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ヤマレコ

記録ID: 1399284 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走中央アルプス

《中ア》宝剣岳より三ノ沢岳南西尾根降下(独標、蕎麦粒岳を断念)

日程 2018年03月10日(土) 〜 2018年03月11日(日)
メンバー
アクセス
利用交通機関
バス、 車・バイク、 ケーブルカー等

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

3/10;自宅発(615)菅の台駐車場バス停(830/915)しらび平(945/1005)千畳敷(1012-25)稜線分岐(@/1240)宝剣岳(1205)三ノ沢岳(1445)H2520尾根上泊(1640)
3/11;発(640)三ノ沢岳(800-45)千畳敷(1030/1055)しらび平(1102/1112)菅の台バス停駐車場(1144)
ファイル 三ノ沢岳南西尾根下降未遂.docx (更新時刻:2018/03/16 05:34)
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図 [pdf]

装備

個人装備 スコップ+のこぎり わかん アイゼン・ピッケル ビーコン その他冬山泊個人装(寝具一式・ナイフや灯り地図磁石) ハーネス類
共同装備 ツエルト ストーブ・鍋 ザイル40m×1 捨て縄

写真

菅の台よりバスで入山
2018年03月10日 09:27撮影 by DSC-T77, SONY
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菅の台よりバスで入山
雲海を抜けると高気圧の晴天だった。
2018年03月10日 10:07撮影 by iPhone 6, Apple
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雲海を抜けると高気圧の晴天だった。
1
千畳敷カール
2018年03月10日 10:33撮影 by iPhone 6, Apple
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千畳敷カール
2
千畳敷カール
2018年03月10日 10:34撮影 by iPhone 6, Apple
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千畳敷カール
2
稜線に到着
2018年03月10日 11:12撮影 by iPhone 6, Apple
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稜線に到着
極楽平よりサギダルの頭
2018年03月10日 11:12撮影 by iPhone 6, Apple
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極楽平よりサギダルの頭
極楽平から三ノ沢岳
2018年03月10日 11:23撮影 by iPhone 6, Apple
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極楽平から三ノ沢岳
1
極楽平から空木岳、南駒ヶ岳、熊沢岳
2018年03月10日 11:23撮影 by iPhone 6, Apple
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極楽平から空木岳、南駒ヶ岳、熊沢岳
1
極楽平から御嶽山
2018年03月10日 11:24撮影 by iPhone 6, Apple
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極楽平から御嶽山
1
宝剣岳へトラバースのところ
2018年03月10日 11:56撮影 by iPhone 6, Apple
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宝剣岳へトラバースのところ
3
宝剣岳へトラバースのところ
2018年03月10日 11:56撮影 by iPhone 6, Apple
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宝剣岳へトラバースのところ
1
宝剣岳山頂の岩
2018年03月10日 12:08撮影 by iPhone 6, Apple
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宝剣岳山頂の岩
8
帰り道、ガスがわく
2018年03月10日 12:09撮影 by iPhone 6, Apple
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帰り道、ガスがわく
1
カール見下ろし
2018年03月10日 12:09撮影 by iPhone 6, Apple
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カール見下ろし
1
二人組が懸垂している、鎖付きフェイス6mくらいのところ
2018年03月10日 12:26撮影 by iPhone 6, Apple
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二人組が懸垂している、鎖付きフェイス6mくらいのところ
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三ノ沢岳を登ってきた男
2018年03月10日 13:03撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳を登ってきた男
3
伊奈川源流。空木岳と熊沢岳
2018年03月10日 13:03撮影 by iPhone 6, Apple
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伊奈川源流。空木岳と熊沢岳
1
三ノ沢岳へ向かう
2018年03月10日 13:06撮影 by DSC-T77, SONY
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三ノ沢岳へ向かう
5
三ノ沢岳の登り。後ろは木曽駒ケ岳、中岳、宝剣岳
2018年03月10日 14:27撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳の登り。後ろは木曽駒ケ岳、中岳、宝剣岳
