丹沢縦走/大倉〜塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜檜洞丸〜西丹沢
- GPS
- 14:25
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,559m
- 下り
- 2,284m
コースタイム
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 5:26
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 9:14
天候 | 4/7 曇り、4/8 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8:55 渋沢→9:10 大倉(210円): いつになく空いていて乗客は10名だった。 ◆復路 15:40 西丹沢自然教室→16:54 新松田(1180円): 西丹沢自然教室を出る段階では乗客は10名程度だったが箒杉で満席、更に細川橋でも10名程乗車。やはりこの路線は始発で乗るに限る。 http://www.syonan-bus.co.jp/pdf/rosen/timetable/20171005_sa.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 蛭ヶ岳から檜洞丸の間は道標が少ないが迷う程ではない。 危険箇所としては鬼ヶ岩、蛭ヶ岳からの下りが挙げられる。 またツツジ新道も長い急坂の下りになるので膝への負担が掛かりやすい。 ◆登山ポスト 大倉で提出。西丹沢ビジターセンターにも登山ポストあり。 |
写真
感想
下の廊下を目指したい会の今年2回目の山行はみやま山荘泊で丹沢縦走。やっぱり小屋泊りの経験は不可欠ですから。2日目に蛭ヶ岳を越えて西丹沢へと起伏の深い稜線を越えていく厳し目の行程でしたが、好天にも恵まれ実に楽しい稜線闊歩の山行を味わえました。
【1日目】
金曜日は平地でも強風強雨で週末はどうなるかと危ぶんだが風も雨も止み澄んで穏やかな土曜日の朝を迎えた。やや風は残っているが家から駅へ向かうバスからも久しぶりに富士山と丹沢の山々がくっきりと見えた。待合せ場所の渋沢でも表尾根の山々が手に取るように解る。良い週末になりそうな予感。予定通りに全員集合し、バスに乗るとガラガラでこれまた良い予感。春の週末にも関わらず塔ノ岳までも登山者が少なくて自分達のペースで歩くことができた。
先週も大倉は桜満開だったけど今週もシダレザクラが咲き目を楽しませてくれる。大倉尾根に入っても色々な花々が咲き出していて春爛漫を感じる。のんびり登って言ってもそれなりに暑くなり観音茶屋で一枚脱ぐが見晴茶屋の上で風に吹かれて寒くて再度一枚羽織ったが、ずっとこんな感じで体温調節に忙しい一日だった。ウィンドブレーカーを着たり脱いだり、その下に一枚着たり脱いだり、手袋を着けたり取ったりと。富士山は早朝のようなくっきりとした姿はもう見せてくれなかったけどそれでも堀山の家の上から丹沢山まで望むことができた。
塔ノ岳の山頂の強風は前々回のヤビツ峠からの山行でIさんにはトラウマになったようだが今日も十分に強風だった。塔ノ岳まで一直線の登りに喘ぎながら到着しても余裕を持って休憩もできない。記念写真だけ撮って早々に丹沢山へと踏み出す。途端に人が少なくなる。ここからは緩やかに下って日高、竜ヶ馬場を超えて丹沢山に至るまったりとした稜線ルートだ。竜ヶ馬場で休憩を取って余裕を持って最後の登りをクリアして丹沢山山頂にでた。
塔ノ岳の山頂も丹沢山の山頂も一つのクライマックスだったけど今日のもう一つのクライマックスは山小屋へのお泊り。勿論下ノ廊下へ行くにもテント泊と言う選択肢は一般的にはあるもの我々パーティにはそんな余力は無いので小屋泊りは必須条件。故に小屋泊り体験も必須条件になる訳。まあ無事に一通り学習できたとは思うのだけれど、早く着いたので飲み出しも早く酔いもほどほどに早く、夕飯時には既に記憶の半分はどこかに行っている状態なので学習したことを覚えているのか、少し疑問も感じています。寝付きにくさ(僕は全然感じないけど)も含めてきちんと経験にはなったと思いますが。
