若丸山

日程 | 2018年03月27日(火) [日帰り] |
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メンバー |
![]() |
天候 | 快晴 |
アクセス |
利用交通機関
R417の徳山ダム湖の最奥,塚白椿隧道を出たところにある塚駐車場に駐車した.トイレがあるが,朝は冬季使用禁止になり封鎖されていたが,下山して来ると封鎖が解かれ使えるようになっていた.
車・バイク
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|
地図/標高グラフ

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コースタイム [注]
- 日帰り
- 山行
- 7時間42分
- 休憩
- 40分
- 合計
- 8時間22分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 残雪期なので状況は毎日変わるため,なんとも言えない.日々刻々と雪が解けて藪が出てきているので,藪漕ぎが趣味の方でなければ,あと1,2週間の間に登ることをお勧めします. |
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その他周辺情報 | 最も近い自販機は,徳山ダム,徳山会館かな. |
過去天気図(気象庁) |
2018年03月の天気図 [pdf] |
装備
個人装備 | 長袖シャツ 長袖インナー ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 雨具 靴 ザック 輪カンジキ アイゼン ピッケル 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 携帯 時計 サングラス タオル カメラ |
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写真
感想/記録
by yokota1967
今日は代休である.R417の横山ダムから北の冬季通行止めが解除されたこともあり若丸山に登ってきた.若丸山は,奥美濃の山の中でも登頂に難しく,いったん登頂すると360度の絶景が望めることで有名な山である.今回の我々のルートは残雪期以外では酷い藪漕ぎを強いられるため,日帰りは結構きつく,ヒン谷を詰めて登るルートもあるがそれなりの上級者コースである.最も楽に登るには残雪期に我々のルートで登るしかないが,R417の冬季通行止めの解除のタイミングから数週間しか猶予がない.時間が経つにつれて,藪を覆っている積雪や雪庇が無くなり藪漕ぎの割合が増えて次第に登頂が困難になるため,良いタイミングを見計らうしかない.先週,通行止めが解除されたため,先週末に登ることができたのであるが,自転車のライドに参加表明してしまっていため,代休の今日に登ることにした.
5時に岐阜市内でいつものパートナーdonkoyamaさんと待ち合わせし,若丸山登山口に向かう.岐阜市内から徳山ダム湖の最上流部までは結構遠い.準備を済ませると登山開始は6時半過ぎになってしまった.日の出は5:45ぐらいなので,もっと早くてもよかったが,まあ大丈夫だろうと踏んでいた.入山口は塚白椿隧道の出口である.R417はこれ以降,冠山峠に至る林道になるが,現在,トンネルを建設中であり,完成したらR417となり福井県に行くことができる.塚白椿隧道の出口には,トイレと駐車場がある.その駐車場に駐車し,尾根に取り付く.当然のことながら急である.雪がところどころ残り雪解け水が流れているため,滑りやすく難儀する.赤リボンがつけられているため,それなりに使われている感じがある.支尾根について一安心であるが,まだ主尾根への登りが待っている.ここも滑りやすく,ピッケルを頼りに登りきる.
主尾根に取り付いたら,あとは快適な尾根歩きである.雪が残っているので,雪の上を進むのも良し,雪を避けて土の上を行くのも良しである.この辺りは藪は濃くないため,登りは土の上,下りは雪の上を行くのが良い.左にヒン谷,その向こうの尾根を見ながら尾根道を進む.木々の間から冠山や金草山,また冠山から若丸山に至る稜線上のいくつかの立派なピークも見える.863mのピークを越えたあと,三等三角点「梨ヶ平」897mへ分岐するピークに至る.ここは間違えずに左に90度曲がり若丸山に至る尾根を進む.ここを間違えると「梨ヶ平」を経て塚白椿隧道の入口に降りてしまう.