3
三ノ沢岳の登り。後ろは木曽駒ケ岳、中岳、宝剣岳
2018年03月10日 14:50撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳の登り。後ろは木曽駒ケ岳、中岳、宝剣岳
1
三ノ沢岳山頂
2018年03月10日 14:50撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳山頂
5
三ノ沢岳山頂より御嶽山
2018年03月10日 14:50撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳山頂より御嶽山
2
三ノ沢岳山頂よりゆくて南西尾根と風越山の西の尾根
2018年03月10日 14:55撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳山頂よりゆくて南西尾根と風越山の西の尾根
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南西尾根を下降。腰まで潜る穴。
2018年03月10日 15:24撮影 by iPhone 6, Apple
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下降時、ガスに巻かれる
2018年03月10日 15:35撮影 by DSC-T77, SONY
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下降時、ガスに巻かれる
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南西尾根を下降
2018年03月10日 16:05撮影 by iPhone 6, Apple
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南西尾根を下降
わかんをつける
2018年03月10日 16:20撮影 by iPhone 6, Apple
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わかんをつける
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ここにイグルー作る
2018年03月10日 16:44撮影 by iPhone 6, Apple
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ここにイグルー作る
ここにイグルー作る
2018年03月10日 16:44撮影 by iPhone 6, Apple
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ここにイグルー作る
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イグルー作っていたら晴れてきた。乗鞍、笠、穂高
2018年03月10日 17:23撮影 by iPhone 6, Apple
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イグルー作っていたら晴れてきた。乗鞍、笠、穂高
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イグルー作っていたら晴れてきた。檜尾岳
2018年03月10日 17:23撮影 by iPhone 6, Apple
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イグルー作っていたら晴れてきた。檜尾岳
イグルー壁作りながら日の入り
2018年03月10日 17:23撮影 by iPhone 6, Apple
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イグルー壁作りながら日の入り
2
イグルー作りながら三ノ沢岳南面を見上げる
2018年03月10日 17:23撮影 by iPhone 6, Apple
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イグルー作りながら三ノ沢岳南面を見上げる
1
イグルゥマスタル
2018年03月10日 17:47撮影 by DSC-T77, SONY
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イグルゥマスタル
4
三ノ沢岳と夕日のイグルー
2018年03月10日 17:49撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳と夕日のイグルー
6
夕日のイグルー
2018年03月10日 17:50撮影 by iPhone 6, Apple
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夕日のイグルー
夕日のイグルー
2018年03月10日 17:50撮影 by iPhone 6, Apple
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夕日のイグルー
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御嶽山の左に日没
2018年03月10日 17:50撮影 by iPhone 6, Apple
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御嶽山の左に日没
5
三ノ沢岳残照
2018年03月10日 17:50撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳残照
イグルー玄関。尾根が狭くてこうしか撮れない。
2018年03月10日 17:50撮影 by iPhone 6, Apple
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イグルー玄関。尾根が狭くてこうしか撮れない。
3
イグルーと行く手の南西尾根
2018年03月10日 17:57撮影 by iPhone 6, Apple
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イグルーと行く手の南西尾根
1
イグルゥ暮らし
2018年03月10日 21:08撮影 by DSC-T77, SONY
