霊仙山 榑ヶ畑から 降りは南西尾根を巡る

2018年03月30日(金) [日帰り]

• GPS: 04:04
• 距離: 12.2km
• 登り: 1,054m
• 下り: 1,057m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:44
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:04

6:41 榑ヶ畑登山口
6:46 6:49 山小屋かなや
6:52 6:52 汗ふき峠・榑ヶ畑道二合目
6:58 6:58 榑ヶ畑道三合目
7:01 7:04 大洞谷源頭
7:07 7:08 榑ヶ畑道四合目
7:15 7:16 榑ヶ畑道五合目・見晴台
7:24 7:27 榑ヶ畑道六合目
7:32 7:33 榑ヶ畑道七合目・お猿岩
7:41 7:42 榑ヶ畑道八合目・お池
7:57 7:57 経塚山
8:01 8:05 霊仙山避難小屋
8:09 8:09 経塚山
8:19 8:20 霊仙山最高点
8:28 8:28 霊仙山
8:49 8:49 南霊仙
8:57 8:57 近江展望台
9:28 9:28 笹峠
9:57 9:58 今畑登山口
10:04 10:04 落合登山口
10:34 10:35 汗ふき峠・榑ヶ畑道二合目
10:39 10:39 山小屋かなや
10:45 10:45 榑ヶ畑登山口
10:45 ゴール地点

天候

晴れ　（春霞）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

榑畑登山口に駐車帯

コース状況／危険箇所等

榑畑からの登りは概ね明瞭。
7号目：お猿岩からはどこでも歩けるような台地が続くので視界の悪い日は注意。
南西尾根からの下降路も特に迷うこと無し。
落合から先の沢筋は何度かの渡渉有り。

