられます♪
(これは歩きやすい〜っとるんるん降りてたら、ふと振り返るとtsuyoponさんが遠くに・・・( ̄▽ ̄;) すみません、放置プレイしてしまいましたw)
雪が降るカールは、降りて行くと地吹雪のようなのが起きてて、顔に雪が吹き付けられる〜〜(^^;;
(そんなわけで、ここまで来たらもうそう危険はないと、tsuyoponさんが着々と進んでいるのを見て、お先に地吹雪地帯を抜けさせてもらいましたw)
そんなこんなで無事、千畳敷駅へ♪
いやぁ寒かった〜〜(笑)
振り返るともうカールにはガスが。
なんとかガスに巻かれる前に降りて来られて良かった♪
予報からはもしかして、予報より悪ければ撤退かも⁈
と思ってましたが、200回目の登山、そうならずに済みました♪
次は快晴微風の木曽駒へ来たいものです〜♪
26〜27日の鈴鹿霊仙山ラッセル山行(←4合目撤退w)からその足で駒ヶ根入り〜。←元気な私たちw
28日は念願の木曽駒ヶ岳登頂を目指す日。
冬山のスキルを上げるのと、行動時間が短めということで、ここを選びました。
天気もだいぶ前から気にしてて、特に風予報が悩ましかった(^^;
行けるのか?行けないのか?ロープウェイは動くのか?等々…
でも、なんとか登頂出来そうな予報になってきたけど、風は昼頃には徐々に強まる予報なので、それまでに勝負を決めなければならない!
当日、木曽駒方面には青空が広がっていた!
…って、徐々に雲が広がって来ちゃった(^^;
駐車場にはそれなりに登山者がいて、登頂を目指す仲間がいると心強く感じます(笑)
バス〜ロープウェイで千畳敷に上がり、早速準備にかかります。
厳冬期という極寒の環境なので、完全冬山装備でもはやお互いに誰だかわからない姿に(笑)
建物の外にでて。。。カールから乗越浄土を見上げると身が引き締まる思い。。。
天気も若干回復し、また青空も広がってきた♪
これまでの風のせいか、前日のカール内のトレースはほとんど消えているようだ。。。
ソロの先行者がラッセルしながらカールを進んでいるのが見え、その後から7名。
私たちはその後からトレースをたどって、いよいよ木曽駒を目指します!
雪質もアイゼンが効く程よい固さ、踏み締める音も良い感じ♪
先行組はラッセルで苦労されているようで、後続の私たちは先行の列に追いつくかたちとなり、一列になって八丁坂の急登を一歩一歩慎重に登り詰めます。
少しのドキドキはありましたが、恐怖心はなく落ち着いて登れてます。
振り返ると、私達の後ろにもトレースを辿る登山者の列が眼下に見え、そのさまが心強く感じたり。。。
そして、カールを登り詰め、乗越浄土につき稜線に乗りました!
で、ここから風との闘いが始まります(^^;
この時点では15m/s前後の西よりの風が吹き続き、時おり突風が吹き荒れますが、ここは尾根が広いというのが幸い。
さっきまであった青空は無くなり、曇り空へと。。。
まずは中岳を目指して…。
突風に体を振られることも多々ありながらも、風に耐える歩行とピッケルワークで黙々と進みます。
かなりの低温と強風で体感温度はかなりなものであったけど、さほど寒さは感じることはなかった。←アドレナリン出まくりだった?(笑)
中岳手前の幅の狭いトラバース状のトレースは特に慎重に。。。
そして。。。2925m、中岳に到着〜♪ヽ(´▽`)/
ここは若干風が凌げるところでしたので、水分補給などしてと。
落ち着いたところで、いよいよ木曽駒へ向かいます!
先行者が見えない距離となり、曇り空で辺りが暗いせいもあり、トレースが浅いところでは、少しルートどりに戸惑ったりもありました(^^;
時おり吹く突風に振らついたり、耐風姿勢をとったりする私達。。。
だけどそこは適切に対処できてます。←出来てたはずw
やっぱり厳冬期は大変ですな〜〜!