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イグルゥ暮らし
8
天井穴だらけ。星が見えた。
2018年03月10日 21:10撮影 by iPhone 6, Apple
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天井穴だらけ。星が見えた。
4
作戦会議
2018年03月10日 21:11撮影 by iPhone 6, Apple
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作戦会議
6
出発の朝
2018年03月11日 06:35撮影 by iPhone 6, Apple
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出発の朝
1
敗退地点
2018年03月11日 06:35撮影 by DSC-T77, SONY
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敗退地点
2
イグルーと御嶽山
2018年03月11日 06:37撮影 by iPhone 6, Apple
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イグルーと御嶽山
2
イグルゥと登り返し尾根
2018年03月11日 06:37撮影 by DSC-T77, SONY
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イグルゥと登り返し尾根
南西尾根を登り返す。奥の左が蕎麦粒岳、右が独標。
2018年03月11日 06:56撮影 by iPhone 6, Apple
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南西尾根を登り返す。奥の左が蕎麦粒岳、右が独標。
南西尾根を登り返す。奥の左が蕎麦粒岳、右が独標。
2018年03月11日 07:11撮影 by iPhone 6, Apple
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南西尾根を登り返す。奥の左が蕎麦粒岳、右が独標。
2
南西尾根を登り返す。奥の左が蕎麦粒岳、右が独標。
2018年03月11日 07:11撮影 by iPhone 6, Apple
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南西尾根を登り返す。奥の左が蕎麦粒岳、右が独標。
カリコリで快調登行
2018年03月11日 07:17撮影 by DSC-T77, SONY
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カリコリで快調登行
1
切り株アリ。かつては切り開きがあった模様。
2018年03月11日 07:43撮影 by DSC-T77, SONY
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切り株アリ。かつては切り開きがあった模様。
三ノ沢岳より。手前熊沢岳、奥、空木岳、南駒ヶ岳
2018年03月11日 08:12撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳より。手前熊沢岳、奥、空木岳、南駒ヶ岳
三ノ沢岳山頂
2018年03月11日 08:12撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳山頂
3
支脈から主稜へ
2018年03月11日 08:49撮影 by DSC-T77, SONY
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支脈から主稜へ
1
三ノ沢岳下の伊奈川源流小カール。20年前の6月、ここをザックにまたがって滑り降りた。正面は島田娘
2018年03月11日 08:54撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳下の伊奈川源流小カール。20年前の6月、ここをザックにまたがって滑り降りた。正面は島田娘
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滑川の谷を提げる木曽駒ヶ岳、宝剣岳
2018年03月11日 08:54撮影 by iPhone 6, Apple
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滑川の谷を提げる木曽駒ヶ岳、宝剣岳
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木曽駒、宝剣、島田娘。手前は伊奈川源流カール
2018年03月11日 08:54撮影 by iPhone 6, Apple
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木曽駒、宝剣、島田娘。手前は伊奈川源流カール
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木曽駒ヶ岳、滑川源頭
2018年03月11日 09:21撮影 by iPhone 6, Apple
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木曽駒ヶ岳、滑川源頭
1
三ノ沢岳帰路の松
2018年03月11日 09:41撮影 by iPhone 6, Apple
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三ノ沢岳帰路の松
3
駅前の花崗岩立体模型
2018年03月11日 12:15撮影 by iPhone 6, Apple
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駅前の花崗岩立体模型
駅前の花崗岩立体模型
2018年03月11日 12:15撮影 by iPhone 6, Apple
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駅前の花崗岩立体模型
ソースカツ丼@駅前食堂・水車
2018年03月11日 12:27撮影 by iPhone 6, Apple
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ソースカツ丼@駅前食堂・水車
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感想/記録