【2日目】
夜半風も強くなった時間もあるがほぼ平穏に夜明けの頃を迎えた。5時にランプが電灯に替り、それで起床することにした。外に出ると寒暖計は-6℃を指し足元は長い霜が立っている。富士山はと見ると雲ひとつ無い空にくっきりと美しい姿を浮かべていて今日一日の好天が約束されていると感じた。
朝ご飯は予定よりも早く5:20からだったが出発は計画の6:00から10分遅れて6:10になった。出発が予定通りだと1時間前のバスに乗れた可能性もあるので支度の要領については本番に向けて要改善ですね。みやま山荘のおかみさんが何回も「頑張ってくださいね」と声をかけてくれるのにOさんは「そんなに頑張らないといけないルートなんだ」と再認識したようだ。小屋を出ると快晴の空。富士山を正面に望みながらの稜線闊歩。最初に大下りと不動ノ峰への登り返しがあるが休養十分なので展望を楽しみながら余裕で乗越す。丹沢山から蛭ヶ岳の稜線は本当に楽しい。鬼ヶ岩は一つの試練だったけどやっぱり克服すべきものがあることが解った。次回山行はこの辺りを重点にすべきかな。
蛭ヶ岳でも360°の展望を楽しむことができた。でも西丹沢までの核心はこれから。臼ヶ岳、神ノ川乗越、金山谷乗越、檜洞丸とアップダウンが続いて最後に1000mの下りが待っている。臼ヶ岳、金山谷乗越で小休止を取りながら着実に進む気持ちで青ヶ岳山荘に至り、ここで大休止。IさんとOさんが小屋で水を買おうとしたら小屋番さんはもう下山しており、料金は良心箱に投入する仕組みで結構戸惑ってしまった。その直後に水3Lをボッカして来た女性が小屋番さんが居なくて途方に暮れて結局その水を我々が頂いてしまった。
檜洞丸山頂を踏んでからは下り一辺倒。ツツジ新道は初めての人には名前にそぐわない登山道と思えるようだ。最初のうちは14:40のバスに乗り中川温泉で一風呂浴びていこうかと話していたが展望台の辺りで非現実的な感じになり、1時間遅らせることを提案した。急いで故障が出てしまうのが一番怖い。何しろみんなほぼ同級生だから中高年の高に近づいているのは一緒だ。自重が必要。とスピードを緩めるとみんな周りの花を愛でる余裕が出たようだ。ミツバツツジ、ミツマタ、ヤマザクラ、スミレ、ツバキ、ヤマブキとまあ春爛漫をみんな楽しむことができた。
さて次はどこに行きますかねぇ?今回の山行で距離とか累積標高はまあ十分自信が付いているのではと思う。だけど足りないところも明らかになったので、やっぱりその辺りの強化プランを持って行かないといけないのだろうなぁ。でもみんなだいぶん自信がついたと感じる。
こんばんは(^^)
レコを読ませていただき、あ!もしや?と思ったらやはり、あの4人グループの方々だったんですね。
私達も、たくさんのトレランの方の中からオレンジ色のお兄さんに注目していました。別格の走りでしたよね。
2日目の蛭ヶ岳へのコースは写真も文章もとても詳細に記載されているので参考になります。
岩場もありミツマタも咲いていてバリエーション豊かなコースですね。
下の廊下を目指してらっしゃるなんてすごいですね。
これからもお互いに安全で楽しい山行を重ねて行きましょう(^^)
こんにちは。山行記録拝見しました。
楽しさ一杯が伝わって来ました。
堀山の家の顔出しパネルはやっぱりやっとくべきだったと半分後悔してます。(笑)
丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸と辿るルートは表尾根とは景色も植生も違い丹沢の別の面が感じられます。
これからも山旅を楽しんで行きましょう。
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