谷川岳(土合駅→西黒尾根→一ノ倉岳→茂倉岳→土樽駅)


- GPS
- 09:55
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,737m
- 下り
- 1,796m
コースタイム
西黒尾根登山口5:44
ラクダのコル7:52
9:10トマの耳9:32
9:46オキの耳9:55
一ノ倉岳10:58
茂倉岳11:19
茂倉岳避難小屋11:36
矢場ノ頭12:42
土樽駅15:04
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:上越線の土樽駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日に雨が降ったせいか茂倉新道の土道が非常に滑りやすかった。 登山ポストは土合駅、土樽駅にそれぞれ有。 土樽駅の水道は飲料不可。 |
写真
感想
小学生の頃の夏休みは毎年のように富山のおばあちゃんの家に遊びに車で行きました。その時に必ず通ったのが長い関越トンネル。トンネル前後のサービスエリアは必ずトイレに立ち寄ったものです。その関越トンネルを自分の足で乗り越えてみたくなり、国境越えのルートにしました。
前日に土合駅に着いて、仮眠。自分1人かと思ったものの、他に3組ほどいました。
月明かりの中を出発。30分ほどアスファルトの道を登って登山口に着きました。ここから山と高原地図で言うところの「日本有数の急坂」がある西黒尾根へ。
登り始めからなかなかの段差がある坂道に少し驚きました。登山道も濡れ気味でちょっと歩きにくかったです。それでも久々のテント装備ではない登山とあって体は軽く楽でした。
登り始めて1時間半ほどで見晴らしがよくなって、天神平方面がはっきり見えました。紅葉も比較的しっかり発色しており、前の週の涸沢の紅葉よりははるかにきれいでした。続いて登る分にはそれほど恐怖を感じない鎖場を越えたところで、トマの耳、オキの耳がはっきり見えました。見えているのでもうすぐかと思いきや、ここからが思ったよりも登りが続き、登れど登れどなかなか近づいてくれないピーク。
長い石ころごろごろのエリアを過ぎて、笹原の道になって少し登ると、肩の小屋が見えて、頂上はすぐ。この日は雲が多く、太陽の光が差し込む時間が短かったが、富士山や八ヶ岳を認識できるぐらい遠望はしっかりしていた。頂上から眺める万太郎山方面の縦走路があまりにもきれいで、次来るときは肩の小屋へ泊まって、こちら方面を縦走したいです。
頂上から一ノ倉岳へ向かって下る道が濡れ気味ということもあって、非常に気を使うところでした。鞍部では水たまりができており、グニャグニャな土を踏んでいくのはあまり気持ちのいいものではありませんでした。ここからの一ノ倉岳への登りはなかなか急登でしたが、長くはないので助かりました。それでも汗びっしょりになってしまいましたが。
一ノ倉岳からは気持ちのいい縦走路。こういう道ならずっと歩いていたいくらいです。谷川岳から見ると、一ノ倉岳から茂倉岳はすぐ着きそうなイメージですが、思ったよりもキョリはありました。茂倉岳からこの日の最終目的地である土樽駅を見下ろすことができましたが、ものの3分と経たないうちにあっという間にガスに巻かれてしまい、何も見えなくなってしまいました。
少しテンションが下がった上に、滑りやすい葉っぱや土で覆われている登山道は非常にやっかいでした。土で滑って転んでしまいました。ガスが晴れない中を慎重に下って、矢場ノ頭付近でようやく遠望が見えてきた上に、このあたりの紅葉が非常によかったです。
矢場ノ頭からの下りは太い木の根が張り出してる中を越えていくような登山道で、屋久島を一瞬思い出してしまいました。濡れていてさらにやっかいな道でした。さらに下るとものすごく滑る泥のせいで2度ほど転んでしまいました。足をのせなければいけない窪地が滑るのですから、どうしようもありませんでした。泥の当たりでは小刻みに進むことを心がけましたが、普段あまりやらないことをしたせいかこんどは左の膝が痛くなってきました。こんなことは始めてでした。それだけ道の状態が悪かったのでしょう。
長い下りを抜けたところで14:30だったので、なんとか乗りたい列車には間に合いそうになったので一安心しました。道を歩いていると、車に乗った心優しい人が駅まで送るという大変ありがたいお誘いをしてくれたのですが、どうせなら自分で歩こうと思い、お断りしました。土樽PAや川端康成の雪国に出てくるトンネルを見物しながら土樽駅に無事到着。待合室に入ると登山客だらけでした。
土合駅の見学、西黒尾根登り、谷川岳の紅葉狩り、上越国境越えとやりたいことが色々できて満足のいく山行でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する