三ノ沢岳の南西尾根には独標と、蕎麦粒岳があり、これを上から辿ろうという計画。この時期の中ア、南アの雪の状態は行って見なければわからない難しい山域で、過去には塩見岳の鳥倉尾根で、シートラ塹壕クライミング(表面凍ってスキーは使えず担ぎ、重荷で首まで潜るラッセル登り)の憂き目に遭う経験もあった。今回は、未踏の宝剣岳を踏み、以前奥三の沢から登った三ノ沢岳を再び登ることができたが、三ノ沢岳から下降した南西尾根の雪はやはり大ハズレで、一泊して早々に引き返した。この稜線の適期は、いつだろうか。週末の2日で収めようと言う方が無理かもしれない。
松本から鈍行で雪景色の小野、辰野を辿り、駒ヶ根へ。駅前からのバス利用者はわずか3人だった。菅の台駐車場にて松と合流。ロープウエイは雲海を越え、晴天の天上へ。今日から高気圧ベルトだ。
千畳敷から、左手の神社にお参りしてからその南側の斜面を直登する。三ノ沢岳分岐にザックを置いて、ロープなし空身で宝剣岳を往復する。千畳敷は数え切れないほど来ているが、宝剣岳は初めて。ルートには太い鎖が設えてあり、これを掴めば短時間で山頂へ行けるが、危険箇所は多い。狹い山頂である。3月に入って二軒遭難があったそう。南側からは日帰り装備二組いた。アンザイレンの二人組と、懸垂下降していた1人。千畳敷から駒ケ岳への登路は、100人近くが辿っていくのが見える。微風快晴だ。
ザックに戻って、三ノ沢岳へ。下りの斜面で日帰り装備単独男一名とすれ違う。「いやあ、三ノ沢岳、最高です」と。右は滑川の絶壁、左は伊奈川源流の小カール。昔ここをザックに乗っかって6月に滑り降りたねえと話す。三ノ沢岳山頂から伊奈川をスキーで下る計画はおもしろそうだ。大きな滝は無かったから、と松の提案有り。思えば20年ほど前のあの伊奈川下り、倉本下山山行の充実感から、今回の計画も生まれいでたのかもしれない。三ノ沢岳山頂からの駒ケ岳はどこから見るより雄壮だ。滑川の壁が引き立てる。木曽駒はやはり木曽川から見てこそ映える。
山頂から南西尾根に下り始める頃、ガスが発生し、行く手の尾根が見通せなくなる。肝心なときに。地形図を確かめ、尾根分岐で方角を確認して下る。程なく稜線に大岩地帯が現れ、北側は滑川の絶壁なので南側を巻き気味に雪面とハイマツを辿って下っていくが、雪がバリンズボリと潜り始める。結構な急斜面のバリズボ。胸まで浸かるのもあり。時折霧の中から朧に見える独標らしき高まりまでの間に、地形図に無い上り下りのバリズボ樹林の細い尾根が見える。五時前になって、標高2520mのイグルー適地で泊まることにする。イグルー作っている間に霧が晴れ、檜尾岳西面や三の沢岳南面、それに木曽御岳や北アルプスが眺望できた。日の落ちる間際の空の色も美しかった。
イグルーの雪は、グサグサのグラニュー糖雪のイマイチブロックだが、深い層にしまり雪を掘り当てて、なんとか完成。仕上げをして、出入り口の蓋ブロックを最後に切り出していたら土台のイッコを切ってしまい、まさかの屋根崩落。気を取り直して10分ほどでまた屋根を作り直した。晩飯後の検討会議で、標高差300mを下るのに二時間もかかっていたのでは、明日中に下山が出来ないだろうと、木曽側への下山を諦め、登り返してロープウエイから帰ることを決める。せめて3日を用意して攻めるべきだった。
翌朝は泥沼のように潜ったシャビシャビの雪はカキ〜ンと凍り、1時間ちょっとで三ノ沢岳まで登り上げてしまった。結氷した諏訪湖の上を歩くよう。ずっとこれだったら貫徹も出来ただろうが、終日これが見込めるわけではない。きのうはよく見えなかった独標と蕎麦粒岳が見下ろせた。倉本までの長い尾根も。しかし、やはり低い方の山頂に向かっていく計画はあまり気分が沸かないものだ。以前松が読んだという、服部文祥氏の若い頃の、下から辿った記録のようなベクトルが本来いいのだが、日数と忍耐を要する。腰弁が週末に挑める話ではないだろう。愛する三ノ沢岳山頂で長々と名残を惜しみ、遠方の山を眺め、千畳敷目指して帰還する。最後はバックステップのちシリセード。切符売り場で再び片道キップを買うと、切符売の男は山をやるとの事で、我らのハマった雪の事情をよく知っていた。今年の木曽側はことさら雪が少なくて、しかも少し前、悪い雨が降ったという。標高が低くなるに連れバリズボになるだろうと。「山は千畳敷から上だけではないのだ」ということをよく知る人にこの場所で会えてちょっと安堵した。
駒ヶ根駅前のソースカツ丼屋で、井上井月(せいげつ)の由来が書いてあり、人間失格旅暮らし俳人井月が、駒ヶ根で30年も逗留して、墓もあるらしいことを知る。
駒ヶ根駅前には花崗岩で作ったタタミ一枚ほどの精密な中ア、南アの立体模型地図があり、感慨に浸る。