この分岐ピークからは,積雪のない激下りであった.一通り降りてしまえば,雪庇を進むのも良し,避けて地面を進むのも良しの快適な尾根歩きである.藪はそれほど濃くないため,好きな方を選べばよい.長い尾根歩きをすると,916mのピークに至る.ここまでくると若丸山本峰を明確に視野に収めることができ,若丸山に十分な雪が残っていることを確認し,若丸山南東尾根に取り付く急斜面を登れそうな気がしてくる.1072mピークを越えたあたりではすでに雪庇が崩落していた.ピークの向こう側だったので見えなかったのである.この辺りが本日,最も藪漕ぎを強いられたところである.とは言っても激藪というほどではない.
藪漕ぎを終えると若丸山南東尾根に取り付くための急登が始まる.木曽駒ケ岳の千畳敷カールのような感じである.最大傾斜45度ほどであるが,積雪があるので自ら雪面にステップを切って登れるが,積雪がなかったらきっと無理であろう.後ろからついてくるdonkoyamaさんの足幅に合わせて確実なステップを切って登る.面倒であるが,結局,これがパーティ登山で最もスピードを上げるコツであろう.若丸山南東尾根に取り付くと景色は一変する.白山などの北側の眺望も得られるのである.能郷白山も眼前に見える.それほど風もなく快適なハイキングにより若丸山山頂に至る.
若丸山山頂には積雪はなく,ここだけに春が来た感じである.樹木もないため,それこそ360度遮るもののない完璧な眺望が得られる.この日は,ほぼ快晴で,前日までPM2.5か黄砂のせいか霞んでいた景色が嘘のように澄み渡った眺望であった.近くの山は分かるが,遠方の山々までいちいち山座同定する気が起きないほどである.我々は,山飯は作らない主義なので,山頂でも行動食を食べ,写真を撮り,景観を楽しんだあとは,すぐに下山である.さっぱりしたものである.千畳敷カールでは,一部分,転んだらやばいかなというところはあったが,ほとんどは,転んでも尻セードするほど滑らないかなという感じに雪が腐っていた.私は,このくらいの山と時期ではズボンはいつもジャージなので,尻セードをしたらお尻がべじゃべちゃになるのでやらない.登山靴でスケートをするように降りる.
予報では,平地での最高気温は20度を超える.山でも気温が高くなってきたが,もともと雪が締まっているため,それほど歩きにくくはない.結局,本日は,ワカン,アイゼンを持って行ったが,終始,ツボ足で通した.アイゼンの必要はないが,ワカンは付けても良かったかも知れないが,ところどころ土の上の藪の中を歩かないといけないため,もしかするとワカンは邪魔になるかもしれない.ピッケルは必須であった.急登の藪の中,千畳敷カールではダブルストックではちょっと心もとない.無雪期であっても,非登山道の急登ではピッケルが意外に役立つ.水は1リットル持って行ったが,ほぼすべて飲み切った.これからの時期は,もっと多くの水が必要である.
5時に岐阜市内でいつものパートナーdonkoyamaさんと待ち合わせし,若丸山登山口に向かう.岐阜市内から徳山ダム湖の最上流部までは結構遠い.準備を済ませると登山開始は6時半過ぎになってしまった.日の出は5:45ぐらいなので,もっと早くてもよかったが,まあ大丈夫だろうと踏んでいた.入山口は塚白椿隧道の出口である.R417はこれ以降,冠山峠に至る林道になるが,現在,トンネルを建設中であり,完成したらR417となり福井県に行くことができる.塚白椿隧道の出口には,トイレと駐車場がある.その駐車場に駐車し,尾根に取り付く.当然のことながら急である.雪がところどころ残り雪解け水が流れているため,滑りやすく難儀する.赤リボンがつけられているため,それなりに使われている感じがある.支尾根について一安心であるが,まだ主尾根への登りが待っている.ここも滑りやすく,ピッケルを頼りに登りきる.
主尾根に取り付いたら,あとは快適な尾根歩きである.雪が残っているので,雪の上を進むのも良し,雪を避けて土の上を行くのも良しである.この辺りは藪は濃くないため,登りは土の上,下りは雪の上を行くのが良い.左にヒン谷,その向こうの尾根を見ながら尾根道を進む.木々の間から冠山や金草山,また冠山から若丸山に至る稜線上のいくつかの立派なピークも見える.863mのピークを越えたあと,三等三角点「梨ヶ平」897mへ分岐するピークに至る.ここは間違えずに左に90度曲がり若丸山に至る尾根を進む.ここを間違えると「梨ヶ平」を経て塚白椿隧道の入口に降りてしまう.