その他周辺情報

落合付近で道路の復旧工事をしていますが通行者は通してもらえます。

写真

3/30 6:36

春は久しぶりの霊仙山
熊さんのテリトリー

3/30 6:36

林道工事で広くなってますね

3/30 6:40

榑畑の廃村跡地。
石垣が当時を偲ばせます

3/30 6:43

ほどなくかなや。
以前は無人販売のジュースが冷やされていましたが、今はやって無いのかな？

3/30 6:48

ここまで3組ほどに道を譲ってもらい先行する事に。
一登りで視界は開け

3/30 6:48

あっという間に汗拭き峠
「大して汗もかかないけど」等とこの時は思ってました。

3/30 6:52

歩きやすい尾根道

3/30 6:55

岩通しの道を抜けると

3/30 7:08

視界も開けて風が心地良い

3/30 7:12

五合目、見晴台

3/30 7:12

滋賀方面を望む
少し霞んでます

3/30 7:13

斜面には鹿3頭
（拡大しないと分からない？）

3/30 7:18

視界良好快適な登り
何だか草木が少なくなった気が・・・

3/30 7:21

6号目

3/30 7:21

鳥の朝の囀りを聞きながらの登りは疲れを感じません

3/30 7:21

山腹をトラバースして行くとその先に・・・

3/30 7:24

ドーン！と近江の景色。
山向こう、海の様に見えるのが琵琶湖

3/30 7:26

もう、この時期になると春霞が掛かってしまいますね。

3/30 7:26

反対側は霊仙の山裾

3/30 7:27

カレンフェルトも増えてくるとそろそろ

3/30 7:29

7号目、お猿岩
台地のへりに到着

3/30 7:29

琵琶湖側

3/30 7:29

滋賀県側北部

3/30 7:29

ここから一気に霊仙の眺望が開ける。

3/30 7:29

頂上は台地上に開け、開放感抜群！

3/30 7:30

快適なトレイルが続きます。

3/30 7:32

1ヶ月で雪は殆ど無くなりましたね。

3/30 7:36

所々に石灰岩が顔を覗かせ

3/30 7:36

なだらかな台地は続きます

3/30 7:36

右手に頂上付近を眺めながら

3/30 7:37

お虎が池と雪渓
池は少し氷が張ってる所あり

3/30 7:37

夏場も枯れないのは、地形と地下の地質がすり鉢状の条件を満たしているのでしょうね。
故に昔から貴いのでしょうか？鳥居が立派

3/30 7:38

池の南側の雪渓には穴が・・・

3/30 7:38

シンクホールの様に吸い込まれて行ってる・・・
伏流水となって麓を潤すのでしょうね

3/30 7:40

山の植生は以前に比べ枯れてる印象

3/30 7:41

その分見晴らしは最高ですが

3/30 7:41

鹿さん達が増えたのが原因でしょうか？
雪渓をシルエットに3頭、右にもう2頭居ます

3/30 7:43

それにしても良い景色。
カレンフェルトのグレーと雪の白
台地の山吹色と空の青

3/30 7:43

コントラストが素晴らしい

3/30 7:43

そして鹿さん

3/30 7:49

どこでも歩けそうなこの感じが素晴らしい。
道迷いには注意ですが・・・

3/30 7:51

北には伊吹山

3/30 7:51

もう殆ど雪は無いようですが立派な山容

3/30 7:51

右手にうっすらと御嶽山じゃなくて・・・白山？

3/30 7:53

ほどなく経塚山着

3/30 7:53

最高点辺りが一番雪渓が残っている様ですね

3/30 7:58

避難小屋に寄り道します

3/30 7:59

立派な避難小屋
ここで水分補給

3/30 8:01

経塚山を巻いて最高点を目指します

3/30 8:06

この辺りで立派な角を持った雄鹿が右に横切る。
雌と小鹿の群れは左に走っていった。

3/30 8:06

少し歩くと15頭ほどの群れがこちらを覗き込んでいました。
（写真右上）

3/30 8:08

最高点へのアタック開始

3/30 8:08

右手の第二高点への雪渓ルートも気持ち良さそう。
踏み抜きそうでこちらにしましたが、まだ歩けそう？

3/30 8:10

北を振り返って経塚山と伊吹山。

3/30 8:10

アップで避難小屋

3/30 8:15

ほどなく本日の最高点

3/30 8:15

標高1098m

3/30 8:16

南に鈴鹿山脈。
藤原岳と御池岳

3/30 8:23

最高点からは南西尾根を巡るつもりでしたが
少し寄り道することに

3/30 8:24

近江側の眺望開けた第二高点
標高1083m
奥が琵琶湖

3/30 8:25

頂上から目を南へ転じる。
南西尾根に向かうのにどこでも歩けそうなので、このまま下降して登り返すことにする。

3/30 8:35

けもの道を息を切らしながら尾根に出る。

3/30 8:35

すり鉢状の道を上り返してきました

3/30 8:38

最高点方面
カレンフェルトびっしり！

3/30 8:38

南西尾根は岩尾根なのでバランス取りつつ、
夏場のアルプス等への岩場歩きの練習に・・・なりませんかね？

3/30 8:46

南霊仙は登らずトラバースしてみます。

3/30 8:46

今日は晴天なので問題無いけど、雨が降ったら滑りやすいので、その時は登り返しでも尾根道の方が良さそう。

3/30 8:46

南に続く鈴鹿山脈

3/30 8:52

近江展望
ようやくここで人に出会う

3/30 8:53

1000mそこそこの山とは思えないアルペンチックな景色

3/30 9:04

でも少し目を転じると遠くに町が見えてほっとしたりもする

3/30 9:04

木々の隙間から赤い屋根が見える。

3/30 9:05

藤原岳と御池岳。
次はあそこに登ろう。

3/30 9:05

肉眼だと頭蛇ヶ平の鉄塔も見えます

3/30 9:15

800m程から木々も増え

3/30 9:15

足元に優しいトレイルに変化

3/30 9:16

落葉広葉樹の森

3/30 9:17

これから葉をつけるのですね

3/30 9:21

それまでは見通しの良い道

3/30 9:21

カモシカ、イノシシ、サル、シカには会うけど熊はなかなか会えませんね

3/30 9:28

600m程から杉の植林

3/30 9:32

尾根通しを掘割の道

3/30 9:36

落ち葉の絨毯

3/30 9:36

フッカフカ

3/30 9:43

石垣跡

3/30 9:43

建物が見えます

3/30 9:43

山の中に結構立派な建物ですね

3/30 9:44

お寺でした。

3/30 9:44

白雲山　宗金寺
「白雲山」ってどの山？
霊仙の異名？

3/30 9:46

石垣が結構沢山残っていて当時の隆盛を偲ばせます。

3/30 9:53

お寺を下ると登山ポストが

3/30 9:54

舗装された道に出ました。

3/30 9:58

落合の集落

3/30 10:02

地山工事中

3/30 10:03

渓流沿いを進みます

3/30 10:05

砂防ダムを抜けて渡渉を繰り返し

3/30 10:10

壊れた丸太橋を渡り

3/30 10:25

渓流を離れ

3/30 10:25

急な坂を四つん這いになったりロープを頼りに急登する

3/30 10:30

汗拭き峠に戻ってきました。
これは汗かくわ・・・・
ここで最後の水ガブ飲み

3/30 10:40

一気に下って登山口の林道へ。
良い山旅だった。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-1 オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ

感想

トム

久しぶりの春の霊仙に登って来ました。
天気にも恵まれ多少の霞がかってましたが素晴らしい眺望。
残雪の残るこの時期は歩きやすくて涼しくて開放感抜群。
後半の南西尾根歩きは高度感も有り、岩歩きと少しの緊張感。
それを超えるとブナ林に癒され廃村を巡ったりと変化に富んだトレイル。
山歩きの魅力を凝縮したような最高のひと時を過ごす事が出来ました。

多くの野生動物にも会える山ですが、今回はカモシカ、イノシシには出会えずシカが増えてる印象を受けました。
以前は植物がもっと青々と背も高かった印象ですが、これは早春の雪融け時期だからそう感じたのかもしれません。

鈴鹿の山の中では最もご無沙汰してしまっていた霊仙でしたが、独立峰的なこの山の良さを再確認する山旅となりました。