バラクラバの中は鼻水でグジュグジュだし(笑)
ふと振り返ると、宝剣岳がめっちゃカッコいい〜〜♪
久々の高所なので息を切らせながら、一歩一歩登り詰め。。。
2956m、厳冬期の木曽駒ヶ岳に登頂成功〜〜♪ヽ(´▽`)/
私達、頑張りました〜〜♪
喜びを分かち合い、記念写真をちゃっちゃと撮って、直ぐに下山します〜。
雲も低くなりつつあり、風も徐々に強くなって来てますのでね(^^;
山頂で気温見たらマイナス20℃( ̄0 ̄;)
動き止めたら一気に体冷えるなこれは(笑)
戻りは風が強くなって来てるので、ガチに耐風姿勢とったとこもあったり(^^;
振り向くとearielさんも、その後ろの登山者たちも(^^;
そんなこんなで乗越浄土まで戻って、とりあえずは一安心。
ですが、雲がさらに低くなりつつある感じでしたので、すぐにカールから降ります。
カールのほうは、ピーク行っている間に降雪があったようで、登りのトレースが薄くなっているのと、雪の若干の緩みとステップの崩れがあったため、ちょっと降りずらくなっていたけど、コツが掴めたので、個人的には極端に難しく感じることはなく、またカールの急下降による恐怖心もなかったかな〜と。
八丁坂の下部辺りから雪が緩んでるのとステップが降雪で埋まったりなので、ずぼずぼはまって降りづらいこと(^^;
ここからearielさんに先行してもらい。。。そしたら経験豊富なearielさんの降りるの速いこと速いこと(笑)
トレースずらしてガシガシと踵効かして降りていく〜
後で聞いたら、めっちゃ楽しんで降りていたみたい(笑)
私も遅いほうではなかったのだけど、どんどん離れていって。。。
遠ざかるearielさんの後ろ姿を見て少し寂しくなったのは内緒です(笑)
で、カールを降りきる頃には、ガスはカールの中腹程までに下がってきて雪も降り、後続の方々はガスの中降りてきてるようにも見えました。
私たちはそれを予測してちゃっちゃと降りてきましたので、セーフでした♪
千畳敷の建物に戻り、ハイタッチで登頂成功を分かち合う私達♪
ロープウェイの時間までレストランでコーヒータイムして(^.^)
暖かいって良いですね〜って話しして(笑)
そんなこんなで、無事に下山〜♪ヽ(´▽`)/
今回スキルアップとしては様々な経験が出来て、そして計り知れない達成感を味わい、充実山行となりました♪
でも、次回は快晴微風で、景色を楽しみながらマッタリできるような時に来てみたいねと話してました(笑)
先ずはearielお姉さん、節目の200回達成!おめでとうございます。
霊仙山の「ダメだ!」から、木曽駒へ。
tsuyoponさんと一緒なんで、安心して登頂出来ましたね。
二人で「ヤッター! 」
よかったですね。
tsuyoponさん、earielお姉さん、極寒 木曽駒ヶ岳登頂、お疲れ様でした。
こんばんは、toradoshiさん
私たちは元気です(笑)
木曽駒は…「ヤッター!」でした(笑)
気温も低く、風も強く…
これが冬山の姿なのか…
と、色々と学ぶことのできた充実と達成感に満ちた山行でした!
風予報をずっと気にしてて、今回も撤退になるかなぁと頭をよぎりましたが(^^;、なんとか行ける天気となり、そしてearielさんの200回目山行も登頂成功で記念となるものとなりましたし(^.^)
今度は快晴微風で景色を楽しみたいですね♪
こんばんは、toradoshiさん♪
ありがとうございます! 無事、200回目を達成できました♪
前シーズンまではちょっと手が届かない・・・と思っていた木曽駒に行ってこられて、良かったです♪
お天気良ければ・・・二人でもっとヤッターと山頂を楽しめたのですが・・・
そこがちょっと残念です
ほんとこの時期の高い山は極寒ですね〜〜(^^;
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