この分岐ピークからは,積雪のない激下りであった.一通り降りてしまえば,雪庇を進むのも良し,避けて地面を進むのも良しの快適な尾根歩きである.藪はそれほど濃くないため,好きな方を選べばよい.長い尾根歩きをすると,916mのピークに至る.ここまでくると若丸山本峰を明確に視野に収めることができ,若丸山に十分な雪が残っていることを確認し,若丸山南東尾根に取り付く急斜面を登れそうな気がしてくる.1072mピークを越えたあたりではすでに雪庇が崩落していた.ピークの向こう側だったので見えなかったのである.この辺りが本日,最も藪漕ぎを強いられたところである.とは言っても激藪というほどではない.
藪漕ぎを終えると若丸山南東尾根に取り付くための急登が始まる.木曽駒ケ岳の千畳敷カールのような感じである.最大傾斜45度ほどであるが,積雪があるので自ら雪面にステップを切って登れるが,積雪がなかったらきっと無理であろう.後ろからついてくるdonkoyamaさんの足幅に合わせて確実なステップを切って登る.面倒であるが,結局,これがパーティ登山で最もスピードを上げるコツであろう.若丸山南東尾根に取り付くと景色は一変する.白山などの北側の眺望も得られるのである.能郷白山も眼前に見える.それほど風もなく快適なハイキングにより若丸山山頂に至る.
若丸山山頂には積雪はなく,ここだけに春が来た感じである.樹木もないため,それこそ360度遮るもののない完璧な眺望が得られる.この日は,ほぼ快晴で,前日までPM2.5か黄砂のせいか霞んでいた景色が嘘のように澄み渡った眺望であった.近くの山は分かるが,遠方の山々までいちいち山座同定する気が起きないほどである.我々は,山飯は作らない主義なので,山頂でも行動食を食べ,写真を撮り,景観を楽しんだあとは,すぐに下山である.さっぱりしたものである.千畳敷カールでは,一部分,転んだらやばいかなというところはあったが,ほとんどは,転んでも尻セードするほど滑らないかなという感じに雪が腐っていた.私は,このくらいの山と時期ではズボンはいつもジャージなので,尻セードをしたらお尻がべじゃべちゃになるのでやらない.登山靴でスケートをするように降りる.
予報では,平地での最高気温は20度を超える.山でも気温が高くなってきたが,もともと雪が締まっているため,それほど歩きにくくはない.結局,本日は,ワカン,アイゼンを持って行ったが,終始,ツボ足で通した.アイゼンの必要はないが,ワカンは付けても良かったかも知れないが,ところどころ土の上の藪の中を歩かないといけないため,もしかするとワカンは邪魔になるかもしれない.ピッケルは必須であった.急登の藪の中,千畳敷カールではダブルストックではちょっと心もとない.無雪期であっても,非登山道の急登ではピッケルが意外に役立つ.水は1リットル持って行ったが,ほぼすべて飲み切った.これからの時期は,もっと多くの水が必要である.
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- 若丸山 (1286m)
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この記録へのコメント
投稿数: 6782
詳細なレコありがとうございました。
眺望も素晴らしく良いですね。
ここも林道開通したら行ってみたいと思ってた所です。
とりあえず蕎麦粒山を先に行きましたけどw
藪も随分でてるようですね。
暖かい日が続いてるから迷いますね。
お疲れサマでした。
投稿数: 11
昨晩は酒飲んで疲れ果てて早々に寝てしまいました.
蕎麦粒山にすでに登られたのですね.早速,レコード拝見しました.
渡渉の部分に橋が掛けられていたのですね.よかったです.
しかも,その近くまで車で行けたとは...
若丸山もお勧めです.今週末なら,まだましかと...
私は,久しぶりにクライミングしてきます.