感想/記録

 長く寝かせた計画にいよいよ手を付けた。
 まずはこの尾根に執着したキッカケを思い出してみたい。
 この尾根、とは中央アルプスいや、木曽山脈の主脈ちょい外れに位置する三ノ沢岳から南西に派生する長く個性的なコブ尾根で、倉本駅から空木岳を目指すクラシックルート「倉本道」がその尾根を横切る。
 日本登山大系にもその記載が無いところを見ると、やはり2000年頃に地図から見出した一本のはずだ。なお、その登山大系には主脈に対して「前衛」の山と表記され沢ルートが幾本も紹介されている。地図を一見すれば判ることだが、これ位に面白そうな尾根もそうざらにはない。槍ヶ岳そばの硫黄尾根ほどに派手さはないものの、秘めた何かがそこにはある。キニバ岩、蕎麦粒(そばつぼ)岳、独標2338.7m、中三ノ沢岳、そして盟主三ノ沢岳。
 地図で見出してすぐ後に交流を持った服部ブンショウ氏が、全く驚くべきことにこの人気ないラインを辿ったことがあると言い、その死を賭した(!)単独行記録を投稿した岳人誌クロニクルのコピーを送って貰ったのだったが、我が家の書架の何処ぞに存在すると思しきブラックホールへと吸い込まれて今や見出せない現状である。ブンショウ氏には、地図を睨んでこの手のラインを見出すのが得意な山仲間がいたと、何かの文章で読んだからその線からの実践と想像する。
 また氏は、岳人誌2013年1月号「ニッポンの冬山 憧れスタンダード」P.35にも「三ノ沢岳蕎麦粒尾根」として記載を忘れなかった。ただ、私が調べた範囲の古い地図に「蕎麦粒尾根」の記載が見出せないところから、服部氏独自の呼称だろう。同行の米山氏が送ってくれた古い資料にもその呼称はやはり無かった。

 三ノ沢岳、知る人ぞ知るという程の山ではないかもしれないけれど、百名山の傍に立つこともあって二百名山でも三百名山でもない山のため誰もが知る山ではない、かもしれない。けれどもこの山の容姿や殊南西面から見上げるその量感から、最も好きな山に挙げる御仁も居るようで、その富士型で何事にも動じない雰囲気を醸すこの山を、私も個人的に好む一人である。
 その三ノ沢岳には15年前の2003年6月に、奥三ノ沢から立ち伊奈川を下降するという満足度のかなり高い山行を米山氏と成した。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-21132.html
 私や廣川健太郎氏も推したその伊奈川を、服部氏と共に取材でトレースした(岳人誌@号)故若月武治氏が直後に拙宅を訪れたことも単なる偶然の所業にない。
 件の尾根途上の「独標」には2014年10月にダブル石氏の同行を得て萩原沢遡行から立った。独標は登られることの極めて少ない山で、また登路とした萩原沢は記録を殆ど見掛けない骨っぽく実に味わい深い渓谷だった。その際、仕事都合で同行の予定が立たなくなった米山氏と、今回再度目指すことと相成った。今度は独標に立った上で蕎麦粒岳に立とう、キニバ岩にも是非接近したい。その蕎麦粒岳にもまた、特別格好の決まった写真がある。

 以上が山行に出掛けるまでに編んだ文章で、この段ではかなりの見込みで山行の成功を楽観していた。
 だが、甘くはなかった。

 果たしてその試みは失敗した。
 下山時など気抜けして歩が捗らなかったほどだった。再試行の心持になる機会を得ることが今後あるだらうか。

 けれども今こうして気持ちを整理すると、不思議と満たされた心持の自分をも感じる。それは何故か、追って書き付けたい。
【2018.3.14 記録書きました】
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この記録へのコメント

登録日: 2014/9/28
投稿数: 1421
2018/3/13 18:00
 三ノ沢岳立派な山ですよね
yoneyamaさま maachanさま こんばんは

3月10日は、朝、中央高速が通行止めであったせいか、
週末というのに、比較的空いていていたようですね。
天気も良くて何よりでした。

3月7日に木曽駒に登りましたが、そこから見る三ノ沢岳が立派で感激いたしました。
こんな堂々とした山が、百名山はともかくとして、なぜ二百名山や三百名山に選ばれないのか不思議に思いました。
しかし、そんな名山に選定されていないからこそ、本当の山好きを魅了する山岳なのかな?俗化しない分、返って、幸運な山なのかもしれないですね。
私は、三ノ沢岳はまだ未踏ですが、今度是非行ってみたいと思いました。
登録日: 2007/5/15
投稿数: 5605
2018/3/13 21:27
 みぱぱさんRe: 三ノ沢岳立派な山ですよね
木曽駒から見る三ノ沢岳は、滑川の侵食が削り込んで、すごく格好いいですよね。おなじく三ノ沢岳から見る駒ケ岳も、滑川の彫刻がすごく良いのです。木曽駒、他からみると、クジラみたいですが。人が来ないのも、価値のうちです。

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